映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【16-022】残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋‐ ★★☆☆☆
category: 2016年の映画レビュー | author: moeru-movie
楽しみにしていた残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋‐を早速鑑賞。

ミステリー小説家である私(竹内)に、読者の女子大生・久保さん(橋本)から自分が住んでいる部屋で変な音がするという手紙が届く。
早速二人で調べてみると、そのマンションに以前住んでいた人々が自殺や心中、殺人などの事件を起こしていたことが判明。
久保さんの部屋で生じる音の正体、そして一連の事件の謎について調査していくうちに、予想だにしなかった事実がわかり……。


誰もがこの映画に対して抱くイメージは「ホラー映画」でしょう。
実際、ホラーとして宣伝されているし、ホラーと言えばホラーなのかもしれません。
しかし、あまり「ホラー」を期待して観ると自分のようにガッカリする事になるでしょう。
内容的には、「部屋に憑いていた何かが出る・襲う」というホラー要素ではなく「部屋の謎を追う」というミステリー風と言った方が当りな気がする映画でした。

やっぱりホラーって言うと、どうしても直球の怖さを求めちゃうじゃないですか。
でも、この映画の怖さを例えると「何かジワジワ来る」というものはあっても、決して観終ってから「あー怖かった」とはなりません。
そういったテイストの有名なJホラーとしては「女優霊」なんかが代表的ですが、この残穢は2つの残念点が引っ掛かって平均点以下の採点となってしまいました。

まず1つは、憑かれるターゲットが適当な所です。
こういう話ならやっぱり「あの土地」が呪いの対象のはずなんです。だって要するに地縛霊なわけでしょ?
それを「話したり聞いたりしただけで祟られる(穢れに触れると祟られる)」としてしまった事で図式が曖昧になってしまっているのです。
あの岡谷マンションだって、橋本愛は何だかんだ言いながら特段体に異常は無いし、他にも住んでる人が居る一方で転居後に自殺・心中してしまう一家も居る。
挙句の果ては、住人でも無い出版社の人間まで祟られちゃうに至っては、もうウィルスじゃねーか!?とすら思えて来ちゃいます。
まあ「穢れに触れて伝染」でもいいんだけどさ、そんな呪いの伝染話なら今までゴマンとありましたよ。
なので、竹内結子の新居にかかってきた電話のラストを見ても「そりゃああれだけ関わりゃあ祟られないとおかしいよな。まあ当然のオチだ」と恐怖感よりも冷めた感情が勝ってしまいました・・・。

そしてもう1点の残念点が、祟る側です。
大きく分けると、首吊った花嫁の母(帯が畳を擦る音のアレね)と、炭状の炭鉱夫の2種類なのかしら?
別にビジュアルを思いっきり分かりやすいモンスターにしろとは言わんが、祟りが伝染するのであれば、もっとさまざまな魑魅魍魎的な過去の「祟られ人」が登場してもいいし、それも散漫になってしまうようなら炭鉱夫だけでも良かったと思うよ。

って言うか、吉兼三喜が嫁入り道具に持ってきた「婦人図一幅」を介して祟りが伝染している時点でターゲット(祟られる対象)の側も祟る側もまるで変ってきちゃっている(福岡から都内に場所も変わってるし)所が自分としては「あれっ?」てな感じで気持ちが折れちゃったのです。
(そんな伝染力を持った穢れなんだと考えると強力なのは分かるのですが)

そんな感じで、まあジワジワ来る余韻は感じさせたものの、「ゾッとする」というほど背筋は寒くならず、家に帰って自室に入っても映画を思い出す事無く普通に過ごしてしまいました。
自分は「ド直球」以外は受け付けないってわけじゃなく、ジワジワ系も大歓迎なクチなのに、ハマれなかったのは何でなんでしょうね・・・・
恐らく、拍子抜けした人と、ジワジワ来る感じが良かったと思う人と評価が分かれそうですね。

◆パンフレット:B5判・44頁・720円

残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋‐

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「残穢(ざんえ)ー住んではいけない部屋ー」第28回東京国際映画祭
コンペティション作品。今年はコンペに邦画が3本も出品された。その内の1本がコレ。ホラーは嫌いじゃないジャンルなので、結構いそいそと鑑賞に行く。偉そうに言うと、よくできた作品だった。もちろん怖かったが、怖さの内容が謎解きの体で解かれて行くので、引き込まれ
ここなつ映画レビュー (2016/02/02 12:37 PM)
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