映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【18-097】クワイエット・プレイス ★★★☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
これまで嫌と言うほど予告編を観てきたクワイエット・プレイスを鑑賞。

音に反応して襲撃してくる何かによって、人類は滅亡の危機にさらされていた。
リー(ジョン・クラシンスキー)とエヴリン(エミリー・ブラント)の夫婦は、聴覚障害の娘ら3人の子供と決して音を立てないというルールを固く守ることで生き延びていた。
手話を用い、裸足で歩くなどして、静寂を保ちながら暮らしていたが、エヴリンの胎内には新しい命が宿っていた。


「音を立てられない」という題材は既に2016年の「ドント・ブリーズ」でもお馴染みです。
「ドント・ブリーズ」の評判・興収が成功の部類だったからという事も有ってか無くてか、この映画も音を立てられないホラーです。
が、終わってみれば、「ホラー」というよりも「SFサバイバル」系の話でした。

そしてもう1つ、終わってみれば「ツッコミどころは満載」という所も目立ちます。
そのツッコミどころの東西横綱は
・音がヤバいと言いつつ、自然の音は完全スルー。轟音の滝のそばにはエイリアン1匹も居ないぞ。
・こんな状況で子供作るか!?絶対やっちゃダメな事だろwww
となりますが、自分はむしろ早い段階でツッコミどころを楽しもうと切り替えていたので、むしろ面白かったです。

と、ツッコミどころはいったん置いておいて本編に戻りますが、話は至ってシンプルですよ。
「音に反応(目は見えない)する凶暴なエイリアンVS普通の家族」という構図。
家族の一番下の男の子はうっかり音の出るオモチャを鳴らしてしまったおかげで序盤で瞬殺(予告編にもあります)からの新たな子供が産まれるまで・・という中で、再三音を出しちゃってそのたびにエイリアンやってくる→隠れたりして何とかやり過ごす。。の繰り返し。
もはや人類はこの家族だけ?という勢いで描写されていますが、途中、森の中でオッサンに遭遇(相方は惨殺されてる)するも、何故かこのオッサンが絶叫し始めたため、大して登場人物に変化は出ませんでした。

この家族の長女が聴覚障がい者という事で自家製の補聴器をつけている(娘は付けるのを嫌がっているが父ちゃんがつけさせている)が、これがエイリアンへの対抗というキーアイテムになってくる。
ラストはどうなるか・・・ぼーっと観てると「どういう事?」と思いそうだが、自分は「これからクリーチャー退治に燃えていく」というポジティブな見方と「でも、そのクリーチャーはうじゃうじゃと居るんだからやっぱり無理だよね」というネガティブな見方が半々で割れています。
だってあれで反撃出来たら軍隊すら壊滅しちゃってるという設定と辻褄が合わないからね。

そんなサバイバル感が強いSFホラーだけど、正視に絶えない「痛ぁぁぁぁいシーン」があります。
キーアイテムは「釘」です。
「何でそんな出方してんだよ!」「また刺さるから早く抜いておけよ!」「もうあの階段が映し出されるたびにハラハラするわ!」「あの釘をクリーチャーが踏んじゃって悶絶すると思ったら違うんかい!」と、この釘だけで幾つも突っ込めて幾つも楽しめます。

いちおうホラー映画と言う触れ込みながらもホラー要素よりもツッコミ映画として楽しめてしまったので、差し引きで平均点としておきました。
父と娘の間のドラマはちょっと感動する所もあるので、「ホラー無理!」と拒否反応を起こさず勇気を持って観てみよう!

◆パンフレット:720円

クワイエット・プレイス

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