映画感想を中心とした管理人の戯言です。
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>




RECOMMEND
<< 【16-045】コップ・カー ★★★★☆ | main | 乃木坂46 14thシングル『ハルジオンが咲く頃』発売記念 全国握手会@幕張メッセ >>
【16-046】あやしい彼女 ★★★★★
category: 2016年の映画レビュー | author: moeru-movie
金曜初日だった為、初日舞台挨拶は逃したあやしい彼女を鑑賞。

女手一つで娘を育て上げた73歳の瀬山カツ(倍賞)は頑固でおせっかいな性格のため、周りからは敬遠されがち。ある日、ふと入った写真館で写真を撮り店を出ると、20歳のときの若々しい姿のカツ(多部)になっていた。
カツはヘアスタイルやファッションを一新、名前も節子にし、人生を取り戻そうと決意。その後、のど自慢大会で昭和歌謡を歌ったことから……。


オリジナルは韓国映画の「怪しい彼女」という事は知っていますが、まだ観ていない状態でリメイクのこちらを観る事に。
ネットの評判では、オリジナルの評判が非常に高い事も知っていますが、観ていないものは仕方ないので、この映画単独での評価となります。

結論から書くと・・・・めっちゃ面白かったですよ。
まさに「笑えて泣けて」という話で、最初から最後まで飽きずに楽しめました。

この映画のように、急に若返っちゃうとか他人の体を借りて甦っちゃうという話の映画は何本もありました。
だいたいその手の映画は個人的には無難に纏まってて大ハズレが無い印象なんですが、この映画が面白く感じられたのは大きく2つの要素によります。

最初は「多部未華子」ですよ。
14歳で「HINOKIO」でデビューしてから観ていますが、気が付けばもう27歳。
そんな多部ちゃんがコメディエンヌとしての資質が高い事は自分だけでは無く多くの方が思っていた事でしょう。
この映画でも様々な顔芸や動作で振り切って演じており、ホントに「中身は昭和のババァ」に見えるシーンもいくつかありました。

そして2番目は「昭和歌謡」です。
かなりオッサンな自分の世代の更に前を行く世代の歌謡名曲の数々を多部ちゃん本人がとても上手に歌いますが、これがまた心に沁みるんだ。
「この映画の泣かせ所BEST3」には絶対に入る「TV初出演の生放送で歌う『悲しくてやりきれない』」のシーンは必見です。※以下、出だしだけですが公式に映像公開されています。

この映像の続きは、背景映像に主人公のカツが幼子の娘を育てる為に必死で働く姿を流し、並行して多部ちゃんの歌う姿を流しながら、多部ちゃんが涙を流し始めるのよ。
この歌自体が持つしっとり感がいい感じに乗って、観てるこちらの涙腺も知らない間に壊れてくる。
何かねぇ、歌をうっとり聞いて知らない間に涙が頬を伝うなんていうCMみたいな現象が自分に起きちゃうパワー。いや素晴らしいです。

また、多部ちゃんの「パッツン眉上」が多部ちゃんらしくて良く似合ってるのよ。
更に昭和な感じだけど現代でもちょっと異質なオシャレに見えるオードリー風ファッションとか、そういうビジュアル面にも注目です。

話の方は、いくら何でものど自慢に偶然出て歌っちゃう多部ちゃん(まあ、リアルなカツ婆さんは毎年優勝をかっさらう程の上手さだったようですが)の上手さを偶然見つけちゃう敏腕プロデューサーと、更に偶然出くわすカツ婆さんの孫がトントン拍子に有名になって行く様は出来過ぎだし、更に終盤の交通事故の下りから先はあまりにも雑な展開だと感じられる所もあります。

しかし!

そんなマイナス要素を吹っ飛ばしたのは「病院でのカツ婆さん(多部ちゃん)と娘(小林聡美)の2人芝居」です。
もうここは完全に「この映画の泣かせ所BEST3」の1位ですよ。もうボロ泣きです。
小林聡美もこの映画ではとんでもなく素晴らしいので、ぜひ観て欲しいものです。

「あれで孫に輸血しちゃったら婆さんに戻り始めて大パニックだろ!スペース・バンパイアか!」って思う所だけど、そんな所を気にしてたらつまらなくなっちゃうよ。
「たまたま輸血中に無人になって、輸血が終わったらこっそり姿を消す」くらいの強引な流れだったと思って気にしないのがいいです。

でもなぁ〜、1つだけどうしても残念だったのが、最後にライブで多部ちゃんが歌う「帰り道」です。
何度もダメ出しされて出来上がった名曲という触れ込みだったけど、完全に「最強昭和歌謡」に負けてます。あまり印象に残りません。曲単独ではいいんだけどねぇ・・・。
実際、この曲は「anderlust」というグループ(voの女の子は劇中のバンド「怪しい彼女」の初代voとして「アンナ」という役名で出演していた越野アンナです)なんだけど、この映画の音楽と「anderlust」のプロデュースが小林武史だと聞くと「確かに!超マイラバ風じゃん!」と思ってしまうのもちょっと減点です。
これを減点としてしまうのは、自分も超昭和人だからなのかもしれません。


あと1人だけ、自分以外にも気になった人が居るであろう「中学生日記みたい」な歌詞の歌を歌う「歌姫」が序盤に出てきますが、彼女はガチで歌が上手い花菜さんという方です。

しかし、これだけ楽しめたこの映画の更に上を行くオリジナルがどんな映画かがとても気になります。
最近WOWOWでオンエアされていたのに録画してなかった事が悔やまれますが、何らかの手段で近々観てみようと思います。

◆パンフレット:A5判背綴じ・60頁・720円

あやしい彼女

よろしければポチっと投票お願いします。⇒
JUGEMテーマ:映画館で観た映画
comments(0) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -






この記事のトラックバックURL : http://blog.moeru-movie.com/trackback/994097
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
LINKS
PROFILE
OTHERS
SEARCH