映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【16-065】ヒメアノ〜ル(ネタバレあり) ★★★★★
category: 2016年の映画レビュー | author: moeru-movie
舞台挨拶を外してしまったヒメアノ〜ルを初日から少し遅れて鑑賞。

普通の生活に焦燥感を抱くビル清掃会社のパートタイマー岡田(濱田)は、同僚からカフェの店員ユカ(佐津川)との恋の橋渡し役を頼まれる。
彼女が働くカフェへと足を運んだ岡田は、高校時代の同級生・森田(森田)と再会。
ユカから森田につけ狙われ、ストーキングに悩まされていると相談された岡田は、森田がかつていじめられていたことを思い出し、不安になるが……。


予告編を観た時点でゾクゾクするようなサイコサスペンスを感じさせたこの作品。
「純喫茶磯辺」「さんかく」が面白かった吉田恵輔監督の新境地と思って楽しみにしてましたが、実際に観てみて、予想を上回る面白さに満点です!

まず前半30〜40分は、カフェに勤めるカワイイさっつん(佐津川愛美)を巡ってアタックをかけようとする先輩(ムロ)と後輩(濱田)のうだつの上がらぬバイトコンビのラブコメ風のドラマです。
この前半は、濱田とさっつんが付き合っちゃう(しかもさっつんの部屋で童貞を捨てる濱田くん)という流れで一息つく訳ですが、この一連の流れでちょいちょい存在感を示すのが、「ストーカー?」みたいな存在で濱田くんの高校時代の同級生である森田くん(森田剛)。
さっつんが自宅の部屋で濱田くんと結ばれて「あ〜んっ!」とか言っちゃってるのを外から見ているというヤバいシーンが出た所で初めてタイトルが出ると言うのが秀逸です。
まるで「甘っちょろい恋愛ドラマはこれまでだ。ここからがR15+の始まりだ」と言わんばかりです。

そこからシリアルキラー森田くんが人を殺しまくり、さっつんを追い詰めて行きます。
ちょうど小金井のあの変質ヲタ殺傷事件があったばかりなので、何だかリアル感が増します。
とにかく、各々の殺人シーンが非常に印象的な演出が見受けられ、「楽しい」というと変だが、とにかくインパクトがあります。

特に、森田に金をむしられてる男(駒木根くん)と婚約者(とっても上手い山田真歩)が殺されるシーン。
婚約者が森田にやられるシーンとさっつんがベッドで濱田君とSEXしているシーンをシンクロさせるのが何だか妙に生々しくて、あたかも森田にとって殺人がSEXと同じくらいの快感をもたらしているのではないかと思わせられます。
生々しいと言えば、何の関係も無いOLが帰宅した瞬間に部屋に押し入り暴行するシーンでは、剥ぎ取った下着が生理で汚れているという何だか変な所に生々しさを滲ませてました。

そしてクライマックスは、遂に隠れ家に侵入してさっつんと対峙する森田。そこに現れる濱田くん。
自分はてっきり森田が無残に死ぬものと予想していました。
その森田は、道に止まっていた車を奪うために躊躇なく運転手を刺しまくり、外に放り出してその頭を轢いて逃げるという残忍な行動を起こしながらも、その先で散歩の為に車道に飛び出てた白い犬を避けて事故ってお縄になります。
人の頭を轢いておきながら、犬はよけて事故るって何だよ!?と思うのですが、そこで森田と濱田の高校時代の回想シーンが結びになります。

こんなシリアルキラーの話なのに、この最後の最後のシーンは切なくて、何と涙が出ました。
酷い虐めを受け、人格までもボロボロにされた傷が彼をここまで異常な行動に誘ったとも言えますし、彼のようなキチガイ殺人鬼は許せない反面、そんな彼でも楽しい時代があった事を思わせるラストにはホントに考えさせられます。

『お母さ〜ん、麦茶2つ!!』

これが心に残ります。

そしてもう1つの満点要素はさっつんです。我らが佐津川愛美ですよ!
わたくしが佐津川愛美推しなのは過去の彼女の出演作レビューを見れば明らかなんですが、さっつん出演映画の3本の指に入ります!(但し、1位は不動の「渋谷」だけどね)
この作品では、過去最高の露出と言ってもいいです。
横乳・下着(からの谷間)、背中全開、そして濱田君の手による「手ブラ」という具合に色々見せてますが、残念ながら乳首は死守しております。(こらこら)
そんなさっつんの役柄が、カワイイ外見で且つそれなりに経験豊富というのがまたいいです。
初体験は14歳で、経験人数は10人ちょっとという具体的な数字は童貞くんには刺激が強いですが、そのくらいヤリ慣れてる方がむしろ初体験の相手としてはいいんじゃないかとか、どうでもいい事を考えてしまいました。

そして、もちろん森田剛演じるその名も「森田」が素晴らしいです。キレてます。怖いです。振りきれてます。
ジャニーズがあそこまでやるって相当ですよ。
この手の映画では比較的「悪役」に思い入れが行ってしまう自分としては、ラストの切なさも相まって、森田剛絶賛!と手放しで褒めたいです。

正直、R15+なだけあって、特に人を刺す場面の生々しさ・痛々しさはその手の残酷描写に慣れていない人はキツいかもしれません。
そういうシーンは目を瞑ってでも最後まで頑張って観てみましょう。
自分は涙を流せたんだけど、皆さんはどうですかね??

◆パンフレット:A4判弱・32頁・720円

ヒメアノ〜ル

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