映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【18-112】FOR REAL−遠い、クライマックス。− ★★☆☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
ベイスターズファンであるからにはコレを見ないとという使命感からFOR REAL−遠い、クライマックス。−を鑑賞。

昨期はクライマックスシリーズ出場という事で『必ず戻ると誓った、あの舞台へ。』というサブタイトルが付いていたが、今年は惜しくもBクラスと言う事で『遠い、クライマックス。』なんですが、もう個人的に思ったことをズバリ書いちゃうと、この作品を自分は「ドキュメンタリー」とは呼びたくないくらいクオリティが低いと感じましたよ。
じゃあ何なんだと言うと「単なる1年のダイジェスト」ですよ。

このブログでも特にAKB等のアイドルのドキュメンタリーに対しては好意的なレビューも書いてきたし、涙すら流したドキュメンタリーも少なくない。
それはドキュメンタリーと言いながら、作り手の思いと演出があり、ドキュメンタリーの対象となる人・グループ・アーティストetcを愛し、彼ら彼女らの真実を伝えたいと言う強い意志が感じられるからである。(と考えている)

そこでこの作品だ。
ハッキリ言って、シーズン中に撮り貯めた記録映像を時系列に並べ、同じBGM・同じようなナレーションで流しつづける。
内容は「誰の調子が上がらない」「誰が怪我をして試合に出られない」「誰がファームに落ちた」というネガティブな内容が多く、これだけ見ていると圧倒的な最下位に沈んだチームの記録か?と思ってしまうほどだ。

そうじゃないだろう!?

そりゃあ自分も2018年シリーズはラミレスの糞采配に憤り続けたし、終わってみれば惜しいシーズンだったけど、内容的には「この成績・この内容でCSなんて恥ずかしいわ」と感じる事も多かったので、明るい内容にもなりにくいのは分かる。
でも、「遠い、クライマックス」という「遠さ」が「1勝」でもあった事も事実。
数字的には惜しかったし、春先はレギュラー(特に先発投手陣)が軒並み離脱しながらも京山や飯塚、バリオス等の頑張りもあって8連勝もしてたはずだし、中盤からはソトという「大当たり」な外国人の登場もポジポジだったはずだ。
それでも最終的に1勝足りなかった。
何が足りなかったのか、来季に向けてどう修正していくべきなのかといった検証とリカバリプランを見据えた2018年の振り返りでないといけないと自分はいけないと思ってましたよ。

ところがこの作品は延々とネガティブなシーンを流し、そして「ラミレスの謝罪」というシーンで終わった。
この謝罪シーン自体は非常に興味深いし、「反ラミレス」な自分が観ても「それじゃあ来季の采配をもう一度見させてもらいますか」という気分にはなる。
その描写は唯一の救いではあるが、いったいこの作品全体を見て、熱烈なベイファンは何が残ったのでしょうか?
何か暗い気分になっただけじゃないですか?
やっぱりさ、この作品に限らず、この手のドキュメンタリーはファン向けと言うのが大前提ななずです。
そんなファン向けにお花畑な内容に飾れと言う事では無いのですが、もっと「これをファンに伝え、感じてもらって、そして来年こそレギュラーシーズン優勝を目指そう!」という気分を感じさせて欲しいと思うわけです。

まあね、シーズン中回し続けたフィルムの時間も膨大であろうに、編集の時間も短くて12月にはもう劇場公開しなければならないという事情も大きな足かせだと思うんですよ。
でも、ぜひ来年の「FOR REAL」は、きちんと作品コンセプトを定めて、多少なりとも演出を入れ、ファンを涙させ歓喜させるものになる事を期待します。

あ、高城(と白崎)のトレード後、球団を去る高城のシーン(裏方のおばちゃんとかにも挨拶して惜しまれつつ涙を浮かべて球場を後にする姿)はかなりグッと来ました。
プロ野球にトレードはつきものとは言え、やっぱり寂しいね。。。。
ジョーよ、日本シリーズで戦おう!と言いたいよ。

◆パンフレット:1000円

FOR REAL−遠い、クライマックス。−

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