映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【19-059】スタートアップ・ガールズ ★★★★☆
category: 2019年の映画レビュー | author: moeru-movie
劇場公開より一足早く、スタートアップ・ガールズの完成披露上映に行ってきた。

大企業勤務で起業家に投資する南堀希(山崎)と、大学生ながら起業家で天才肌の小松光(上白石)。
二人は、光のサポートをしているミズキ(山本)の考えで、小児医療で遠隔操作による診察を行うプロジェクトのビジネスパートナーになるが、光の身勝手さを目の当たりにした希は、彼女を信頼できなかった。


この手の「女の子+仕事」みたいな話だと、「希望を抱いて勤め始める」「だけど何をやっても失敗ばかり」「そのうち彼氏にもフラれる」「そんなある日、主人公のアイディアで大成功」「それをきっかけに会社のイケメンと急接近」「そして迎えた大事なプレゼンの日に思わぬハプニングが!」「主人公はこのピンチを切り抜けられるか?そして恋の行方は?」みたいなお花畑満開のお目出度い展開がテンプレートだと思っていました。

ところがこの映画は、そういったテンプレートには当てはまっていません。
まず、「恋」っていう定番要素が一切ありません。
そして「仕事」に関しては、希のほうは良くいる普通の「安定志向OL」なのに対し、光はぶっとんだ考えの大学生。
こういった「正反対の2人が組み合わさる事による化学反応」という流れはバディムービーの王道とも言えるでしょう。

「起業したい」という光に対して「常識的には」「現実的には「普通は」という接頭語を使って「ムリ」「リスクがある」と無理な事をしない希。
普通に考えたら希が正論だと思いますよ。
でも、この映画はさすがに演出もあったり、何だかんだでスポンサーが居て恵まれてるじゃん!という要素はあるものの、光の「そこで諦めたら終わり」「頭を使って考えてみる」と手を尽くして実現にこじつける。
起業して大ヒットさせるって、こういう「多くの人は"そんなの無理"・"理想論"・"前例がない"」で片づけてしまう事を諦めずに知恵を捻りだす所から生まれるんだよな・・・という事は考えさせられました。

まあ、正直劇中の「医療(遠隔診療)・福祉(保育園とか)×IT」の話は、分かったような分かんないような内容ですが、とにかく忙しくて時間が取れない人や、育児に困っている働くお母さん、保育士さんの為にツールを提供して暮らしやすい社会を作ろうとする光の心意気は気持ちの良いものでした。

しかし!

ちょっと不満を挙げると、この光の人となりというか背景がほとんど描かれていないのですよ。
何が彼女をそこまで動かすのか、医療とか福祉に拘る理由は?大学生なのに何でタワマン住んでるの?とか(既に幾つか起業して儲かってたんかな?と理解したが)、常に何かを急いでいる・常に何かにイラついてる理由は?といったあたりが何も描かれていないので、いまいち光が掴み切れないのは残念でした。
無事立ち上げて・・・って所で急に飽きちゃう所を見ると、そこまで福祉系をやりたい!って程でも無かったのね・・と思うとますます掴み所が無いですよね。。。。
(「始める事」にはパワーを注げるけど、いざそれを「続ける」という事には興味が無いと言う気持ちは少しは分かります)
一方の希の方は、辛うじて「父親が起業してた」「でも上手く行かなくて若くして死別した」という背景から現在は安定志向というキャラ付けがあるので、まだ馴染みやすいです。

と、そんな光(上白石)と希(山崎)。
何となく役柄的には逆の方がイメージに合いそうな気はしてたが、どうしてどうして。これはこれで面白かったです。
特に上白石萌音は、今までに無い役柄と言えるんじゃないかな。
赤い髪してぶっ飛んでて、でもズボラでマンションは汚部屋(ワイの部屋みたいだったwww)。
一方の山崎紘菜は、割とメイクも薄めにしていた事もあって、肉食系の濃い顔が「安定志向の普通の娘」に見えて良かったです。

劇中のカラオケ歌と言い、エンドロールと言い、ASIAN KUNG-FU GENERATIONがやけにフィーチャーされてるのは何だかなぁという気はしますが、全体的には尺が短い事もあってそれほど退屈せずに観られると思います。
まあ、あまり細かい所を突っ込むと冷めちゃいますので、ほどほどに。

上白石萌音と山崎紘菜と言えば2011年東宝シンデレラの「審査員特別賞」の同期。
(妹の上白石萌歌がグランプリ。この年はニュージェネレーション賞で浜辺美波も受賞)
そんな事も意識して観るとまた面白いと思いますよ。

◆パンフレット:完成披露上映会当時は未販売

スタートアップ・ガールズ

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