映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【19-069】見えない目撃者 ★★★★★
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
楽しみにしていた見えない目撃者をようやく鑑賞です。

浜中なつめ(吉岡)は警察学校の卒業式の夜、過失で弟を事故死させ、自分の視力も失う。
警察官になることを諦めたなつめはある日、自動車事故の現場で少女が助けを求める声を聞く。
誘拐事件を疑ったなつめは警察に訴えるが十分に捜査してもらえず、自ら動き出す。


オリジナルは韓国映画『ブラインド』ですが、日本では2014年のホラー秘宝まつりで上映されたのみなので、観ている人は少なそうです。(自分も観ていません)
その韓国オリジナルをリメイクした中国映画の「見えない目撃者」が2016年に日本でも公開されていますが、今回は日本版リメイクと言う事になります。

ベースは少女連続誘拐殺人事件で、もちろん犯人はサイコパスなシリアルキラー。
そんな犠牲者が乗せられた車と遭遇してしまったのが元警察官で盲目の女性。
盲人が事件に巻き込まれるという話は、有名どころではオードリー・ヘップバーンの「暗くなるまで待って」をはじめ、近作では「ドント・ブリーズ」なんかが割と人気を集めていました。

そしてこの映画。いやいや、予想以上に面白かったですよ。
話自体は非常にオーソドックスな作りだし、ツッコミどころやご都合主義な所(後述)もあるけど、割と緊張感も持続していたし、終盤に向けての展開はどこか「セブン」的であったり「羊たちの沈黙」的でもありました。

序盤はこの盲人女性の言う事なんてまるで警察も相手にしていないのはお約束。
その裏で、いち市民とちょっとチャラい兄ちゃんの2人でけっこういい感じに事件の核心に迫っていく所は「おいおい」と思えるし、ようやく事件として扱い始めた警察もそれとなく協力して進めているようにも見える。
んなアホな・・という筋書きなんだけど、まあ元警察官だし、貴重な事件の「目撃者」なんだから、まあそういう協力体制もいいでしょと割り切って観ました。

物語も中盤を過ぎるとようやく犯人像が浮かんできますが、これもある意味「やっぱりな」な犯人。
過去の猟奇事件の目撃者でもあった「男」が今回の犯人なんだけど、うーー、ネタバレしないで書くのも難しいけど、そんな人物が身近に居る事に警察が気付かないってのも不自然だけど、まあいいか。

この連続殺人の共通点についても、警察の捜査よりも先に、なつめちゃんがググっただけでアラ大変。一発で共通点が分かっちゃう(笑)
この手の映画では、警察は無能でないといけないのはセオリーとは言え、苦笑ものではありますが、この共通点により俄然「セブン」寄りの興味も出て来ます。

そして拉致現場に踏み込むのもなつめチャンご一行です。
犬は「待て」と言われて待てても、人間様は待ってられずアジトに踏み込んじゃうおかげで酷い目に遭います。
正直、死亡フラグは立ってないなと思ってた人までけっこう無残に殺されるのは意外でした。

この最後の「犯人との対決」はまさに「凶悪犯VS盲人」の王道な展開でしたが、「志村!後ろ!後ろぉぉ!!」的な背後に迫りくる恐怖シーンや、何よりも「しばらくの無音」シーンはまさに緊張感の極み。
場内も固唾を飲んでスクリーンを凝視し、ホントに全くの静寂に包まれたのはお客さんもナイスでした。
(そこでポッポコーンをボリボリ食う音を出されたら台無しでした)

それまで割と容赦なく殺人をしてきた犯人がなつめチャンには何故か手こずるのもご愛嬌ですが、最後は気持ちよくカタが付きます。
この犯人役の男優が誰とは書きませんが、かなりのサイコパスっぷりで熱演でした。
こんな役は異常過ぎて敬遠したくもなる所ですが、よくぞ振り切って演じてくれました。お見事です。

そして主役の吉岡里帆。
何かと叩かれる女子ですが(やっぱりグラビア時代を黒歴史よばわりしたあたりから逆風が吹きまくってる気が・・)、そういう邪念を抜きにして、シンプルに好演だと思いましたよ。
盲人と言う事もあって、限りなくスッピンに近い超薄メイクで頑張ってます。
このなつめチャンが扱う数々の盲人用グッズも「興味深い」と言っちゃうと不謹慎なのかもしれませんが、読み上げソフトや音声キーボードでPCスマホも普通に使い、盲導犬+音声ナビで割とすいすいと歩けたり、一昔前に比べると盲人の生活の質も上がってきている事が分かります。

自分の事故のせいで亡くした弟の墓参りに今も行けないなつめチャンと、進路をなんてまるで考えられなかった春馬くん(高杉)が前向きに一歩進み始めるポジティブな終わり方に加えて、大半の人がこう思ったんじゃないかな。
「パル!!!!無事でよかったよぉぉぉ!!」ってね。
(実際はあんな目に遭わされたら、もう盲導犬は引退してひっそりと暮らしそうだけど、そこはなつめチャンとの絆で再びバディになったと理解しました)

最後に1つ突っ込ませてくれ!
おい、犯人!!地下鉄で逃げたなつめチャンを次の駅で待ち伏せる場面はイリュージョンにも程があるぞ!!

◆パンフレット:785円(なんじゃその端数は!)

見えない目撃者

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