映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【18-028】羊の木(ネタバレあり) ★★★☆☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
やっと更新遅れが追い付いてきて、もう一息という所ですが、今回は羊の木です。

刑期を終えた元受刑者を自治体が受け入れる新仮釈放制度により、閑散とした港町・魚深市に男女6人が移住してくる。
市役所職員の月末一(錦戸)は彼らの受け入れ担当を命じられるが、移住者たちの過去を住民たちに知られてはならないという決まりがあった。
やがて、全員に殺人歴がある犯罪者を受け入れた町と人々の日常に、少しずつ狂いが生じていき……。


6人もの「元殺人犯」が同じ町に住み込んできて・・・・って、現実的では無い設定だけど、そこは映画という事で楽しみます。
まあ6人と言っても、見た感じヤバそうなのは北村一輝と田中泯くらいで、あとは大丈夫そうな感じ。
そんな6人が何をやらかし、どういう結末に向かうのか・・・・と思ってたんですが、確かに序盤から中盤はどこかヒリヒリするような緊張感はあるんですけど、結局サイコパスだった松田龍平以外は「その他の人」という感じで中途半端な描かれ方だったのが残念です。

・田中泯:序盤でヤクザ(昔の事件の相手方)が絡んでくるものの、こんなジジイが手首捻っただけで退散。以後出てこないのが雑。安藤玉恵との絡みは良かったが・・。
・北村一輝:何かありそうだったけど、結局アッサリと「やられる側」で終わってしまい、人物背景は良く分からず。
・水澤紳吾:酒を飲んで暴れる所はあるものの、その後も普通に床屋でやってるし、むしろ床屋店主の意外な経歴の方が驚かされる。
・優香:単なるおっぱいお姉さんに見える。「誰かに愛されてないと生きていけない」性格なんだろうけど、「元殺人犯」という設定はどこかに行ってしまっている。
・市川実日子:「死んだ小動物をすぐに埋める暗い女」以外の印象もエピソードも無い。この映画で一番空気。穴掘ってちょっと埋めただけで土が盛り上がるのもヘン(どうでもいいかww)
・松田龍平:サイコパスなのはいいんだけど、何でそのスイッチが入るのか全然分からん。それだけヤバいやつとも言えるが・・・

と言う事で、散漫なエピソードの結末は、夜の崖でのあのシーンです。
「のろろ様」とかいう神様がどうたらこうたらはいいんですが、さすがにあのラストには失笑してしまいました。
2時間オーバーな映画でしたが、錦戸&文乃&松尾のバンド練習(皆が好き勝手に楽器やってるだけに見えた)とか、あまり意味の感じられないシーンがあったのが苦痛でした。

なお、この映画はエンドロールが独特です。
もっとも、既に『セブン』(ブラピ)で使われてましたけどね。

最後に、この映画に「平成のテロリスト」こと村上一成(プロレスラー)がクレジットされてましたが、どこに出てるか分かりませんでした・・・。ちょっと北村一輝と似てるけどね。

◆パンフレット:720円

羊の木

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