映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【10-124】ゲゲゲの女房 ★★☆☆☆
category: 2010年の映画レビュー | author: moeru-movie
初日には観られなかったゲゲゲの女房を鑑賞。

お見合いからたった5日で、漫画家の水木しげる(宮藤)と結婚した布枝(吹石)。
故郷の出雲・安来から、知り合いもいない東京の調布に嫁いでくるが、結婚前の話と違い、家計は火の車。
極貧の新婚生活に最初は不満を募らせていた布枝だが、だんだんと夫婦の心が通い始め、漫画のアシスタントも務めるようになる。
戦争で片腕を失くした不自由な体をものともせず、熱心に漫画を描き続けるしげるの姿を見て、いずれ彼が成功することを信じるようになる。


大きな話題を呼んだNHK朝ドラと同じ原作をベースにした話だが、製作は映画の方が先だったそうな。
自分は普通の勤め人故に、もちろんNHKドラマは見ていないので、変にドラマと比較する事もありません。

まあ、布枝さんの実体験小説が元なので、人様の人生にアレコレと意見するようで気が引けるわけだが、終始淡々と貧乏生活を見せられて、それでいて花開く部分は描かれずという事で、あまり惹き込まれませんでした。

お見合いで出合って5日で結婚とか、貧乏とか、貸本とか、そりゃあ現代では考えられないような事が色々盛り込まれてますが、映画的に見ると、いかんせんドラマが平坦過ぎます。
何たって「水木しげる」がブレイクする前で話が終わってしまうのですから、結局は極貧生活ドラマなだけでした。

現代と違って、「まず結婚」であり、相手を理解したり幸せを掴もうというのはその後というご時勢。
布枝さんも、最初は戸惑いまくりだったのに、徐々に「しげるの妻」そして「漫画家の女房」として心身共に変化して行く様は興味を持てましたが、貧乏っつっても、ダンナが金にならないマンガを頑固に書き続けているが故の事だし(それが水木しげるたる所以なんだろうが)、最低限の衣食住は何とか確保できている事から、あまり画面には悲壮感は漂っていない。
いや、この映画に悲壮感が漂っちゃったら、ますます見るに忍びない映画になっちゃうが・・・・

「暗いんだよね」

劇中、貸本屋のオヤジが水木のマンガをそう評する場面が何度かあるが、何だかこの映画にもそのまま当てはまるようで、痛々しかったですよ。

そして、意図的に入れたらしいが、現代の東京駅前とか、府中駅前、川の向こうの高層マンションを画面にサラっと見せているのはいったいどういう事なのだろうか??
何か現代にも通じるというメッセージを込めたのかどうか知らんが、やっぱり見てて「あれっ!?」って思うわけですよ。
変に技巧に走るよりも、まずは直球でメリハリを付けた方が良かったんじゃないかと思うのだが・・・

キャストは総じて良かったと思う。
クドカンのビジュアルはまさに昭和30年代の貧乏を表現できてたし、吹石さんも心の内とかまで上手く演じていたと思います。
チョイ役(布枝の弟嫁)で「平岩紙」が出ていたのは「ハッピーフライト」つながりみたいで微笑ましいです。

この年末には、NHKドラマの総集編も放送されるらしいので、そちらの方も楽しみに見てみたいと思います。

◆パンフレット:A5弱・44頁・700円

ゲゲゲの女房

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【10-123】クレイジーズ ★★★☆☆
category: 2010年の映画レビュー | author: moeru-movie
え〜っと、今週は土曜出勤だった為に舞台挨拶レポはありません。
そして日曜はクレイジーズを鑑賞。

細菌兵器を乗せた軍用機が、ある小さな町の川に墜落した。漏れ出したウィルスにより水を飲んだ人々は次々と狂暴化、平和な町はパニックに陥る。
軍は事件を秘密裏に処理するため、住民を隔離し始める。保安官デヴィッドの妻も感染者とみなされ隔離されてしまった。
彼は妻を助け出し、同僚のラッセルと共に町を離れようと決意する。潜伏期間は48時間。
元は友人なのに狂暴化して襲いかかってくる感染者、大量の武器で町全体の焼却を迫る軍隊。果たして彼らは、この「狙われた町」から脱出できるのか!?


元々はロメロ監督が撮った「ザ・クレイジーズ」(1973・今年、リバイバル公開あり)がオリジナルの本作。
自分はこのオリジナルの方を、遥か遠い昔にVHSでレンタルして見たような気がするのだが、全く内容を覚えていない。
まあ、オリジナルを覚えていないなら、かえって新鮮な気分で見られるだろうと気を取り直して見たわけです。

全体的な印象としては、「手堅く纏めているけど、何か"コレ"っていうインパクトも無い大人しい作品」って所でしょうか。

もう何から何までセオリー通りというか、ストーリーも全て普通に予想した通りに進む。
何かこう、ジワジワと感染が広がる恐怖とか、感染者の凶暴さとか(同じような内容の『28日後・・・』あたりと比べるといかにも迫力不足)、逃げる4人組の中でも「もしかしたらコイツ感染者なのでは?」という疑心暗鬼っぷりとか、そういった緊張感が薄いです。
それじゃあスプラッター的な見せ場があるのかと言うと、そっち方面もチラ見せ程度でインパクト無し。
「あれ?この話って『バイオハザード』の出がらしじゃね?それとも『フェーズ6』的なものか?」と思う人も自分だけではないのでは?

と、そんなふうに思うのは、自分がこの手のホラー系を数多く見ているからに他ならない。
あまりホラー(細菌パニック系)を見慣れていない人なら、けっこう楽しめるような気もするが、そもそもこんな映画をわざわざ映画館でお金を払って見るような人は、ホラー好きに違いない(偏見)。
そういう意味で考えると、この作品はわざわざ映画館で見るほどの価値はありません。DVDレンタルでも充分です。

ダニエル・パナベイカーちゃんは可愛かったけど○○となってしまったのはちょっと残念。
他のキャラは・・・・っつーか、主役の男が一番キャラが薄かったような・・・・

◆パンフレット:A4版・24頁・600円

クレイジーズ

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【10-122】マチェーテ ★★★☆☆
category: 2010年の映画レビュー | author: moeru-movie
先週公開のマチェーテを1週遅れで鑑賞。

辣腕なメキシコ連邦捜査官マチェーテ。
メキシコの麻薬王トーレス逮捕を目指していたが、署長の裏切りにより、部下と自分の妻、そして娘までも惨殺され、足を切り裂かれた上に、倒れたまま建物に火をつけられてしまう。
それから3年後、米国テキサス州のとある町に、どこの街角にもいるごく普通の日雇い労働者風の男がいた。
その形相は見るからに恐ろしく、凶悪殺人犯といわれても誰も疑わない面構えだ。
だが、彼こそが今や伝説の元連邦捜査官、マチェーテだった。彼は、全てを失いながらも生きていた。


「プラネット・テラー in グラインドハウス」の中で『上映』された"なんちゃって予告編"だった「マチェーテ」だが、嘘から出た真とばかりに本当に本編を作っちゃいました。
B級好きなロバート・ロドリゲスの従兄弟にあたるダニー・トレホが66歳のジジイの割には渋くてナイスナバディを全面に押し出して(でも劇中では「ブ男」とか言われてる)熱演しております。

しかし、B級にしては、何気に色んな意味で豪華なキャストだったりします。
デ・ニーロやらジェシカ・アルバやら、お騒がせなリンジー・ローハン、B級の顔セガール、ミシェル・ロドリゲス、端役にはトム・サヴィーニ・・・もうお腹いっぱいです。

まあ、内容的には、あまり真面目に語るようなものでもありません。
のっけから切れ味のいいマチェーテを使ってスパスパと切株描写の嵐(このへんがR-18の主因か?)。
そのままイケイケで通すのかと思いきや、思ったよりもキッチリとした脚本(やってる事は派手派手ですが)でまとめています。

「ダニー・トレホの顔怖ぇぇ」
「ジェシカ・アルバは可愛いな!」
「デ・ニーロもB級映画が好きだろ、コレ」
「リンジー・ローハンのお肌のコンディションはヤバ過ぎる!」
と色々な思いが頭をかけめぐりますが、多くの方が思っているように「ミシェル・ロドリゲスは格好いい!!」という所にも大注目です。

前述の切株をはじめ、腸を引き出したりといったグロシーンや、無駄に乳を出してるシーンや無理矢理感漂うコスプレ等のエロ要素も交え、それなりに好き勝手にやってますが、実はもっとハチャメチャな内容を予想(希望)していただけに、意外とマトモ(いや、普通の映画から見たら充分に弾けてるんですけど・・・)な内容だった事を鑑みて採点は辛めです。

まあ、TOHOシネマズデーで1000円、且つこんな映画なのに何故かプレミアスクリーンでの上映と言う恵まれてるんだか分不相応なのか良く分からない環境でしたが、グラインドハウスを観た方、B級をこよなく愛する方はレンタルでもいいので、ぜひご鑑賞ください。

◆パンフレット:販売無し(何でやねん!超不満なんですけど!!)

マチェーテ

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【10-121】ゴースト もういちど抱きしめたい(ネタバレ) ★☆☆☆☆
category: 2010年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開初日のゴースト もういちど抱きしめたいを早速鑑賞。

ある夜、会社を経営している星野七海(松嶋)は、陶芸家をめざす韓国人青年のキム・ジュノ(ソン・スンホン)と出会う。
ありのままの自分を受け入れてくれる彼と恋におち、幸せな生活がスタートしたのも束の間、ある事件に巻き込まれ、七海は命を落としてしまう。
彼女の魂は、天国へは行かずに、ゴーストとなってジュノのそばにとどまるが…。


オリジナルは言わずと知れた「ゴースト ニューヨークの幻」だ。
このオリジナルは自分も公開当時に映画館で観て、とても気に入ってその後レーザーディスクのソフトまで買った程だ。
他にもオリジナルを見ている方は多数居るかと思いますが、結論から言います。

最低でした!

もう本当に早々から「あーあ、やっちゃったよ」「何だコリャ」と来て「ふざけんなよ!」と怒りに震えました。
オリジナルはオリジナル、リメイクはリメイクと割り切ろうとしましたが、お気に入りのオリジナルなだけに、完全に別物と割り切れず、何かにつけてオリジナルをブチ壊された感じがして仕方ありませんでした。

別に男と女の設定が逆転するのはいいですよ。どうせオリジナルをそのままなぞってもオリジナルを越えられる訳が無いし。
しかし、ハッキリ言います。松嶋菜々子はミスキャストです。この時点でダメです。
そりゃあ年齢の割には綺麗な人ですよ。
でも、仮にもアラフォー女が20代女子みたいな恋愛観を演じた所で説得力がありません。
アイドルじゃあるまいし、冒頭の「全裸で寝かされている」シーンではシーツで体をガッチリガードって何なのさ!?

で、このアラフォー女と韓国人陶芸家(怪しい・・・)の出会い⇒結婚も、何だか全然説得力がありません。
いかにもドラマ的には美しい「夜の噴水」で、出会う2人・・・・。
だけどね、酒癖の悪いアラフォーのバカ女と、それをお持ち帰りして、服を脱がしてベッドに寝かせるも何もしない韓国人って、いったいどういう2人なのさ。
会社では、歩く間にも何人もが「社長!」って擦り寄ってきて、TVにも出てるほどの女社長の割には、けっこう何度もフラフラと韓国人の元を訪ねるアラフォー社長。
優しい韓国男子に「愛してる」って言われても「知ってる」としか答えないアラフォー。お前何様なんだよ!?
何が「言葉にしたら逃げていきそう」だよ。歳を考えろや!
そしてオリジナルの名場面でもあるロクロのシーンもあり、平井堅の「アンチェインド・メロディ」までそっくり被せてきますが、何だかもう観てるこっちがムズ痒くなるような居心地の悪さ。

そんなアラフォー女は半ばハプニング気味に事故でご臨終なさいます。
この事故死シーンでは、松嶋菜々子が頭から流血という画がありますが、この血糊の出来の悪さったら笑うしかありません。
その事故死の裏には、アラフォー女社長の会社の身内が絡んで・・・というのはオリジナルを踏襲していますが、この下りも脱力しまくりです。
女を死なせたヤクザ的な男は、別に女社長とも韓国人ダンナとも直接の利害関係は無いにも関わらず、悪女砂羽のために「パスワードの書いた紙」を求めて部屋に侵入、そして「この男、邪魔だな・・」なんて言って韓国人ダンナまで殺そうとします。
って、やっぱ説得力ねぇぇぇぇぇぇぇ。

一方、警察は、女社長の資産が莫大だからと言うだけで韓国人ダンナを犯人扱い。
バカですか?この刑事。
それとも、この映画は角川映画ですか?
(注:角川映画に出てくる刑事は、角川春樹の私怨のためか、みんな超無能です)

この世に残った女社長は、少女ゴーストやインチキ霊媒師との絡みを経て(これは後述)、殺し屋に狙われるダンナを助けようとします。
一方、ヤクザと悪女砂羽は、とにかくパスワードをGETしようと必死です。
こんな終盤の展開は、もはやコメディとしか言えません。

砂羽に奪われたパスワードを使わせない為に、会社に先回りしてパスワード変更をしようとする女社長。
パスワード変更中に、社長室に近付いてくる砂羽。
今まさに社長室に入って来るぅぅぅという所での女社長の早業が凄い。
パスワード変更⇒変更後パスワードを通知するメールの受信、そして削除⇒マシンをシャットダウンという流れをものの10秒〜20秒くらいで実行しちゃいます。
ってかさぁ、そもそも既に死んでいる人のアカウント(それも重要権限を持ったアカウント)がいつまでも社内システムに生きてるってどういう会社よ!?
そう言えば、序盤で怪しい会社(悪女砂羽が横領するために利用した怪しい会社)をみつけるや、経理に確認もせずに「おかしいから取り引き停止にしておきましょ!」とか言って、「取引停止」ボタン(何じゃそのボタン・・・)を躊躇なくポチっと押しちゃうというズッコケシーンもあったんで、何かおかしな会社なんでしょう。

パスワードを変更したためにログインできずに焦りまくる悪女砂羽に対して、傍らのPCを使って「私の幸せを返して」「返して」「返して」・・・って延々と打ち込むアラフォー女社長。怖ぇぇぇぇ。
でも、その怖い現象に対して、「パスワード教えて」「教えて」「教えて」・・・って打ち込み返す砂羽。
ぎゃはははは。何じゃそりゃ!!

何じゃそりゃと言えば、ヤクザの方も、何故か逆上して、商店街のド真ん中でナイフ振り回して韓国人ダンナを狙う始末です。
(そんな修羅場なのに、商店街は思ったほど取り乱していません。だって誰も警察呼んでないし)
なのにアッサリと車に跳ねられて(その場面もチープ極まりない)ご臨終です。

もうここまで来ると、その先がどうなろうとどうでもいい気分でいっぱいになってきます。
実際、ラストまで涙の一滴も出ません。
ツッコミ所を書くのも疲れてきたので、もうこのへんにしておきます。

と、これだけなら、はっきり言って星は1つもありません。
しかし、この映画にも少しはいい所はあります。
1つは希林さんの怪演。
本家ウーピー・ゴールドバーグには及びませんが、なかなか面白かったです。

そしてもう1つは芦田愛菜ちゃんの神演技。
この子の泣き芝居は本当に神です。

ところが!

その神演技を生かしきれていません。
何か突然泣いて、すぐに泣きやむんだよね。
もう少しさぁ、普通に喋ってる⇒ふと離れ離れになったお母さんを思い出す⇒号泣⇒松嶋さんに抱きしめられて落ち着きを取り戻す・・・みたいな「流れ」ってもんが作れないのかね。
だいたい、「お母さんに会いたい」と子供に号泣させておきながら、その後ラストまで結局その子を放置ってどういう事なのさ!
愛菜ちゃんは、いつまでも成仏できずにあの病院に漂い続けろって事ですかね?酷いな。。。。
まあ、日テレ製作って事で、「Motherで当たった愛菜ちゃんエピソードでも1つ入れて、涙でも誘っておくか」感がありありですけどね。

上映前の舞台挨拶では、この映画が夏に撮影され、もうこの秋に初日という事が語られましたが、随所に雑な所も散見しております。
頼むからさ、松嶋菜々子が歩くときのヒール音とか消しとけよ!
(壁によっかかって座ってて、立ち上がってコツコツと足音させながら、ドアノブ掴もうと思うと、手がドアノブをすり抜けるって、無茶苦茶じゃんかよ)
ずっと死んだ時の衣装で通してたのに、何でラストになったら「2人だけの結婚式」の時に来てた服になってんのさ!?

って、けっこうツッコミまくって楽しい思いをしてるのか?おいらは・・・(; ̄Д ̄)

とにかく、「死刑台のエレベーター」と言い、本作と言い、もう邦画は洋画のリメイクは金輪際止めてほしいものです。

◆パンフレット:B5大・28頁・600円

ゴースト もういちど抱きしめたい

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【10-120】[リミット] ★★★★☆
category: 2010年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開2日目の[リミット]を観てきた。

目を覚ますと、そこは土の中に埋められた箱の中だった。ポール・コンロイはイラクで働く米国人運転手。何者かに襲われ拉致され、気づくと棺のような箱の中にいた。
充電切れ間近の見知らぬ携帯電話を使い、ポールは思い出せる番号を押す。家族、政府、会社…。脱出の可能性を探るが、箱の中の酸素には限界がある。やがて1本の電話がかかってくる。相手の目的は?


色んな状況での「ワンシチュエーション・スリラー」が盛んな映画界。
少ない予算で、少ないキャストで、少ないロケで撮れるというメリットがあるが故だとは思うが、今回は登場人物はたった1人(他、声だけは何人か出てくるが)で、舞台は箱の中だ。
(だからタイトルの「リミット」にカギ括弧をつけて[リミット]にしたのね)

こういう映画は、いかにして退屈させずにネタと緊張感を持続させるかが大きなカギなのだが、一応は最後まであの手この手と飽きさせない工夫は施されておりました。
埋められている箱の中には、犯人との連絡用という意味も込めて携帯電話があるので、それを使って少しずつ「救出」に近付いて行くと言うストーリーだが、相手がテロ組織?という事から、「人質の命」か、「国としてテロに屈しないという姿勢」かの2択に対する風刺も感じます。

自分が終盤になって感じていた事は「本当に救出に動いてるんだろうか?」という疑問。
そう思ったら、案の定のオチで、それを見た自分は「最初っから助けになんか動いてない茶番劇だったんじゃね?」とも思っちゃったんですよね。
それならそれで、ブラック度が高い話なんだけど、いずれにしても後味はあまり良くありません。

「あの蛇は、いつのまにポールのズボンの中に?(気付けよ!)」とか「ジッポーがメラメラ燃えすぎ!」なんていう軽いツッコミ所はあるし、そもそも何でポールは「生き埋め」なのか?(もう1人の女は普通に拉致されてるのに)という疑問はあるけど、そのへんは本線じゃないのであまり気になりません。
むしろ、ポールの会社の人事部の奴の対応とか、犯人も5人の子供のうち1人しか残ってないとか、ブラックな風刺を超えた不快感極まりない描写が洒落になりません。

衝撃のラストを迎えた後には、本編の内容とは似ても似つかぬような能天気な音楽が後味の悪さを引き立てます。
(って、そこまで書くと、オチはバレバレか?)
なお、オープニングは数十秒間真っ暗です。映写事故ではありませんのでご安心を。

P.S.前売特典でもらった「箱入りキューピーちゃんが可愛いです。

◆パンフレット:A4版・16頁・600円
 (A4なのは最終頁だけで、その他の頁はジャケットサイズです)

[リミット]

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【10-119】裁判長!ここは懲役4年でどうすか ★★★☆☆
category: 2010年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開初日の裁判長!ここは懲役4年でどうすかを鑑賞。

プロデューサー(鈴木)から依頼された“愛と感動の裁判映画”の脚本を書くため、三流ライター南波(設楽)は、生まれて始めて裁判所に足を踏み入れる。
が、法廷では、“収穫した大根の大きさをめぐって友人を撲殺?!”、“「歯がいてぇー」覚醒剤を打ったと泣きわめくシャブ中の女?!”あげくにAV3本万引犯やらPEACEトレーナーのひき逃げ犯やら、突っ込みどころ満載のワイドショーネタばかり。
そんな中、傍聴マニアたちと行動をともにすることとなったタモツだが、ある時、美人鬼検事マリリン(片瀬)に「楽しいでしょうね、他人の人生高みの見物して!」と、きつい言葉を浴びせられる・・・。


元々は深夜ドラマとしてオンエアされてた話だが、自分は数回だけ見た事がある程度。
裁判をテーマにした映画は邦洋問わず、何本も作られているが、傍聴席側の視点と言う映画は今まで無かったんじゃないかな?

んでもって映画の方だが、全体的には法廷ウオッチング的なセミドキュメンタリーのようなコメディのような社会ドラマのような・・と色々な要素を絡めながらも、どうも柱としては中途半端で乗り切れなかった印象だ。
特に、前半で挟み込まれる「おバカな法廷」なんかは、面白いっちゃあ面白いんだけど、映画全体の中での位置づけとしては、さして影響を及ぼさずにブツ切り感もある。

後半になると、放火冤罪事件の裁判を1つの柱として進むのだが、ここでの「ウオッチマン」たちの関与は、現実味の無いコメディに終始する(それでいて、やってる事は社会的意味も持たせてる?)という具合に、ちょっとチグハグに感じたなぁ。

この冤罪事件のオチは唐突に訪れ、それはそれで脱力感があってOKだったが、映画としての大オチが女性プロデューサーのアレっていうのは、今イチ盛り上がらなかったような気もします。
マリリン検事に実は子供が居て・・・っていうのも、その場限りのネタなだけで、その後に引っ張る事も無かったし、結局南波の取材結果がどうなるのかもウヤムヤ。
役者さんたちはそれぞれキャラも立ってて面白かっただけに、脚本がもう一息だったのが残念でした。
(特に、Sッ気たっぷりの片瀬さんは最高でした)

◆パンフレット:B5版・20頁・600円

裁判長!ここは懲役4年でどうすか

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【10-118】SP 野望篇 ★★☆☆☆
category: 2010年の映画レビュー | author: moeru-movie
今日から公開のSP 野望篇を早速鑑賞。

内閣総理大臣を狙ったテロと官僚の謎の自殺。そして尾形(堤)の衝撃の発言「仕方がないだろ。大義のためだ…。」そして1カ月の時が過ぎ、東京の街は何事も無かったかのように毎日が過ぎていたが、その裏では、日本という国家のシステムを根底から揺るがすようなテロが企てられていた…。
公安の目をかいくぐり、不穏な動きを見せる与党幹事長・伊達(香川)など、国家要職を担うキャリア官僚たち。脅威の存在を四六時中シンクロしてしまう井上(岡田)。さらにテロリストの魔の手は、笹本(真木)・山本(松尾)・石田(神尾)ら第四係のメンバーにも襲い掛かることに。


いきなり最初っから言い切ります。
この映画は、SPのTVドラマを見ている人向けです。
岡田くんの「能力」とか、堤さんの「大義」とか、西島理事官の謎の死とか、その辺の事は、お客さんが「知っている」事を前提に話は進みます。
つまり、完璧なTVシリーズの続編です。

そのSPのTVドラマと言えばちょうど3年前の放送で、土曜深夜(そんなに遅くないが)という枠でした。
当時、序盤はだいたい見ていたものの、じきに見るのを忘れたり何なりで、終盤(エピソード0と4)あたりはほとんど見ていなかった自分は、ざっと粗筋だけは予習して臨みました。
そんな状態でも、前述の西島理事官の下りなんかは「??」と感じる所があったので、一見さんにはとっても敷居が高いと言えます。

そんな「野望篇」だが、この1本としての評価は非常に難しい。
言ってみれば、手の込んだ「革命篇の予告」とも言え、TVシリーズの謎はあまり解決しないままという内容も相まって、かなりモヤモヤとする。
(それはすなわち「早く革命篇を見せろ!」っていう欲求となる)
「原作を読んで(見て)いないと分からない」「TVシリーズを見てないと分からない」なんていう制約が付く映画は、やっぱり単独で劇場公開しちゃあイカンとも思うし、ましてや「後編に続く」と逃げられちゃあ堪らんのですよ。

とは言え、この「野望篇」は、ストーリー展開というよりも「アクションを見せる」という事にも大きな比重が置かれているので、その部分は純粋に楽しめます。
CGがショボめ(日本じゃあ公道を使っての大爆破シーンなんて撮れないので致し方ないが、それでもトラック荷台シーンの合成には脱力)なのは減点も、岡田くんたちのノースタント・ガチンコの格闘技はなかなか良いです。
武器を持っているにも関わらず、何故か肉弾戦中心と言うのはご愛嬌だし、いくら真夜中とは言え、住宅街でのクラッシュ&銃撃&格闘で、全く騒ぎにもならずにスタコラと徒歩で移動を始めるSP&幹事長には誰もがツッコミを入れた事かと思いますが、そこを許容できるかで評価も大きく変わってくるでしょう。

終始岡田くんは格好いいので、ファンの方は満足できるかもしれないし、主題歌もTVシリーズと同じV6の曲が使われているので、ノスタルジックな気持ちも出てくるでしょう。
しかし、満足にTVシリーズを見切れていなかった自分には、「?」が多々あった点を踏まえてこの評価です。

唯一「おっ!」と思ったのが、最近のお気に入り女優の1人である「山田キヌヲ」がこの映画にも出ていた事。
出番は極めて短いが、山田キヌヲを知っている人ならすぐに分かります!
そして、新人チームの中に「入山法子」が居たが、ぜひ革命篇では見せ場の1つでもあって欲しいものです。

さてと、「革命篇」の方はどうしようかな・・・
(ここまで来たら見ないで終わると言うのもなぁ・・・)

◆パンフレット:A4版・40頁・600円

SP 野望編

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【10-117】白夜行(ネタバレあり) ★★★★☆
category: 2010年の映画レビュー | author: moeru-movie
正式な公開は2011年1月29日からと言う白夜行の先行上映を観た。

大阪の質屋殺害事件。決定的な証拠がないままに事件は容疑者の自殺で一応の収束をみるが、刑事・笹垣(船越)は腑に落ちない思いを抱えていた。
容疑者の娘で、暗い瞳を持った美しい少女・唐沢雪穂(堀北)と哀しい目をした被害者の息子・桐原亮司(高良)。この2人の存在が脳裏から離れないのだ。
やがて彼らは大人になるが、雪穂と亮司の周囲で不可解な事件が立て続けに起こる。


原作は大ヒットしてるし、既にTVで連続ドラマ化(綾瀬はるか&山田孝之主演)もされているので内容を知っている人は多いだろう。
自分は原作もドラマも見ておらず、この映画が初めてである。
原作は長編小説なようで、恐らく劇場公開された暁には「原作と比べて」「ドラマと比べて」という視点での評価(酷評?)が盛んになるものと推測される。
この映画は149分と長めだが、それでも約850頁の小説を纏めるには尺が足りないと思う。
そういう面では、小説と比べる事自体が酷なのかもしれない。

この映画は、表面上はサスペンスの皮を被っているが、本質的には雪穂と亮司の2人の心理描写がメインなんだよね。
そしてその2人とも心に闇を持ち、傷も負っている。

上映前の舞台挨拶でも語られていたが、終わってみれば非常に後味が悪い。救いようが無い。
いったい雪穂にとって亮司とは何だったのか?
亮司はあれだけ自分の全てを投げ出して雪穂の為に尽くしてきたのに、ラストの雪穂の一言(予告編で流れてます)といったら、本当にキツい。

そもそも、何故亮司は最後にビルから身を投げたのか?
ハッキリとは描写は無いが、幾つかの要素が重なった結果として、亮司は身を投げるという解を出したのだろう。
父親を殺し、雪穂からの依頼により複数人の女性をレイプし(実際に亮司が実行したかは分からないのもあるが)、それなのに雪穂は別の男と結婚し、店まで出してる。
「何だよ〜!」と思いそうだが、それは亮司が出した自分の美学とも思えたよ。

いったい何が亮司をそこまで雪穂に傾けたのか?
自分の父親が雪穂を陵辱していたという後ろめたさか?
単なる同情心では無いだろう。
しかし、何故そこまで・・・・という点では、正直なところ、納得できない点も残りました。
納得できないと言えば、亮司が父親を殺した後の行動がやけに抜かりが無く上手いことやってるという点。
実際、そのおかげで警察は雪穂の母親の犯行と見なしてしまったんだから、かなりの知能犯という事になる。
これもちょっと上手くいきすぎ感はありましたね。。。

そして「悪女」堀北。
これはウルトラ級の難役でしょ。
台詞回しとか動きとかそう言うのではない、小学3年生にして売春まがいの事をやらされ、目の前で殺人も行われ、恐らく亮司以外の人間を全く信用せず、心の奥に深い傷を抱えたまま成人してしまった雪穂。
そして自分にとって害をもたらす、あるいは邪魔な存在は全て排除(亮司に頼んでレイプさせる)するという非常に冷酷無比な奴だ。それも自分の手は汚さずにだ。
かと言って、根っからの悪かというとそうとも言い切れない。
憎さ半分、同情半分という感じで、感情移入はスンナリとはできない役ながら、彼女の冷たい中にもどこか寂しげな目力(めぢから)でそれを訴えないといけない。
見てくれだけで言えば、序盤のセーラー服姿とか、ベッドの義妹へ素っ裸(もちろん肝心な部分は見えない)になって抱きしめるといったシーンは見所ではあるが、そんなのはこの映画では些細なシーンの1つでしかない。

果たして、雪穂と亮司それぞれの思いが何であったのか?
そこは自分の解釈に任せるしかないのだろうか?それとも原作を読むとスッキリするのだろうか・・??
気になって仕方がないので、ぜひこの話は原作を読んでみようと思う。

役者の方は、概ね上手く演じており、違和感無く観る事ができました。
堀北ちゃん、高良くんの役は、子役時代の子も含めて無難です。
全く芽が出ないでどうなる事やらと思っていた緑有利恵ちゃんも上手くハマっていました。

そんな役者陣の中で、今回非常にショッキングだったのが粟田麗(高良くんの同棲相手役)。
この映画で、唯一オッパイをちょっと出してて・・・・って、そうじゃない!(いや、オッパイは出してますがw)
この人、劇中で服毒自殺しますが、その死にっぷりがあまりにもリアルというかえげつないというか、とにかく壮絶なんです!
これまで、ここまで観ている側に「死」の苦しさが伝わる死に方があっただろうかというくらいスゴいです。
(本当に死んでんじゃね?と思えるくらいです)

と言う事で、できればこの映画の公開までに原作を読み、その上でもう1回映画を観るか、それとも連ドラの方をレンタルするか・・・まあ、どうするかは考えます。。。
※※2010/11/3追記:原作を早速購入して読破しました。映画との比較考をこちらの記事にアップしました。※※

ところで、堀北ちゃんの義妹(美佳)役の子がけっこう可愛かったんだけど、誰なんだろう??
クレジット見てたけど誰か分からず、公式サイトもまだ満足に出来上がってない(しかもパンフも無い)ので分かりません。
早く情報が明らかになって欲しい所です。
※11/25追加:美佳役は、小池彩夢ちゃんという子でした。
 ただ、現在体調不良で仕事はセーブ中&ブログも休止中と、ちょっと心配です。

あと、クレジット無しでも分かったのが、ウルトラマンとウルトラマンタロウの夢の共演。これもお見逃し無く(?)

◆パンフレット:本日の上映では、当然販売無し(劇場公開されたら、パンフ情報も更新します)
 (1/29更新)小型の書籍タイプ・88頁・700円

白夜行

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【10-116】明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。 ★★★★☆
category: 2010年の映画レビュー | author: moeru-movie
よしもと製作の明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。を観てみた。

山口県から上京した桜美散(谷村)は、働き始めて3ヶ月の新人AD。
憧れて飛び込んだテレビの世界は、4日間家に帰れないのは当たり前のハードな雑用の日々だった。
テレビ局の世界は、結婚し損ねたお局デスク、セクハラまがいの先輩ディレクター(六角)、ろくに仕事もしないのに高いギャラだけもらう大御所放送作家などなど、魑魅魍魎のクセモノばかり。
まだ駆け出しADの美散は、毎日のようにミスをしては怒鳴られ落ち込んでいた。
そんな彼女の心の支えは、いつも優しく慰めてくれる先輩・堂本照子AP(西田)と、密かに恋心を寄せるファミレスで出会ったイケメン。
石の上にも三年、ADの睡眠は椅子の上で3時間……美散は2人の存在を心の支えに奮闘するのだが……。


まあハッキリ言って、この映画を観ようと思ったのは、谷村美月主演で、江口のりこも出てるし西田尚美も出てるってだけの理由だったりする。
そしてこの映画は、そんな谷村美月ファンの期待に応えるレベルの出来にはなっている。

全体的には、テレビ業界のノンフィクション(?)をベースとしたコメディなんだけど、それほど露骨に笑わせようという程あざとくなく、小ネタを適度に散りばめてクスリと笑わせるくらいのコメディ度です。
その小ネタに出てくる人がなかなか個性的な人だったり、意外な大物だったりで楽しいですが、中でもマツコ・デラックス対美月のエレベーターコントはなかなか秀逸。
(マツコと美月ちゃんの顔の大きさがあまりにも違いすぎるのが凄い!)
あとは、銭湯でケーキ食って食あたりする水着ギャル群の中に「吹田早哉佳」(映画「放送禁止 ニッポンの大家族」で林檎ちゃんを演じていた娘)が居たのも見逃しませんでしたよ。

そんな小ネタを挟みながら、映画の方はストーリーというよりもTV業界にうごめく色々なキャラの人にスポットを当てて時にはふざけ半分で、時にはリアルな人物描写で進んで行きます。
終盤〜ラストはかなり急展開でバタバタとまとめられた感はありますが、一応はハッピーエンド。
このラストに至るまで、とにかく谷村美月はカワイイです。
特に「コメディ!」っていうコメディ芝居はしていないんだけど、天然系の笑いは程よく織り交ぜられていて無理がありません。
他のキャストが全体的に濃い目の芝居なんですが、それほど引く事もなくスンナリと受け入れられます。

そしてエンドロールでは、恐らく「リアルTV局勤務女子」の写真が次々と流れるのも面白かったです。
(けっこう可愛かったり色っぽかったりする女子もチラホラ)
内容的には軽くて、映画館と言うよりもDVDか何かで自宅でまったりと観るのに向いている気がする1本ですが、少なくとも谷村美月マニアなら必見です!

◆パンフレット:他のよしもと映画共々製作・販売無し

明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。
※左が沖縄映画祭版。ほんの少しだけ違います。

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【10-115】END CALL ★★☆☆☆
category: 2010年の映画レビュー | author: moeru-movie
2008年に米国資本で製作され、米国では既にDVD発売まで行っているEND CALLを観てみた。

高校生の舞(芳賀)は、登校中に出会う堂島(小林)に一目惚れし、噂で聞いたある番号=禁番に電話をかける。
それは願いごとをかなえてくれる代わりに通話時間の分だけ命が短くなるという呪われた番号だった。
舞と堂島はめでたくつき合い始めるが、その頃から舞の周りで奇妙な出来事が起こり始める。
超高額な携帯電話の請求書に、友達の涼子(松木)の自殺。しかもその原因は涼子が堂島にふられたせいだという。
さらに大親友であったマコ(玲奈)が緊急入院してしまう。果たして舞を襲う悲劇は禁番の呪いなのか。それとも……?


プロットとしては良くある都市伝説ホラーっぽく、自分もその手の映画だろうと思って観たわけなのだが、終わってみると「ホラー」というよりも「世にも不思議な」系?みたいなミステリ系のような、少なくともコテコテの「低予算アイドル都市伝説」という映画ではありませんでした。

で、詳細はネタバレになるので控えるが、よくよく見ると、無茶苦茶な話です。
リアルに考えると全然辻褄が合わないというか意味不明というか、とにかく支離滅裂です。
こういう話って、都市伝説モノのような不条理且つ空想半分な世界の出来事のように描いていれば、リアリティなんか求めません。
しかしこの映画は、なまじラストでリアルな某人物の仕業?と思わせるカットを入れてしまった事により、都市伝説でなくリアル犯罪モノとして「何故?」「どうして?」「じゃああのシーンは何だったの?」という謎を放射してしまった。
う〜む、そんな事を深く考えずに観ればいいとは分かってはいるが、かなり消化不良(たぶん自分がアホなだけ)でモヤっと感が残りました。
序盤なんかはとっても良かったんだよね。
「剃刀歯ブラシ」シーンなんて「うわぁぁぁぁぁ!」と思ったし。。。
なのに「禁電にかけると寿命が縮む」という話のはずが、禁電かけたお姉ちゃんたちは皆死んじゃうし、携帯に「DOWNLOAD NOW」とか出てたけど、あれって何がダウンロードされてたの?も謎のままだし、何か色々と釈然としません。

そんな本編内容もさることながら、すごく気になったのがアフレコの声が浮きまくり&棒読み過ぎな事だ。
このアフレコのせいなのか、それとも元々みんな演技がアララなのか知らないが、とにかく芝居の質はかなり低い。
臼田あさ美(メガネ萌えだが)のちょっとあばずれたキャラも、乱暴な言葉が棒読み故にちっとも迫力が無い有様。
若い男2人なんか笑うしか無いくらい酷い棒読み芝居でしたよ・・・・。

そしてその男2人による終盤の乱闘シーン。
片方の男がナイフを取り出すのだが、その瞬間「シャキーン!」みたいな「キラ〜ン!」みたいな擬音が入るのは脱力しました。
子供向けの戦隊ものじゃないんだからさ・・・そんな擬音いらんっちゅーの。

という事で、ちょっとこのJホラー(?)は自分の好みには合いませんでした。
年末には早くもDVDが出るようなので、2年半前の若々しい女優さんたちの姿を見たい方はどうぞ。

◆パンフレット:販売無し

END CALL

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