映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【12-122】ふがいない僕は空を見た ★★★☆☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開から1週後だがふがいない僕は空を見たを観てみた。

高校生の卓巳(永山)は友人と出掛けたアニメの同人誌販売イベントで、アニメ好きのあんずこと主婦の里美(田畑)と出会う。
やがて二人は深い仲になり、里美は卓巳に自分の好きなアニメのキャラクターのコスプレをさせ、情事にふけっていた。そんなある日、卓巳は前から気になっていた同級生の七菜(田中)に告白され……。


これはまた陰鬱な感じの映画を観てしまいました。
この映画のテーマは何なのか?
タイトルの通り、「ふがいない男」の話なのか?いや、むしろ主題は「女」ですよ。
そして、主役の田畑智子が発言したらしい「生と性」が大きなテーマになっているのは納得です。

物語は大きく分けて2つのパートに分かれている感じだ。
まずはコスプレSEXにふける主婦の里美(田畑)&高校生の卓巳(永山)の話。
R18+の要因にもなった濡れ場の事はさておき、この里美さんは色々辛いね。
マザコン夫の母から孫作りをせかされ、過去の男遊びを暴かれ、不妊を詰られ、それから逃れるように「コスプレ」という現実逃避アイテムの力を借りて高校生とやりまくる。
体外受精の治療で涙を流す姿と、快楽にふけるシーンの対比。
「まただめだった」と体外受精の失敗を義母に電話で言い「欠陥品」と詰られるシーンと、「ゴム付けないでも大丈夫」と卓巳に言うシーンの対比。
「離婚して下さい」と夫とその母に土下座する姿と、「もう終わりにする」と別れを告げる卓巳に「呪ってやる」と言い放つ姿の対比。
里美という女と「あんず」という二次元の女が同居しているのと裏腹に、現実の世界では相反する世界に自らを置いている。

そんな「不妊」「性」に悩む里美と対象的に描かれるのが卓巳の母の職業でもある助産師、及び出産だ。
これが「生と性」を描いているという所以であろう。

そして、この映画のその他の「女」も印象的だ。
卓巳の情事の写真をバラ撒く「あくつ」という女は、あっけらかんと非常に嫌な事をする性悪女に見える。
人の情事をばら撒いておきながら「そういうつもりじゃない」と言ってみたり、卓巳の彼女にH動画の事をわざわざ話し、アドレスを聞かれると嬉々として教える嫌な女っぷり。
そんな「あくつ」の根底にあるのは何なのか?
福田とあくつが写真をバラ撒く動機は何なのか?
そんな良く分からない所も含めたパートがもう1つの柱と言える。
ちなみに、性悪な感じの「あくつ」を演じた小篠恵奈ちゃんは、ちょっぴりYUIっぽくて可愛い娘ですよ。

一方、団地で貧乏な暮らしを送る福田は卓巳の同級生でもある。
劣悪な生活環境で、卓巳の母に弁当を作ってもらっていても、何かのプライドがあるのか食べる事無く全部捨てている。
認知症の婆さんが起こした騒ぎで大変な事になりながら、部屋に手伝いに来るのが「あくつ」である。
そしてその部屋に届けられた卓巳母からの弁当を一心不乱に食べる2人。
もうプライドも何もない。ここに「生」への執着がある。

そんな感じで、大きく2つの柱をベースに、登場人物それぞれの「生」「性」を見せる群像劇のような形にはなっているが、里美&卓巳パートの時系列が前後に変わりまくる点がちょっと分かり難いです。
そして、終わってみれば140分程の尺だけど、ハッキリ言って長いです。
全体的な流れから見ると、やはり福田(+あくつ)のパートは何か異質なものを感じます。
事実、この福田パートを境に里美が急に話に登場しなくなる形で、「群像劇だから」と言ってしまえばそれまでだけど、ちょっと散漫な印象も受けます。
正直、後半はちょっと眠くなったしね・・・・

あ、この映画で光っていた2人の脇役の方に触れておきます。
・卓巳の助産院で働く助手の光代さんが男前過ぎて痛快!!
・里美の義母を演じる銀粉蝶さんの嫌らしい芝居は最高です。

何となく褒めているように見えるレビューでありながらも、実際の所、長尺な事もあってちょっとダレた点も考慮して平凡な点数に落ち着いてしまいました。
田畑智子の裸目当てで行くと、けっこう疲れますよ。
(脱ぎシーンは何度もあるけどね・・・)

◆パンフレット:B5判弱・32頁・700円

ふがいない僕は空を見た

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【12-121】女子カメラ ★★★☆☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
今日から1週間限定レイト公開の女子カメラを鑑賞。

大学の写真サークルのメンバー、美樹(光宗)、彩(熊谷)、岡田(高山)、春佳(園よ)の親友4人組。
美樹の父親・栄治(隆)と母親が経営する吉祥寺の喫茶「tide-pool(タイド・プール)」は4人がいつも集まる場所。
4年間ずっとそこで過ごしてきた彩、岡田、春佳にとっても、もうひとつの家族のような温かい場所。
1ヶ月後に卒業を控えた4人は、最後の思い出に卒業旅行を計画していたが、美樹は教育実習先の予定と重なり行けなくなり、さらに集めた残り3人の旅行代金を春佳が失くしてしまう。


タイトルからは、カメラ好きな女子たちが主人公で、さぞかし写真がメインになるんだろうと思いきや、いわゆる「カメラ女子」は話の柱ではありません。
むしろ話の柱は「家族」であり、それを引き出すためのアイテムとしてカメラ女子たちによる「家族写真を撮る旅」という展開となります。

そんな「家族」をテーマにしたハートウォーミングな話ゆえに、悪い人は一人も出てこないし、出てくる家族はみんな仲良くて理想的です。
吉祥寺の「tide-pool」一家は完全に理想的な優しい家族だし、大阪の岡田(この子だけ苗字の「おかだぁ〜!」と呼ばれるのが面白かった)一家は、いかにも大阪のおっちゃんオバハンという感じ(ちょっと大阪人に対する偏見が入ってるんちゃうか?とも思えるほど)だし、鹿児島の春佳一家もとてもいい家族です。
唯一、彩ちゃんのお父さん(お母さんは9年前に亡くなってる設定)のグレート義太夫は見せ場も少なく、「家族」というメッセージが感じられなかったのが残念です。

ま、全体通してある意味安心して観られる映画ではありましたが、ハッキリ言って最後に鹿児島に美樹(光宗)が突如現れると言う流れは全く頂けません。
そもそも、親友4人の話なのに、のっけから「ゴメン!行けない!!」と言って美樹は全く旅行に参加しない時点で話には無理が生じています。
当時の光宗のスケジュールの関係なのか分かりませんが、いかにも最後だけ何とか帳尻合わせようと無理矢理鹿児島に参加させたようで、完全に白けました。
後は、色々とタイアップ臭が露骨すぎるのも辟易します。OLYMPUSとかHPとか最後の旅館とか・・・・。

と、色々減点ポイントも目立ったのでこの採点ですが、それよりも、やたらと劇中で光宗の写真が遺影扱いされてましたが(光宗本人も劇中で「死人かよ!」って突っ込んでますが)、まさか本当にこの映画が最後の・・・なんて事にならないだろうな・・・と10%くらい本気で心配している自分も居ます。
何だか知りませんが、いつか元気な姿でまた映画に出て欲しいと思います。

◆パンフレット:販売無し

女子カメラ

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【12-120】ドリームハウス ★★★★☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開早々のドリームハウスをポイントで無料鑑賞しました。

家族と向き合う時間を増やそうと、ウィル(ダニエル・クレイグ)は会社を退社して郊外の家に越すことに。父親以外の家族が殺害されたいわくつきの家だったが、妻リジー(レイチェル・ワイズ)や子どもたちと穏やかな日々を送れることにウィルは満足する。
しかし、不気味な男が家の周辺をうろつき、子どもたちが幽霊らしきものを見たと騒ぐなど、不審な出来事が相次ぐ。
そんな中、ウィルは向かいに住むアン(ナオミ・ワッツ)から、以前の居住者一家殺人の犯人が彼らの父親で、いまだに捕まっていないと教えられる。


んーーーー!!この映画はレビューに困る!!
ネタバレをしないで書こうとすると何も書けません!!!
普段、割とネタバレを厭わない拙ブログではありますが、迷いに迷った結果、今回はネタバレは無しで行きます。

まず確実に言えるのは、この映画は「家に何かが取り憑いているというホラー」では無いという事。
確かに序盤の流れではそう思わせる所もあるし、つい先日観た「ボディ・ハント」とも通じる所も見えます。
しかし、中盤以降に明かされる数々の事実を見せられると、これはホラーじゃなく、家族愛・夫婦愛・親子愛を描いた哀しいストーリーである事が分かって来ます。
「ボディ・ハント」?と思った所も、事実が分かるにつれて、あの映画とか、アノ映画とか、あれだ!という映画とか、色々な映画と同類なのも分かります。
(映画通の人からすると、ここでその映画名を書いてしまう時点でネタバレなので、書きません)

終わってみれば、冒頭からして意味ありげだった事が分かるというオチもあるので、ぜひ「退職する日のオフィス」に出て来る人物を良く見ておいて下さい。
ある意味、つい昨日観た「カラスの親指」的な騙され要素と同類なのかもしれません。

とにかく内容について踏み込まないと薄味になる宿命なので、勘弁してください。
1つだけヒントを書くと、この映画のタイトルこそが最大のヒント・・・っていうかネタバレなような気がします・・・

ところで、ホラーじゃないって書きつつも、何が怖かったって、この映画を観ている最中に震度4の地震に見舞われた事ですよ。
※映画は中断することなく、普通に上映されてましたが・・・。

◆パンフレット:A4判・24頁・600円 ※「ネタバレあり注意」の但し書き頁が多いです。

ドリームハウス

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【12-119】綱引いちゃった! ★★★★☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
こちらも本日初日の綱引いちゃった!を早速鑑賞。

大分市役所広報課で働く西川千晶(井上)は、全国的に認知度の低い大分市PRのため市長命令で女子綱引きチームを結成することに。
彼女は、母親の勤め先で廃止寸前の給食センターの職員をチームに招き、全国大会出場まで勝ち進むことができれば廃止を撤回するよう市長に提案する。どうにかチームを結成するが、千晶自身もキャプテンとしてチーム入りするはめになり……。


まず最初に、ズバリ書いちゃいます。
この映画はベッタベタのベタドラマです。
でも、タイトルから想像すると思うけど「スポ根系のベタドラマ」って訳でもありません。
「綱引き」自体は終わってみればメインではありませんでした。
メインは綱娘のメンバーとなる奥様&市役所職員(麻央ちゃん)の人間模様であり、綱引き競技自体は人間模様を浮き上がらせるためのアイテムでしかありません。
それが証拠に、競技シーンは極端に少なく、ラストの対戦に至っては勝敗の結末は描かれません。

個人的には、元々ベタドラマは好きな方なので、ある意味この映画のように「安心して観られるベタドラマ」の採点も甘くなる傾向があるのですが、例えば西田尚美母子の話はベタだけどウルっと来ちゃうし、松坂慶子と浅茅陽子の話も安定の感動話。
「綱引きはどないなっとるねん!」っていう目で見ると、かなり不完全燃焼で不満が残ると思うし、給食センターのおばちゃんたちが密かに練習してる背景っていうかモチベーションが説明不足(普段の練習はダベってばかりでグータラなのにね)だったり、玉山&麻央の恋話の描き方が極めて中途半端という不満もあるので、満点にはできませんが、気持ちは切れなかったので、何とかセーフです。

どうでしょうか。ベタドラマをすんなり受け入れられる人には勧められるでしょう。
しかし、「綱引き」という競技に興味を持ってたり、いわゆる「スポ根」を期待したり、バッチリ練られた人間ドラマを期待する方は評価が分かれるかもしれません。

キャストの方は、井上真央はここでも馴染んで上手く演じてるし、玉鉄のおかしなキャラぶりも楽しい点は良いです。
ただ、渡辺直美に体重ネタのギャグは寒すぎるし、ソニンのキャラの描き方が中途半端なのは減点です。

と言う事で、あくまでもベタドラマ好きな自分の感性にまあまあハマった点を評価しての採点です。

最後に、ちょっとだけ駄ツッコミをしたいのが、井上真央と「綱娘」たちが最後の方で市長に抗議に訪れる場面。
井上真央ちゃんは自転車で爆走していたのに、他の人たちはいつのまに市役所に着いていたのでしょう?
そして、いつ車に綱を付けたのでしょう?それがなぜバレないのでしょう?
そしてそして、綱で引っ張られながらもアクセル全開で出発させようとする市長だけど、これって綱娘たち全員を引きずって車を走らせちゃう可能性もあるのに、何て危ない事をさせるんでしょう・・・・。
「それを言っちゃあお終いよ」とは分かっていながらも、あまりにも突っ込み所満載過ぎて、その場面だけはかなり白けました・・・・

◆パンフレット:DVDケース状でドリカムの主題歌CD付き・パンフ自体はB6判・36頁・1200円

綱引いちゃった!

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【12-118】カラスの親指 ★★★★☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
楽しみにしていたカラスの親指を初日の初回から鑑賞。

ベテラン詐欺師のタケ(阿部)と、どこかマヌケな相棒のテツ(村上)。
ある日、ひょんなことからまひろ(能年)という少女と知り合ったのをきっかけに、二人は彼女と姉のやひろ(石原)、その恋人の貫太郎(小柳)と共同生活を送るハメになってしまう。全員が不幸な生い立ちを背負っていたこともあり、彼らは次第に奇妙な絆を育んでいく。
そんな中、タケが過去に自分が引き起こした事件が深く関わった大勝負に挑むことになる。テツやまひろたちも一致団結し、一大詐欺作戦が動き出すが……。


2時間40分という長尺で詐欺師をテーマにしているという事で、さぞかし「騙し・騙され」の映画なのかと思いきや、柱は詐欺と言うよりも主役級5人それぞれの人間模様といった所か。
それぞれに何か黒歴史があり、今もどこかにその傷を抱えているような人ばかり。

そんな5人が一つ屋根の下に同居する事になるのだが、この時点でお客さんも騙されている事に気付くのはオチを観た後になるでしょう。
うーん、この映画はネタバレしない方が良さそうなので、肝心な所は自粛しますが、幾つも散りばめられた伏線と騙しネタは1回観た後、パンフの記事を読んで2度目を観ると更に楽しめそうです。

石原&能年姉妹が、阿部ちゃんが昔に自殺に追い込んでしまった借金持ちお母さんの娘たちだと言う事は誰でも察しが付くと思うんですよね。
でも、そんなのはほんの序の口。
最後の最後の騙しは・・・・・個人的には、そこまでする理由はちょっと解せない所もありますが、映画的には騙しとして面白い内容でした。

キャラとしては、タケ&テツの対象的なキャラは面白いけど、演じるショージさんの芝居があまりにもアレなのはちょっと減点でした。。。。
そして石原&小柳のバカップル。正直、石原さとみのウザさはちょっとやり過ぎ感があったが、まあいいです。
そして、まひろの能年玲奈ちゃん。
もうね、超絶可愛い美少女じゃないですか!
実年齢19歳に見えない童顔なのに実は胸厚気味な所もいい。すっかり気に入りました。今日から推しメンです。追いかけます。←キモいぞ。

あまり内容に触れられませんが、終わってみれば2時間40分がそれほど長く感じなかった事と、能年ちゃんの可愛さで評価が上がっております。
舞台挨拶での監督のコメントじゃないですが、パンフに色々とチェックポイント(絶対に鑑賞前に読まないように!という注釈付き)が出ているので、映画を観た後はパンフで復習しましょう!

最後に・・・・「トサカが殺されてなくて良かったよぉぉ!!(嬉)」
でも、血糊とホールトマトの区別くらい普通付くだろ・・・・(禁句)

◆パンフレット:A4判・32頁・600円

カラスの親指

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【12-117】388(ネタバレあり?) ★★☆☆☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
夜遅くにしかやってない上に、あっという間に上映終了になる寸前に388を観ておいた。

高級住宅街アレッタ通り388番地に屋敷を構える、ジェームズ(ニック・スタール)とエイミー(ミア・カーシュナー)の夫婦。ひょんなことからエイミーとけんかをしたジェームズはそのまま仕事に出るが、帰宅してみると彼女は「頭を冷やしたい」という書き置きを残して姿を消していた。不安に駆られ、家族や友人に連絡するも、誰もエイミーの所在を知らないという。ジェームズ一人が残された家では、窓ガラスが割られたり無言電話がかかるように。やがて、ジェームズはパソコンの画面に拘束されたエイミーの姿を見つけ……。

「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリが製作という事で、安定の「不条理ホラー」・・・なはずでした。
うん。確かに不条理と言えば不条理でしたよ。

冒頭から、「誰か」の隠し撮り目線で話が始まり、ジェームズ家(388番地)の中に入れば、またしても隠しカメラ的な映像で進みます。
「誰か」が「何らか」の目的を持ってジェームズを監視し、次いでエイミーを拉致し、精神的にジェームズを追い詰めていくのです。
ジェームズはジェームズで、職場でも仕事そっちのけでエイミー捜索の"私"事ばかり。そして何の関係も無い「昔いじめてたやつ」に当り散らして犯人扱いで荒れ狂い、自宅にやって来たエイミーのお姉ちゃんにも当り散らして手が付けられなくなるも、警察にはあまり相手にされません。

そんな調子で最後まで進むんですよ。
尺は短い映画なのに、一本調子であまり高まりません。
唯一、家の2階に潜んでた「誰か」とニアミスし、逃げる「誰か」を追いかける場面はありますが、動きが鈍いのか、要領が悪いのか、あっという間に逃げられるジェームズにはガッカリです。

「これでどう落とすんだ?」心配になってきた所で、結局は「妻殺し」の犯人とみなされ、お姉ちゃんに連れられてやってきた警官に射殺されてしまうジェームズ。
そのジェームズ家の録画を収めたディスクを棚に収納(棚には何枚もディスクがある)した「誰か」は、次に「230番地」の家の前でビデオを回しながら (;´Д`)ハアハア みたいな感じになってます。
そしてそのまま「回転数が合ってないレコードの声でお届けする"THE CAT CAME BACK"」というシュールなエンドロール・・・。

言ってみれば「激突!」みたいな「誰なのか結局分かんないけど、サイコな奴に狙われて可哀想な事になっちゃう話」という不条理だし、ラストも「本当は犯人じゃないのに、たまたま拳銃持ってただけで犯人扱いされて撃たれちゃう」という不条理。
こういうのって、スッキリとしたオチを望む人にとってみれば最高にストレスが残る終わり方ですよ。
「結局、あいつは誰?」「何の目的で!?」っていう所が何も明かされないんですから。

自分は必ずしも綺麗に終わらなくてもいい(スッキリとカタがついた方が気持ちがいい事は確かだが)けど、その不条理ラストに至るまでの過程が退屈なのが頂けず、この採点となりました。

ところで、件の「誰か」が結局何者か?というのを自分なりに創作すると・・・・「復讐屋」的なサイコ野郎だと何とか綺麗に収まるかなと思いました。
ある人物、もしくは家庭に対して沸点の高い憎悪を抱いている人からの依頼により、ターゲットを精神的に追い詰め、殺してしまう事も厭わないキチガイ野郎・・・。
その「仕事」の一部始終を映像に収め、仕事の証跡として依頼主に渡す。
そして、それが終わると、また次のターゲットへ・・・。
どう??ちょっと面白味が足りないかな・・。

◆パンフレット:販売無し

388

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【12-116】武蔵野線の姉妹 ★★★★☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
原作コミックは全く知らないけど仲やん&ちーちゃん見たさに武蔵野線の姉妹を鑑賞。

武蔵野線沿線、埼玉県N座駅付近の高級マンションに暮らすラン(加藤)とパンドラ(仲谷)は、オタクの美人姉妹。ランはオンラインゲームに明け暮れ、パンドラはボーイズラブ漫画にはまり、株で築いたばく大な資産で自由気ままに暮らしていた。
そんなある日、秋葉原のメイドカフェで働き始めたパンドラ。そして店を訪れるようになったランは、メイドとして働くネットアイドルの英由良(中田ちさと)と衝突し……。


一言で言えば、非常ぉぉぉぉに「くだらない」!!
しかし、そんなくだらない話、そしてキャラを全力でやりきる加藤夏希に感心した!素晴らしいと絶賛したい!!
そうやって豪快に映画を引っ張る事で、仲やんとの対象的な姉妹っぷりも生きてくる。その仲やんですら、ちょいちょい変顔(って言う程は変じゃないけど)を見せても、全く浮かずに馴染んでしまうのも加藤夏希の弾けた芝居のおかげだろう。

一方のちーちゃん。
さすがに「初演技」っぷり全開でぎこちないったらありゃしないけど、映画のテイストがテイストなだけに、ぎこちなさが「コメディ」という空気に包まれて目立たなくなってるのは幸運です。
微妙なパンチラは、もはや土曜深夜の名物となっているメグたんのパンチラには及びませんが、得意の(?)プロレス系アクション(それは言い過ぎか)で楽しませてくれます。
あ、その他では相変わらずこまっちゃん(小松彩夏)はかわいいです。胸厚が目立つメイド服も似合ってるしね。

と、どうしてもキャラの方に感想が行きがちだが、内容の方は真面目に語るのも馬鹿馬鹿しいナンセンスっぷり。
株で巨万の富を築いている・・なんていう設定自体が荒唐無稽だし、モンテスキューによる買収劇も「んなアホな」な話であるが、そんな事はどうでもいいんです。リアリティを求める話じゃないんだから。
ナンセンスな話を「何じゃそりゃ」「くだらねー!」って笑い飛ばせばいいんです。

そして上映前の舞台挨拶で仲やんが言っていた「シュールな間」についても、確かにおもしろい。
って言うか、ズバリ言っちゃうと、「モンテスキューのメイド隊」による「決めポーズ」を無言で延々と何秒も流しっ放しにし、真ん中の子(片足立ちの格好)が耐えられずにヨロヨロしはじめ、顔は完全に素で笑いを堪えてる・・・って言う所ですよ。
そんなシュールな画の真ん中はAKB劇場があるドンキのビルだったりするじゃないか!何だその狙いはwww
こういう「何だか良く分からない変な笑い要素」が滑らなかったのも作品全体の勢いの賜物でしょう。

それにしてもこの映画に登場するアキバのヲタたちの描写ったら、何だか偏見と悪意も含まれているように思えますが、そんな「ちょっとやりすぎ」なくらいのキャラの方がこの映画にとってはしっくり来ているのかもしれませんね・・・。

と言う事で、全然期待してなかった割にはかなり楽しめました。
それでも満点にしなかったのは、オチが弱かった(&呆気なかった)点で、心を鬼にして(大袈裟)星を一つ引きました。
加藤夏希ファンは絶対必見だし、仲やん・ちーちゃんファンは当然観て欲しい。そしてこまっちゃんマニアも必見。
ヲタは劇場にGo!

◆パンフレット:B5判・16頁・700円

武蔵野線の姉妹

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【12-115】悪の教典 ★★★☆☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
初日舞台挨拶も無く、大ヒット御礼舞台挨拶もやる気配が無い悪の教典を待ちきれずに鑑賞。

ハスミンというニックネームで呼ばれ、生徒たちから圧倒的な人気と支持を集める高校教師・蓮実聖司(伊藤)。
生徒だけでなく、ほかの教師や保護者も一目を置く模範的な教師だったが、その正体は他人への共感や良心を持っていない反社会性人格障害者であった。
学校と自身に降り掛かったトラブルや障害を取り除くために、平然と殺人を犯しては校内での地位を強固なものにしていく蓮実。しかし、ささいなミスから自身の凶行が知られそうになってしまう。それを隠そうと悩んだ彼が導き出した答えは、クラスの生徒全員を殺すことだった。


まあ、普段から・・・というか、つい前日もグロい映画(ヘッドハント)を観て喜んでる自分が言えた義理じゃないんだが、単刀直入に言うと、この映画はけしからんだろ・・・。

原作の貴志祐介さんの小説は、個人的にはかなりのお気に入りで、初期の頃の「ISOLA」「黒い家」「天使の囀り」「クリムゾンの迷宮」「青の炎」までは全部夢中になって読むほどのファンであります。
この「悪の教典」は原作を読んでいないものの、単なるグロ系の話じゃなく、さぞかし面白い趣向の1つや2つあるもんだと思っていました。R15+だしね。そこそこでしょうと・・・。

しかし、何がけしからんって、これって単なるキチガイ殺人鬼の話になっちゃってるやん。
前日の「ヘッドハント」は「そういう映画」だと思って観たんですが、この「悪の教典」がまさかここまで「単なるキチガイ」の映画だとは思いませんでしたよ。

いやね、きっと原作ではハスミンの心の裏側とか背景とかが描かれているんじゃないかと思って見たり、最後にはその行動の謎が明かされるんじゃないかと思って見たりしたんだが、少なくとも映画を観た限りでは、そういった描写は無く、最後までキチガイ殺人鬼の話で終わりました。
「ささいなミス」というのが、美彌を自殺に見せかけて殺した所を見られたってだけの話で、それをきっかけに「クラス全員惨殺」っていうのは、「死体を隠すなら死体を山にする」という事が狙いとは言え、かなり無茶苦茶過ぎます。

折しも、同じ日にAKB48メン向けの上映会で映画の内容を優子が批判した事がニュースになってますが、まあそうやって不快感を持つ人が出て来るのも必然だと思いましたよ。
普段は「映画の中だから」「惨殺上等!」って割り切ってる自分が観ても、「伊藤英明でこういう映画はマズいっしょ」と引きました。
そう言いながらも、根はホラー/スプラッター好きなので高揚する所があるとも思っていましたが、あまり捻りも無く延々と散弾銃で何の罪も無い高校生を打ち殺しまくるだけの展開に、早々に飽きました。
もうちょっと生徒が反撃する展開があっても良かったのでは?と言うのは原作と合わなくなるのでしょうか・・??

さて、キャストです。
やはり見所は生徒たち。
「主役級」の二階堂ふみと染谷将太が「何だ、また『ヒミズ』コンビか」という所はちょっと減点でしたが、他は色々興味深いです。
・美彌役の水野絵梨奈(「戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH」)
・「ポテチ」「桐島、・・・」に続いて見せ場たっぷりの松岡茉優
・「スイッチを押すとき」より出番が少なくて寂しい菅野莉央
・「書道ガールズ」「ランウェイ☆ビート」の小島藤子
・「七つまでは神のうち」の藤本七海
・「Another アナザー」の秋月成美
・田原俊彦の娘でもある綾乃美花
・こちらも「桐島・・」に次いで印象的な浅香航大
・「告白」に続いてR15+と縁がある西井幸人
・蓼沼役のKENTAはダルビッシュの実弟
・そして工藤阿須加は工藤公康投手の息子
ま、上記の子たちも結局はほとんどが(と言う事は、全員じゃ無いって事だが)至近距離で散弾銃で撃たれて死ぬ運命なんだからある意味豪華です。


はい。そんな訳で、ホラー/スプラッターが大好きな自分だからこそあえて言います。
「伊藤英明主演で、メジャーな会社がこんな救いようのないキチガイ映画を作るな」と。R15+も甘いと思うよ。
この映画の舞台が学校で無く国会で、被害者が高校生じゃなく馬鹿な国会議員だったら評価も変わるけどね・・・

◆パンフレット:B5判・40頁・600円(銀ピカ表紙&裏表紙を保護する紙が付いているのが嬉しい)

悪の教典

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【12-114】ヘッドハント ★★★★☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
閉館迫るシアターN渋谷でヘッドハントを鑑賞。

薄暗いオフィスに監禁され自由を奪われた6人の男女の前に、社長のトーマス・レッドマン(ニコラス・ホープ)と名乗る男が現われる。連続殺人犯として投獄されていた彼の無実を証明し、彼に罪を着せた真犯人を探し出すよう業務を言い渡す。ミスをするたびにナイフで額を傷つけられ、ミスが5回になるとクビ切り(死)という過酷な状況の中、6人はさまざまな方法で捜査を開始する。

何だか変なトコに集められて「主催者」からの無茶ブリを受けるというパターンから「ソウ」シリーズをイメージするけど、むしろ邦画の「×(バツ)ゲーム」に近い印象。
何たって、「仕事」でミスすると額に切り傷がつけられ、それが5回重なると「×ゲーム」にしては凄まじ過ぎる仕打ちが待っているって訳です。

って言うかね、「仕打ち」なんて温い温い。要するに「惨殺」されちゃうんだから堪らない。
そしてその「惨殺」というのがどの程度か・・・・それはこの映画がR18+という事から察する通り、非常ぉぉぉにえげつないです。
いやね、もう最初の方の「爪に刺さった棘を抜く」っていうシーン(これは惨殺シーンじゃない)で既に見た目が痛くて痛くて正視に堪えない描写。
そうなんだよ。こういう「誰が見ても痛い!!」っていうシーンがいいんです。
(ちなみに、その特殊メイクは、あのトム・サヴィーニです!!胸熱!!)

そうやって、みすみす全員惨殺されるまでを描いて・・・って訳じゃ無い。
さすがに何人も居るんだから反撃の一つもするって話です。
しかも首謀者の「冤罪犯」のオッサンは、スーパーマンでもなければ不死身のゾンビでも無い。
ただ単にロボトミー的な手術を受けて痛みを感じなくなったオッサンなだけで、やられれば倒れるし弱りもする。
そしてド肝を抜かれるのは、頭を掴まれて明らかになるハゲ頭www。

まあそう言いながら、何故かハゲオヤジの冤罪はきちんと晴らされ、「真犯人」も分かったりしますが、もはやそんな事はどうでもいいです。
ラストも、ある種の「爽快感」すらある・・・・??というのは言い過ぎか??
ストリッパー姉ちゃんのブチ切れ行動に唖然とさせられた所で映画は終わります。

いや〜、思った以上にグロかった。出血量も多かった。スプラッター度が高かった。そして痛々しかった。
これこそシアターN向けR18+ゴアホラー。
こういう酷い映画を上映してくれるミニシアターが無くなったら、本当に私はどうしたらいいのでしょう・・・・

◆パンフレット:販売無し

ヘッドハント

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【12-113】ボディ・ハント ★★★☆☆
category: 2012年の映画レビュー | author: moeru-movie
本日2本目の映画は、やはり公開初日となるボディ・ハントです。

高校生のエリッサ(ジェニファー・ローレンス)は、両親の離婚で母親(エリザベス・シュー)と暮らすことになる。
二人は住み慣れたシカゴを離れ、森に囲まれた郊外の一軒家に引っ越して来る。破格の家賃は4年前に隣家で猟奇殺人が起きたからだが、その家には事件後一人残されたライアン(マックス・シエリオット)が暮らしており……。


ホラー系なのかサスペンス系なのか、事前に予備知識をほとんど入れていない状況で観ました。
何やら怪しげな隣家、そこには「何か」が居る?そしてその「何か」に狙われるかわいい女の子・・・そんな良くあるオーソドックスな内容でした。

前半は、引っ越して来た母娘が通う学校生活や問題の隣人でもあるライアンとの接触を中心に話が進む。
まあ正直言って、この前半はダルいです。できそこないの青春映画みたい。
そうやって尺を取ってる割には、エリッサちゃんがライアンに惹かれる理由が弱いんだな。
「惹かれる」というより、単なる同情心と母親への反発・当て付けで近づいてるだけにも見える点ではエリッサちゃんの印象を悪くしちゃってるという悪循環。

それでも後半は、その隣家の地下に居る「何か」の話が進んでいく。
明らかに「何か」=「両親を殺した妹のキャリー・アン」と思わせておきながら、実は・・・というカラクリ。
それほど目新しい謎解き内容という訳では無いけど、「ははーん、なるほどね」と一応は納得できます。
何で「何か」が地下から抜けようと暴れるのか、何で地下から抜け出た「何か」が一目散に隣家に走っていくのか、そういった理由も綺麗に説明がつきます。

一方でライアンを巡っては「キャリー」的な展開になりかけ、そのまま怒涛のクライマックスへ。
(いやね、別にライアンが超能力者ってわけではありません・・・)
と、怒涛とは言うものの、やってる事は結局鬼ごっこ的な流れ。
途中やってくる警官は案の定だし、こういう窮地に立たされた女の子が急に強くなるのもお約束です。
そうやって「想定内」で事が進んだまま映画は終わる・・・・と思いきや、最後の一説は個人的には完全に蛇足でしょう。
あれじゃあライアンが「ボディ・ハント」する理由と相反しちゃうと思ったのは自分だけだろうか・・・・

と言う事で、結局のところ、この映画の最大の見所は、エリッサことジェニファー・ローレンスちゃんのばるんばるん豊乳です。
薄手のタンクトップだけで終始行動されるので、おっぱいに目を奪われて映画に集中できないぞ!この罪作りなおっぱいめ!!
何かもう後半になると、完全に狙っておっぱいを強調している風にも見える有様です。
(でも、派手に乳チラしてる訳でも無く、谷間が見えまくるという程でも無い。あくまでもタンクトップ越しのエロですwww)

そんなおっぱい加点で採点は急上昇・・・・とまでは行かず、前半の退屈っぷりと相殺されて平均点に落ち着きました。
手堅いサスペンスものと可愛いジェニファーちゃんのおっぱいを楽しみたい方は劇場へ!!←何だこの煽りはww

◆プレスシート:A4判・6頁(3つ折り)・400円

ボディ・ハント

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