映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【16-097】ライト/オフ ★★★★★
category: 2016年の映画レビュー | author: moeru-movie
またしてもジェイムズ・ワン関連の作品と言う事でライト/オフを鑑賞。

電気を消して暗闇になると現れるという不気味な何かに恐怖を抱く弟マーティン(ガブリエル・ベイトマン)を守るため、異父姉のレベッカ(テリーサ・パーマー)は久々に実家に帰ってくる。
二人はたくさんのライトを用意して夜を迎えるが、次々に明かりが消え暗闇からえたいの知れない何かが迫ってくる。
狙われる理由もわからぬまま不安な時を過ごす中、レベッカの一家に隠された秘密が明らかになり……。



とりあえず、まずは予告編を観てみてください。

とりあえず予告編の出来としては素晴らしく怖く出来てていい感じです。
この映画のきっかけとなったのは、3分弱の短編でしたが、YouTubeで爆発的にヒットして、それが今回81分と言う劇場用映画としては尺が短い長編となって公開に至りました。


こちらがオリジナルの短編です。


どうですか?予告編の時点でめっちゃ怖く出来てると思うのです。
「暗い」というのは、人間としては本能的に「怖い」と感じるものだし、「暗い中に何か居る?」という経験は、実際に「あるある」と言える話で、リアル感が高いです。

「明るいうちは何も見えないけど、暗くすると出てくる」というアイデアはこの映画が初めてと言う訳ではありませんが、リアルな怖さがあるだけに見せ方が問われます。
この映画で印象的なのは「音」です。
まあ、要するに暗い中から何か見えた!出てきた!こっち来た!!って時に、かなり大きな音でビックリさせます。(予告編もそんな感じ)
厳密には、これって「怖い」んじゃなく、「驚く」であり、単発の飛び道具だと思うのです。
音だけで驚かせても特にジワジワとした恐怖感には繋がらないもんです。
しかし、この映画では音は本題で無く、きちんと「暗い中に出てくる主」が居ます。
まあ、普通に考えると「霊」って事になるんですよね。実際、この主も実は既に死んでいる人なんです。
しかし、終わってみてば「あいつ」は霊ではありませんでした。
「お母さんが小さい頃に付き合いがあった皮膚に病気がある子」がその正体なんですが、うつ病を発症して病んでいるお母さんの精神状態が生み出した幻想が実体を持ってこの世に現れたというか・・分かりますかね?

で、その「あいつ」ですが、けっこう凶悪です。攻撃力高めです。
そして見た目ですが、「普段は見えない」という所も合わせて、自分的には「こいつはもはやプレデターだな」と感じておりました。(又は「バイオハザード」の「リッカー」とかね)
自分としては、あまりにもエイリアン化した敵にすこし引いてしまった所はありますが、霊じゃないのでギリギリセーフでしょう。
そんな感じで、凶悪な「動」の恐怖に加え、じっとしてる時でも爪で床を引っ掻いたりして(自分の名前を木の床に爪で彫ったりしてる)、そのガリガリ音も「静」としての恐怖があります。

そして、電気が消えると現れるので、当然電気を付けっぱなしにしてますが、そんな時になると停電ですよ。
懐中電灯とか蝋燭とかダークライトとか使いますが、照らせる範囲が限定的なので完全防御は無理。
そんな状況で姉弟が戦うんですが、当然の如く全く歯が立ちません。
一緒に居たお姉ちゃんの彼氏がいち早く外に脱出していますが、一人でとっとと車で逃げ出しちゃう始末。
と思ったら、少し経って彼氏は警察を呼んで戻って来ました。ここは「お!チャラそうな感じだけど彼氏やるじゃん!」と思わせます。
しかし、この手の映画で警察がアテにならないのがテンプレートです。
かなりアッサリ警官も餌食になり、いよいよ打つ手が無くなったと思ったら、最後に精神崩壊しちゃってるお母さん登場です。

ここから先のネタバレは控えておきますが、後から思えばありがちな展開だけど、観てたその場は哀しくて切なくて泣きそうになってしまいました。
滅多にお目にかかれない「泣けるホラー」の1本にカウントしてもいいと思いました。
まあ、それまでどこかおかしかったお母ちゃんが最後は何であんな冷静な判断が!?と思えますが、まあそれはそれ。
それまでも普通だったり不調だったりと精神的な波は激しかったので、ちょうど我に返った時だと解釈しました。

そんなわけで、決して「ハッピーエンド」ではありません。
しかし、「精神病の母を置いて家を出てしまった娘」「おの娘の異父弟との意外と良好な関係」「出て行った娘を快く思っていないけど、どこか寂しい母親」「お母さんおかしくなっちゃって怖いけど、僕が守らなきゃと健気な弟」といった様々な家族間の絆もしっかりと見せ、純粋なホラーと言う意外に家族愛まで感じさせる良作と評価しました。

この映画は前売券も無く当日券のみで、特にTV宣伝もしておらず「ライト/オフ」というインパクトの弱いタイトルもあって客入りを心配していましたが、日曜夕方(18時くらい)の回で半分以上はしっかり入ってました。(横浜ブルク13ですが)
なかなか良く出来た作品だと思うので、上映館は少ないですが、この暑い夏にゾクっとしたい方はぜひ観てみてください。

◆パンフレット:B5判・20頁・720円

ライト/オフ

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