映画感想を中心とした管理人の戯言です。
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< April 2018 >>




RECOMMEND
【18-051】ちはやふる -結び-(ネタバレあり) ★★★★★
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
当然のように初日舞台挨拶は外れてしまったので、普通にちはやふる -結び-を鑑賞。

瑞沢高校競技かるた部員の綾瀬千早(広瀬)と若宮詩暢(松岡)が、全国大会で激闘を繰り広げてから2年。真島太一(野村)、綿谷新(新田)らと共に名人・クイーン戦に挑む千早だったが、詩暢と戦えない自分の実力不足を痛感する。
そんな中、千早たちの師匠・原田秀雄(國村)が史上最強の名人とされる周防久志(賀来)に敗れてしまい、新が彼に挑戦状をたたきつける。
その後3年生になった千早は、高校最後の全国大会に向けて動くが……。


今まで「上の句」「下の句」共に4点と、まずまず「面白い」と満足できた安定のシリーズ。
面白かったけど、何か引っかかる所があって満点に届きませんでしたが、今回はサービス込みで満点にしました。

まず全体構成ですが、ベタなスポ根もののテンプレートに乗った、良く言えば安定の面白さ、悪く言えばまた同じという流れです。
まあ決勝で新率いるチームと当たるんだろうなという事は予想できるし、その大一番を前に太一が離脱というのも定石通り。
もちろん太一は最後の大一番には戻ってくるわけですが、これもテンプレ通りで、分かっているけど安心はできます。
どうやらこの筋書きは原作とは異なるようですが、この際原作がどうとかは度外視でいいでしょう。
と、ここまでベタ展開が続けばオチがどうなるかも見えたものです。(後述)

ここでストーリーはいったん置いておいて、キャストですが、主要なキャストが全員据え置きっていうのはいいね。
広瀬すずは、この千早役は当たり役だと思うし、他のキャストも完全に役に馴染んでいます。
そして今回は新キャストを加えて変化を持たせており、その変化自体は自分としては評価したいところです。

しかし!

主要な追加キャストは「佐野勇斗」「優希美青」「清原果耶」だけど、例えば佐野は最初は尖がってたのに、何かいつのまにか普通に馴染んでたり、優希に関しては、太一目当てと言う不純な動機で入部したにも関わらず太一が離脱しても部に居続け、最後には試合にまで出ちゃってるという心情が深掘りされてないので、いまいち心に響きません。
新メンバーを入れた分、従来メンバーの見せ場が減ったにも関わらず、その新メンバーのキャラも中途半端に終わったのは残念な事です。
まあ、中途半端といいながら優希美青の少しコメディ要素も入った芝居や、清原果耶の相変わらずの目力(めぢから)には満足しているので、プラマイゼロくらいですけどね。

そしてストーリーに戻りますが、これは予てから思っていましたが、競技かるたのルールをちゃんと理解できていないって事がけっこうなマイナス要素になるような気がします。
そう言いながら、藤岡東高校との決勝のクライマックスは、ルールが良く分からない自分が見ても、圧倒的に藤岡東有利という事は分かる訳です。
仮にも全国大会の決勝に勝ち上がってくるチームが絶対有利で勝利間近になりながら、ウルトラミラクルで瑞沢が勝ってしまうのは、「それもベタドラマ」なのか「やりすぎ」なのか、自分の中でももやっとする所です。

と、不満点も無かったわけではないのですが、全体的には飽きずにしっかり楽しめた(且つ、大きく引っかかる減点ポイントは無かった)という事で満点です。
最後の最後の広瀬すずが高校教師(って事でいいんだよね?)に見えないのはご愛嬌という事にしておきます。
このシリーズがここで本当に「結び」になってしまうのは残念ですが、可能なら各部員のスピンオフ短編でも作られて欲しいものです。

◆パンフレット:720円

ちはやふる -結び-

よろしければポチっと投票お願いします。⇒

JUGEMテーマ:映画館で観た映画

comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【18-050】犬猿 ★★★★☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
観たかったのに終わっちゃったよぉ・・と思ったらキネカ大森でムーブオーバーしてたので犬猿を鑑賞。

印刷会社で営業を担当している金山和成(窪田)は、刑務所から出てきたばかりの乱暴者の兄・卓司(新井)を恐れていた。
一方、幾野由利亜(江上)と、芸能活動をしているおバカな妹の真子(筧)は、家業の印刷工場を切り盛りしていた。
兄弟と姉妹の関係は、あるときから変化し始め……。


チンピラ兄&大人しい弟、しっかりしてるけどプライド高くてブスデブの姉&頭悪いけどデカパイで軽い感じの妹という2組の兄弟姉妹を中心とした日常ドラマです。

吉田恵輔監督と言えば「純喫茶磯辺」(4点)、「さんかく」(4点)、「ばしゃ馬さんとビッグマウス」(4点)、「麦子さんと」(5点)、「ヒメアノ〜ル」(5点)と、実際に劇場鑑賞した作品としては驚異の高得点を誇る監督で、まさにハズレ無しという事で楽しみにしていました。

この高得点群の作品も、「ヒメアノ〜ル」を除けば親子とか友人関係に主眼を置いた日常ドラマでしたが、今回は兄弟姉妹という事で楽しみにしておりました。
まあ、キャラ設定の段階で「この兄弟姉妹が仲良しって事は無いよな」って事は感じ取れてしまうんですが、それを分かって観ても「あるあるネタ」として楽しめる所もあるし、単純に笑っちゃうシーン(例えば姉の江上が待望のデートでブタ鼻鳴らす笑い方を連発するシーンとか)もある。
ちょっとした事件(劇中の当人たちにとっては割と大変な事だが)で起伏をつけながらも、どこか少し平和に感じながら淡々と進みます。

結局、犬猿に見えて犬猿じゃないってオチなんだろうけど、正直それは無理あるよな・・・と感じる部分もあります。
でも、あながち「有り得ない。ドッチラケ」と切り捨てるほどでも無いので、何とか後味は悪くならずに、途中退屈で寝る事も無く観終える事が出来ます。
(強いて言えば、あんな深い傷を負って瀕死に見えた兄貴がちゃっかり生きてるのがちょっとウーン・・と感じたくらいです)
終盤、幼い時の兄弟姉妹のエピソードを出したところが説得力を少しは持たせられた要因と解釈しております。

さて、演者ですが、やっぱりポイントは江上と筧姉妹でしょう。
まあ江上さんは頑張ってましたよ。役柄にもフィットしてたし。「上手い!」と褒めるほどじゃないけど、まあ及第点でしょう。
筧さんは、「おっぱいだけで選ばれたのか?」「劇中同様枕なのか?」と感じてしまうくらい芝居がぎこちない所がありますが、実際こういうおっぱい星人って居るんだから仕方ないし。
エロい男目線で観ると、頭の固いブス姉よりも、おっぱい大きくてすぐにやらせてくれそうな妹の方に目が行っちゃうという部分では役得ではありました。(散々な物言いだなwww)

「そろそろハズレ引いちゃうか?」という不安が全く杞憂だった吉田監督。
また次回作も楽しみにしております。

◆パンフレット:700円

犬猿

よろしければポチっと投票お願いします。⇒

JUGEMテーマ:映画館で観た映画

comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【18-049】時間回廊の殺人 ★★☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
プレゼントチラシ目当てではあったが、本編にも興味があったため時間回廊の殺人を観る事に。

1992年11月11日、ある一軒家で殺人事件が起き、その家の主婦ミヒ(キム・ユンジン)が夫と息子の殺害容疑で逮捕される。
息子の死体は見つからず、彼女は無実を主張するが、懲役30年という刑が下る。
それから25年が過ぎ、仮釈放されたミヒはいまだ行方不明の息子を捜す手掛かりを得るため、事件現場である家に戻ってくる。


まあね、当初は観るつもりはなかったけど、急に気が変わって観ただけに予備知識はほぼゼロだったわけです。
タイトルとか全体的な雰囲気から「犯罪ミステリー」と思うのも当然だよね?
で、本編が始まると、最初こそ犯罪ミステリー風に進みはするものの、老け過ぎのメイクによるキム・ユンジン(この人、「シュリ」の印象で止まってたので、メイク抜きにしても年相応に老けたのにビックリ)が事件のあった家に戻ると、何やら幽霊的なモノが登場し始める。やがて映画のタッチはホラー風に・・・と変わっていくわけですが、こちらはホラーマニアゆえにホラー感が爆上げしてくれるのはむしろ歓迎でした。

しかし!!

中盤から後半にかけて映画は4次元の世界へと移り変わっていきます。
SFと言えばいいのか、時空旅人系なのか、ファンタジーなのか「世にも奇妙な」系なのか・・・・
すみません。そういうのは自分は全く期待してなかったし、何か強引な話の引っ張り方だったり意味の分からないシーンもあったりで自分の心は映画の進行とともに急激にトーンダウンしていくのでありました・・。
何かハッキリ言って、終盤のストーリー展開って、かなりぶっ飛んでたと思うんですけど・・。

はい。すみませんが、「自分の思ってたイメージと全然違ってた」という不条理な理由で点は辛いです。
UWFの試合を見に行ったつもりがFMWだったみたいな感覚です(意味不明)
今度は「突っ込みながら観てみる」という楽しみ方でもいいので、もうちょっと真面目に観てみようかな?(もちろん衛星放送とかで放映されればだけど)

◆パンフレット:700円

時間回廊の殺人

よろしければポチっと投票お願いします。⇒

JUGEMテーマ:映画館で観た映画

comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【18-048】去年の冬、きみと別れ ★★★☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
映画を楽しむために事前の予備知識を一切シャットアウトして去年の冬、きみと別れを鑑賞。

松田百合子(山本)と婚約しているルポライター耶雲恭介(岩田)は、猟奇殺人事件の容疑者である天才カメラマン木原坂雄大(斎藤)のスクープを狙っている。
この事件は世間を大きく騒がせたが、真相はわかっていなかった。耶雲は事件を解明しようと奔走するが、百合子が木原坂の標的になり……。


こういう「あなたはきっと騙される」的な煽りコピーの映画って過去にも何本もありました。
そういう場合、「いやいや、こっちはお見通しだぜ(ドヤ)」って言いたい所なんですが、何百本と騙し映画を観ている割には毎度毎度騙されやすい自分にとっては、むしろ気持ちよく騙して欲しいと願っているわけです。

そんな中観たこの映画、結論から言うと「これって騙したうちに入るの?」っていうほど薄味なカラクリで、全然気持ちよくありません。
そもそも、後で復習した自分なりの感想としては「原作とずいぶん違う」っていう事が根っこにあります。
まさか原作を知っている人を騙すための煽りというわけでは無いのでしょうけど、簡単に言うと「この人の素性は実はこういうものでした」ってだけで、それこそ「騙し映画」でない普通の映画でも掃いて捨てるほどよくあるカラクリじゃないのかな?

自分は原作の詳細は全く知らないんだけど、「二章」から始まるスタイルから察するに、原作は叙述トリックだったりしたのかな??(的外れならすみません)
だとすると、映像化にあたっての改変は避けられず、それに伴って騙し度合いが薄まってしまうのも止むを得ない事なのかもしれません。

で、原作を知ってる・知らないに関わらず、こういう「騙すぞ、騙すぞ」と煽ってる映画だと、見る方も色々な描写を裏読みして「実はこうでしょ?騙されるもんか」って少なからず思っちゃう事で、何だか純粋に楽しむ事が出来なくなっちゃうのは罪な事だと思うのですよ。
まして、小説でも映画でも「首なし死体」「全身黒こげの焼死体」って言ったら、「実はその死体の主とされている人は別人でした」っていう定番じゃないですか。
※数か月前に観たM嶋N子主演の某邦画でもあったよね・・・
そうするとさ、もう「ああ、山本美月だと言ってるこの焼死体は別人なんだろ」「別人って事は誰かって言うと・・・あの人しかおらんやんけ!」と騙されやすい自分にもすぐに分かっちゃうわけです。
「騙されますよ」とか煽られなきゃ素直に騙されたかもしれないのにね・・・

と、もっぱら映画のコピーに関する不満をグダグダ書く形になってしまいましたが、話自体はまずまず纏まってるし、伏線も回収されているので悪くはなかっただけに、余計に残念に思ってしまったわけです。
まあ、映画を見せる側としては「騙し」って要素をアピールして見に来てもらおうという気持ちも分かるんですけどね・・・。

そんなわけで、本編はギリギリ4点でも良かったんですが、余計なコピーへの抗議の意味も込めて3点に落としておきます。
※鑑賞後、いくつかのレビューを見ると、やはりこのコピーに対する否定的な意見も散見されておりました。そりゃそうだよな・・・

◆パンフレット:720円

去年の冬、きみと別れ

よろしければポチっと投票お願いします。⇒

JUGEMテーマ:映画館で観た映画

comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【18-047】触手 ★☆☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
タイトルからして怪しすぎる触手を鑑賞。(未体験ゾーン28本目)

若く美しいアレハンドラは、夫アンヘルの暴力に耐えながら2人の幼い子供を懸命に育てていた。
一方、妻の苦しみに無頓着な夫は、あろうことかアレハンドラの弟ファビアンと一線を越えた仲になっていた。
ある日、森の奥でファビアンが無惨な姿で見つかり、アレハンドラは悲しみに暮れる。


冒頭、いきなり女のオナニーシーンから始まり(毛も丸出し)、まさにエロティックな内容を期待させる本作でしたが、終わってみれば全く意味の分からない退屈極まりない作品でした。
何かねぇ・・・とりあえずSEXシーンはそこそこ多いんだけど、完全なマグロ状態で寝てるだけの女の後ろから勝手に入れて腰振ってるオヤジとか、その親父は今度は男のケツに入れて腰振ってるとか、単なる変態描写でしかなく、そういった変な人間関係があっちにもこっちにもあって、物語はむしろカオスな下半身物語にも見えます。

そこへ持ってきて「触手」ですよ。
もうその存在が中途半端。この触手が何するわけでもなく、たまーにソーセージみたいのが出てきて何やら怪しく動くだけで大してストーリーに絡んでない印象なのです。

少なくとも、見たまんま理解しようとすると全く意味不明です。
触手シーンといいSEXシーンといい、各エピソードは気合を入れて撮っているものの、映画全体の「線」として観ると、何がどこに向かってどこに着地したのか全く分からず、根負けして睡魔に負ける始末です。
この抽象的なシーンの連続から何かを感じ取れとでも言うのか分からないけど、もうちょっと娯楽作品としてまとめて欲しかったです。

で、制作国を見ると「スイス/デンマーク/ドイツ/ノルウェー/フランス/メキシコ」だって。何か国が絡んどるねん!
まとまりのない映画の内容は、この混沌とした制作体制にあるのでは?とも思えてしまいます。

ちなみに、全然本編とは関係ありませんが、未体験ゾーン30本鑑賞でもらえるチラシセットはとっくに入手済みです。
「チケットだけ買って映画は見てない」「チケット買って映画見たけどかなりの割合で爆睡したのでカウント外にした」ってのが何本もあるので・・・(; ̄Д ̄)

◆パンフレット:販売無し

触手

よろしければポチっと投票お願いします。⇒

JUGEMテーマ:映画館で観た映画

comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【18-046】悪魔の奴隷 ★★☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
未体験ゾーン27本目は悪魔の奴隷です。

リニの母親は、3年以上も原因不明の病と闘っていた。その治療費がかさんだことから、一家は家を売って祖母が暮らしていた田舎に引っ越す。
だが母親はこの世を去り、父親は遠くの町に働きに出る。リニと弟たちだけで暮らすようになると、母親と思われる霊が現れる。やがて、生前の母親が不気味な集団と関わりを持っていたことがわかり、リニたちは過去を調べようとするが……。


インドネシア産ホラーという珍しい1本です。

と言っても、全体のホラー度は、ハリウッド系のホラー(呪いとか悪魔)よりJ−ホラー(怨念とか幽霊)寄りな感じで、派手さはゼロです。
ホラーとしては、ストーリーで怖がらせるというよりは「お化け屋敷」的な怖がらせ方で、何だか良く分からないけどちょっと怖い(不気味)なシーンを繋げている印象です。
でも、各々の描写は「それって要る?」っていう中途半端なものもあるし、早々に本編への興味が失われました。
全体的に暗い雰囲気で、地味な展開な事もあり、正直言って何度か意識を飛ばしました・・・。
う〜ん、怖けりゃストーリーは二の次でもいいんだけど、それにしても本編が何か今いち意味が分からなかったのは辛かった。
このへんはインドネシアの文化を知る/知らないの影響があったのだろうか・・・??(たぶん関係ない)
で、インドネシアって土葬なのね。土葬怖い(; ̄Д ̄)

◆パンフレット:販売無し

悪魔の奴隷
※チラシは出ていません。

よろしければポチっと投票お願いします。⇒

JUGEMテーマ:映画館で観た映画

comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【18-045】ミスミソウ ★★★★★
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開に先駆けて、完成披露試写でミスミソウを鑑賞。

東京から田舎に転校してきた野咲春花(山田)は、学校でひどいいじめを受けていた。唯一心を許せる存在は、同じ転校生の相場晄(清水)だけだった。
彼の存在を頼りに学校生活を送っていた春花だったが、いじめはどんどんひどくなっていく。ある日、彼女の自宅が火事になってしまい……。


原作はコミックです。
いつもなら「当然読んでません」と続くんですが、今回は「ミスミソウ完全版」上下巻ともしっかり読んでいます。
何故かと言うと、この映画(原作)はかなりハードなスプラッターホラーであり、「トラウマ漫画」と言われるほどの救いようのない凄まじいバッドエンド話だからです。(私はバッドエンド大好きです)
今回の映画も、ズバリ言って「あの原作がどこまで実写化されてるか、見させてもらおうじゃないか!」という気分で観ました。

結果・・・・

想像以上に原作が再現されています。これがR15+じゃダメだろ!ってくらいのスプラッター&切株描写が満載で満足しました!
とにかく、惨殺復讐に関しては、かなりの割合が原作通り再現されております。
もちろん、かねてから「原作と映画は別物」「原作と似ているかどうかが映画の評価軸になる事はおかしい」と思っているので、単に原作と同じだから高評価という短絡的なものではありません。
単純に「復讐モノ」のスプラッター映画として面白かったのです。

これ、けっこう予告編でチラチラ見せてるけど、自分としては春花が燃え盛る自分の家を見て、普通なら「キャー!」って叫ぶところ、悲鳴を上げてるんだけどその声がまともに出ていないというまさに「声にならない」慟哭のシーンが非常に印象的でした。
その後、一時的に失語症になり、更に無表情の復讐殺戮サイボーグへと変貌する流れも非常に興味深い。

但し!

肝心なのはラストですよ。
トラウマになるような鬱ストーリーは原作通りなんですが、ラストのラストは原作と違います。
原作での「お爺さんが電車の中で・・・」のシーンは無くなり、代わりのシーンが付け足されています。
その付け足しラストなんですが、正直言ってバッドエンド度が薄まってしまっています。
ちょっとだけネタバレしちゃうと、原作ではほぼ全員が無残な死を遂げていましたが、このラストでは1人が生き残っています。
誰が生き残っているかは伏せますが、自分はこのラストは頂けないと思いました・・・・。

と、不満な所はあるのですが、全体的に印象的なのは「雪景色」です。
とにかく「一面の白い雪」と「赤い血」のコントラストには美しさを感じます。
血がちび散れば飛び散るほど、その光景はアートに見える。
個人的には、アルジェント監督の「シャドー」で、手首を斧で切り落とされた女が白い壁に血を吹き出すシーンを思い出しました。
これぞスプラッターの醍醐味です。

もう1つ、この残酷な話の根底には「異常な愛情」があるのも見逃せません。
相場→春花、妙子→春花、流美→妙子・・・と色々な関係の中に「愛情」が感じられます。
しかし、その愛情は「暴力」という手段で表現されるところが異常です。
そこに注目するのも面白いかもしれません。

最後に、原作を読んでる人は分かると思うけど、担任教師をはじめ、ゲロを吐くシーンが何度も出てきます。
ストレスの末に吐く教師以外にも、友達の惨殺死体を見て吐いたり、格闘で腹に膝蹴り食らって吐き・・・ととにかく嘔吐シーンが多いです。
しかも、そのゲロがやけにリアルなので、他人が吐くシーンが苦手な人(けっこう居るみたいなんですよね)はご注意ください。

この試写で、相手の目に五寸釘ぶっ刺した後、鉄パイプで無表情のままボッコボコにする山田杏奈に惚れたので、公開されたらまた観に行く事も検討します。
血みドル山田杏奈にこれからも注目します!

◆パンフレット:公開前につき未発売(公開時に更新します)

ミスミソウ

よろしければポチっと投票お願いします。⇒

JUGEMテーマ:映画館で観た映画

comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【18-06】ミスミソウ 完成披露試写・舞台挨拶レポ
category: 2018年の舞台挨拶 | author: moeru-movie
公開に先立って、一足先に完成披露試写に行ってきましたよ。

■会場:新宿バルト9
■座席:B列(A列マスコミ)
■MC:奥浜レイラ
■登壇者:山田杏奈、清水尋也、大谷凛香、タテタカコ(主題歌)、内藤瑛亮監督

それではマスコミも入っているので、こちらのレポは軽めにどうぞ。

(初お披露目になりますが、役にはどう向き合いましたか?)
山田「すごく緊張しました。原作も中学生の頃に読んでて、リアル中学生だったので凄い話だなと。春花は両親を焼き殺されて復讐するんですが、その前の優しい静かな所がサイボーグのようになるコントラストを大事にしました」
(中学生の時にあの原作を読んでたって凄いですね)
山田「バッドエンドとかグロいのが好きなのでww。友達にも勧めながら読みました」
(共感はありましたか?)
山田「共感よりも後味が悪かったです」
清水「原作を読んだとき、誰と誰のLOVEじゃなく、全体的なラブストーリーと思いました。グロテスクな所はあるけど根底にあるのは愛情だなと」

(女王さまのような役でした)
大谷「演技自体が初めてだったので、本当に私がファンに愛されている作品で演じていいのか不安でした。まず金髪にして形から入ってストッパーが取れました。現場では監督や杏奈ちゃん、キャストの皆に支えてもらいました。今日は劇中と違いますけど覚えて帰ってください」

(監督は撮影の1ヵ月前に決まったそうですね)
監督「準備期間が1ヵ月なので現場は大混乱でした。衣装が違うとかロケ地が違うとかもありました。CGももう分からなくて、"緑のテープ巻いときゃいいか"ってぼんやりとやってました。今回は準備期間が短かったので雑音を聞く時間が無かったので、むしろ素直に撮れました」
清水「僕も緑のテープを巻いとけばいいんだと思ってましたwww」
山田「アクションは楽しんでできました」
監督「殴り殺す所なんか楽しんでやってましたよ。もうボッコボコ。あんな風に殺されたいwww」
山田「鉄パイプを振り下ろされてる子は背中に板を入れてるので、まあいっかって・・・・ww」

(深い雪とのコントラストが綺麗でしたが、雪は大変だったのでは?)
清水「余裕でした」
監督「雪まみれ、血まみれで大変だったと思いますよ」
清水「向こうが寒すぎて、東京に帰ってきたら半袖で何でも行けると思いました」
大谷「私、東北出身なんですけど、それでも見た事無い。足元にカーブミラーがあるんですよ。でも、暗くなったら撮影が終わりになったので、ゆっくりできましたが、れなちゃん(注:佐山役の大塚れな)が一番年齢が若いのに2階で1人で寝てて凄いなって。私は怖くて布団をぴったりとつけて2人で寝てました」
監督「男子はコタツで話してたよね。清水君からは"キャメロン・ディアスと付き合うにはどうしたらいい?"ってwww」

(ここで原作の押切蓮介先生から直筆のイラストが届いているという事でお披露目されます)←このへんは実際の画像も含めてマスコミ記事を参照ください。
監督「押切先生は俳優部にはみんなサインしてましたね。おかげで見学に来たのに見れなかったようです」
(続いて主題歌のタテタカコさんによる生歌披露です)※このあたりのくだりは省略します。

(それでは最後にメッセージを)
山田「初主演で緊張しました。主演は先の事と思ってました。もっとキラキラした話かなと思ってたら真逆で・・・www。でも、完成したものを観て私らしいのかなって思いました」
監督「キラキラじゃなくてごめんねwww。キラキラした青春映画はいっぱいあり、キラキラした人には刺さると思うけど、自傷行為に近い暴力・・・他者を傷つける事で自分も傷つくという、そういうのもキラキラした人に刺さると思う」

という事で終了です。
フォトセッションは、最初は「ミスミソウ 4・7公開」みたいなパネルを持った画を一通り撮影終わったと思いきや、「押切先生の原画も持った画も撮りましょか?」なんて言っちゃうもんだから、もう1回り撮影(そりゃあ画的にはオリジナルイラストを持った画の方がキャッチーですからね)となったおかげで長かったです。
でも、その間、B列だった自分は山田杏奈を長時間ガン見できてかえって良かったです(キモオヤジかよ!)
山田杏奈ちゃんは、「咲 Saki」舞台挨拶で1回見てるはずなんですが、何故か全然覚えてない(おい!)という状況だったので、今回改めてそのカワイさを確認できました(前よりも少し髪が短くなってたのが余計にかわいい)

さて、この映画の公開時の初日舞台挨拶にはあの生徒たちが大挙して出てくるんでしょうかね?
映画が気に入ったので、もう1回初日に行くかどうか悩んでおきます・・・

◆映画ナタリー:「ミスミソウ」山田杏奈、清水尋也、大谷凜香が原作者・押切蓮介のイラストに歓喜
◆コミックナタリー:映画「ミスミソウ」“リスペクト込めた”押切蓮介のイラストに山田杏奈らが笑顔
◆アニメイトタイムズ:『ミスミソウ』完成披露イベントで女優・山田杏奈さんが“炸・裂・殺・人シーン”を大絶賛! 原作者・押切蓮介先生の直筆イラストも公開に
◆ORICON NEWS:山田杏奈、映画初主演作に本音「キラキラとは真逆の作品」
◆クランクイン!:山田杏奈、“復讐劇”での映画初主演に本音「もっとキラキラしたお話かなって」
◆映画ランドNEWS:『ミスミソウ』山田杏奈、清水尋也らが原作者描き下ろしイラストに感激!「目がすごいんです!嬉しい」
◆まんたんウェブ:山田杏奈:殴り殺すアクション絶賛され苦笑 「人格を疑われます…」
◆シネマトゥデイ:山田杏奈&清水尋也、トラウマ漫画『ミスミソウ』実写化への思い
◆ウォーカープラス:山田杏奈、初主演映画で壮絶バイオレンスに開眼!?「勢いで楽しくやらせてもらいました」
◆映画.com:山田杏奈、初主演映画の殺りくシーンで「まあ、いっか」と監督絶賛の熱演

よろしければポチっと投票お願いします。⇒

JUGEMテーマ:出演者舞台挨拶

comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【18-044】blank13 ★★★☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
ちょっと気になっていた作品だったblank13を鑑賞。

コウジ(高橋)の父・雅人(リリー)は、ギャンブルで借金を作って13年前に姿を消し、見つかったときには余命3か月だった。
母の洋子(神野)と兄のヨシユキ(斎藤)は見舞いを拒むが、幼いころ父とキャッチボールをした思い出があるコウジは入院先を訪ねる。
しかし家族の溝は埋まらないまま、雅人は帰らぬ人となり……。


偶然にしては最近観てる映画は全部コレ。「実話ベースの映画」です。
と言っても、それほど大変な出来事とか偉人とかそういう実話でもなく、1人のおっちゃんが失踪してから再開するまでの13年間のブランクをめぐる家族ドラマです。

これねぇ、キャスティングが既にミスリードになってるんですよね。
父ちゃんがリリーさんで、借金で滅茶苦茶になった挙句に失踪。残された家族は苦労しながら今を生きてる。
その段階でこの父ちゃんは「どうしようもないクズ男」なんですよ。リリーさんには悪いけど、リリーさんが演じた時点でどこかクズ臭が漂っちゃうわけです。
そこに持ってきて、ささやかな葬儀会場での風変わりな外見のエキセントリックな参列者からの思い出話ですよ。
そこでダメ親父の隠された面が語られて・・・って事で、その「真実」と、映画を観ていた人が貼っていた「レッテル」のギャップに驚かされるわけです。
と言っても、ことさら大袈裟に盛り上げる演出という事もなく、映画はむしろ終始淡々としたタッチで描かれている感じです。
この葬式シーンをどう受け止めるかでこの映画の評価は決まるのではないでしょうか?

ハッキリ言うと、自分はさほど高評価を下せるほど心に刺さりませんでした。
いくら他人には「バカなのか?」ってくらい親身になって金を用意して・・・みたいな「いい人」であっても、一方で家族を辛い目にあわせている。
それは本当に「いい人」なのか?いや、家族にしてみたら堪らんだろう。やっぱりクズ親父でしょ。でも泣いて許しちゃうの??
どうもそのへんが釈然とせず、感動には程遠い印象を持ってしまいました。

そんな葬式シーン全体はコミカルなテイストで描かれているんだけど、結局佐藤二朗氏のいつものあのノリで1人で笑わせにかかっており、映画のバランスとしては非常に浮いている。
芸達者な伊藤沙莉あたりがもう少しボケ倒してくれても良かったと思いつつ(それは自分が多少沙莉推しという事もあるが)、出番自体が少ないまま終わってしまったのは残念でした。

上映時間は70分。
もう「短編」のレベルですが、体感としては90分以上でした。
それは時間以上に「退屈」と感じた所が多かったからなのかな・・・・

◆パンフレット:800円

blank13

よろしければポチっと投票お願いします。⇒

JUGEMテーマ:映画館で観た映画

comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
【18-043】15時17分、パリ行き ★★☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
たまには未体験ゾーンを離れて普通の映画を観ようって事で15時17分、パリ行きを鑑賞。

2015年8月21日、554人の客が乗るアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリスに、武装したイスラム過激派の男が乗り込み無差別テロを企てる。
乗客たちが恐怖に凍り付く中、旅行中で偶然乗り合わせていたアメリカ空軍兵スペンサー・ストーンとオレゴン州兵アレク・スカラトス、二人の友人の大学生アンソニー・サドラーが犯人に立ち向かう。


クリント・イーストウッド監督+実話ですよ。
「ハドソン川の奇跡」がとても面白かったので、当然今回も期待しました。
が、結論から書くと、今いち面白くはありませんでした。

これねぇ・・1本前の「メイズ 大脱走」でも書いたんだけど、「実話」だからと言って「エンタメ作品」としての出来が優れたものになるとは限らないと思うのです。
良くも悪くも映画的に、見世物として「盛り上げ」「演出」「脚色」ってものは必要だと思うのです。
それを排除すると「ドキュメンタリー」になっちゃう(いや、ドキュメンタリーにしても盛り上げはあると思うが)んだけど、この映画はドキュメンタリーじゃなく、れっきとしたエンタメ作品なはずなんです。
しかし、少なくとも「面白い」という作品にはなっていないんですよね。

この手の映画のテンプレートに沿うなら、始発駅から「問題の車両」に乗り込む様々な人のバックストーリーを入れながら、そこに「犯人」と「ヒーロー」の行動も挟み込み、犯行の開始までのプロセスをジリジリとした緊張感の中に描いて行く。そして遂に犯行が・・!っていうものだと思うのですが、この映画の柱は、後にヒーローとなる3人の生い立ちが中心なんです。
軍隊に入ったけど、自分が希望する職種には不適合って事で違う所に配属になってやさぐれて・・とか、そういう話が中心なんですよ。。。。
つまり、「テロリスト対一般市民」というサスペンスでなく、「3人の青年たち(後にテロリストを退治する)のヒューマンドラマ」(ドキュメンタリータッチ)というわけです。
このギャップが「なんだ、つまらないや」という風に感じられてもそれは仕方が無いところだと思います。
そして自分は鑑賞後まで知らなかったのですが、劇中の演者はテロリスト以外はほぼ「本人演」だったとか!
う〜ん、ますますドキュメンタリーですね。
※特に芝居がド下手だ!とかは感じませんでした。(上手いとも思わなかったが、まあまあ自然だったのでは?)

そういうわけで、尺も90分強と短い上に、肝心の「車内でのテロリストとの戦い」がせいぜい10分程度と言うところは正直言って拍子抜けした点を顧慮して、「やや不満」点です。
1つ分かった事は「柔術最強やん!」って事。さすがに刃物持たれると無傷では終わらなかったけどね。

◆パンフレット:820円

15時17分、パリ行き

よろしければポチっと投票お願いします。⇒

JUGEMテーマ:映画館で観た映画

comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
new old
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
LINKS
PROFILE
OTHERS
SEARCH