映画感想を中心とした管理人の戯言です。
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>




RECOMMEND
【19-041】貞子 ★★☆☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
もういい加減にしろよと思いつつ、大好きな「リング」シリーズなので一応貞子を観てみた。

心理カウンセラーである茉優(池田)の勤め先に、警察に保護された少女が入院してくる。
記憶を失い名前も言えない彼女のカウンセリングにあたる茉優だが、周囲で奇怪な現象が頻発する。
同じころ、茉優の弟で動画クリエイターの和真(清水)は、アップロードした映像の再生回数が伸びないことに焦りを感じていた。
そこで、死者5人を出した火災の起きた団地に侵入し、心霊動画を撮ろうとする。


まあ、「貞子」っていうタイトルなので、当然貞子は出てきます。
皆が知っている貞子は井戸の中で死に、その怨念が地縛霊のように井戸に棲み付き、そこから呪いを伝播させるためにビデオ映像の力を借りて増殖しようとする霊です。
そしてこの映画。ハッキリ言って「貞子」と名乗り、「あの貞子」の見栄えは健在だが、もはやその行動に一貫性が無く・・・というか映画全体がとにかく散漫です。

まず掴みは1人の幼女。
ネグレクトされ、頭のおかしな母親が部屋に火を放って心中(?)を計られたものの、生き残ったという設定ですが、この子が「貞子の生まれ変わり」と母親から言われ、謎の超能力(「キャリー」的なサイコキネシスね)も駆使するキャラです。
しかし、結論から言ってしまうと、この「生まれ変わり」設定は何ら深掘りされる事無く放置。超能力も山村志津子の千里眼と通ずるものはあるが、話としては全く膨らまず、設定の無駄遣いでしかありません。

一方、主人公の茉優の弟が謎の失踪。最後に訪れた場所が件の放火部屋という事で貞子に連れ去られた?みたいな話になっていますが、もうこうなると単なる「どこにでも出る幽霊」に成り下がってます。
いちおう「親から愛されずに育った悲しい子供」がターゲットという理由もありますが(例の幼女もその条件には当てはまる)、肝心の貞子は山村志津子に早死にされたと言う事はあっても、決してネグレクトされていたというほどでも無く、なぜ急に愛を知らずに育った子を呪おうとするのか、意味が分かりません。

極めつけは元祖「リング」の登場キャラでもある倉橋(佐藤仁美)の前に出てくる貞子です。
ハッキリ言って、倉橋の前に貞子が登場して呪い殺そうとするシーンは全く必然性がありません。
ズバリ!「リング」でおなじみのあのシーン(死に顔)やこの描写をもう1回撮りたかっただけの無駄シーンです。
だって倉橋は孤独な子じゃないし、「リング」に出てきたと言っても例のビデオは観ていないし(だから今まで生きてた)、20年ぶりに襲う理由は皆無なのです。

そんな感じで「幼女」「倉橋」「茉優の弟」といったあたりがターゲットになっていながらも全然「線」として繋がってないので話としては退屈極まりないお話になってしまいました。がっかり。
ただ、少しは良かった所もあります。
・池田エライザが予想以上にカワイイ。
・池田エライザの「驚き顔」(怖がり顔)はなかなかの出来。スクリーム・ヒロインとしては十分合格。
・池田エライザにニット(タートルネック)着せすぎてどのシーンも殿方のお客さんの視線はおっぱいにしかいかないのは良いのか悪いのか・・・・
・池田エライザのラスト。病院の寝間着みたいのを着てるけど、ブラをしてる形跡がどこーー??と色めき立つww。
・池田エライザの・・・あーーっ、もういい。色々と池田エライザが良かったという事だ!
・子役の目の芝居はなかなか良かったし、ともさかりえのキチガイっぷりも良かった。
・和真チャンネルの動画は、どれもこれもクオリティ〜が・・・。まあ、アクセス数稼ぎしよう!というきっかけなので、これも必要か。

と言う事で、見所は池田エライザだけです。
あ、予告編で流れてた「きっと来る♪」のカバーは本編では流れません。ちょっと聞いてみたかったんだが・・・。

◆パンフレット:800円

貞子

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-040】コンフィデンスマンJP(ちょいネタバレ) ★★★★★
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
内容が自分好みだったコンフィデンスマンJPを鑑賞。

詐欺師のダー子(長澤)、ボクちゃん(東出)、リチャード(小日向)は、欲にまみれた者たちから大金をだまし取ってきた。
香港の裏社会を牛耳る女帝ラン・リウ(竹内)を新たなターゲットに定めた三人は、彼女が持っているはずのパープルダイヤを奪うために香港に行く。
なかなかランに近づけずに苦戦する中、天才詐欺師のジェシー(三浦)が同じく彼女を狙っていることがわかり、さらにダー子に恨みを抱くヤクザの赤星栄介(江口)が不穏な動きを見せる。


こちら、元はTVドラマです。映画公開に合わせてSP版も放映されていました。
内容的に好きなタイプだし、長澤まさみも好きなんですが、もはや最近「TVドラマ」を観る事が極めて少なくなってきたため、この作品も全くドラマは観ておりません。
と言っても知識ゼロではキツイかな?と思ったので、おおよそのキャラ情報とかは事前に予習してから鑑賞しました。

結果、とても面白かったです。
恐らくドラマを観ている人には楽しめる要素も幾つもあったかもしれませんが、それはあくまでも「コネタ」の域なので、本編の理解にはさほど影響無いのでは?という印象です。

話としては、金持ちを騙して宝石取ろう(詐欺っちゃおう)と言う話なんですが、この手の「コンゲーム」ものってのは、ほとんどが最後になって「実は全部お見通しでした」って事でひっくり返る話なんですよね。
有名なコンゲーム映画の「スティング」もそう。それまでのドラマは全部コンフィデンシャルマンが仕込んだ事だったっていうオチね。
でも、この映画は「詐欺しました」「でも相手はそれをお見通しであり、むしろそれをきっかけに逆に仕掛けてる」というドンデン返しに加え「詐欺師側は相手がお見通しなのも想定内。だから逆に騙されたふりをしてやっぱり騙す」みたいな「裏の裏の裏」まで突いてくるので、どこまでがガチでどこからがマジなのかが最後まで分かりません。
まあ、いくらなんでもそれだけ複雑に絡み合った話が「全部想定内です」ってのは無理があるってもんなんですが、そこは映画。面白ければいいので、それほどリアリティは重要でないでしょう。

そんな騙し騙されの内容ですが、1つこの映画で感心したのは、余計な煽りコピーで宣伝を打たなかった事です。
ハッキリ言って、この内容なら「開始5分、あなたは既に騙されてる」的なコピーを使ってもおかしくないと思うんです。
いや、もっと言うと、予告編が既に壮大な騙しになっているんですよね。
でも、そういったコピーが全く無かったので、最後の最後になって「そこからもう騙しだったの!?」と意外な内容に驚ける。
コピーのおかげで変な先入観とか無く観る事が出来たのは良かったです。

全編通してそんな感じのコンゲームで飽きさせないし、長澤まさみの弾けたコメディエンヌぶりも楽しいし、織田梨沙が「秘密 THE TOP SEACRET」とは違ってとてもカワイイし、江口洋介の悪役っぷりも面白い。
更にTVドラマの出演者がチョイ役で出てくるのも豪華(個人的にはビキニの佐津川愛美が見れて嬉しいが、ビキニが少し生乳サイズより大きいので隙間が開いて見えそうでハラハラしたww)なのも楽しい。
要するに、飽きる事無くずっと面白かったという事なんです。
映画でコレを観ちゃうと、今からドラマを見返したくなるな・・・(いちおうFODの会員だから観れるかな?)

最後に・・・この映画、エンドロール後にお楽しみのオマケシーンがあります。(本編内容とはほぼ無関係)
「前田敦子wwセンターじゃないwww」「織田梨沙イケるやん!」「長澤まさみww歳が・・ww」って色々と楽しいので、ぜひ席を立たずに最後までスクリーンを凝視してください。

◆パンフレット:800円

コンフィデンスマンJP

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-039】殺人鬼を飼う女 ★★☆☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
封切りから少し遅れて地元横浜での上映が始まったので殺人鬼を飼う女を観てきた。

ビストロで働く美人のキョウコ(飛鳥)には、幼少時に義父から受けた性的虐待によるトラウマがあった。
彼女の中にはキョウコを愛するレズビアンの直美(大島)、尻軽女のゆかり(松山)、小学生のまま変わらないハル(中谷)という人格が共存していた。
ある日、マンションの隣の部屋の住人が憧れの小説家だと判明し、キョウコは好意を持つ。


原作小説アリの話で中田秀夫監督と言う事で、規模的には完全にC級レベルだけども、内容的には意外としっかりしてるのでは?という期待と、R18+の要素がどこにどの程度あるのか(グロか他の要素か・・)など。多少なりとも期待しておりました。

が、結論から言うと、期待外れの薄っぺらい話でした。
全部で4人の人格があり、それぞれキャラ設定はハッキリしているものの、まず小学生人格のハルは出番がほとんど無く、完全に空気です。
で、肝心の「殺人鬼」は誰かと言うと、ゆかりになるのかなぁ・・・っていう所がまずモヤっとします。
一応は「本来の人格」はキョウコと言う事になるんだけど、何をきっかけに直美やゆかりが出てくるのかもハッキリしないし、何のスイッチが入ったら相手を殺すのかも分からん。
殺人に関しては、過去に自分に性的虐待を負わせた父の姿を男にダブらせて、やらせるだけやらせた後に殺すものと解釈していたが、あの鬼ババ母を殺すのは単なる個人的な一時的な感情だったとも言え、あまり行動に一貫性は無いようにも見える。
それならば無差別殺人鬼なのかというとそこまで極悪でも無く。。。とやっぱりスッキリしません。
と言う事は、R18+的なグロは…と言うと、それもほぼありません。

ではこの映画の見せ場は何か?というと、ズバリ「エロ」でした。
R18+もエロ対象にしたレイティングとハッキリ言えるほど序盤から執拗な濡れ場が多いです。
その対象は主に飛鳥凛なんですが、副人格の方々もハル以外は脱いでます。
で、ただ脱いでるわけではなく、冒頭から乳首を画面いっぱいアップ(乳は「中の小」だけど乳首は「大の小」くらいで終始ピンコ勃ちしてるのがエロイです)で映される事から始まり、やたらと激しい喘ぎ声+粘膜びちょびちょ音という聴覚刺激と、全裸で腰を振りまくるほどの乱れっぷりの視覚刺激がとにかくネチっこいです。
「ホワイトリリー」に続いての飛鳥凛&中田秀夫ですが、元々はロマンポルノ出身の中田監督なので、まあこういう路線もアリなんでしょうかね。

と言う事で、尺も83分と短い映画ですが、サイコホラーを期待するよりも、外見はそんなにエロ女優に見えないのに脱ぎまくる飛鳥凛を観たい方はぜひどうぞ。

◆パンフレット:販売無し

殺人鬼を飼う女

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-038】轢き逃げ −最高の最悪な日−(ネタバレあり) ★★★★☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
非常に地味なキャスティングだが、内容に惹かれて轢き逃げ −最高の最悪な日−を観てみた。

とある地方都市。大手ゼネコン勤務の宗方秀一(中山)は、副社長の娘・白河早苗(小林)との結婚も控え、公私共に順風満帆だった。
ある日、親友の森田輝(石田)を助手席に乗せて結婚式の打ち合わせに向かおうと車を走らせていたところ1人の女性を轢き、そのまま現場から走り去ってしまう。
刑事の柳公三郎(岸部)と前田俊(毎熊)は捜査を開始する。


その名の通り、轢き逃げを題材としたお話です。
ざっくり言うと、前半は轢き逃げした側中心に、そして後半は轢き逃げされた女性や家族を中心とした「被害者」中心です。
この手の話で加害者側に優しいというか希望を持たせる展開なら認められんなと思っておりましたが、全体的にはそういう事は無く、とても楽しむ・・というと変ですが、映画として満足できる内容ではありました。

まずは良かった所から。
前述のように、加害者側に厳しい事はもちろん、被害者側に少しでも救いのある話になればいいとは思ってましたが、そういう観点で見所・泣き所が2つあります。
1つは娘が突然亡くなりながらも取り乱すことなく静かに娘を見送ろうとしていた母親(壇)が、父親(水谷)がかけられた「ある一言」をきっかけに糸が切れたかのように号泣してしまうシーン。
もう1つは、加害者と結婚したばかりだと言うのに「轢き逃げ犯の妻」になってしまった女性に対して母親(こちらも壇)がかけた「ある一言」で我慢できずに泣き崩れる妻のシーンです。
彼女たちは何も悪く無いのに、被害者側と加害者側という立ち位置の違いはあっても突然地獄に落とされた悲劇の人たちですが、少しでも救われる内容になってたのは良かったと思いますし泣けました。

と、普通ならそこでもう5点満点上げてもいいんですが、この映画は「それはねーよ!」というアララな所が散見され、それがマイナス要素となってしまいました。
その最大のエピソードが轢き逃げ車の助手席に乗っていた「犯人の親友」である輝という男だ。
事故当時、「"こんな事"で人生棒に振る事無い」と運転手に言って逃げた時点で胸糞悪いキャラだったのはいいんです。
しかし後半にこの輝の悪事として「被害者の女とは合コンで知り合った仲」で、その女を休業中のカフェの前に立たせ、そこを秀一(犯人)に車で通りかからせる事で(死なない程度の人身事故になる事を期待して)「困った顔が見たかった」という裏があった事が分かったが、幾らなんでも稚拙でむちゃくちゃな話過ぎて白けてしまいました。
いやいや、そこに女を待たせたって、普通に考えれば車に当たる可能性は低いし、仮に接触くらいしたとしても、同乗している自分は面が割れてるんだから「あれ?待ち合わせたあなたが何やってるの?」って事になるでしょ?
しかも肝心の事故場面では落としたスマホを取るために座席の下に潜り込んでたとか、意味が分かりません。
挙句の果ては、そういった裏の動機が明らかになるやいなや「再逮捕」とか盛り上がっちゃってたけど、いったい女をカフェの前に立たせてた(それだけで殺害の意思無し)だけで何の罪になるのか、これも意味不明です。
この動機の告白を境に、輝が秀一に対してただならぬ感情を持ったサイコパスという事も分かるが、その壊れっぷりの少々大袈裟に感じました。

その秀一と輝ですが、まあ親友であり、結婚式の司会をも買って出るほどの親密な仲とは言え、結婚直前に2人で遊園地に行ってはしゃいだり海で戯れたり・・っていうのがもう「おホモだち」みたいなBLみたいなものに見えてしまって何だか気色悪かったです。
その後に急にサイコパス化されてもねぇ・・・。

更に更に、所々変なシーンも散見されるのですよ。
この秀一・輝の勤める建設会社は、醜い派閥争いもあり、秀一(副社長の娘と結婚)とその上司(副社長と対立する専務の息子)の仲が良くないのはまだいいとしても、その上司とやらが社内で従業員の目がある中で秀一の胸ぐらを掴んで「お前ら会社の風紀乱してんじゃねーよ!」と凄むシーンに至っては「お前が一番乱してる」「パワハラ万歳」とツッコまずにはいられません。

他にも気になるのが被害者娘が持ってた「日記帳」です。
いやいや、今時の娘があからさまに「DIARY」とか書いたノート持って日記付けますか?普通ならスマホとかSNSに書くでしょ。
でも、スマホは無くした設定なので仕方なくなのか、日記帳と言う・・・。
何か時代に合っていない気がして違和感しかありませんでした。

ついでにもう1つ。
秀一と早苗の「新婚初夜」の描き方がねぇ・・・。極めて昭和的というか、別の意味で観ていて恥ずかしくなります。
(本当は他にも「水谷豊が輝の家に忍び込むシーン」や「輝に見つかった後の格闘シーン」や「輝&水谷豊の追跡劇シーン」など、ことごとく突っ込まずにはいられない2人の関係が笑っちゃうほど・・って所もあるんですけど、くどくなるので割愛)

何か「良かった所」よりも「何じゃこりゃな所」の方が盛り上がってしまいましたが、繰り返しですが全体的には自分は満足できているので、言うほど悪くは無いはずなんですが、思い出される事はツッコミどころばかり・・・という不思議な映画になりました。
一般の評価は今イチな感じですが、あなたはどう見ましたか・・??
(個人的には、岸部一徳刑事の淡々とした感じと、可哀想な新婚妻の小林涼子は見る価値ありと思っています)

◆パンフレット:820円

轢き逃げ −最高の最悪な日−

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-037】映画 賭ケグルイ ★★★★☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
出演者が自分好みの映画 賭ケグルイを初日から鑑賞。

政財界有力者の子女が通っている私立百花王学園では、ギャンブルの勝敗によって生徒たちの階級が決められていた。そんな学園に、蛇喰夢子(浜辺)という少女が転入してくる。
学園を支配する生徒会は、リスクを負うことで至上の喜びを得るギャンブル狂の彼女を警戒し、腕に覚えのあるギャンブラーを刺客として送るが、ことごとく倒されてしまう。
そこで生徒会は、百花王学園史上最大のギャンブルバトルを開催する。


原作はコミックです。⇒読んでません。
アニメ化もされています。⇒観てません。
実写ドラマ化(深夜枠放送)されてます。⇒Season1/Season2ともに全話ガッツリ観ています!

という状態で映画を観ましたが、結論から言うと満足できました。
話としてはドラマの続き・・・と言いながらもコミックには無いオリジナルの脚本ですが、特に違和感は感じません。
有り得ない設定に有り得ない内容。でもいいんです。そんなフィクションを楽しむのが映画ってもんですからリアリティ云々はナンセンスです。

このお話の見どころは2つあって、1つはタイトル通り「賭け」にまつわる心理戦等のゲーム要素。
そしてもう1つは強烈過ぎるキャラクターの個性とそれを際立たせる大袈裟な演出(顔芸だったり台詞回しだったり)です。

前者のギャンブル話については、ちょっと映画の尺の割には出てくるゲームが少なく、ギャンブルゲーム描写を楽しみにするとちょっと消化不良化もしれません。
後者のキャラについては、ドラマからの流れも当然踏まえており、コミック的な顔芸と名台詞の数々を楽しむ事が出来ます。

ただ、ゲーム要素と強烈キャラも、本筋の上に乗っかってる要素でしか無く、本筋自体はギャンブルバトルを中心としながらも「生徒会」「ビレッジ」「その他無所属」といった軍団抗争の側面もあり、安心安全のセオリー通りと言う流れではありません。
正直、いくつものゲームを行っても、結局夢子が勝ち上がってシャンシャンかと思ってました。
しかし実際は全く違う「えっ?そうなっちゃうの?」的なオチに驚かされます。
どんな展開かはネタバレなので伏せますが、自分はああいう流れも大いにアリだと思いました。
ただ、最後の「デュアルクラッシュポーカー」は、誰がどの札を出しているのかが分かりにくい所は難点でした。ルールはシンプルなんですけどね。

さて、お楽しみのキャラについて、簡単にコメントを。
浜辺:今回はもちろん今までのキャラを通しながらも「受け」の芝居が印象的でした。夢子の冷ややかな視線は大好きです。
森川:もともとこういったぶっ飛びキャラはお手の物(と勝手に思ってる)だけに、大袈裟な顔芸も迷いがありません。
福原:ある意味、この映画で一番弾けています。今まで大人しい(または真面目)役が多めでしたが、いい意味で裏切られました。
エライザ:今回も存在感はあっても見せ場は少ないです。今後があれば、夢子VS綺羅莉のガチンコ勝負が観たいです。
松田:ドラマから一貫しての「あのキャラ」です。見せ場は少な目かな。
万理華:まさに少年のようになった万理華は見せ場はあるも、クライマックスでああなるのは万理華推しにとっては残念。
    ちなみに松村沙友理はほとんどチョイ役程度のため、乃木メン同士の絡みにはなっていません。

オープニングからドラマと同じ「一か八か」と言うのは気分が上がるし、劇中のビレッジのアジト(?)が「カメラを止めるな!(又は欅坂46「もう森へ帰ろうか」MV)のロケ地と同じとか、個人的には面白ポイントも目立ったので、満足度は高かったです。

果たして、この映画の続きは作られるのか?(ドラマ?映画?)という事も気になりますが、できれば同じキャストで続いて欲しいものです。

◆パンフレット:800円

賭ケグルイ

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-036】愛がなんだ ★★☆☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
深川麻衣出演というのを目当てに愛がなんだを鑑賞。

28歳の会社員・テルコ(岸井)は、マモル(成田)のことが好きになって以来、仕事や友人がどうでもよくなるほどマモル一筋の生活を送っていた。
一方、マモルにとってテルコは、ただの都合のいい女でしかない。
ある日、二人は急接近しテルコは有頂天になるが、突然マモルからの連絡が途絶えてしまう。


この映画は、どちらかと言うと・・と言うより、明らかに女性向けでしょう。
男から見ると、この「テルコ」って女は本当に「都合のいい女」でしかないです。とりあえずキープはしておきたいみたいな。
何でこんな男にぞっこんになるのか、男から見ると全く分からないんですが、女からみるときっとこういう優男風のダメンズ好きっていう気持ちは分かるんでしょうかね。

そういう話なので、男(ましてや中年)から見ると、全編通して全く感情移入は出来ず、逆に根は良い子のテルコがなんでこんな男に夢中になっていくのか、決して幸せとは言えない状況に満足しているのか、正直イライラする所も多いです。
コレ、女性から見るとどうなんですかね?「分かる分かる」なのか「ムリ!」なのか分かれそうですね。

そんな「優ダメ男」の成田凌は、クソっぷりが見事にハマっており(褒め言葉)、何とも言えぬ存在感を出していました。
そしてお目当ての深川麻衣。
乃木坂での「聖母」イメージや、同じ今泉監督のパンバスのキャラとは少し違って今風の女子をそつなく演じていたと思います。
岸井ゆきのとの長回しの喧嘩シーンは見所たっぷりです。

恐らく万人受けする内容では無いでしょう。
むしろ「何だコイツ」という反応をする人の方が多いんじゃないかとすら思える映画ですが、果たして共感できるのか?
もし共感できる女子が居るとしたら、その人は「男にとって都合のいい女」なのかも?

◆パンフレット:800円

愛がなんだ

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-035】ハロウィン ★★★☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
何度目のハロウィン!?と思いつつ、ホラー好きとしては観ないわけには行かないハロウィンを鑑賞。

1978年のハロウィン。精神科病棟を脱走し凄惨な殺人事件を起こしたマイケル・マイヤーズは、「ブギーマン」と呼ばれ恐れられた。
唯一生き延びたローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)は、病院に収容された殺人鬼が再び現れることを想定しその時に備えていた。
そして事件から40年後のハロウィン前夜、精神科病棟から患者を移送する車が事故を起こし、マイケルは逃亡してしまう。


ハロウィンと言えば、もちろんオリジナルのカーペンター版は観ているし、ロブ・ゾンビ版のハロウィン&ハロウィンIIも観ていますが、今回の作品は、カーペンター版から40年後という「正統派の続編」と言えるでしょう。
そうなると、もちろんオリジナルのローリー役のジェイミー・リー・カーティスが登場という事ですが、40年後というだけあって、役柄は「お婆ちゃん」です。
でも、老けこんでいる訳では無く、端から見れば「ちょっと頭がアレな婆さん」に見えても、内面はいまだにマイケルと対峙する時に備えて気を抜いていない戦闘的な婆さんです。
そんな婆さんと娘、孫娘と3代に渡ってマイケルに狙われる事になりますが、話としては完全に「マイケルVSローリー」の1点に絞られます。

でもねぇ・・・これってジェイソンもそうなんだけど、もはや不死身設定モンスターなだけに、どれだけ完勝しようとも、絶対に「完全勝利」にはならない事が分かっているので、オチが見えてる話を見せられている気がして、今いちハラハラ度合いが上がってきません。
マイケル自身がマスク以外の個性が無いのも話が広がらない要因の1つと思うのですが、あまりいじっちゃうと、もはやマイケルでは無くなっちゃうし、長く続く定番シリーズ故のジレンマがあります。

とは言え、クライマックスのローリー家でのマイケル対決はそれなりに見所はあります。
普通ならあのラストなら今度こそマイケルの息の根を・・・と思えるんですが、やっぱりそうは行かない・・のか??と、観る人が想像するのがいい展開ですかね。
ここまで来たら、更なる続編は厳しい(話に変化が付けにくい?)と思いますが、果たしてどうなるマイケルの行く末・・・。

それにしても、この映画といい、予告編で流れた「チャイルド・プレイ」と言い、ホラー映画も頭打ちでリメイクが多くなってきてしまうのですかね??
まあ、それはそれで一通り見てしまうのがホラー好きの自分の性なんですけどね。
(他にもそういうホラーマニアはたくさん居るはず)
リメイクはいいですけど、何かちょっとでも現代版ならではの要素を入れて欲しいと思いながら「チャイルド・プレイ」は楽しみにしております。

◆パンフレット:800円

ハロウィン

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-034】映画 としまえん ★★☆☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
劇場公開に先駆け、完成披露上映で映画 としまえんを鑑賞。

高校時代から仲がいいメンバーで「としまえん」にやってきた女子5人組は、うわさになっていた“としまえんの呪い”を軽いノリで試すと、身の毛もよだつ現象に襲われてしまう。
呪いを解き遊園地から脱出しようとするが、仲間は一人ずつ姿を消していく。彼女たちは呪いが高校時代の出来事と関係があるのではないかと考える。


この映画は、としまえん遊園地をテーマにした楽しい映画・・・では無く、としまえんを舞台にした都市伝説ホラーです。
「古い洋館の扉を叩くな」「お化け屋敷で返事をするな」「秘密の鏡を覗くな」という掟を破ったものはこの世から姿を消して・・という王道な流れ。
と言うか、ズバリ言っちゃうと・・・・「あまりにも普通すぎる!」「何の捻りも無い」という印象です。

この手の話は、セオリーとしては「ある人の怨念がその場所に棲み付き、ある条件を満たした者を襲う」なんだけど、まさにこの通りの展開です。
で、その「怨念」というのがどういう内容で、どれだけの恨みなのかという所もポイントなんだけど、この映画は、ズバリ!・・・「弱い」です・・・。
正直、これでは都市伝説ホラーになってないんじゃないかと思うくらい弱いです。

そして、この手の映画のポイントとして挙げられるのが「被害グループの面々の個性(キャラ)」です。
いい娘が居たり(だいたいその娘が生き残る)、ビッチな女が居たり、オタク男が居たり、イケメン好青年が居たり(最後の方で残念ながら死んでしまう事が多い)というようなセオリーがあると思うのですが、今回は女の子5人組。
5人だったらだいぶハッキリとキャラ付けできそうなものだけど、どうも「特に明確なキャラが無い普通の娘」も居たりして、何だかもったいないです。

そんな感じで、上映前の舞台挨拶で小島藤子ちゃんが「"ホラー映画あるある"が詰まっている」と言っていましたが、それは裏を返せば「観た事あるシーンばっかり」を意味します。(実際、その通りです)
こういうキャストだと、当然の事ながら過剰なスプラッター(残酷)シーンは期待できないため、話の内容こそ命と言えますが、そういう意味ではガッカリと言わざるを得ません。
少なくとも、自分のようなホラー映画マニアには物足りないと思います。
唯一良かったのは、この映画をユナイテッドシネマとしまえんで観た事。
映画中でもいきなりこの映画館がロケ地で出てくるし、としまえん現地も目と鼻の先。
どうせ見るならとしまえんで観た後に遊園地をプラプラとロケ地巡礼するのもいいかもしれません。

なお、エンドロールの後に続きのシーンがあります。
その都市伝説の掟を破った後にどうなったか・・・みたいなオチがありますので、席を立つのは厳禁ですぞ。

◆パンフレット:完成披露上映時点では未販売 公開されてからわざわざとしまえんに再度買いに行きましたが販売無しでした・・・。

映画 としまえん

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-033】ザ・バニシング−消失− ★★★☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
知る人ぞ知るサイコ・サイコサスペンスの傑作と言われるザ・バニシング−消失−を観てみた。

旅行でオランダからフランスに来たレックスとサスキアは、途中でドライブインに立ち寄るが、サスキアが謎の失踪を遂げてしまう。
それから3年の月日が経過し、レックスはたった1人で彼女の捜索を続けていたが何一つ手掛かりをつかめずにいた。
ところが彼のもとにサスキアを誘拐した犯人らしき人物からの手紙が頻繁に届くようになる。


日本では、キーファー・サザーランド主演で「失踪」というタイトルの映画が公開されているが、それはリメイクの方でオリジナルはこちらです。
タイトルの通り、1人の女性が「消えた」という話ですが、犯人は早々に面が割れているので、「何故?」という事と「サスキアはどうなった?」という点が気になりつつ進んで行く展開です。

自分もこの映画の評判は聞いていたんですよ。
DVDも廃盤で、中古品は5ケタのプレミアがついている。さぞかし恐ろしいサイコホラーなのかとハードルを思いっきり高くして観たのですが、正直なところ期待外れでした。

この要因はズバリ「直接的な恐怖シーンの無さ」でしょう。
何せこの映画、殺人はもちろん血の一滴も出ないんです。
演出でハラハラドキドキさせるとか、音楽でジワジワ怖さを盛り上げるという事もあえてしていない。
犯人は筋金入りのキチガイ野郎なのかと思ったら、かなり善良な一般人で、且つ拉致に関しては失敗ばかりでなかなかうまく行かないというポンコツぶりである。
外見も冴えない中年という感じで、おおよそサイコキラーには見えないんです。

しかし、そういう「一見して普通の善良なオジサン」が一枚皮をはがすと恐ろしい一面を持っているのは怖い事だし、動機にしたって「やったらヤバい事は分かってるけどやらずにはいられない」という変な欲望を持っているからという常人には理解できないものなのです。

一方の拉致される女は、見た目などは特段美人とかカワイイという事も無いごく普通の女子です。
ただ、ちょっとだけ優しかったのが災いして、本当はキチガイなサイコオヤジの毒牙に自ら引っ掛かりに行く形になったのは不運としか言い様がありません。

そんな失踪から3年、犯人らしき人物からレックスの元に手紙が・・・という流れによって、終盤は「レックスの運命は?」「サスキアの行方の謎は解けるのか?」という所が見どころですが、まあバッドエンドでしょうね。
さらに、その後に映し出される犯人オヤジの目つきが「次は何をしようとしているんだ?」と思わせる事で恐怖感を煽っています。

そんなわけで、淡々と静かに普通のおじさんが拉致監禁、そして・・という事をする恐怖を描いた作品ですが、繰り返しますが直接的なホラー描写は皆無で、途中、物語が硬直するところもあるため、入り込めないと単に退屈な映画に成り下がる気がします。

どうもキューブリックの「今まで観た中で一番恐ろしい」というコメントで過大評価されている気もしますが、そういった他人の評価に惑わされずに、ぜひ自分の目で見て、自分の五感で恐怖心の有無を感じ取ってほしいものです。
この手の映画なら、自分はウィリアム・ワイラー監督の『コレクター』の方が断然好きだなぁ・・・。

◆パンフレット:500円

ザ・バニシング−消失−

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【19-032】ショーン・オブ・ザ・デッド ★★★☆☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
オブザデッドものには目が無い自分が見逃していたショーン・オブ・ザ・デッドをようやく鑑賞。

ロンドンの家電量販店で働くショーン(サイモン・ペッグ)は、その無気力さに嫌気が差した恋人のリズ(ケイト・アシュフィールド)から別れを告げられてしまう。
次の日、落ち込んだショーンが目覚めると、街は大量のゾンビであふれかえっていた。
ショーンは、愛するリズを救うため、エド(ニック・フロスト)と一緒に立ち上がる。


まあ、ゾンビ映画マニアならその名を知らぬ人は居ないけど、劇場公開された訳でも無いので、意外と観ている人は少なめなのでは?と思うのは自分が未鑑賞派だからでしょうか。
そんな自分は、内容に関しては「コメディ仕立て」という事以外は情報は無く、「さぞかし面白いんだろうな」と勝手にハードルを上げて観ました。

結果・・・・ちょっと期待しすぎました・・。

ゾンビ映画ベースなのに主人公たちが「ゾンビの世界になってる」という事になかなか気づかないおとぼけや、ゾンビへの攻撃としてLPレコードを投げつける(投げる前に、投げていいLPかどうかのチェック付き)といったあたりはクスリと笑えるが、全編通してさほど大きな笑いは起きず(実際、劇場内も笑い声は僅かでした)、お笑いの爆発度としてはちょっと足りない感じです。

その一方で、いちおうはゾンビものと言う事でそれなりな残酷シーンはあります。
コメディだしB級だし・・と思って期待してませんでしたが、ゾンビ映画としてのホラー度はまずまず及第点でした。
そんな映画のオチは、目新しさは無いものの、いちおう綺麗に(ハッピーエンドとして?)幕引きされています。
どんな結末化は書きませんが、安心してご覧ください。

と、ここまで「物足りない」的な評価を連ねてきましたが、音楽に関してはなかなか胸熱な気分になり、かなりのプラス要素でした。
冒頭の方と最後の最後には、本家「ゾンビ」で使われていた曲が流れるのはもちろん、序盤でベイスターズ山崎康晃のテーマ曲でもある「Zombie Nation」が流れたり、極めつけはクイーンの楽曲ですよ。
2018年に日本で話題になった映画のいいとこ取り(「カメラを止めるな!」+「ボヘミアン・ラプソディ」的な)しているようで、観ていてウキウキできました。

と言う事で、旧作なので劇場にまで出かけなくてもレンタルで済ませられるかもしれません。
ゾンビ+QUEENのコラボを体感せよ!

◆パンフレット:販売無し

ショーン・オブ・ザ・デッド

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
new old
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
LINKS
PROFILE
OTHERS
SEARCH