映画感想を中心とした管理人の戯言です。
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< November 2020 >>




RECOMMEND
<< 【20-045】コンフィデンスマンJP プリンセス編 ★★★★☆ | main | 【20-047】海底47m 古代マヤの死の迷宮 ★★★★☆ >>
【20-046】ブルース・リー/死亡遊戯(ブルース・リー 4Kリマスター復活祭2020)★★☆☆☆
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
先日の「ドラゴン怒りの鉄拳」に続いて、今度はブルース・リー/死亡遊戯を鑑賞。

ビリー(ブルース・リー)は人気のスターだが、人気スターを食い物にしようとしている国際犯罪シンジケートから狙われていた。
執拗な誘いを断るビリーに苛立つ組織のボスのランドは怒り、自身の右腕であるスタンナーにビリーを襲わせる。
その後も次々に刺客がビリーを襲い、ついには撮影中に空発のはずの銃で撃たれてしまう。
何とか一命をとりとめたビリーは表向きは死んだことにして組織への復讐を誓うが、そんなある時、恋人のアンがさらわれ…。


ほとんどの方が既に知っている事だとは思いますが、この映画は、クライマックスシーンのみ撮影後に中断(「燃えよドラゴン」の撮影を先に進めたため)したが、そこでリーが急逝してしまったので未完成となった「死亡遊戯」を、主役不在のまま無理矢理完成させたという苦しい1本です。
この「死亡遊戯」の撮影済みフィルムから本編に使われたのは僅か12分。あとは大半を「そっくりさん」が演じたり、一部はリーの過去出演作のフィルムから、何となく繋がりが良さそうな場面を切り取って繋いだりしています。

このそっくりさん。そっくりさんと言いつつ、それほど似ている訳では無いので、多くのシーンではサングラス着用です。
他にも、後ろや横向きにして顔がなるべく見えなくしたり、顔の部分を薄暗くしたりと不自然なシーンが連発されますが、極めつけは「鏡に映る顔がハメ込み合成(写真を重ねてる)」という語り草のシーンでしょう。

リーハメ込み合成

今ならCGを使ってもっと自然に、何なら本人と寸分違わないくらいの合成技術もある(スマホで手軽に顔交換できちゃう時代ですからね)んですが、この映画の製作当時は当然アナログ一辺倒。CGなんかありません。もうしょうがないです。

その後も、映画スター役のビリー・ローが映画撮影中の事故(と見せかけた策略)で顔面に被弾した事をきっかけに、「いったん死んだ事にする」という苦しい筋書き。
ちなみに、このビリー・ローの葬儀シーンでは、ブルース・リーが亡くなった時のニュース映像が使われてたりします。
この「顔面に被弾」も、そっくりさんの顔面を露出させない為のエピソードでしか無く、クライマックスのリー本人の格闘シーンでは、当然顔に傷痕なんてありません。

そして最後の最後で、ようやく敵の刺客が待つ塔に上っていく(しかし、その塔は、街中にあるレストランの上階というのも何だかヘン)訳ですが、ここから先がリー本人の場面になります。
ハッキリ言って、ここから先の15〜20分くらいが本編で、それまでの茶番はどうでもいいんです。
ここから3人の敵と相対していく訳なんですが、まあ何というか・・・あんまり強くない相手なので、思ったほど盛り上がって無い印象です。
そして大ボスのカリーム・アブドゥル=ジャバーとの戦いですが、こちらも思ったほど盛り上がって無いような・・・
これは、実際に撮影されたフィルムをかなり切り刻んで使ってる事も原因でしょうけど、少なくとも「ドラゴンへの道」のチャック・ノリスとの激闘に比べると興奮度は下がります。

そのジャバーを倒してから、最後の最後に一番の大ボスの爺さんを成敗するんですが、ここまで来るともはや蛇足のシーンなので、非常に雑です。
エンドロールでは、リーの過去作の名場面を繋げて見せており、それはそれで良いのですが、爽快感は今一つです。

そんなわけで、やっぱり1本の映画として観ると、あまりにも無理があり過ぎてどうしようもない出来と言わざるを得ません。
しかし、そもそも主役が映ってるフィルムが極めて少ないにも関わらず、それで映画を完成させようと言う無茶振り以外の何物でも無いプロジェクトを何年もかけて「酷いながらも形にした」スタッフを責める事はできません。
多くのお客さんはラストの数十分だけで満足するしか無いとは思いますが、そっくりさん含めて、無謀な企画から逃げ出さずに完遂した事には拍手を送ります。
(と言いつつ、やはり採点はシビアに行って、平均以下です)

ここまで来たら「BRUCE LEE in G.O.D. 死亡的遊戯」も観てみたい(決して普通の映画としては期待せずに、ネタとして観たいだけ)ものです。
※でも、DVD購入するほどの価値はあまり見出せないけどね・・・。

◆パンフレット:1000円(復活祭上映作4本まとめてのパンフ)

死亡遊戯
死亡遊戯
死亡遊戯

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
comments(0) | - |PAGE TOP↑ -






SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
LINKS
PROFILE
OTHERS
SEARCH