燃える映画軍団【ブログ編】2024-03-15T03:00:59+09:00映画感想を中心とした管理人の戯言です。JUGEM【24-011】ハンテッド 狩られる夜 ★★☆☆☆http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950712024-03-08T00:28:51+09:002024-03-07T15:28:51Z2024-03-07T15:28:51Z自分が大好きな『ハイテンション』『ヒルズ・ハブ・アイズ』のアレクサンドル・アジャ製作と聞いてハンテッド 狩られる夜を観てみた。
製薬会社フィンザーでSNSマーケティングを担当するアリス(カミーユ・ロウ)は、不倫中の同僚との逢瀬を終えて、夫の待つ家に向かっ...moeru-movie2024年の映画レビューハンテッド 狩られる夜を観てみた。
製薬会社フィンザーでSNSマーケティングを担当するアリス(カミーユ・ロウ)は、不倫中の同僚との逢瀬を終えて、夫の待つ家に向かって車を走らせていた。
人里離れたガソリンスタンドに立ち寄ったアリスと不倫相手は、従業員の姿がなかったことから店を出ようとするが、その瞬間にどこからか銃弾が飛んでくる。
腕とスマートフォンを撃たれ、彼女が戻らないのを案じて店内に入ってきた不倫相手も射殺される。助けを呼ぶすべもない中、アリスは謎のスナイパーから逃れようとする。
アジャ作品を観るのは、2019年の「クロール −凶暴領域−」以来かな。
やっぱり冒頭で記した2作品がホラーとしては実によく出来ていると自分は評価しているだけに、恐怖度やグロ度も一定レベル以上を期待していました。
が!
結論から言うと、かなり期待を下回る残念な出来に感じました。
「夜中に人気の無いGSで何者かに急に狙撃されて身動きが取れない」というワン・シチュエーションのホラー(というかサスペンス寄り)です。
誰が狙撃してるのかはもちろん分からないし、ターゲットの女の不倫相手は速攻で射殺。
こうなると「どうにかして逃げる」か「犯人を倒す」というオチが普通ですが、この手のシチュエーションものだとオチよりもオチに向かう過程をどこまで緊張感持って引っ張れるかだと思うんですが、その過程がダレて感じたというのが残念と感じた要因です。
開巻早々にして狙撃される掴みは良いんですよ。
でも、そこからなかなか事態は進展しないし、途中で第三者が何人か件のGSに立ち寄るんだけど映画の起伏に貢献する事無くやはり速攻で射殺されてしまう。
更に中盤以降は犯人が色んな事をベラベラと喋りまくる始末。
こういう展開だと、「犯人はダンナ」に落ち着かせるか、「全くどこの誰か分からない」と言う「激突!」的なオチにするかであり、結果的に後者だったわけですが、それならあの喋りはあまりストーリーとは関係無く、自分は完全にこの後半で飽きてしまいました。
クライマックスは狙撃を免れた女の子と合流した主人公が遂に狙撃犯と対峙する(何のために犯人がGSまで入って来たのかも今イチよく分かりません)わけですが、まあ詳しくは書きませんが「ん〜、そういう終わり方・・・」と一応は腑に落ちたようなモヤっとするような結末でした。
って言うか、あのラスト前の刺された時点で犯人致命傷じゃ無いの?急にジェイソン化しちゃった?とやっぱりモヤっとする。
主人公女も不倫女なのでどこか因果応報みたいな感じで共感は感じにくいのもマイナスかなぁ。。。
今回、アジャは「製作」って事だったので、ぜひ今度は「監督」の作品を観てみたいものです。
別に必要以上にグロくしてくれとは言いません。面白ければいいので・・・。
◆パンフレット:600円
先着特典チラシ(右)配布があると言う事を完全に見逃していた(シネマート新宿は土曜で終わったらしい)が、普通に日曜にイオンシネマセンター北で観てチラシもらえてラッキーでした。
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]]>【24-010】マーダー☆ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 ★★☆☆☆http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950702024-03-03T12:14:00+09:002024-03-03T03:15:32Z2024-03-03T03:14:00Z正直、地雷臭が高いと感じながらもマーダー☆ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿を観てみた。
「一夜のうちに3人のいけにえの血を滴らせると死者が蘇生する」という伝承が残る鬼灯村。その伝承を基にした「三つ首祭り」が行われている夜に、村長を務める一乗寺家の当主...moeru-movie2024年の映画レビューマーダー☆ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿を観てみた。
「一夜のうちに3人のいけにえの血を滴らせると死者が蘇生する」という伝承が残る鬼灯村。その伝承を基にした「三つ首祭り」が行われている夜に、村長を務める一乗寺家の当主が、屋敷で何者かに殺害される。
鬼灯村への一本道で土砂崩れが発生して警察の到着が遅れる中、屋敷にいた探偵・斑目瑞男(劇団ひとり)とその助手・村城和兎(剛力彩芽)ら、8人の男女が事件の真相を追う。
だが、彼らはそれぞれ人には言えない秘密と当主殺害の動機を抱えていた。
【体験型ゲーム「マーダーミステリー」をベースにしたドラマの映画版】との事ですが、ゲームの事もドラマの事も1ミリも知りませんでした。
【全部“ガチ” 全アドリブ】って言うのが一つの"売り"みたいですが、どこまでがアドリブなのかも分からんし、何よりもアドリブ中心にしている効果がほとんど見られなかった印象です。
言うなれば「初心者ばかりの下手くそな人狼ゲーム」を見ている気分とでも言いましょうか。
アドリブと言っても結局芝居なわけで、密室の登場人物の中には非常に芸達者と言うか芝居が上手い人も居れば(誰とは言わん)、思うようにしゃべる事も出来ずに見せ場が極端に少ない人(誰とは言わん)が居て、映画としては非常にバランスが悪い。
そんな即興劇だけど、結局本筋のミステリーが面白いかどうかと言う事になるんですが、まず短時間に重要な証拠がポンポンと出過ぎると言う事と、開始早々にして「犯人はこいつらのどっちかだろう」と二択くらいまでに簡単に絞り込めてしまった事(結果、そのどちらかでアタリでした)で、意外性も無く面白くありませんでした。
やっぱり『マーダー☆ミステリー』っていうのはゲームとして自分が参加するものであり、観るものではないのでは?という事に落ち着いてしまいます。
もちろんそれは人それぞれの好みもありますけどね。
#ラストのオチ(カットがかかった後)の流れは「シベリア超特急」かと思った
#剛力彩芽が何の為に居るのかサッパリ分からん。ハッキリ言って不要なキャスト
#一乗寺初乃役の文音がアドリブに対して半笑いになってるのが目に付いた。
#ドラマ版っていうのは関西ローカルなのか。知らないのも当然だな
#公開2週目にして上映は夜の1回のみでした
#その1回も客は自分入れて5人という大爆死
◆パンフレット:1000円
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]]>【24-009】ホビッツベイ ★★☆☆☆http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950692024-03-03T02:07:00+09:002024-03-02T17:07:43Z2024-03-02T17:07:00Z引き続き未体験ゾーンからホビッツベイを鑑賞。
1978年、オレゴン州。ベンと妻のジュールズは、海岸沿いの廃虚をベンの亡くなった母親から相続する。
その廃虚の様子を知らない夫妻は、7歳の娘レイアと犬のアーチーを連れて人里離れたその家へと向かう。
そこからは...moeru-movie2024年の映画レビューホビッツベイを鑑賞。
1978年、オレゴン州。ベンと妻のジュールズは、海岸沿いの廃虚をベンの亡くなった母親から相続する。
その廃虚の様子を知らない夫妻は、7歳の娘レイアと犬のアーチーを連れて人里離れたその家へと向かう。
そこからは入り江とビーチが一望でき、40年間放置されていたのが不思議に思えたが、やがてある秘密が明らかになる。
●●観てからだいぶ経ってしまったので、ワンポイントレビュー(という名の手抜き)で失礼します●●
#簡単に言うと「庭の地下タンクに巨大狂暴オオサンショウウオが居る」という話
#じゃあ通報して捕まえてもらえばいいのに何故か秘密にしてまんまと喰われる。アホなの?
#それから何十年も経って息子夫婦が越して来るが、オオサンショウウオは生きてる。何喰って生きてたの?
#この一家もタンクに何か居ると分かっても何故か通報しない
#まあ通報したらそこで映画は終わっちゃうけど
#それはそうと、タンク内を探したりで尺を使い過ぎでなかなかオオサンショウウオが出てこなくてじれったい
#この一家はオオサンショウウオに喰われたと思いきや何故か大した怪我を負わない
#特に娘は自宅部屋から咥えて拉致されたのにほぼ無傷。何それ?
#水面から顔を出すオオサンショウウオと見つめ合うシーンはむしろカワイイ
と言う事で、いかにも未体験ゾーンクオリティの「何じゃこりゃ」クリーチャー映画でした。
◆パンフレット:販売無し
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]]>【24-008】DIVE/ダイブ 海底28メートルの絶望 ★★☆☆☆http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950682024-02-27T23:54:00+09:002024-02-27T15:15:13Z2024-02-27T14:54:00Zこちらも未体験ゾーンからDIVE/ダイブ 海底28メートルの絶望を観てみた。
メイとドリューの姉妹は、人里離れた美しい海域へダイビングに出かける。
水中散歩を楽しむ二人だったが、落石がメイに当たり、彼女は28メートル下の海底へ沈んでいく。
メイの酸素レベルは...moeru-movie2024年の映画レビューDIVE/ダイブ 海底28メートルの絶望を観てみた。
メイとドリューの姉妹は、人里離れた美しい海域へダイビングに出かける。
水中散歩を楽しむ二人だったが、落石がメイに当たり、彼女は28メートル下の海底へ沈んでいく。
メイの酸素レベルは極めて低い状態で、さらに海中の低温のため、25分以内に助けなければ彼女は命を失くしてしまう。
刻一刻とタイムリミットが迫る中、ドリューは姉を救おうと奮闘する。
●●観てからだいぶ経ってしまったので、ワンポイントレビュー(という名の手抜き)で失礼します●●
#「オープン・ウオーター」をはじめとする「絶体絶命な状況からどう脱するか」のソリッドシチュエーションもの
#でも海の底というのは「海底47m」で既に題材になっているので目新しくない
#姉の救助に奮闘する妹がやる事なす事不運続きなのはだいたい想定の範囲内
#何度か流れる姉妹(特に姉)の過去トラウマ場面の意味が良く分からないのは残念
#あんな海の底まで迷わずに何往復も出来るのは凄いのかご都合主義なのか
#あれを見ちゃうと「ああ、深く潜った後に減圧しなくてもどうって事無いのね」と軽く思われそう
#あれだけ重い岩を木の棒きれでどかすのは当然無理
#結局風船みたいな原理で岩を動かしたようだけど、いやいやあんな布製の風船じゃあ岩が持ち上がる前に破けるだろ
#結局あんまりハラハラしなかった
ん〜、この手の映画も何本も観ちゃってる人にはあまり刺さらないと思います・・・。
◆パンフレット:販売無し
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]]>【24-007】アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション ★★★☆☆http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950672024-02-27T23:54:00+09:002024-02-27T15:03:18Z2024-02-27T14:54:00Z未体験ゾーン2024からアリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッションを鑑賞。
依頼人のためにアリバイを作る会社「アリバイ・ドット・コム」を経営していたグレッグ(フィリップ・ラショー)は、恋人フローとの結婚を機に会社をたたむ。
二人は結婚式の準備を始...moeru-movie2024年の映画レビューアリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッションを鑑賞。
依頼人のためにアリバイを作る会社「アリバイ・ドット・コム」を経営していたグレッグ(フィリップ・ラショー)は、恋人フローとの結婚を機に会社をたたむ。
二人は結婚式の準備を始めるが、自己中心的な詐欺師の父親とセクシー女優の母親という両親を持つグレッグにとって、二人とフローの顔合わせは難題だった。
かつての同僚を呼び戻して「アリバイ・ドット・コム」を再び立ち上げた彼は、フローには偽の両親を用意する一方で、本当の両親には偽の婚約者を会わせようとする。
●●観てからだいぶ経ってしまったので、ワンポイントレビュー(という名の手抜き)で失礼します●●
#1作目は観てないけど今作の鑑賞には大きな支障は無い
#一言で言えば「馬鹿馬鹿しい」。でもコメディでは馬鹿馬鹿しい事は最重要
#「有り得ね〜」「それは気づけよ!」「アホかお前」と突っ込みながら観られる
#適度な下ネタ・エロネタもいい。熊の着ぐるみサイコーww
#動物や子供までアレしちゃうのはいいね
点は平均点ですが、気軽に楽しめて良かったです。1作目も観てみたいな。
◆パンフレット:販売無し
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]]>【24-006】ある閉ざされた雪の山荘で ★★☆☆☆http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950652024-02-12T16:37:37+09:002024-02-12T07:37:37Z2024-02-12T07:37:37Z評判がイマイチと言う事を分かった上である閉ざされた雪の山荘でを観てみた。
オーディションに合格した男女7人の役者が、早春の乗鞍高原のペンションに集まる。
大雪に見舞われ、孤立した山荘が舞台の殺人劇という設定の舞台稽古がスタートするが、現実の世界でも一...moeru-movie2024年の映画レビューある閉ざされた雪の山荘でを観てみた。
オーディションに合格した男女7人の役者が、早春の乗鞍高原のペンションに集まる。
大雪に見舞われ、孤立した山荘が舞台の殺人劇という設定の舞台稽古がスタートするが、現実の世界でも一人また一人と参加者たちが消えていく。
これは本当に芝居なのだろうかという疑心が、やがて役者たちの間に生まれていく。
自分が調べた情報通りであれば、この原作は叙述トリックになっているそうな。
となると、映像化ではその面白さは表現できないし、その為に原作を改変せざるを得なくなる。
実際、結末も原作とは異なるようなので、昨今の「原作改変の是非」を語るまでもなく、あくまでも原作とは別の映画として観ないといけないのかな。
いずれにせよ、自分は原作未読なので、原作との違う云々はどうせ分かりません。
ただ、単刀直入に思った事は「面白く無い」って事。
舞台がタイトルにある「閉ざされた雪の山荘」感が無いとか言う事はこの際どうでもいい。
だけど、途中から急に出てきて「この人が犯人」みたいな展開が唐突に感じてしまったのよ。
そこに至るまでの伏線とか流れがあればまだしも、意図的かどうか知らんが端折られている気がして、あれじゃあこっちはポカーンとしてしまう。
一方で「死んだ人の死体が無い」って時点で「死んでねーんだな」というのがほぼバレバレなのも興覚め。
結果として、犯人捜しや動機をはじめとした犯行の全体像が徐々に明らかになるといったハラハラ感が薄く、何となく時が過ぎるのを見ていただけ(要するに短調に感じた)になってしまいました。
レビューを見ても、内容よりも「重岡くんの芝居は良い」とか「〇〇は可愛い」といったキャスト個人の贔屓目な感想が目立ち、内容についてはあまり響いてない様子が見て取れます。
自分はキャストとしては西野七瀬目当てで観たクチだが、正直この映画では見せ場が薄かった印象です。
(他にもクセのある女優が揃ってたからね)
そんなわけで星は2つです。
これはやっぱり原作小説を読む方が良いのかな・・・。
◆パンフレット:買って無いのでうろ覚え。850円だったか880円だったか・・・。
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]]>【24-005】エレクション 黒社会 ★★★★☆http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950642024-02-04T14:50:00+09:002024-02-04T05:51:34Z2024-02-04T05:50:00Z「ジョニー・トー 漢の絆セレクション」よりエレクション 黒社会を鑑賞。
香港黒社会で最大の組織、和連勝会で2年に1度行われる会長選挙。今回、新会長の座を争うのは、冷静沈着で年長者を敬うロクと、血の気が多いが実行力を持つディーの2人。
ディーはなりふり構...moeru-movie2024年の映画レビューエレクション 黒社会を鑑賞。
香港黒社会で最大の組織、和連勝会で2年に1度行われる会長選挙。今回、新会長の座を争うのは、冷静沈着で年長者を敬うロクと、血の気が多いが実行力を持つディーの2人。
ディーはなりふり構わぬ買収工作を進めるが、組織の調和を重んじる長老幹部たちはロクを新会長に選出。
だがこの結果に憤慨したディーは、味方しなかった人々に即座に報復を開始し、現会長のチョイガイを、会長のシンボル的彫像、竜頭棍をロクに渡すなと脅す。
要するに黒社会(日本で言う所の893)の後継者争いの話です。
と言っても、争いの結果は早々に出て、ロクが新会長になるわけですが、それを良しとしないディーが造反するような展開です。
まあ、どう見てもロクの方が人望も厚く、リーダーの資質は上だと思うんですが、ディーも強引な手法を駆使しながらも「売上」は稼いでおり、このディーを推す者も居ました。
ただ、のっけから若者に「レンゲ喰え」と無茶苦茶な指示を出す(言われた若者はレンゲを砕いてバリバリ喰っちゃう)ようなパワハラ気質。
そんな2人の争いは、途中から何故か「竜頭棍」という彫物の奪い合いになっちゃう。
ちょっと個人的にこの流れは「インディ・ジョーンズかよ!」と思っちゃって違和感を感じてしまい、若干の減点要素になってしまいました。
そんな2人の争いも、終盤で電撃的に和解。手を組むと言う事になった・・・と思いきや?という流れは何となく推測する事が出来そうな内容です。
個人的には、「馬場(ロク)と猪木(ディー)が手を組んだーー!!」みたいなイメージだけど、冷静に見えた馬場が猪木に対して意外な行動を取るのは「やっぱりそうなるよね」と大納得。
そのラストの舞台が猿山ってのも意味ありげ(ボスは1人だ!ってね)なのも良かったです。
正直、単なる時間潰しで、且つ半分寝る気で端の方で観てましたが、実際は全く寝る事無くとても面白く観る事ができました。
⇒その前日、続編となる「エレクション 死の報復」の方は入場特典のチラシだけもらって時間の都合で本編観なかったのがちょっと悔やまれます。
ぜひWOWOWででも「ジョニー・トー 漢の絆セレクション」を一挙放送して欲しいものです。
◆パンフレット:「ジョニー・トー 漢の絆セレクション」のパンフが出てたみたいだけど買ってないので詳細不明。
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]]>【24-004】悪魔のシスター デジタルリマスター版 ★★★☆☆http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950632024-02-02T01:24:00+09:002024-02-01T16:27:39Z2024-02-01T16:24:00Zちょうどいい感じに時間がハマったので悪魔のシスター デジタルリマスター版を観た。
モデルの女性ダニエルは、テレビ番組のエキストラ役をきっかけに知り合った青年と一夜をともにする。翌日、向かいのアパートに住む女性記者グレースは、ダニエルの部屋で青年が惨殺...moeru-movie2024年の映画レビュー悪魔のシスター デジタルリマスター版を観た。
モデルの女性ダニエルは、テレビ番組のエキストラ役をきっかけに知り合った青年と一夜をともにする。翌日、向かいのアパートに住む女性記者グレースは、ダニエルの部屋で青年が惨殺される場面を目撃。探偵ジョセフの協力を得て調査に乗り出したグレースは、ダニエルがかつて結合双生児であったことを知る。
日本初公開は1974年。デ・パルマ監督作品の日本初登場の1本と認識しています。
当時はまだ「ホラー」というジャンルもいかがわしいもので、ましてや「サイコホラー」なんて言葉も無かった時代。
さすがに今観ると全編通して古臭いのは仕方の無い所でしょう。
デ・パルマ作品のホラーと言えば「キャリー」が代表作ですが、それよりも前の作品でありながら、既に「デ・パルマ演出」が印象的な作品。
そんな映画を実は自分は観た事がありませんでした。
これ、TVとかでオンエアされてなかったのかなぁ?何で今まで観て無かったんだろ?と思いながら、けっこうハードルを上げて観たんですが、結果的にちょっとハードル上げ過ぎました。
文字通り「シスター」って事で、体の一部がくっついたシャム双生児姉妹の話なんですが、とにかく感じるのは、そこかしこに見受けられるヒッチコック作品オマージュ(悪く言えばパクリ)の数々です。
向かいのアパートから殺人を目撃と言うシチュエーションは「裏窓」だし、刺殺場面は完全に「サイコ」。
その他にもヒッチコックの作品を想像させるような場面がチラホラあるんだけど、オチまで「サイコ」のパクリってのはちょっと興覚め。
そんなヒッチコック風演出よりも、デ・パルマの代名詞とも言える画面分割での見せ方はやっぱり良い。
特に序盤の「男を殺しちゃったので、それを片付ける」という場面と、その隣のアパートでの「殺人らしき事をを見ちゃったので警察呼び、向かいのアパートに警官が来るまで」というそれぞれのシーンを並行で見られるのはなかなかサスペンス感が高まります。
しかし、自分はもっとこの作品に「禍々しさ」や「インモラルさ」「いかがわしさ」を求めてたんですよ。
初期のクローネンバーグ作品みたいな何とも言えない気持ち悪さみたいなのね。
そういったのが特に中盤過ぎまであまり無く、辛うじて終盤のモノクロシーン等でようやく「ヤバい描写」が出てくるわけですが、それまでは良くも悪くも手堅く纏まっちゃってる感じです。
そうなると、初公開当時はかなりショッキングだったのかもしれないが、今観ると新鮮さは無い(そりゃそうなんだが)ぶん、あまり刺さらないという感覚が勝ってしまいます。
50年以上前に作られた作品に新鮮さを求める方が間違っているのは分かってるんです。
でも、実はこの作品のリメイクである「シスターズ」を自分は観ているんです。
そっちなら面白かったのかと言うと、当時のレビューを見ても、半分寝てしまっている始末で、やっぱり刺さってません。
う〜む、古いとか関係無く、今イチ内容的に合わなかっただけなのかなぁ・・・。
そんなわけで、「スーパーマン」以前のマーゴット・キダーの振り切った芝居は良かったですが、映画自体は上げたハードルには一歩届かず、並評価です。
70年代ホラーは大好きなんだけど、こういう事もあります。めげずにまた古いホラーも観てみたいと思います。
◆パンフレット(リーフレット):500円
左は初版
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]]>【24-003】みなに幸あれ(ネタバレあり) ★★★☆☆http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950622024-01-31T01:16:08+09:002024-01-30T16:16:08Z2024-01-30T16:16:08Z何かヤバいホラーがあるって事でみなに幸あれを観てみた。
祖父母に会いに田舎へやってきた看護学生の孫(古川琴音)は、家族水入らずの楽しい時間を過ごす中、祖父母の家に何かがいることに気づく。
やがて、人間の存在自体に関わる根源的な恐怖が彼女を襲う。
「...moeru-movie2024年の映画レビューみなに幸あれを観てみた。
祖父母に会いに田舎へやってきた看護学生の孫(古川琴音)は、家族水入らずの楽しい時間を過ごす中、祖父母の家に何かがいることに気づく。
やがて、人間の存在自体に関わる根源的な恐怖が彼女を襲う。
「地球上の幸せには、限りがある」
そんな惹句が躍るこの作品、見ようによっては「ラストサマー」的な、もっと言えば全体的にA24っぽさがあるというか、とにかく変化球ホラーです。
いや、もっとハッキリ言おう。ズバリ「何じゃこりゃ」なホラーです。
ものすごく簡単に言えば、惹句にもある「限りある幸せ」を得るために、一家に1人、不幸を背負ってもらう人を生贄として(?)軟禁すると言う話です。
それだけだと別に面白くも怖くも無いんですが、その描き方とか場面場面とかがことごとくヘンなんです。
「怖い」と思わせる場面も、例えば白い服の髪の長い女が怖い顔して迫ってくるとか分かりやすい描写はありません。
この映画では、祖父母の田舎に帰った主人公が夜廊下を歩くと、そこに婆さんが立ってるんです。
何してるわけでは無いんです。ただボーっと立ってたり、無言で頭をゴンゴン壁に打ち付けたりするんです。
「何それ」と思う反面、夜に廊下でただ立ってるだけの婆さんって怖いよなとも思う。
それはまだ軽い方で、その生贄はブリーフ姿のオッサン(目と口は開かないように縫い付けられてる)というのもある意味すごく怖い。
で、そのオッサンを主人公が逃がそうとしちゃうもんだから一家に不幸が来ちゃう的なお話なんです。
が!そんな事はあくまでも分かりやすく言葉にしただけのもので、実際の映画はとにかくヘンです。
色々な「??」シーンが連発されますが、それが何なのかは一切説明されません。
何で食事中に急に豚のモノマネを始めるのか?(「幸せになる」事との関連性が不明)
何でババアがジジイの指をチュパチュパ舐めるのか?
その他のババアジジイの数々の奇行は何を意味するのか?
あの「味噌」は結局何か秘密があったのか?
畳擦ってボイパ始めてそれに合わせて踊るブリーフ生贄爺さん・・・全く意味不明
何で孫は急に自分の瞼を縫い付けようとし始めたのか?
そもそも何で主人公の「孫」だけがこの村の風習を全く分かって無いのか?
そして極めつけは、ババアがなんで急に孕んだのか?
そのババアの出産のために何で組体操始めるのか?
もう全てが「何じゃこりゃ」「意味分からん」の連続のわけで、それが映画の評価になっても仕方ないし、「意味分からんけど、とにかくババアジジイ怖ぇ」と感じるのもまた真実。
そういう意味では、どこかシャマランの「ヴィジット」的な感じもするが、それ以上に気持ち悪い。
あえて素人も多くキャスティングしたとの事だが、ババアもその1人で、あの超棒読み台詞も演出なのかナチュラルに台詞が言えてないのか分からんのも興味深い。
そんなストーリーも一応のオチは付くが、もはやそんな事はどうでもいい。
オチに行き着く頃には、自分の中では「あぁ、この映画は不条理ブラックコメディのホラー仕立てなんだな」と無理矢理納得してました。
さて、この映画を評価する上で欠かせないのが主人公の「孫」を演じた古川琴音でしょう。
この映画では数少ない「マトモな人」ですが、このシチュエーションに翻弄される不幸っぷりも板に付いてます。
この古川琴音が気になった人も多いと思いますが、自分が個人的に思う「古川琴音・不幸なベストアクト」は、有村架純主演の「前科者」のWOWOWドラマ版『前科者 −新米保護司・阿川佳代』の出演です。
全6話のうちの5話目・6話目に主役級で出演してますが、普通の可愛いJDだった琴音嬢が悪い男に引っ掛かって風俗に飛ばされ、クスリ漬けにされ、裁判で執行猶予付き判決を受けて有村架純の保護観察下に置かれるも、再び悪い男が現れてボロボロにされると言う壮絶な役です。
もし古川琴音と言う子が引っ掛かったなら、ぜひ(いや、絶対)観て欲しいドラマです。
※アマプラで配信されてます。アマプラ会員なら無料で観られます。
次に観る機会があったら、その時は思いっきり「笑ってやろう」「突っ込んでやろう」モードで観てみようかな・・・。
◆パンフレット:1000円
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]]>【24-002】ゴジラ-1.0 ★★★★★http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950612024-01-17T00:07:00+09:002024-01-16T15:08:03Z2024-01-16T15:07:00Z観よう観ようと思って観れていなかったゴジラ-1.0をようやく鑑賞。
出兵していた敷島(神木隆之介)は日本へ帰還するが、東京は焼け野原と化し、両親は亡くなっていた。
人々が日々を懸命に生き抜いていく中、浩一は単身東京で暮らす大石典子(浜辺美波)に出会う。
...moeru-movie2024年の映画レビューゴジラ-1.0をようやく鑑賞。
出兵していた敷島(神木隆之介)は日本へ帰還するが、東京は焼け野原と化し、両親は亡くなっていた。
人々が日々を懸命に生き抜いていく中、浩一は単身東京で暮らす大石典子(浜辺美波)に出会う。
しかし、これから国を立て直そうとする人々を脅かすように、謎の巨大怪獣が現れて……
「ゴジラ」の近作だと思ってた「シン・ゴジラ」も思えばもう7年以上前の公開だったのね。
その後、洋モノの「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」なんてのもありました。
後者は今ひとつって感じでしたが、前者は個人的にはまあまあ気に入ってたんですよ。
単に怪獣モノと言うよりも政治を皮肉った所もあり、でも割とVFXは良い出来じゃん!と思ったりでした。
そして今回の「-1.0」です。
何と言っても最大の特徴が、背景となるのが戦後、敗戦国として瀕死の状態の日本と言う事です。
その戦場で、戦闘機が故障と嘘をついて戦を離れ、立ち寄った島ではゴジラにやられる整備兵を見殺しにしてしまうと言う腰抜け男が主人公です。
この映画には、ゴジラに対処すべく日本を守る精鋭チームも出て来ませんし、ゴジラを倒そうと勇敢に戦うヒーローが出てくる訳ではありません。
戦後と言う事と、米国は対ソ連との緊張関係を理由に協力を拒むと言う事情が重なり、民間の自衛団みたいのがゴジラに対峙すると言う展開です。
先に記した腰抜け帰還兵は、高額バイトと言う事で参加した海の爆弾除去という仕事を通じて再びゴジラと出会い、最後には勇敢に戦うんですが、映画の方は前半はゴジラの登場はかなり控えめで、その帰還兵と他人の赤ちゃんを引き取って育てている浜辺美波との奇妙な共同生活っぷりが中心です。
このドラマを退屈と見るか興味を持って観続けられるかでこの映画の評価が分かれそうですし、「シン・ゴジラ」派なのかどうかの分岐にもなりそうです。
自分は割と興味を持って観続けられた派で、「早よゴジラ見せろや」とイラつく事はありませんでした。
中盤からは爆破除去の船・・・と言っても金属探知機に引っ掛からないような木製のボロ船とゴジラのニアミス等で徐々にゴジラの出番も増えてきますが、さしずめこの展開は「オルカ号」で巨大鮫と対峙する『ジョーズ』を思わせます。
(もっとも、ジョーズとゴジラとでは比較にならないほどゴジラが危険度MAXですが)
そしてクライマックスは民間の自衛団が知恵を振り絞ったギャンブル的な作戦でゴジラを倒そうとする緊迫の展開です。
繰り返しですが、東京の(いや、日本の)一大事なのに日本政府は全く出て来ません。戦うのは民間人だけです。
かなり不利な戦いですが、果たして結末は・・・・・。
と言う事で、全体的には割とオーソドックスな起承転結で分かりやすいし、人間ドラマとしても面白い。
そして肝心のゴジラの存在感や狂暴さもとても良く、特に力を貯めてから放たれる熱線の描写は見た目としても分かりやすくて迫力もあって(それでいて乱発はしない)かなり高評価。
そしてそして何よりも白組によるVFXがこれまたハリウッド大作に見劣りしない出来にも見え(ちょっと持ち上げ過ぎかな・・)、全体的にかなり楽しめます。
※アカデミー視覚効果賞へのノミネートも期待されているようですが、果たして・・・。
強いて言うと、ターミネーター2のT-1000ばりのゴジラの自己再生能力(要するに不死身)設定はちょっとやり過ぎかな・・・と言う気がするくらいです。
まあ、終わってみれば、ゴジラ以上に誰かさんが不死身過ぎたのはちょっと出来過ぎでしたけどね・・・。
(誰が不死身だったかは最後の最後まで見れば分かります)
最後に、浜辺美波の連れ子(明子)として出演しているのは子役の永谷咲笑(ながたにさえ)ちゃん。
その泣き芝居がスゴイ!と話題になってますが、いやいや、あれはもはや泣き芝居じゃなく、ガチで泣いてるでしょ。
あれが芝居だとしたら恐ろし過ぎますよ・・・ってくらいリアルな泣き場面は必見です。
心残りはこの映画はIMAXで観たかったな・・って事かな。
◆パンフレット:1100円
※「ゴジラ-1.0/C」公開を記念して配布された「70 周年記念オリジナルアートボード」表裏です。
(厚紙過ぎてチラシとするにはかなり無理がありそう)
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]]>【24-001】サンクスギビング ★★★☆☆http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950602024-01-13T11:48:00+09:002024-01-13T02:51:07Z2024-01-13T02:48:00Z2024年一発目から18禁ホラーという事でサンクスギビングを鑑賞。
日々の恩恵に感謝して祝福するサンクスギビング。その発祥地であるアメリカ・マサチューセッツ州プリマスの町では祝祭に沸き上がるが、ダイナーで働く女性が何者かによって惨殺される。
その後も、住民...moeru-movie2024年の映画レビューサンクスギビングを鑑賞。
日々の恩恵に感謝して祝福するサンクスギビング。その発祥地であるアメリカ・マサチューセッツ州プリマスの町では祝祭に沸き上がるが、ダイナーで働く女性が何者かによって惨殺される。
その後も、住民たちがサンクスギビングの食卓に並ぶ料理を模した方法で殺されていく。
一方、高校生のジェシカは、自分や仲間がジョン・カーヴァーを名乗る人物のインスタグラム投稿にタグ付けされたことに気づき、豪華な食卓に自分たちの名札が配された写真を目にする。
【クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督が手掛けた『グラインドハウス』内で上映されたフェイク予告編『感謝祭』を長編映画化したホラー】
という事らしいです。
「グラインドハウス」は「プラネット・テラー」も「デス・プルーフ」も観ています(プラネット・テラーはB級映画BEST1でした)が、そんな劇中予告編があった事は全く覚えておりません。
まあ、それを観ていなくても全く問題無いので、シンプルに18禁ホラーとして評価します。
まず、イーライ・ロスの18禁って事で、どれだけぶっ飛んだ展開・描写になるかという所が興味の的でしたが、色々と全体的に「想定の範囲内」で、正直ハードルが上がっていた分、ちょっとガッカリでした。
話としては、あるイベントでの惨劇で不幸な目に遭った人がいたのに、後にそのイベントを再開と言う段になって、そのイベントで不幸に遭った関係者による惨劇再び・・・というパターン。
これは80年代スラッシャー映画のテンプレートとも言えるもので、「13日の金曜日」もそうだし、最も近いのは「血のバレンタイン」とかもあります。
今回も、感謝祭を前にした量販店での惨劇(ワッフルメーカーを求めて暴徒と化した客に巻き込まれた人が亡くなった)がきっかけになります。
この量販店での暴徒シーンはなかなか良かったですよ。
たかがワッフルメーカーにそこまで必死になる!?という気はするが、暴徒客が多いのに店の警備員は少なく止められず、ちょっぴり残酷な形で亡くなります。
ここの残酷描写はまだ控えめな感じですが、その翌年にまた感謝祭のシーズンになり、当の量販店もちゃっかりパレードに参加しようとするために「誰か」が1年前の惨劇の元となった人を次々と殺していきます。
この手の映画は、メインは残酷シーンだと思っており、「誰が犯人か?」というミステリー要素は付け足しだと思っていますが、まあこの映画の犯人も分かってみれば後付けの理由や伏線もあったりして「んなの分かんねーよ」って感じです。
で、そうなると18禁残酷描写って事になりますが、まあ確かに色々と人体(特に顔面)損傷や切株シーン、はらわたも出るし当然血もたくさん出ます。
しかし、こんな事を書くとド変人(というかもはや異常者)と思われるかもしれないが、そういった残酷描写も何となく既視感があると言うか思ったほどワクワクしないというか、たぶんその手の残酷描写を見過ぎてる影響で麻痺してるんでしょう。とにかく今イチ響きませんでした。
犯人がお面を着けてるってのも「ハロウィン」から始まる一覧のスラッシャー映画の定番だけど、今回の「ジョン・カーヴァーのお面」ってのは日本人には全然ピンと来なくて効果的とは言えない小道具に成り下がっちゃってるのも残念。
そして極めつけはラスト。
これも定番中の定番「やっつけたと思ったけど、死体が出てこない。まさか生きてる?」と思わせるもの。
ハッキリ言ってウンザリなオチです。さんざん「誰かさんによる復讐劇」みたいにしておきながら最後は結局不死身のモンスター扱い。
実際、続編も予定されているようですが、ブギーマン(マイケル)やジェイソン、テリファーみたいに続けるつもりなんですかね・・・。
と言う事で、ホラー(残酷描写)麻痺している+イーライ・ロスへの期待度バイアスという状況から考えて「並」の評価です。
切株とかの造形がちょっとチープなのはいいんですよ。でも、もっと笑っちゃうくらい派手に(又はネットリと陰湿に)じっくり見せて欲しかったと思うのはやはり自分が異常と言う事で納得しておきます。
※と言っておいて、続編が出来たらまた観るけど。
◆パンフレット:880円
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]]>2023年鑑賞映画回顧http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950592024-01-09T01:15:00+09:002024-01-08T16:18:08Z2024-01-08T16:15:00Zまたまた今年も年始ずいぶん経っての回顧となってしまいましたが、2023年の映画鑑賞を振り返ってみます。
2020年=77本
2021年=75本
2022年=77本
と言う最近の推移でしたが、2023年は58本と激減です。
正直言って、映画館に出向くのがだいぶ億劫になってきてるの...moeru-movie映画一般
2020年=77本
2021年=75本
2022年=77本
と言う最近の推移でしたが、2023年は58本と激減です。
正直言って、映画館に出向くのがだいぶ億劫になってきてるのが要因ですが、ちょっと低調過ぎましたね・・・。
それでは2023年もベストやワーストを選んでみましょう。
【BEST部門】
2023年は、5つ星が5本と、鑑賞本数が減った事を加味してもだいぶ減った形です。
4点と言うのは割と多かったんですけどね・・・。
Winny
ロストケア
エスター ファースト・キル
search/#サーチ2
怪物の木こり
<洋画BEST>
洋画は共に「1作目が5つ星だった映画の続編」対決となりましたが、今回はsearch/#サーチ2に決定です!
どちらも面白かったんですが、「1作目以上」とも思えた点を評価してサーチ2としました。
いや〜、現実的かどうかは別として、映画としては最高に面白かったので、ぜひ3作目にも期待(作られるかどうか知らんが)したいです。
<邦画BEST>
邦画5つ星は3本。
その中から、作品テーマ自体が個人的にすごくツボだったWinnyに決定です。
実際に起こった事件ベースですが、こちらは「映画として」というよりも「ドキュメンタリー的な面白さとして」という選定です。
Z世代には「Winnyって何?」状態だと思いますが、まさに自分のような50オーバー世代のオジサンには響くお話でした。
【ワースト部門】
次にワーストですが、今年も「星ゼロ」というのは洋画/邦画共にありませんでした。
星1の方もかなり少なく、今年はたった3本となっております。
マンイーター:捕食
DOOR2 デジタルリマスター版
ヘル・オブ・ザ・リビング・デッド 4Kリマスター版
洋画は2本ですが、「ヘル・オブ・・・」は旧作と言う事で除外すると1本しか残りません。
残った<洋画ワースト>は・・・・・。
マンイーター:捕食です。
まあね、これも未体験ゾーンからなので致し方ない所でもあります。
<邦画ワースト>
これは1本しかないのですが、こちらも旧作と言う事で除外しちゃうと残りません。
かと言って「該当無し」というのも面白く無いので、無理矢理★2から選びます。
忌怪島/きかいじま
★2つとは言え、レビューは結構酷評ですし、実際「何だこりゃ」な映画だったので自分的にはワーストで違和感ありません。。
そして毎年恒例の賞となっている底抜け映画大賞を選んでみます。
もうこれは即決ですね。
旧作ではありますが、何もかもがチープで馬鹿馬鹿しかったヘル・オブ・ザ・リビング・デッド 4Kリマスター版で即決です。
2024年はせめて鑑賞本数を70本くらいまでは戻したいんですが、気力次第ですかね・・・。]]>【23-058】トーク・トゥ・ミー ★★★★☆http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950582024-01-09T00:20:42+09:002024-01-08T15:20:42Z2024-01-08T15:20:42Z2023年最後の1本になるであろう映画としてトーク・トゥ・ミーを選択。(と言うのを年明けだいぶ経ってアップと言うのがズボラな所)
母を亡くした女子高生・ミアは友人たちに誘われ、SNSで流行している降霊術「#90秒憑依チャレンジ」に参加する。
呪物の「手」を握り...moeru-movie2023年の映画レビュートーク・トゥ・ミーを選択。(と言うのを年明けだいぶ経ってアップと言うのがズボラな所)
母を亡くした女子高生・ミアは友人たちに誘われ、SNSで流行している降霊術「#90秒憑依チャレンジ」に参加する。
呪物の「手」を握り、「トーク・トゥ・ミー」と唱えると霊が取り憑くというもので、その「手」は90秒以内に離さなくてはならないという。
挑戦した若者たちはそのスリルや快感にはまり、ゲーム感覚で繰り返していくが、ミアの友人の一人にミアの母親の霊が降りてくる。
いわゆる「降霊ホラー」とでも言いましょうか。
降霊と言うと、黒魔術的なものを連想しそうだけど、テイストとしては日本で言う所の「コックリさん」みたいな感じです。
元霊媒師の手(の剥製みたいなの)を握って「トーク・トゥ・ミー」言うと霊が見えるようになり、「レット・ミー・イン」と言うとその霊が自分に憑依する。
90秒以内に手を離せば霊は抜けていくけど、それを過ぎると霊が自分の中に留まってしまうというもの。
そこで主人公がチャレンジする訳だけど、周りの馬鹿どもと調子に乗った挙句、90秒を超えてしまって以降、何かおかしくなっちゃうと言う流れです。
だけど、物語はこの主人公よりも友達の弟の方がむしろ中心になります。
弟くんはまだ子供なんだから止めりゃいいのに「50秒ならいいっしょ」と挑戦させてしまうと、50秒どころか90秒も遥かに超えても手を離せない状況になり、弟くんは自ら顔面を机の角に打ち付けたり明らかにおかしくなっちゃう。
霊が見える主人公が何とか弟くん(繰り返しだけど、友達の弟ね)を助けるべく奔走するのが終盤の流れです。
この過程で、主人公の母(つい最近亡くなったばかり)が見えたりという場面もあるが、これは悪霊たちが見せる「嘘」であるとも解釈でき、主人公の精神力が試される形に。
まあ、ホラーだけど特段グロいと呼べる場面も無いし(但し、「痛い」と思わせる描写は幾つかある)、直接の恐怖描写も薄味な感じだけど、全体通してじわじわと「取り返しのつかない事になっていく」と言う怖さは感じられる。
主人公も善良キャラに見えて、周りに感化されて調子に乗って霊で遊んじゃう事から「自業自得だろ」とも思えるので、半分同情しながらも半分は「ざまあみろ」的な感情も出てきてしまうのは自分だけかな?
クライマックスは弟くんに憑いた霊を何とかしようとする主人公VS自分の母親の霊(のフェイク)を含めた悪霊軍団という感じだけど、ちょと分かり辛いかな・・・というのが正直なところ。
いやね、主人公の結末は分かるんだけど、それで弟くんが助かると言う理屈が分かり辛いと感じました。
主人公が弟くんに憑いた霊を引き寄せて自分もろとも・・・・という事なんでしょうけど、この儀式で憑いちゃった霊を取り去る方法っていうのがそれまでの物語の中でヒントも何も無かった(と自分は理解してました)ために少々強引な幕引きに思えてしまったと言う所が唯一の減点です。
全体的にはとても面白く、冒頭の掴みから引き込まれて最後まで緊張感も維持していました。
この映画内のシチュエーションと同様に、何人かで見るっていうのも効果的かもしれませんね。
最後に・・・「ワンちゃんが酷い目に遭うのでは・・??」とちょっとハラハラしますが、動物愛護の観点からむしろ人間よりも安心安全な扱いなのでご心配なく。
◆パンフレット:1000円
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]]>【23-057】カサンドラ・クロス ★★★★☆http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950572023-12-29T12:05:25+09:002023-12-29T03:05:25Z2023-12-29T03:05:25Z久々に午前十時の映画祭にてカサンドラ・クロスを観てみた。
ジュネーブにある国際保健機構に侵入した過激派ゲリラが研究中の伝染性病原菌を浴びたまま逃亡。
追跡調査を開始したアメリカ陸軍情報部のマッケンジー大佐はゲリラが大陸横断列車に乗り込んだことを掴む。...moeru-movie2023年の映画レビューカサンドラ・クロスを観てみた。
ジュネーブにある国際保健機構に侵入した過激派ゲリラが研究中の伝染性病原菌を浴びたまま逃亡。
追跡調査を開始したアメリカ陸軍情報部のマッケンジー大佐はゲリラが大陸横断列車に乗り込んだことを掴む。
客を乗せたまま密閉された列車はコース変更し、カサンドラ・クロスと呼ばれる鉄橋へ向かうことに。
大佐は細菌の処理と事件の隠蔽をたくらんでいたのだ。チェンバレン博士を始めとする乗客たちは抵抗を試みるが……。
1976年公開の映画と言う事で、約50年近く前のものという事になります。
当時流行のパニックムービーをオールスターキャストで魅せるというものですが、自分はこの映画を確か水曜ロードショーで1回観ただけだった気がします。
もともと70年代のパニック映画が大好きという事もあり、今回映画館で観てみようと思ったのです。
この映画は、自分も大好きな書籍『映画宣伝ミラクルワールド』(洋泉社)でも「キングコング」と正月興行を競った宣伝手法が取り上げられ、映画の質以上の成績を収めた事が記事になっていました。
そう、この映画がヒットしたのは日本だけと言っても過言では無いのです。
今回改めてこの映画を見返してみて、オールスターではあるものの、内容的にはかなりヘッポコのB級パニックである事が分かりました。
でも、ヘッポコさを感じさせない雰囲気で押し切ってしまう力技も70年代ならではです。
冒頭、国際保健機構にゲリラが侵入という所から始まりますが、何を目的に侵入したのか良く分かりません。
そして後にパニックの根源となる変な伝染病を培養している秘密の部屋で、犯人が病原菌を浴びちゃう訳ですが、国を挙げて隠蔽しようとする程の病原菌なのに、その培養部屋の警備がほぼ無いに等しく(でも、警備員が銃を所持しててバンバン発砲しちゃうww)、アッサリと侵入を許しちゃうんだけど、そんな事はもうどうでもいいです。ここは犯人が感染する事が大事なんです。
(この出だしは『復活の日』もほぼ同じでしたね)
そしてウイルスを浴びた男がストックホルム行きの特急列車に潜り込みますが、もうこの頃には汗びっしょりで病気を発症しています(早っ!)
で、パニック映画と言えばグランドホテル形式というのも定番ですが、この列車に乗り込んでいる様々なキャラクターがこの後時間をかけて描写されます。
(しばらくは軽い人間ドラマが続いてパニック映画としては少し退屈)
潜り込んだ犯人は、逃げてる身で且つ具合も悪くなってるというのに何故か列車内をウロウロし始めます。
でもいいんです。そうしないと車内に感染が広まりませんから。
そしてよりによって食堂車の調理部屋にも立ち寄って、わざわざ台の上にあった米の上でゲホゲホと咳き込んだりします。
でもいいんです、その米を食べた人は確実に発症してパンデミックになりますから。
そんな犯人と病原菌の秘密開発を隠蔽しようとするのがアメリカ陸軍大佐のバート・ランカスター。
国家ぐるみの隠ぺいで1000人を抹殺しようとするとんでもない対応の割にはこの大佐1人しか出向いていないのはどういう事かを詮索するのは野暮でしょう。
一方、列車内で犯人を見つけて何とかしようとするのがいかにもヒーロー然とした格好いい男・・・じゃなく、ちょっと有名な医者のおじさん(リチャードハリス)と、そのおじさんと別れたりくっついたりをしているソフィア・ローレン(ダンナがこの映画の製作者)。
物語も後半になると、この2人を中心に、列車を闇に葬ろうとする大佐+防護服軍団に乗客の一部が対峙して何とか列車を止めて逃げ出そうとする展開。
ちょっとシチュエーションは違うけど、邦画の「新幹線大爆破」と似た感じです。
列車は崩落しそうな「カサンドラ・クロス」に向けて走り出し、そこまでに列車を止めて脱出しないとみんな死にそうです。
そんな車内から辛うじて搬出されたのは1匹のワンちゃん。
このワンちゃんも病気を発症していたため詳しく調べたりしていましたが、間もなく回復します。
どうやら高濃度の酸素を与えると急に治るとの事。
でも列車は途中駅で密閉され、破滅の道中に向かおうとしています。
と、列車内の感染者たちも、密閉の過程で車内に注入された酸素のおかげで急激に回復していきます。
発症も早かったけど、治るのもめっちゃ早いです。せいぜい数時間の出来事だと思うけど、何なら風邪以下ですよ・・・。
でも大佐にとっては感染者が回復しようが知ったこっちゃありません。もう隠ぺい一直線です。
と、ここで幾つもの疑問にぶち当たります。
防護服軍団もこのまま列車に居たら一蓮托生で死んじゃうってのは分かって無いのか?という事と、「新幹線大爆破」で言う所の宇津井健が(立場はだいぶ違うけど)バート・ランカスターだとすると、果たして列車の運転士でもある千葉真一的なキャラはなんで1回も出てこないんだ?って事。
特に列車内との通信手段である無線機も途中で壊れて連絡つかなくなる描写もあるけど、運転士は何の連絡も無くバカみたいに破滅の橋に向かってひたすら列車を動かしてたと言う事なのでしょうか?(この時代だし、無人運転って事は無いでしょうよ)
そんな疑問もありながら、車内では防護服軍団と乗客(O・J・シンプソンは一応刑事だけどあとは素人だらけ)の銃撃戦とか始まります。
しかしカサンドラ・クロスに列車は差し掛かろうとする所で何とか車両の切り離しに賭けるリチャード・ハリス・・・・。
って事で、全車両じゃないけど列車は橋に乗り、その瞬間アッサリ崩落した橋により大事故になります。
この事故シーンのミニチュアをショボいと見るか、当時にしては上出来と見るかはあなた次第です。
普通なら橋の手前で列車を止め、全員助かってハッピーエンドになりそうな所、こういったアンハッピーな結末にした所は個人的には拍手したい所です。
色々とツッコミどころもあるし、今の時代の映画と比べるとショボい所もありますが、オールスターキャストの密室列車パニック&サスペンスとしては全部ひっくるめて楽しめます。
自分もこの記事では突っ込んでばかりですが、実際楽しんではいます。っていうか、70年代のこういう映画は本当に大好きです。
2024年もぜひこういう映画を「午前十時の映画祭」に入れて欲しいものです。
◆パンフレット:販売無し
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]]>【23-056】怪物の木こり ★★★★★http://blog.moeru-movie.com/?eid=9950562023-12-24T01:13:25+09:002023-12-23T16:13:25Z2023-12-23T16:13:25Zクレイジーな自分にピッタリのクレイジー映画怪物の木こりを公開早々から鑑賞。
絵本「怪物の木こり」に登場する怪物の仮面をかぶり、おので頭を割って脳を奪い去る猟奇殺人事件が続発する。
次の標的として弁護士・二宮彰(亀梨和也)が狙われるが、彼は殺人鬼を上回...moeru-movie2023年の映画レビュー怪物の木こりを公開早々から鑑賞。
絵本「怪物の木こり」に登場する怪物の仮面をかぶり、おので頭を割って脳を奪い去る猟奇殺人事件が続発する。
次の標的として弁護士・二宮彰(亀梨和也)が狙われるが、彼は殺人鬼を上回るほど狂気じみたサイコパスだった。
一命を取り留めた彰は復讐を誓い自ら犯人を突き止めようとするが、警視庁のプロファイラー・戸城嵐子(菜々緒)らさまざまな者たちの思惑が絡み合い、捜査は混迷する。
「サイコパスVSシリアルキラー」という事で設定からしてクレイジーです。
観ていて、「何じゃそりゃ」とか「そりゃねーわ!」という場面が少なくなかったんですが、それでも面白かったんです。
だいたいそういうツッコミ所とか有り得ない描写があると冷めちゃうんですけどね。何故かこの映画はあんまり気にしないで楽しめたのです。
もう内容的には現実離れ度が高いって事は間違いないので、多少の粗はどうでもいいっていう気分になったのかもしれません。
そもそも、あんなクレイジーな絵本(それが「怪物の木こり」ね)なんてある訳ないし(あんな本を幼い子供に読ませられるかよww)、事もあろうにサイコパス弁護士のどこに吉岡里帆が惹かれてるのかも良く分からんといった具合におかしな所だらけなんですよ。
って、さっきから全然褒めてないんだが、色んな意味でクレイジー過ぎて、半周回って面白く思っちゃいました。
殺された挙句、脳みそゴッソリ取られるという猟奇的な犯罪だけど、意外と直接表現は無いので(流血量は多めだけどね)、グロ度と言う意味ではさほど高くないし、話自体もまあまあシンプルで分かりやすいってのも良かったよ。
あの「木こり男」は誰なのか?ってのは予想は難しいけど、一応はハラハラはできるし、菜々緒も相変わらず綺麗なので観ていて飽きないのも良しです。
でも、やっぱり吉岡里帆は何だか話の中では浮いてた感があるのは残念(ラストだけは良かった)だったけど・・・。
と言う事で、あまり細々と内容を書いちゃうと面白く無くなるのでネタバレ無しで書こうとしたらあまり書けなくなってしまいました。
正直、客入りはあまり良く無かった(内容が内容だけに、それほど大きな動員には結び付きにくいよね)し、それほど評価も高くないみたいですが、完全に絵空事だと思って観てみればそこそこ楽しめると個人的には思っています。
そしてそして、本編以上によかったのがエンディングのSEKAI NO OWARI『深海魚』です。
10年前の映画『マダム・マーマレードの異常な謎』のエンディングに使われた『Death Disco』がかなりお気に入りだったけど、今回も非常に良い曲ですっかり気に入りました。
ぜひエンドロールも最後まで観て聴いて余韻に浸って欲しいものです。
◆パンフレット:880円
こちらは入場者プレゼントでもらった海外ビジュアルミニポスター(A3サイズ四つ折り)
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