映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【18-021】ジオストーム(ネタバレあり) ★★★★☆
category: 2018年の映画レビュー | author: moeru-movie
70年代のパニック映画的なB級感を期待してジオストームを鑑賞。

天候を意のままにできる宇宙ステーションが開発された近未来、地球は未曾有の自然災害に襲われることがなくなる。
ところが運用開始から2年後、宇宙ステーションがウイルス感染して暴走し各地で異常気象を引き起こしてしまう。
巨大災害が同時多発的に起きる地球壊滅災害“ジオストーム”の発生を防ぐため、宇宙ステーションの開発者ジェイク(ジェラルド・バトラー)と彼の弟マックス(ジム・スタージェス)が立ち上がる。


言わずと知れた、いわゆる「ディザスター・ムービー」ですよ。
今回は天候をコントロールするシステムの暴走という事で、高温・低温・雨風嵐雹・竜巻に稲妻、そして津波まで何でも起きます。
1つ1つのパニック描写にさほど尺は取っていないものの、天変地異の博覧会的に色々見れるのは楽しいです。
しかも全世界規模の天変地異という事で東京のシーンも少し出てきますが、巨大な雹が降り注いでいるのに車や人が平気で外を歩いたり走ったりしているもんだから雹が直撃して大変な騒ぎです。
「おい!車止まれよww」と突っ込めるのB級パニック映画の醍醐味です。
東京編の予告編でその場面は観れます。自分は思わず笑っちゃいますwww。

で、当初はシステムに入り込んだウィルス(何かあるとすぐウィルスのせいにするのも定石)が原因と思われていましたが、案の定「誰か」が仕組んだ陰謀と分かってきます。
いったい地球の危機と言うリスクを冒してまで何をしたいんだと思いますが、まあそういう事を考える奴は頭がイカれているので仕方ないでしょう。

ウィルスのせいで、地球の「ジオストーム」(天災による大型被害の連鎖)発生へのカウントダウンが始まる中、それを制御する宇宙ステーションはウィルスの侵入に対しての防御として自爆システムが作動してしまう。
この「自爆」ってのもB級サスペンスの定石ですよね。
かくして「ジオストーム発生(カウントダウン中)を食い止める」という目的のために「自爆(カウントダウン中)を解除」すべく主人公が手動でシステムを再起動しようとステーションに残ります。
こういう最重要なシステムなのに、肝心な事は手動でしかできないというのもお約束ですし、主人公が自らの命と引き換えに地球の危機を救うべく現場に残るというのもパニック映画の定番です。
今回は、自爆カウントダウンとジオストーム発生のカウントダウンという2つのサスペンスを合わせて、まあ娯楽パニック映画としてはなかなか豪華な見どころです。

と、ここで本当に主人公が命を落として地球を救うという結末も良くありますが、主人公は序盤で娘に「必ず帰ってくる」と固く約束しているのを観客も知っているので、何かミラクルが起こるであろう事も薄々分かっています。
そしてジオストーム発生数秒前にシステムの再起動によりウィルスの動作は止まりますが、間もなくして自爆装置は起動され、ステーションは次々と爆発していきますが、やっぱり起こったミラクルにより主人公は小型衛星(序盤でこの衛星の使用場面が伏線として出てきていた)で脱出。
そしたら次にはもうシャトルに捕獲され、次の場面ではもう地球に戻っているという・・・wwww

これらの描写と並行して地上でもサスペンスが進んでおり、一連のパニックを引き起こした張本人は誰か?という犯人探しと、ジオストーム再起動に必要なパスコードを持つ大統領(というか、大統領の指紋・網膜等が必要という事で大統領自身がパスコードなんです)の保護というサスペンスも描かれます。
空からは稲妻が降り注ぎ、次々と周りの車が大破していくのに大統領らを乗せた車は大丈夫と言うミラクルが地球上でも展開されています。
この地上のサスペンス班の中心は主人公の弟と「おまえ凄すぎww強すぎww頼もしすぎwww」と笑うしかない女SPです。
犯人は、最初は「大統領自身が犯人?」とミスリードしながらも「意外な人物」が明かされますが、やっぱり地球の滅亡のリスクを冒してまで行う事じゃないなと失笑してしまいます。

こんな感じで、良くも悪くも「有り得ない展開を真面目に演じてるけど、やっぱり内容はハチャメチャ」というB級ディザスタームービーとして申し分ない要素ぎっしりでお腹いっぱいになります。
色々と手を広げすぎて、それぞれのエピソードやパニック場面が薄味だったり尺が短いという所はマイナスですが、天災被害場面がどこか微笑ましい(高層ビルのドミノ倒しとか、津波や人が一瞬でT-1000みたいに凍らされるとか)のは個人的にはプラスです。

ま、映画なんてこうやって頭を空っぽにして突っ込みながらも楽しく観られるのは大事な事です。
あまり真面目にリアリティなんて語らずに「娯楽」に徹して楽しみましょう!

◆パンフレット:720円

ジオストーム

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