2016.11.23 Wednesday/04:36 |
【16-129】デッドクック ★★☆☆☆ |
category: 2016年の映画レビュー | author: moeru-movie |
1日だけの限定上映だったデッドクックを鑑賞。
謎の試食会の招待状…それは、カリスマ料理研究家・井頭静香(安部)からのものだった。
料理専門学校生フミカ(羽宮)は、喜んでそれに出席しようとするが、背後から何者かに襲われ、意識を失う。
目覚めた場所は、閉ざされた廃墟。同じく静香に招待された4名の男女がいた。
「殺し合って生き残った者だけが私の料理を食べることができる」。狂った静香の死のゲームが開始される。
低予算のホラー(スプラッター)で、キャストもほぼ無名。尺も1時間程度。それは分かっていたので、特に高いクオリティーは求めていませんでしたが、何か工夫と言うか「楽しませる要素」は期待しておりました。
が、そういった観点では正直言って不十分だったかなという感想です。
話としては、ちょっと強引な解釈をすれば「フェノミナ」+「SAW」+「八仙飯店之人肉饅頭」を少々という感じ。
「フェノミナ」ってのは、異常な息子の為に人を殺す母親っていう意味でね。
で、話ってのは、拉致された5人のうち、生き残った1人だけが逃げられる(ようするに「●●ゲーム」系の要素もある)という事で仕方なく殺し合うといものです。
そんな短尺の映画なのに、なんと冒頭20分が無料公開されております。
で、1人目はかなり呆気なく逝き、2人目も転んで頭ぶつけて消え、「早過ぎワロタwww」と思ったら、その頭をぶつけた男は生きていたとか、もう何でもありです。
そのうち、主催者の年増の女が台車で死体を運び出す姿を目の前で見ておきながら手も足も出さないとか、消火器でボコボコに頭を殴られても死なないとか、生きるか死ぬかの勢いに任せて、フミカちゃんをヤっちゃおうとするとか(まあ、気持ちは分かるよ。デカパイがチラチラするカットソーみたいの着ちゃってるからね)
一方、主催者女は、死体を運ぶと息子のためにそれを捌いていきます。
このへんがこの映画のグロ的な見せ場になっていますが、自分にとっては「グロい」というより「レバーとかホルモン食べたいな♪」という感情が出てきてしまうシーンになっちゃってるのは、映画が悪いんじゃなく、恐らく自分がおかしいんでしょう。
そんなこんなで殺し合うんですが、まあ当然のように羽宮ちゃんが死ぬはずもなく、体力的には圧倒的に不利でも、ここぞと言う時に繰り出される「必殺股間蹴り」のおかげで生き延びます。
そんな羽宮ちゃんをヤっちゃおうとしてた男も死んだはず・・・・なんですけど、何かいつのまにかフェードアウトしてたような・・・なんかハッキリと「死んだ!」っていうシーンあったっけなぁ??(意識飛んでたか!?)
そして、自分はてっきり「子度は羽宮ちゃんがあのデブのパンイチ息子」のために食肉を調達する人になっちゃう(理由なんか何とでもこじつけちゃって、カルトホラーの「センチネル」みたいなオチにするワケですよ)という予想をしてましたが、そういった意外性も薄いまま終わりました。
結局ね、「デッドクック」ってんだから「人肉調理」をもう少し前面に出す(その狂気を表に出して欲しい。単に血糊べっちょり、はらわたぐっちょりにすればいいってもんじゃない)事で登場人物の危険度も際立つわけなんだけど、肝心の母子の狂気っぷりが薄かったのが残念でした。
最後に、この映画、多くのシーンで背景にBGMとして音楽(インストゥルメンタルでなく詞付きの「歌」)が流れているのです。
製作陣はそれがイケてるとアピールしているみたいだけど、自分は「画に音が馴染んで無くて鬱陶しいな」と感じました。
まあ個人の好みと言えるので、気にならない人は気にならないでしょうけど(むしろ「好き」っていう人も居るでしょう)、どう感じたでしょうか?
◆パンフレット:販売無し(チラシ手配りあり)
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謎の試食会の招待状…それは、カリスマ料理研究家・井頭静香(安部)からのものだった。
料理専門学校生フミカ(羽宮)は、喜んでそれに出席しようとするが、背後から何者かに襲われ、意識を失う。
目覚めた場所は、閉ざされた廃墟。同じく静香に招待された4名の男女がいた。
「殺し合って生き残った者だけが私の料理を食べることができる」。狂った静香の死のゲームが開始される。
低予算のホラー(スプラッター)で、キャストもほぼ無名。尺も1時間程度。それは分かっていたので、特に高いクオリティーは求めていませんでしたが、何か工夫と言うか「楽しませる要素」は期待しておりました。
が、そういった観点では正直言って不十分だったかなという感想です。
話としては、ちょっと強引な解釈をすれば「フェノミナ」+「SAW」+「八仙飯店之人肉饅頭」を少々という感じ。
「フェノミナ」ってのは、異常な息子の為に人を殺す母親っていう意味でね。
で、話ってのは、拉致された5人のうち、生き残った1人だけが逃げられる(ようするに「●●ゲーム」系の要素もある)という事で仕方なく殺し合うといものです。
そんな短尺の映画なのに、なんと冒頭20分が無料公開されております。
で、1人目はかなり呆気なく逝き、2人目も転んで頭ぶつけて消え、「早過ぎワロタwww」と思ったら、その頭をぶつけた男は生きていたとか、もう何でもありです。
そのうち、主催者の年増の女が台車で死体を運び出す姿を目の前で見ておきながら手も足も出さないとか、消火器でボコボコに頭を殴られても死なないとか、生きるか死ぬかの勢いに任せて、フミカちゃんをヤっちゃおうとするとか(まあ、気持ちは分かるよ。デカパイがチラチラするカットソーみたいの着ちゃってるからね)
一方、主催者女は、死体を運ぶと息子のためにそれを捌いていきます。
このへんがこの映画のグロ的な見せ場になっていますが、自分にとっては「グロい」というより「レバーとかホルモン食べたいな♪」という感情が出てきてしまうシーンになっちゃってるのは、映画が悪いんじゃなく、恐らく自分がおかしいんでしょう。
そんなこんなで殺し合うんですが、まあ当然のように羽宮ちゃんが死ぬはずもなく、体力的には圧倒的に不利でも、ここぞと言う時に繰り出される「必殺股間蹴り」のおかげで生き延びます。
そんな羽宮ちゃんをヤっちゃおうとしてた男も死んだはず・・・・なんですけど、何かいつのまにかフェードアウトしてたような・・・なんかハッキリと「死んだ!」っていうシーンあったっけなぁ??(意識飛んでたか!?)
そして、自分はてっきり「子度は羽宮ちゃんがあのデブのパンイチ息子」のために食肉を調達する人になっちゃう(理由なんか何とでもこじつけちゃって、カルトホラーの「センチネル」みたいなオチにするワケですよ)という予想をしてましたが、そういった意外性も薄いまま終わりました。
結局ね、「デッドクック」ってんだから「人肉調理」をもう少し前面に出す(その狂気を表に出して欲しい。単に血糊べっちょり、はらわたぐっちょりにすればいいってもんじゃない)事で登場人物の危険度も際立つわけなんだけど、肝心の母子の狂気っぷりが薄かったのが残念でした。
最後に、この映画、多くのシーンで背景にBGMとして音楽(インストゥルメンタルでなく詞付きの「歌」)が流れているのです。
製作陣はそれがイケてるとアピールしているみたいだけど、自分は「画に音が馴染んで無くて鬱陶しいな」と感じました。
まあ個人の好みと言えるので、気にならない人は気にならないでしょうけど(むしろ「好き」っていう人も居るでしょう)、どう感じたでしょうか?
◆パンフレット:販売無し(チラシ手配りあり)
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