映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【16-028】オデッセイ ★★★★★
category: 2016年の映画レビュー | author: moeru-movie
楽しみにしてたオデッセイをようやく鑑賞。

火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。

2013年鑑賞映画・外国映画部門の1位は『ゼロ・グラビティ』でした。
2014年鑑賞映画・外国映画部門の1位は『インターステラー』でした。(この映画にもマット・デイモンは出てましたね)
やっぱりこの手のSF映画が好きなのか!?と自分でも気付かない所でしたが、このオデッセイもとても面白く観る事が出来、5点満点進呈です。

『人が来ない所にぼっちで取り残される』という話は、洋上だったり無人島だったり吹雪の雪山だったりと色々な映画で描かれておりました。
その舞台が【宇宙】と言うのは、先の『ゼロ・グラビティ』もそうですし、ぼっちじゃないけど、昔の作品では『宇宙からの脱出』なんてのもありました。
今回は、正真正銘の『火星独りぼっち』です。

宇宙と言う事で、差し当たっては「酸素」「水」「食糧」が問題になりますが、主人公のワトニーは「レッツ・ポジティブ」と言う誰かさんの名台詞がとても似合う男で、1つ1つ諦めずに課題をクリアして行く事で生き続けます。
この手の映画だと、地球に残してきた家族との繋がりを持ち出して、涙の一つでも流させる演出があってもよさそうなもんですが、その手の描写はほぼありません。
そんなにくよくよしても助かりませんからね。とにかく明るいワトニーですよ。

そして「通信」の問題です。
自分は、最終的には地球と通信出来た事が帰還の最大の要因になったと思うのです。
前述の海だったり無人島だったり・・・としても、最終的には救出される事が助かる手段だと思うのです。
そこに行き着くまでで映画の半分くらいだったでしょうか?
自分は退屈せずに観る事が出来ましたよ。

こういう映画だと、「科学考証が」とか「リアリティが」と突っ込みたくなる気持ちは分かりますが、自分はあくまでも「SF映画」というフィクションの世界と割り切って観てますからね。多少の「んな事あるかい!」と言うツッコミ所は大らかに見逃したのも楽しめた要因かもしれません。
鑑賞前は「マット・デイモンの独り芝居を延々と見せられるのもキツいな」と思っていたものの、実際観てみると、程よく地球の描写だったり、ワトニーの陽気な性格が孤独感を薄めていたりで、全然キツくなかった印象です。
物語も、後半は救出劇中心に変わって行くし、それもすんなりとは行かないし、やはり後半も飽きずに観られました。

『最終的には救出されるんでしょ?』という結末は誰でも想像付いている上で観ていると思うのですが、分かっていながらもハラハラと観られる終盤の展開について、多くのレビューアの減点要素になっているのが、「中国いい国すごい国 」みたいな立ち位置で持ち上げてる所でしょう。
確かに自分も違和感ありありでした。
もっと言うと、「ないない。中国があんな事しないよ!」と思いましたが、逆にフィクションならではの反面描写だと割り切って何とか踏みとどまって観る事ができました。
もう最終的には、あの中国人たちを日本人に脳内置換までしちゃうとか、何でもありです。そうでもしないと心折れます。

そんな映画ですが、もう一つ、自分のようなオッサンにとって「趣味の悪いディスコ音楽」がドツボにハマるのが加点要素でしょう。
歌詞を見かえすと、内容にかなりマッチしてるんですよね。
・『HOT STUFF』(ドナ・サマー)
・『STARMAN』(デビッド・ボウイ)
・『WATERLOO』(ABBA)
・『I WILL SURVIVE』(グロリア・ゲイナー)※まさにこの映画にふさわしいタイトルと内容!
このあたりはアラフィフな年寄りにはとても懐かしい曲ですよね!

そしてそして、『ゼロ・グラビティ』なんかもそうでしたが、この映画も「とにかく大スクリーンで観よ!」という事です。
3Dじゃなくてもいいです。MX4Dじゃなくてもいいです。2Dでいいので、IMAXとか大スクリーンで観るのがいいです。
自分はわざわざ日本橋まで足を延ばしてTCXスクリーンでやや前の方の席で観たおかげで大迫力でした。
視界が全部宇宙に染まるくらいがいいね。

そんなわけで、素直に「面白かった〜!」と大満足して観終える事が出来たと言う感情を素直に評価して5点満点です。
でも、自分が思うほど色んなレビューアの点は高くないような・・・・
まあいいです。自分が面白いと思えたならそれでいいでしょ。

◆パンフレット:A4判・36頁・720円

オデッセイ

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映画『オデッセイ』 THE MARTIAN ネタバレでお節介な解説
(ネタバレはストーリー紹介の後の「以下ネタバレ注意」表記以降からです) 面白かった!この映画大好き! 絶望的なサバイバルが最新科学技術や現実に基づいたリアリティ重視で描かれるにも関わらず、この地に足の着いたエンターテイメントが観客に示してみせる
グドすぴBlog (2016/02/25 12:52 AM)
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