映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【16-090】「超」怖い話 ★★☆☆☆
category: 2016年の映画レビュー | author: moeru-movie
キネカ大森で開催の「夏のホラー秘宝祭り」のスタートとなった「超」怖い話を早速鑑賞。

「干瓢」:友達カップルに誘われてキャンプに山中に来た玲音(肘井)。しかし山奥にテントを張る友達カップルは以前の彼らではなくなっていた。真夜中になり、彼らを狂わせた者が凶暴な牙を剥く!
「教育実習」:教育実習生の美沙(荻野)は女生徒に放課後は幽霊が出るので遅くまで学校に残るなと警告を受ける。しかし一人放課後に残ってしまった美沙に親子の亡霊が襲い掛かる。しかしその親子には哀しくも恐ろしい過去が隠されていた。
「廃墟」:幽霊が出ると言う廃墟に肝試しに出かける3人の若者。その中の一人、亜衣(仁科)はユタの祖母を持つ霊感体質の女性だった。その廃墟の中で顔面を血まみれにしながら狂っていく友人たち。狂った彼らがつぶやく謎の言葉「ぐすんとーじん」。一人取り残された亜衣の恐怖は無限に続く!


上記3本の短編オムニバスで、上映時間は76分という短尺です。

まず最初の「干瓢」ですが、う〜む・・・良く分からん話です。
変な山奥で先にキャンプに来ていたカップルが明らかに様子がヘン・・・という話なんですが、最初に何を貪り食ってたのか、その後出てくるミイラのようなゾンビのような顔色の悪い化け物は何なのか、玲音にあげたお茶に入っていた変なモノは何なのか、ことごとく意味不明です。
そしてラストもぶつ切り感が高いし、「何か分からんけどおかしな事になってる。これからどうなるの?」と思ってる間に終わっちゃった感じで拍子抜けでした。
まあ、何でも説明付けなきゃいけないってのもホラーでは必須では無いし、何だか分からなくても怖けりゃいいんだけど、ホラー耐性が異常に高い自分には1ミリも怖がる所がありませんでした。

次の「教育実習」。
これはベタベタな「霊モノ」なんだけど、肝心の霊の方に何つーか「怨念度」みたいな凄味が無いのが致命的。
無念の自殺をしたであろう母娘の学校(先生)に対する恨みが感じられないんだよね。
顔はそれなりに血を付けたりしてるけど工夫も無く、見た目も内面も薄っぺらい。
カワイイ実習生の荻野ちゃんは、一旦気を失ってから目を覚ますんだけど、何故か体はほぼ動かず、成す術も無く横たわってるだけ。
幽霊にとってはやりたい放題できるはずなのに、そこからも今イチ盛り上がりませんでした。
この話もオチが弱いよ・・・・

最後の「廃墟」なんだけど、まあこれも霊モノです。
廃墟から連れて来ちゃったんだか何だか知りませんが、ハッキリ言って「エルム街の悪夢」へのオマージュシーンしか印象に残りません。
「何かいる」という感じで見せておきながらも主人公がそこに目をやると何も無いというシーンが連発され過ぎてるのも芸が無い感じで、既に前2本で退屈な気持ちになってしまっていた事もあって集中力が持続しませんでした・・・。
結局「ぐすんとーじん」って何なの?ってのも説明が無かったと言う事は、原作を読めって事ですかね。雑だなぁ。。。

そんなわけで、まあ典型的な「不出来B級ホラー」でしたが、主演女優たちは一番のお目当てだった荻野ちゃん含めて見せ場はありました。
ホラー慣れしておらず、しかし贔屓の女優(アイドル)の芝居も観てみたいと言う人は短時間でほどほどに怖がる事ができるかもしれません。
何たって私は年がら年じゅうB級ホラーばかり観ているために人とは感覚が違ってぶっ飛んでますからね。ご自分の目でお確かめを!

◆パンフレット:販売無し

「超」怖い話

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ぐすんとーじんの意味がわかる人教えてくれますか?
by 松村 泰介 (2017/07/19 10:24 PM)






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