映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【20-016】ラストレター ★★★★☆
category: 2020年の映画レビュー | author: moeru-movie
タイトルからして同監督の「LoveLetter」臭を感じるラストレターを鑑賞。

夫と子供と暮らす岸辺野裕里(松)は、姉の未咲の葬儀で未咲の娘・鮎美(広瀬)と再会する。
鮎美は心の整理がついておらず、母が残した手紙を読むことができなかった。
裕里は未咲の同窓会で姉の死を伝えようとするが、未咲の同級生たちに未咲本人と勘違いされる。
そして裕里は、初恋の相手である小説家の乙坂鏡史郎(福山)と連絡先を交換し、彼に手紙を送る。


『LoveLetter』大好きな自分としては大変期待しておりました。
結果、泣けました。広瀬すずは良い芝居するじゃねーか!とりあえず広瀬すずに泣かされたのは事実なんです。
序盤の「マスクを取るシーン」では「惚れてまうがな!」と心の中で叫びますよww。
そして森七菜ちゃんのピュアでカワイイ存在感!どことなく「LoveLetter」の酒井美紀と雰囲気が似ている瞬間があるのは恐らく監督の好みでしょう。
画も自然を生かして綺麗です。
その綺麗な自然をことさらアート風に気取って撮ってるという訳ではなく、実に自然に画に溶け込んでる。そんな美しさはGoodですよ。
何はさておき、綺麗だし泣けたので4点付けましたよ。

しかし!!!!

これも先日観た「記憶屋」と同じく、観終わってから思い返すと・・いや、もう観ている時から感じていましたが、とにかくストーリー自体は「何だそりゃ」な所があまりにも多く、悪い意味で心に引っかかりまくっていました。
ネガティブな事を書き連ねるのも性格悪いけど、何が引っかかったのかを列挙していきます。

まずは、序盤から中盤の【裕里(松)のおかしな場面色々】編から。
・そもそも裕里(松)は何をしに姉の同窓会場に出かけたのか?正装しちゃって最初から出る気満々じゃん。
 (欠席連絡なら着飾って現地に行く必要無し)
●一目見て「未咲!」と間違えられてるが、幼い時の役は広瀬&森で全然似てないし、間違えるのが不自然。
 一方の乙坂は「最初から妹と知ってた」と真逆の対応なわけで、何だかめちゃくちゃである。
 100歩譲って最初の方から気づいていた場合でも、それは「自分が贈った本の事を全く覚えてない」という事が分かった時あたりにしておくのが自然だと思うのだが?
・と、最初から知っていたとか言ってるけど、じゃあ何で序盤に「ずっと好きだった」的な恥ずかしいメッセージを送ったのか、思考が意味不明。
・裕里と鮎美それぞれが美咲のふりをして手紙を送ると言うのは悪趣味な家系でしょ・・・。
 それを受けた乙坂は、普通なら変だと気付くでしょ。特に鮎美はまだ子供文字だろうしね・・・。
・裕里は裕里で、「もうこれで最後にします」とか書きながら、ちゃっかり後日「義母がぎっくり腰になった」とかどうでも良い事を結局手紙にして送ってる。何なんだ?欲求不満か?
・ほぼ見ず知らずだった赤の他人の爺さんに「住所貸して」とか言って、人の住所で文通を続ける厚かましさは引いてしまう・・。

そして一番の違和感である【美咲の謎】編です。
もともと乙坂と美咲は付き合ってたはず。何で別れたのかが全く描かれていない為に、色々と辻褄が合わないんですよね・・・。
●美咲は、他の男(トヨエツ)と駆け落ち同然で一緒になったはずなのに、乙坂のラブレターを後生大事に保管してる意味が分からん。
・心を病むほどDVを受けてたらしいが、なぜ逃げなかったのか?も全く描写が無く理解できない。
 そのトヨエツ自身は現在は「LoveLetter繋がり」を出すためだけにキャスティングされた中山美穂を孕ませていちおうは全うな生活(ヒモっぽいが)を送っており、犯罪者転落というほど酷くも無い。
 (ちなみに、「中山美穂が妊婦!?無い無いwww歳は幾つだよwww」と笑われてますね・・)

次は【乙坂】編です。
・乙坂がいつまでも女々しく美咲を思っている事から、乙坂がフラれたと見るのが自然だが、あまりにも引きずり過ぎ。
 挙句の果てに「美咲」というタイトルの本を出版しちゃうって、何だかコワい(笑)
・トヨエツにあれだけ言われても何も出来ず何も言い返せない腰抜けっぷりには萎える。
 まあ、それだけ優しいってのがまた乙坂のキャラなのかもしれないが、観てる側は少しイライラする。
  
最後に【その他もろもろ】編です。
●タイトルにもなっている「ラストレター」だが、単に卒業式の答辞だけを入れている意味が分からない。
 自分の幸せな学生生活と同じように充実した日々を過ごして欲しいという意味を込めているとしたら、回りくどすぎて伝わらない。
・鮎美は母が自殺という「事件」の後の割にはさほど精神的ダメージがあるように見えない。
 それこそ能天気に母と偽って文通してる場合じゃないと思うのだが。。。
・これはどうでもいい話だが、岸辺野が急に飼い始めたボルゾイの名前が「ボル」と「ゾイ」って適当過ぎだろwww

冒頭を●印にしたところが特に違和感が大きかった所で、正直言ってストーリーとしては破綻しているとさえ思ってしまいました。
1つ2つの違和感ならスルーする事も出来ますが、これだけ理解に困るシーンが多いと、いくら泣かされたと言っても満点はつけられません。
でも、泣けた事は事実なので4点です。

最後に、岸辺野家の長男の子って、降谷建志&MEGUMIの息子なんですね。。。。

◆パンフレット:820円

ラストレター

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