映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【17-092】東京喰種トーキョーグール ★★☆☆☆
category: 2017年の映画レビュー | author: moeru-movie
原作も知らないし、それほど楽しみにしていたという程でも無く東京喰種トーキョーグールを鑑賞。

水とコーヒーと人体だけを取り込むという人間の姿をした怪人・喰種が東京の街に紛れ、人々は恐れを抱いていた。
そんな中、平凡な大学生のカネキ(窪田)は事故に遭ってしまう。
知人の少女リゼ(蒼井)の臓器を移植して死を免れるが、それが原因で半喰種となったカネキは、頻繁に足を運んでいた喫茶店「あんていく」で働くことになる。
そしてカネキは、アルバイトの女子高生トーカ(清水)や、店に集まる客が喰種だと知り……。


冒頭にも書いたが、もう一度書いておく。「原作は知らん」と。

この手の「人気コミックの実写映画化」となると、もうその映画のレビューは「原作と違うから駄作」「原作のココが無いのは許せない」「原作のイメージ通りだから良作」といった具合に「原作とどれだけ似てるか(同じか)」が評価の指標になっているものがかなり多い。
もちろん、人気ある原作アニメはその作品が持つ世界観やメッセージ性、そして話の面白さにキャラクター・・・と、色々な要素でファンを惹きつけている訳だし、それを蔑ろにして「名前」だけ借りて好き勝手に改変されちゃあ堪らないのも当然。
でも、何でもかんでも「原作がああなのに」「原作のこことここが・・」と比べては「あそこが違うからダメ」とする論評には辟易します。

前置きが長くなりました。
この作品は、どうやら原作ファンには比較的受け入れられている率が高い気がしますが、自分にはそんな事は知ったこっちゃありません。
完全に「映画単体」としての評価ですが、5分の2ですよ。

コレ、話としては特段新しいわけじゃないですよね。
人間に交じってエイリアンのような「非人間」が共に生活しつつ、それでも決して人間にはなれない・・・って、そのまんま「妖怪人間ベム」じゃねーか!って話ですよ。
この作品は妖怪人間じゃなく「喰種」という、言ってみれば「感染系ゾンビ」に近い化け物ですよ。
それで「人間VS喰種」みたいな図式で全面的に対峙していくものかと勝手に思ってましたよ。

でも、ハッキリ言って、物凄く狭い範囲のスケールの小さな話じゃないですかね?
喰種側は「あんていく」に出入りする数人だけだし、CCGとかいう警察的な位置づけの側に至っては、ほぼ2人しか出てこない。
何か、割と派手に人喰いとか殺人が頻発している上、それが喰種の仕業と分かっているのに、それが起こってないかのように平穏に流れる日常。
もともとは平穏な人間側だったのに、ある時から喰種の側で生きなければならなくなった男の悲劇みたいな話が柱になってるようだけど、自分にはむしろ笛口母娘の話の方がまだ悲劇的というかドラマ性はあったように感じましたよ。
もちろんカネキの苦悩も伝わってはくるんだけど、それこそ自分には「妖怪人間ベム」の方がまだ悲しい運命だと思えちゃう始末でした。
何かこう・・「人として人肉喰うなんてとんでもない」という理性が残りつつ「でも空腹に耐えきれず、気が付きゃ肉を貪り食っちゃう」とか、「喰種の生存本能が勝って、思わず人間食い殺しちゃう」というシーンすら無いので、穿った見方をすると「絶食ダイエットが苦しいカネキ君」でもいいんじゃねーかという印象でしたよ。
何かこう「喰種の非人間性」「凶暴性」といった「人間とは決して相容れない生物」という異種性が薄いのがインパクトを弱めている一因にも思えます。

結局、自分はこの作品に、ゾンビ映画的な「サバイバルアクションホラー」を期待しちゃったのがいけないのかもしれないな。
実際、ゾンビ映画的な要素を入れながらも、やっぱり柱はカネキ君ストーリーなんでしょ?
だから本来は「人類の敵」はカネキで、「人類の守り神」は真戸(大泉洋)の方のはずなのに、終盤のバトルはあたかも「真戸に負けるなカネキ」みたいな構図になってる気がしてしまい、何か覚めてしまいました。
更に真戸の部下(?)の亜門くんに至っては、何かケバブみたいな巨大な肉棒振り回して戦ってる姿が滑稽で滑稽で・・・もうそこで緊張感は完全に切れましたよ。

どうやらこの映画はまだ原作の一部に過ぎないようだけど、続編・続続編はあるのかしら?
あるなら、ぜひこの1作目の評価を覆すような展開になることを期待するが・・・・果たしてどうなることやら。

それでは最後に女優ワンポイントコメントを。
・清水富美加:なかなかいい芝居してた。続編があってももう出演する事は無いだろうが、惜しいね。
・蒼井優:微妙にエログロくてこれもいい!序盤で出番が終わってしまうのが残念。
・佐々木希:全く存在感無し。何のために佐々木希がキャスティングされたのか、全く謎である。
・相田翔子:さすがに老けてきたとは言え、40代後半にしては十分かわいい。見せ場もあって良かったよ。
・古畑星夏:ちょうど最近ドラマ「コードブルー」での「できちゃったギャル」でも見たが、こちらは清楚なJKで安定です。1シーンのみなのが残念。
・筧美和子:どこに出てたか全く分からず。おっぱいは思い出せても顔は良く思い出せない有様なので気が付かないのも当然か(笑)

最後に、この映画のラストバトルのロケ地は「大森ベルポート」でしたが、以前仕事で頻繁に出入りしていた事があるビルなので懐かしかったです。
(この映画以外にも比較的頻繁にロケ地に使用されているようですね)
まあ、良く知ってる所が映画の中で出てくると、一気に現実に引き戻されちゃうので、できれば知らない所がロケ地になってるのがいいんですけどね・・・。

◆パンフレット:A4判・40頁・720円

東京喰種トーキョーグール

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