映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【15-126】杉原千畝 スギハラチウネ ★★★☆☆
category: 2015年の映画レビュー | author: moeru-movie
【フリーパス6本目】
正月映画にしては地味で、フリーパスじゃ無ければ観なかったであろう杉原千畝 スギハラチウネを鑑賞。

1935年、満洲国外交部勤務の杉原千畝(唐沢)は高い語学力と情報網を武器に、ソ連との北満鉄道譲渡交渉を成立させた。ところがその後彼を警戒するソ連から入国を拒否され、念願の在モスクワ日本大使館への赴任を断念することになった杉原は、リトアニア・カウナスの日本領事館への勤務を命じられる。同地で情報を収集し激動のヨーロッパ情勢を日本に発信し続けていた中、第2次世界大戦が勃発し……。

鑑賞に際して、「杉原千畝」という人を調べたら、過去に何度かドラマや舞台化もされていたんですね。
自分はそんな人が居た事は全く知らなかったが、この映画を鑑賞するにあたっては、そんな事は大した問題じゃない。
問題は、自分が歴史(特に世界史)に疎く・・・というか嫌いで、戦争が背景だったりすると、更に分からなくなる事だ。
何たって、第二次世界大戦は、どことどこの国が手を結んで、敵はどことどこなのかとか全く分かりません。

そんな自分でも、再三アメリカ映画で描かれているのを見ているので、ユダヤ人への差別とか迫害された歴史を持つことは知っています。
そんな時代に、リトワニアから出国するのに必要なビザを乱発行した所が山場となっているようだが、まず日本政府がユダヤ人にビザを発行しないように決めた背景や、その決定に背いてまで「センポ」がビザの発行を決めたのか、実際にビザが発行され、日本にユダヤ人が一時的にでもなだれ込む事になった事でどのような弊害があったのか・・という事が全く分かりません。
※まあ、日本政府が同盟国であるナチスドイツに気を遣ってユダヤ人に手を貸さない事にしたんだろうな・・と漠然と理解してますが。

恐らく、自分の頭が悪過ぎる事が最大の問題なんだろうけど、何か「そんな事なら、最初からビザ発行しておきゃよかったのに」という結果論で片づけられそうな話に見えてしまいます。

結果論だろうが何だろうが、杉原千畝という人のおかげで多くのユダヤ人の命は救われました。
それは本当に美談なのでしょうか?
そのユダヤ人は、後に原爆の製作に関わり、その原爆は広島の人の命を大量に奪ったのではないのか?
そう考えると、何かやりきれない思いも残ります。
もちろん、世界史嫌いの自分が少し調べただけの情報なんて当時の各国の状況や杉原千畝という人の行いや動機のほんのわずかな事かもしれないし、知らない(隠蔽されている)事実もあるんでしょうが、少なくとも映画を観た限りでは、単に「国の命令に背いてまで大量のユダヤ人を救った杉原千畝は偉い!」みたいな方向に意図的に傾けているような気がして、何か釈然としませんでした。

何か映画の出来と言うよりも、その映画の中に描かれている事実への疑問がそのまま採点に反映されてしまった形ではあるが、こういう戦争中の出来事や人物を描くノンフィクションって、描かれている事が全てじゃないですからね。
絶対に「その裏」もあるはずなので、どうせ長めの尺で上映するなら、杉原千畝と対極に居るもの(例えば日本政府とかドイツ軍の日本人を見る目とか)からの視点も交えた上で杉原千畝の行動と結果を見せて欲しかったな・・・。

でも、この映画を観ている皆さんは、当時(第二次世界大戦当時)の日本、及び関係する各国とのお付き合いの状況とか、日本人が置かれた立場とか、ユダヤ人となどういう存在だったのか、そういうのをほびお理解した上で観てるんですかね?
だとしたら、自分から見ると、みんな歴史に詳しいんですね。
「お前が馬鹿なだけだ」と言われても返す言葉がありませんが、やっぱり歴史は難しいよぅ・・・。

◆パンフレット:A4判・40頁・720円

杉原千畝 スギハラチウネ

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映画「杉原千畝」
映画「杉原千畝」を観た.千畝を取り上げたTV番組についての一昨年の「『不服従』による正義実践のモデル,杉原千畝」の記事で,「本格的な劇場映画としての作品を見たい」と書いたが,まさにそれがかなえられた.実に素晴らしい作品に仕上がっている.お金もかけている
ペガサス・ブログ版 (2016/01/05 10:21 AM)
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