映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【20-042】ドラゴン怒りの鉄拳(ブルース・リー 4Kリマスター復活祭2020)★★★☆☆
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
ブルース・リー 4Kリマスター復活祭2020よりドラゴン怒りの鉄拳を鑑賞。

恩師の訃報を聞き、急きょ帰省した愛弟子のチェンは、その死因を探るうちに、日本道場側が仕組んだ毒殺の証拠をつかむと、師の仇を討つべく単身敵の道場に乗り込んでいく。

2017年にイベント上映にて劇場でドラゴンへの道を観ました。
そして今回は4Kリマスターでの特集と言う事で、怒りの鉄拳となったわけですが、こちらもマイク・レメディオスの主題歌入りの日本公開版となっております。(台詞は英語版です)

この作品は、恐らくTV放映で1回観たっきりで、今となっては内容がほとんど記憶にありません。
なので、かなり新鮮な気持ちで再見したわけですが、まあ言うまでも無くリーのアクションは最高に格好いいです。
ヌンチャク初使用とか、唯一のキスシーン(お相手は当然ノラ・ミャオさんです)とか、場面的には特筆すべき所もまあまああります。
まさに「アクション・スターのブルース・リー」を楽しむなら、一定以上の満足感は得られます。体は鍛えてるし、動きにキレもある。素晴らしいです。

しかし問題はお話の方です。
既に多くの方が感じられているようですが、まあ脚本は酷いです。雑だし何の捻りも無いし、意味不明な所をはじめとしたツッコミ所も満載過ぎます。
今回は視点を変えて、ツッコミながらレビューしてみようかと思います。(リー兄さんゴメンよ)

・冒頭、恩師がまさに埋葬されようかと言う所に帰って来たリー兄さん。土砂降りの雨の中、師匠の棺を開けようと取り乱すが、何故かその土は土埃が舞うほどカッサカサ。棺の所だけ晴れてたのか?

・そんな取り乱し状態のリー兄さんだが、見かねた師範にスコップの柄で頭を一撃されるとアッサリと失神。
 あれ?そんな打たれ弱い所を見せて大丈夫なんか?

・恩師急逝に飯も喉を通らないリー兄さんに食事を持ってくるカワイイ女子。それがノラ・ミャオ。今の杉咲花っぽいね。

・そんな中、日本人武術(柔道?)一団と通訳が乗り込んでくるが、日本人は日本語を喋っていないのに何で通訳が必要なのか良く分からない。(もっとも、全編通じて英語吹き替えなので、もはやどうでもいいのか?)

・その一団の挑発に耐えに耐えたリー兄さんたちだが、せっかく耐えたのに、すぐさま1人で道場破り。
 前後逆の袴を穿いた手下は弱いし、大量の雑魚どもは足をヌンチャクで打たれただけで戦闘不能にww
 そして最後に登場する道場主らしきヨシダなる眼鏡親父も激弱。一発も攻撃を当てられずに敗退www
 帰り際に道場生の名札みたいなのを殴打するリー兄さんだが、なぜかその名札の中には「室田日出男」の文字も・・。
ドラゴン怒りの鉄拳


・これをきっかけに血で血を洗う全面抗争に発展するが、敵はなんで恩師を殺したのか?道場が欲しかった?動機の描写が一切ないので意味が分からない。(恐らく理由はどうでもいい。中国人VS極悪日本人の構図が欲しかっただけ)

・道場破りの帰り道、「犬と中国人は立ち入り禁止」の所でひと悶着起こすリー兄さん。あそこは何なんだ?公園?

・そんなひと悶着中に、自分たちの道場「精武館」には、先ほどやられたお礼参りとばかりに敵道場一味が報復の襲撃。
 リー兄さんを渡さなければ道場を閉鎖させると息巻く敵だが、いったい何の権限があって閉鎖できるのか意味不明。
 そかしそれを聞いた精武館の師範らはリーを逃がす事を決意。

・翌日には逃げようかと言うリー兄さんだが、偶然精武館の料理人たち2人が恩師を毒殺したという話を聞いてしまう。
 当然それを許すはずも無く、2人を撲殺するとその死体を電柱の頂上から吊るすと言うシリアルキラー並みのクレイジーさを発揮してしまうリー兄さん。。。
 そもそも2人を電柱の上まで担ぎ上げて吊るすなんてしてたら目撃されまくるのでは・・・??

・結局、リー兄さんは恩師の墓のそばに潜伏。何だか分からない小動物(犬説が有力)の丸焼きを頬張って反撃の機会をうかがっています。
ドラゴン怒りの鉄拳


・一方の敵一味は、警察をも使ってリーの引き渡しを要求。更にロシアからマフィアみたいな用心棒を雇って用意万端。

・そのロシア武闘家を招いてお座敷で豪遊。このシーンでは、日本初公開時にはカットされていた「芸者ストリッパー」の描写も登場。
 芸者のカツラにビキニ。そして「ソーラン節」をBGMにクネクネ踊りながら服を脱いでいく芸者。
 その体は見事なまでに贅肉だらけの弛んだ体だが、当然この時代なのでビキニは脱いでもビーチクにはシールみたいなのを貼って見せないし、パンツを脱いでも股間は手で押さえて見せませんwww。

・そんな芸者遊びから一足先に抜け出そうと人力車を拾うが、その人力車は変装したリー兄さんが引いています。
 結局、人力車ごと持ち上げて振り回したりして(怪力すぎるww)この通訳も殺し、またしても電柱に吊るすリー兄さんwwもはやサイコパスの域に達しそうです。
ドラゴン怒りの鉄拳

・そんな中、今度は電話修理工に変装して敵道場に潜入。敵の内情を探ろうとするリー兄さん。
 あらかじめ電話線を切断して電話を不通にさせ、すんなりと潜入には成功したが、肝心の電話修理は、人が見ている中、ただ電話の裏の蓋を開けて、何をするでもなくまた閉めるだけww。
 そしてもう1台の電話は、道場主のスズキの部屋にあります。
 ここの電話も「蓋を開けて閉じるだけ」で何故か修理完了。(そもそも断線させてるんだから電話本体をどうしても繋がるはずが無いと思うのだが・・)
 そんな電話修理工(リー兄さん)がすぐ脇に居るのに「チェン(リー兄さんね)を見つけたらなぶり殺しにする」なんて物騒な話をしちゃうスズキ。
 更に精武館一味に対しても「皆殺しにすればバレない」という意味不明の根拠により、その晩に襲撃を決意。

・その晩、1人で相手の道場に乗り込むリー兄さん。
 日本刀を持ち出したヨシダと再戦するも、やっぱり弱いヨシダ。
 挙句の果ては、自分が放り投げた日本刀が背中にぶっすり刺さって昇天ww

・次いでロシア武闘家と対決。用心棒はサスペンダーに蝶ネクタイのまま戦うが、ノドへのチョップ一発で絶命。
 あれで死ぬなら天龍源一郎の喉への逆水平チョップはもっとヤバいです。

・最後はスズキと対決。
 やはり日本刀を持ち出すスズキに対して最後、突如腰から出てくるヌンチャク。
 それまでのロシア武闘家とかの戦いでは何も腰に無かったのに、どっから出てきたんだ?
 ちなみに、とどめの一撃を食らって吹っ飛ぶスズキのスタントはジャッキー・チェンだそうです。

・一方の精武館の方も、敵の襲撃を受けて壊滅状態です。
 そこへ帰ってくるリー兄さん。道場を守る為に自首を決意します。

・かの有名なラスト。
 外に連行されるリー兄さんを待ち構えるのは銃を構えた多数の刑事。
 雄叫びを上げて跳び蹴りポーズをキメるリー兄さんに一斉射撃の音が・・・・
 って、あそこでリー兄さんに一斉射撃したら、リー兄さんの後ろに居る刑事や日本領事館の人とかも蜂の巣だろww


こんな話をめちゃくちゃ大雑把にまとめると・・・

・殺した人を繰り返し電柱に吊るすという行為からして、かなりのキチガイシリアルキラー(連続殺人犯)っぷりで、射殺も当然とも思えてしまう。
・精武館を守るために敵をやっつけるリー兄さんだが、当の精武館はリー兄さんが不在中にいつも襲撃され、かえって事態が悪化している。
 結局、リー兄さんが動けば動くほど敵も味方もみんな死んでいってます。

と言う事になり、リー兄さんがかなりの厄介者だとも見えてしまうのはどうなんでしょうか・・・

しかし、冒頭でも書いた通り、どんなへっぽこな話でも、こと格闘シーンになればリー兄さんの格好良さは突っ込みようがありません。
お客さんもそれを目当てに劇場に来ている訳で、もはや話は二の次でもいいくらいです。
自分も久々にこの映画を再見して、新たな発見やら現代でも色褪せないアクションを楽しめたのは事実ですからね。

さてと、ここまで来たら、もう「死亡遊戯」も観るしか無いね。
(ちなみに「危機一髪」には思い入れがほぼ無いのでパス。「ドラゴンへの道」は2017年イベントで観ているのでパスです)

◆パンフレット:1000円(復活祭上映作4本まとめてのパンフ)

ドラゴン怒りの鉄拳

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