映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【17-046】チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜 ★★★★☆
category: 2017年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開から2日目にチア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜を観た。

友永ひかり(広瀬)は、県立福井中央高校に入学する。中学からの同級生である山下孝介(真剣佑)を応援したいと思った彼女は、チアダンス部に入る。
だが彼女を待ち構えていたのは、アメリカの大会制覇に燃える顧問の女教師・早乙女薫(天海)の厳しい指導と練習だった。
先輩たちが次々と辞めていく中、同級生のチームメート玉置彩乃(中条)と切磋琢磨しながらチアダンスに打ち込むひかり。チームは一丸となってトップを目指していくが……。


この映画の公開直前、モデルでもある福井商業高チアリーダー部が全米選手権で5連覇を達成というニュースがありました。
「実際のイベントにインスパイアされた物語」と冒頭で字幕が出ますが、まさに「創部から3年で全米制覇」と言う福井商業高校チアリーダー部を題材にした映画です。
福井商業高校と言うと、自分なんかは「甲子園の常連」と言うイメージがありますが、他にも様々な部活で結果を残しているんですね。

物語の方は、本当に良くある王道のような作りです。
「初心者ばかりのダメ集団が練習を重ねて頂点に立つ」というコテコテのスポ根ものです。
「実話だから」と言う事で説得力を持たせていますが、話としてはさほどオリジナリティは感じません。
スポ根ものと言いながらもどこかコメディタッチな所が目立ちますが、まあハッキリ言って滑ってる所も多いものの、まずまず楽しめました。

うん。楽しめたんですよね。。。。なのに、何か色々引っ掛かる。何だろう、この気持ちは・・・。

チアダンス部に入った面々は、セオリー通り個性的な面々。
実際の部員は、ここまで個性的じゃなかったと推測するし、ましてやチアダンス部の練習にバレエ着やレオタードを着てくるスットコドッコイはまず居ないでしょう。
顧問の天海先生は、「何故にそこまでする!?」と言うくらいのパワハラ教師だし、映画のための味付け(演出)が過剰で気になってしまう時点でマイナスです。
それでも「ダンス経験者」(実際は未経験)な中条あやみや「ヒップホップ経験者」(実際は未経験)の山崎紘菜は、チアダンス+αの努力もしたであろう事は想像できます。
「それで経験者?」「レベル低っ!」って突っ込む事もできちゃう所かもしれないけど、そこは温かい目で見ましたよ。

そこからの展開は、広瀬すずとサッカー部の男の子の話が不要だなと思う以外はまさに王道な作りなので安心して観られます。
正確に言うと、サッカー部の子の話も有ってもいいんですが、もしそうするならチアの肝である「応援したい」と言う動機をもっと膨らませるとそれはそれで意味が出たかもしれません。
でも、それがひかり(広瀬)には意味があっても、チームとしてはあまりプラスにならないので、やっぱり不要かな。

そしてこの映画の「変わった見せ方」として、一番最初大会での「ダメダメでグダグダな大失敗ダンス」以降の「勝ち進むダンス」本編を一切見せないのです。
「いくぞー!」と気合を入れたと思ったら、次のシーンはもう引き上げてくる所です。
まあ、これもいいです。クライマックスに全てを見せようとする演出だと思えば高まるってもんです。

そしてこの手の映画では良くある「本番直前でのビックリ要素」として、「センター交代」があります。
これもいいんです。その前までは選抜すら外れてた子がセンターっていう展開は。
でも、大会当日それをしちゃうの!?って言うのは疑問です。
「それも実話」と言うなら事実に勝るものは無いので文句は言えませんが、もし演出だとしたらやり過ぎです。センターとサイドではフォーメーションも違うでしょうし、バランスだって変わる。そんなに簡単に「代わって!」っていうのも無茶でしょうよ。チアダンスだってチーム競技なんですから。

それでも、最後はさすがにダンスを見せます。
「それが全米優勝レベルかよ!」と言うツッコミをするつもりはありませんし、そもそも自分はそこまでチアの目が肥えていません。
これが例えばこの間の『ハルチカ』をはじめとした音楽モノなら、音を被せる事もできますが、ダンスはその「誤魔化し」はききません。
チアを実際に演者が踊って揃えて見せないといけないんですから大変な事です。
そういう事で贔屓目に見てはいけないのかもしれませんが、自分は贔屓目含みで「良く頑張ったな」と演者を褒めてあげたいです。

しかし!

自分はこの映画との比較として「フラガール」を見据えていました。
「フラガール」は文字通りフラダンスで、実話で、最初は下手集団で、途中ダンサーがバラバラになりかけながらもクライマックスではガチなダンスを演者が見せ切ると言う点で同じだからです。
自分は(と言うより、一般的にも)「フラガール」をとても評価していますが、さすがにこのチアダンはフラガールには及びませんでした。
それは何故かと言うと、チアダンの部員たちが「何の為に全米を目指すのか?」と言うモチベーション部分が見えてこない為に、頑張る姿や優勝しての感動が思ったより自分の中で盛り上がり切らなかったのです。
(「フラガール」は踊り切った瞬間にこちらも大泣きでしたが、チアダンはそこまでには至らずです)
実際、優勝しても、次のシーンでは「数年後」ですよ。
中条あやみが念願のCAになれたものの、それとチアとの関係も分からず、他は広瀬すずが母校で偉そうに能書き垂れてる以外は、他部員はそれっきりです。
多恵子ちゃんが鬼母から独立できたかなんて放りっぱなしですよ。
放りっぱなしと言えば、広瀬すずは「全米で勝ったらバリバリの福井弁で喋る」って言ってたのに、それも無視。

う〜ん、全体的には楽しく観られたんだけど、やっぱり細かい所で残念なんだよな〜・・・って事で辛めにマイナス1点です。

それでは女優陣の短評を。
・広瀬すず:実際の彼女も笑顔がカワイイ所はGood。ヘソ出しも可愛いし、露出の激しいコスチュームでのボリューミーなお胸も迫力ありました(何言ってんだ、変態か?)
・中条あやみ:実質主役と言ってもいいくらいの存在感はあった。部長役は似合ってたよ。
・山崎紘菜:やさぐれキャラは実際の顔が怖く見えがちの山崎紘菜には合ってた。(褒めてます)
・富田望生:「ソロモンの偽証」以来、着実に映画出演を重ねてるね。「オマエは渡辺直美か!?」と心の中で何回も突っ込みました。
・福原遥:アイドルなのかドルヲタなのかキャラが中途半端だったのは残念でしたが、爪痕は残せていました。ツインテールよりもメガネ萌え!
・柳ゆり菜:この映画で数少ないヒール(悪役)的なポジションだけど印象には残った。後半ほとんど出番が無いのが残念。
・南乃彩希:下級生ながら選抜入りする役だが、実は彼女だけガチのチアリーダー(しかも4大会連続金賞)だったとか。すげーな!
・佐々木萌詠/長谷川里桃:「誰それ?」と思うでしょうが、序盤から広瀬すずの友人として両脇を固めていたギャル風の2人です。こういうチョイ役が自分的には凄く気になってしまうのです!
・天海祐希:キャラ的には「女王の教室」っぽいですね。個人的には安定のハマり具合が逆に面白く無かったです。

最後に、この映画は全編福井県ロケかと思ったら、その多くは新潟県だった事がエンドロールで分かります。
同じ「広瀬すず」+「真剣佑」でもある「ちはやふる」では真剣佑の故郷として福井ロケがあったのに・・・と皮肉ですね。。。

◆パンフレット:A4判・36頁・620円(良心的な安めの価格設定!)

チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜

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