映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【16-130】溺れるナイフ ★☆☆☆☆
category: 2016年の映画レビュー | author: moeru-movie
初日舞台挨拶はパスし、大ヒット御礼舞台挨拶は見逃していたので普通に劇場で溺れるナイフを鑑賞。

東京で雑誌モデルを務める望月夏芽(小松)は、急に父親の郷里である浮雲町に転居することになる。
彼女は都会とはかけ離れた田舎での地味な生活に幻滅してしまうが、長谷川航一朗(菅田)と出会ったことで人生が一変する。
彼は田舎町で有名な神主の一族の出身で、夏芽はひねくれ者で一風変わった航一朗に強く惹き付けられる。


「こりゃあ、主人公がガンで死なない『恋空』か!?」というのが観終っての素直な感想だ。
とにかく色々と薄っぺらいし有り得ないんだけど、原作はコミックである事に加え、そのコミックの描写ですらバサバサと切り捨てた(切らないと尺に入らない)せいで結果的に薄っぺらくなっているのも鑑賞後に見たレビューで何となく分かりました。
だから、ここから書く事は、当たり前だけど「この映画」のレビューであり、「溺れるナイフ」って話全般的に否定しているわけではありません。
原作には原作の良い所があるのだと思いますが、それは自分は知らないので、この際度外視です。映画オンリーです。

それで主人公のカワイ子ちゃんは、売れっ子モデルなの??
でも、家庭の事情とは言え、引っ越すからってスパっと辞められるのかね?(事務所とかモデルの契約があるだろうに。単発でも仕事は続けられるんじゃね?)と思ったけど、原作では小6の頃に引っ越しなんだね。
小学生なら引越しも止む無しだけど、既にJKくらいには見えちゃう容姿故に「引っ越しだから仕事続けられない」という掴みが今イチしっくりきませんでした。
そして立ち入り禁止区域で出会った金髪の悪そうな兄ちゃんと一目会ったら惹かれちゃう。(「恋空」もそうでした)
あんなのが急に岩場の影から出てきたら、普通逃げるでしょ。なのに惚れちゃう。そのへんも非常に薄っぺらいんだよね・・・・。

そんな中、「夏芽を撮りたい」といって訪れる有名カメラマン。
名前を聞くと、皆が「あの広能昌吾!」なんて言うんだけど、カメラマンなんて篠山紀信とか加納典明とか、そのへんクラスじゃないと一般人が名前を知ってるって事は無いと思うんだけどなぁ・・・・
って、それはいいとしても、その有名カメラマンとやらが持ってるカメラがどうしようもないオモチャみたいなカメラなのには爆笑しそうでしたよ。何アレ!?

そうやって適当にモデル活動も続けながらコウちゃんともヨロシクやって幸せな夏芽だけど、この手の映画のお手軽定番アイテム「レイプ」ですよ。
この犯人、内心やる気満々なくせに「違うんだよ」「誤解だよ」とか言いながらやっぱり襲っちゃう(笑)
まあ未遂に終わったとは言え(露出もゼロです)、この事件をきっかけに疎遠になってしまう夏芽とコウ。
それもそのはず、あれだけいきがって悪ぶって突っ張ってたくせに、普通のキモいレイパーに返り討ちにあってみすみす夏芽を見殺しにしちゃうんだからね。以外とヘタレだったとかwww

そこに食い込むのが、コウの何倍もナイスガイな大友くんです。
どう考えても大友くんの方が良さそうなのに、ますます不良化した悪いコウが忘れられません。
で、結局コウちゃんとヨリを戻そうかという事になったらまたしてもレイパー登場とかwwwww。

最後もどこまでが本当でどこまでが夢(妄想)なのか、もやっとしたまま終わる感じで、何か呆気にとられました。
夏芽のキャラもねぇ・・・・売れっ子モデルの割には、お祭りに出掛けても誰も振り向かない、誰も騒がない(完全に地元民に同化している感じ)ほどオーラが無いし、やたらとカバン投げちゃうし、やたら海とか川とかで水浸しになるし(但し下着が透ける事はありません)、全く掴み所がありませんでした。
自分がおっさんで話が理解できない点を差し引いても、これは「やっちゃった」系の映画じゃないでしょうか・・??

最後に・・・・音楽と本編が合って無くないッスか??

◆パンフレット:B5判・40頁・720円

溺れるナイフ

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