2016.10.02 Sunday/03:36 |
【16-107】シンデレラゲーム ★★☆☆☆ |
category: 2016年の映画レビュー | author: moeru-movie |
またしても「何々ゲーム」という自分好みのアイドルB級ホラーと言う事でシンデレラゲームを観てきた。
メンバーだったアイドルユニットの最後の公演を終えたばかりの沙奈(山谷)は、何者かにさらわれて見知らぬ孤島にいた。
ほかにも自分のように拉致されたアイドルがいて混乱が深まる中、タキモト(駿河)という男が現れてゲームの開幕を宣言する。
そのゲームとは、トーナメント制のカードバトルを勝ち抜いた者に、トップアイドルへの道を約束するというものだった。
他界した姉の遺志でもあり、自分の夢でもあるトップアイドルになるべくカードバトルに参加する沙奈だったが、負けた者には死が待ち受けており……。
「ライアーゲーム」から始まって「×(バツ)ゲーム」「王様ゲーム」「ジョーカーゲーム」「人狼ゲーム」とタイトルに「ゲーム」とつくだけでこれだけあり(シリーズ化される作品も多数)、ゲームと称して色々な殺人が行われてきましたが、今回のターゲットは地下アイドルです。
とある無人島に集められたアイドルが生き残りを賭けて闘い、勝者はスターになる事を約束されるというもの。
まあ、他の話はだいたい「大金」なんですが、崖っぷちアイドルにとってトップスターになると言う事はお金には変えられないものがあるのは分かります。
でも、その戦いの手段が「カードを拾ってそれで勝負」というもの。
そのカードは3種類あって、それぞれ三つ巴で強弱が決まっている・・・・って、ジャンケンやないかーい!!!というつまらないものですが、いちおう「オプションカード」というのがあって、手持ちのスマホで確認できるポイントによって購入できます。
ただ、ポイントはどうやって溜まるのかの説明は最初は無く、オプションカードも「強制あいこ」になるカードと「強制あいこに勝てるカード(但し、強制あいこ以外のカードには負ける)」と、「シンデレラの靴」という「効果が凄すぎて言えないカード」の3種だけなので、この時点で「ああ、最後は主人公がシンデレラの靴カードで勝つんだろうな」と底が見えちゃいます。
で、この手のゲームでは自分が勝つ、あるいは優位になるための駆け引きとか心理戦が面白いんだけど、ほぼ頭は使ってないんだよね。
唯一、主人公が人が良過ぎてカードを取られる事数回・・・っていう設定があるんだけど、これなんかはまさに「ライアーゲーム」の神崎直の焼き直し感満載です。
案の定、そんなお人好しの主役が何故か決勝まで勝ち上がるんですが・・・・・と、その先は伏せておきますが、何だかほぼ想定の範囲内で驚きはありませんでした。
勝負がついたと思わせて実はまだ先が・・・と言う下りが続くんだけど、そこまで来るともう無茶苦茶で集中力は完全に切れてしまいます。
結局、割と納得感のある行動をしていたのは、準主役と言っていい金原エリナ役の吉田明加(よしだみく)でしょう。
自分はむしろ山谷花純贔屓な所はあるのだが、客観的に観ると吉田明加がよっぽど目立ってて(あのゴリゴリ関西弁の印象もあるが)、主役を食ってた所もあったんじゃないかな。
その他も生き残りが5〜6人くらいになるとハッキリとしたキャラ定義が見えてくるが、それ以外は「デカパイ」とか「ロリ」とか容姿の印象しか無く、何かアッサリとした感じでした。
そしてそして、この手の映画で自分がいつも書いてる「殺され方」についてです。
かわいいアイドルでも女優でもいいんですが、そういう子だとなおさら派手・残酷・エキセントリックな死に様が美味しいんです。
レイティングとの絡みもあるので、ただ血を出せばいいってものじゃないんですが、何か工夫が欲しいんですよ。
そういう意味では、この映画の死に様は全く面白くなく(首輪に仕込まれた毒針が刺さって死亡というワンパターンのみ。ちょっと口から血を吐く程度で、既に出涸らしのような画でした)、自分としては大減点です。
ちなみに、自分が評価している死に様No.1は「人狼ゲーム ビーストサイド」の森川葵です。(首から血飛沫大噴射)
山谷もなぁ・・・・最後の笑い顔は「サスペリア」のラストと重なると勝手に思ってるんだが、ちょっと見せ場が少なかったのが残念。
崖から落ちても無傷の不死身女っていう酷い場面とかが印象に残ってしまう始末でした。
そんなわけで、この手の映画にしてはちょっと厳しい採点ですが、出演者にお目当ての子が居るなら観ておいて損は無いでしょう。
但し、開始してからけっこう早く消える子もたくさん居ますからね。出番の長さにはあまり期待しない方がいいかもしれません。
◆パンフレット:販売無し ※シネマートでやると出ないんだよなぁ。残念・・・。
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メンバーだったアイドルユニットの最後の公演を終えたばかりの沙奈(山谷)は、何者かにさらわれて見知らぬ孤島にいた。
ほかにも自分のように拉致されたアイドルがいて混乱が深まる中、タキモト(駿河)という男が現れてゲームの開幕を宣言する。
そのゲームとは、トーナメント制のカードバトルを勝ち抜いた者に、トップアイドルへの道を約束するというものだった。
他界した姉の遺志でもあり、自分の夢でもあるトップアイドルになるべくカードバトルに参加する沙奈だったが、負けた者には死が待ち受けており……。
「ライアーゲーム」から始まって「×(バツ)ゲーム」「王様ゲーム」「ジョーカーゲーム」「人狼ゲーム」とタイトルに「ゲーム」とつくだけでこれだけあり(シリーズ化される作品も多数)、ゲームと称して色々な殺人が行われてきましたが、今回のターゲットは地下アイドルです。
とある無人島に集められたアイドルが生き残りを賭けて闘い、勝者はスターになる事を約束されるというもの。
まあ、他の話はだいたい「大金」なんですが、崖っぷちアイドルにとってトップスターになると言う事はお金には変えられないものがあるのは分かります。
でも、その戦いの手段が「カードを拾ってそれで勝負」というもの。
そのカードは3種類あって、それぞれ三つ巴で強弱が決まっている・・・・って、ジャンケンやないかーい!!!というつまらないものですが、いちおう「オプションカード」というのがあって、手持ちのスマホで確認できるポイントによって購入できます。
ただ、ポイントはどうやって溜まるのかの説明は最初は無く、オプションカードも「強制あいこ」になるカードと「強制あいこに勝てるカード(但し、強制あいこ以外のカードには負ける)」と、「シンデレラの靴」という「効果が凄すぎて言えないカード」の3種だけなので、この時点で「ああ、最後は主人公がシンデレラの靴カードで勝つんだろうな」と底が見えちゃいます。
で、この手のゲームでは自分が勝つ、あるいは優位になるための駆け引きとか心理戦が面白いんだけど、ほぼ頭は使ってないんだよね。
唯一、主人公が人が良過ぎてカードを取られる事数回・・・っていう設定があるんだけど、これなんかはまさに「ライアーゲーム」の神崎直の焼き直し感満載です。
案の定、そんなお人好しの主役が何故か決勝まで勝ち上がるんですが・・・・・と、その先は伏せておきますが、何だかほぼ想定の範囲内で驚きはありませんでした。
勝負がついたと思わせて実はまだ先が・・・と言う下りが続くんだけど、そこまで来るともう無茶苦茶で集中力は完全に切れてしまいます。
結局、割と納得感のある行動をしていたのは、準主役と言っていい金原エリナ役の吉田明加(よしだみく)でしょう。
自分はむしろ山谷花純贔屓な所はあるのだが、客観的に観ると吉田明加がよっぽど目立ってて(あのゴリゴリ関西弁の印象もあるが)、主役を食ってた所もあったんじゃないかな。
その他も生き残りが5〜6人くらいになるとハッキリとしたキャラ定義が見えてくるが、それ以外は「デカパイ」とか「ロリ」とか容姿の印象しか無く、何かアッサリとした感じでした。
そしてそして、この手の映画で自分がいつも書いてる「殺され方」についてです。
かわいいアイドルでも女優でもいいんですが、そういう子だとなおさら派手・残酷・エキセントリックな死に様が美味しいんです。
レイティングとの絡みもあるので、ただ血を出せばいいってものじゃないんですが、何か工夫が欲しいんですよ。
そういう意味では、この映画の死に様は全く面白くなく(首輪に仕込まれた毒針が刺さって死亡というワンパターンのみ。ちょっと口から血を吐く程度で、既に出涸らしのような画でした)、自分としては大減点です。
ちなみに、自分が評価している死に様No.1は「人狼ゲーム ビーストサイド」の森川葵です。(首から血飛沫大噴射)
山谷もなぁ・・・・最後の笑い顔は「サスペリア」のラストと重なると勝手に思ってるんだが、ちょっと見せ場が少なかったのが残念。
崖から落ちても無傷の不死身女っていう酷い場面とかが印象に残ってしまう始末でした。
そんなわけで、この手の映画にしてはちょっと厳しい採点ですが、出演者にお目当ての子が居るなら観ておいて損は無いでしょう。
但し、開始してからけっこう早く消える子もたくさん居ますからね。出番の長さにはあまり期待しない方がいいかもしれません。
◆パンフレット:販売無し ※シネマートでやると出ないんだよなぁ。残念・・・。
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