映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【20-018】ビューティフル・カップル 復讐の心理 ★★☆☆☆
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
またまた未体験ゾーンよりビューティフル・カップル 復讐の心理を鑑賞。

マルテと恋人のリヴは、バカンスに訪れた海辺のコテージで若者たちに襲われ、彼の目の前で彼女が乱暴されてしまう。
2年後、事件の悲しみを乗り越えようとしていた彼らだったが、主犯格の少年が恋人と寄り添い穏やかに暮らす姿をマルテが見かける。
憤りを覚えたマルテは激しい復讐心に駆られるが、リヴは前に進もうと彼を説得する。


いや〜、実にイライラする腹立たしい映画でしたよ。
何が腹立たしいって、レイプ犯じゃなく、嫁をレイプされた旦那の方ですよ。
こういうリベンジものの映画って、やっぱり最後は悪い犯人に対して倍・3倍返しして「どうだコノヤロー、ざまーみろ」って思わせないとスッキリとしないと思うんですよ。
ジワジワ追い詰めて苦しめるとか、時間をかけて蹂躙するとか、最後にはポコチンをちょん切っちゃうとか。
そういうのが全く無いだけでなく、そもそも着地点(どうしたいのか)が見えないんだから救いようが無い。

2年前のレイプ犯を偶然街で見かけたので思わず尾行しちゃうってのはまあ普通の行動なのでいいですよ。
そこからが大事なのに、このポンコツ亭主ったら、ノープランで行動するので、とにかく裏目ってばかり。
せっかく家を突き止めても、すぐに外出したレイプ犯を尻目に何故かドアを蹴破って侵入。
何をするのかと思ったら、大人しく待ってるだけどか、憎きレイプ犯を目の前にしても、ただ口論⇒殴り合い⇒逆にやられるとか、職場を見つけても先にはつながらず、そうこう言ってる間に逆に自分たちの住居まで知られちゃうとか、遂にはレイプ犯の今カノの所に行って「お前の男はレイプ犯なんだぜい!」って言いつけに行くとか、行き当たりばったりの行動ばかり。
最終的には殺傷沙汰になってレイプ犯を刺しちゃったけど、恐らく致命傷ではなく、「怪我をした男を介抱して病院に運んだ優しい人」みたいに振る舞うけど、そのまま映画が終わっちゃう。
コレ、先が描かれて無いけど、レイプ犯が「こいつに刺された」って告発したらパクられるのは腰抜け旦那の方でしょ?
その時になって「実はこいつは妻をレイプした男なんだ」って言った所で今さらだし証拠も無い。
むしろまたしても妻のメンタルがおかしくなって、セラピーどころじゃなくなっちゃう。
結局、夫婦そろって更に泥沼に堕ちるだけじゃん。バカじゃないの!?
そもそも、そんな事になったのは、人目があるかもしれないビーチで2人全裸になってセックスなんてしちゃったから犯人たちを刺激したんじゃん。自業自得みたいな所もあるよね・・・。

思うに、この映画は結局「リベンジもの」じゃないって事でしょうね。
特にレイプされた奥さん側が長い時間をかけてようやく平穏な日常を取り戻すかと思われた時に「レイプ犯見つけた」とか言われて、許せない気持ちはありつつ、もう忘れて前を向いて平穏な日常を送る事を願う心情は理解できますし、それは旦那の方も同じ。
そう思いながらもやっぱり許せない。でも、よくあるリベンジ映画のように用意周到な計画を立ててかっこよく復讐出来る訳でも無く、やってる事はへっぽこな感じになっちゃうのは、ある意味リアルとも言えます。
実際、もし自分が同じ境遇になったら、あんな感じになっちゃうかもしれない。そう思わせる内容ではありました。
まあ、自分にとっては「復讐の心理」なんて副題が邪魔をした感じになってしまいました。
視点を変えれば少しは評価が上がったかな・・・。

◆パンフレット:販売無し

ビューティフル・カップル 復讐の心理

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