映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【20-067】タイトル、拒絶 ★★★☆☆
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
超久々に、舞台挨拶目当てでタイトル、拒絶を鑑賞です。

雑居ビルにあるデリヘルの事務所で、世話係としてデリヘル嬢たちから次々とぶつけられる不満や要望に対応するカノウ(伊藤)。
忙しく働きながらも彼女は、その場の空気を一変させる華やかさを持つ店一番の人気デリヘル嬢マヒル(恒松)と自分を比べていた。
ある日、若くてモデルのようなスタイルの女性が入店してくる。
それを機に、デリヘル嬢の人気の序列が変わり、店内の人間関係やそれぞれが抱える人生の背景が大きく変わっていく。


ズバリ、デリヘル嬢たちの「群像劇」と言えるお話でしょう。
しっかりとした起承転結がある訳でも無く、数人の主要な女子の日常を描いているとも言えますが、元々は舞台劇だったらしく、台詞回しとかも節々に舞台的なところが垣間見えます。
そんな女たちは、劇中の言葉を借りれば「底辺」な人たちなだけに、その日常も端から見ればロクなものではありません。

そんな女たちの群像の主役が伊藤沙莉。
リクルートスーツで風俗店に面接っていうのもぶっ飛んでるけど、結局デリヘル嬢は無理!って事で雑用のスタッフとして働いている。
主役なので、そこそこ目立つ場面はあるし、伊藤沙莉自身もとても上手く演じてはいるんだけど、いかんせん「カノウ」って子のキャラが弱く、感情移入はしづらいし、終盤の独白部分を除くと、意外と存在感は薄いと思いました。

逆にその伊藤沙莉をある意味「食って」しまったのが恒松祐里。
ちょっと前までJK役が板に付いてたと思ってたら、もう風俗嬢役だもんね。
と言うのはいいとして、彼女はいつも明るく笑顔を絶やさずに周りの人を和ませている女の子・・・・なはずなんだけど、その笑顔が全く心から笑って無いのが良く分かります。
本心に蓋をするように笑って取り繕うその姿は、きっと胸を掻っ捌くと闇だらけなんだろうとも思えるし、頭の中はサイコパスじゃねーかとも思える。
終盤、妹と屋上で話すシーンも、笑ってはいるけど心が泣いているのが分かります。
この「全然本心じゃない笑い」と「胸の中の闇とサイコパス感」を台詞とかでは無く、体で感じさせる恒松祐里の芝居は本当に素晴らしく、恒松祐里ファンなら絶対必見の1本と言えます。

その他「まさに"嫌な女"をストレートに案じた悪役的立場の佐津川愛美」「俯瞰で見ているベテラン風俗嬢の片岡礼子」「まさにクズ男の店長である般若」「『朝が来る』に続いてどうしようも無い女の森田想」「謎いっぱいで、最後まで掴み所が無い行平あい佳」「底辺女の集まりの中で1人違和感たっぷり美女の野崎智子」「野崎智子と正反対の意味で違和感たっぷり。存在そのものがアレな女・大川原歩」といった面々が時間の大小はあっても、それぞれ見所があります。

そんなわけで、伊藤沙莉目当てで観に行ったのに、すっかり恒松祐里にやられました。
5年前の『くちびるに歌を』で本人を見て(当時は現役JK)以降、出演作も多いので良く見ますが、これからも楽しみな女優さんです。
※下衆な事を言っちゃうと、チラ見せの下着姿もウホホです。但し、風俗嬢の話だけど、乳出しは一切ありません。
出演者ファンの方はぜひどうぞ。

◆パンフレット:800円

タイトル、拒絶

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