映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【15-125】母と暮せば ★★★☆☆
category: 2015年の映画レビュー | author: moeru-movie
【フリーパス5本目】
観客層がジジババ多数なので、若者気分で母と暮せばを鑑賞。

1948年8月9日、長崎で助産師をしている伸子(吉永)のところに、3年前に原爆で失ったはずの息子の浩二(二宮)がふらりと姿を見せる。あまりのことにぼうぜんとする母を尻目に、すでに死んでいる息子はその後もちょくちょく顔を出すようになる。当時医者を目指していた浩二には、将来を約束した恋人の町子(黒木)がいたが……。

2015年鑑賞映画なのにレビューが年越ししてしまいました。ごめんなさい。

さて、この映画。
実は観た後に知ったのだが、2004年に原田芳雄/宮沢りえ主演で公開された『父と暮せば』にインスパイアされて作ったような対極に位置するような作品だそうな。
なるほど、『父』の方は広島原爆で死んだ父が娘の前に現れる話だが、この『母』の方は長崎原爆で死んだ息子が母の前に現れるという事で色々と正反対になっている感じだ。

いずれにせよ、こういった話だと、どうしても『ゴースト −ニューヨークの幻−』を思い出してしまう。
要するに、何か少し心残りがあって現世に戻ってきた霊が最終的には成仏して「あっちの世界」に帰って行くと言う話ね。
もう最初っからそういうつもりで観ておりました。

話の方は、少しの波風がありながらも、全体的には日常を淡々と描いている印象。
と言っても、吉永母の事ばかりかと言うとそうでもなく、たびたび登場するのが黒木華扮する町子ちゃん。
いずれ浩二と結婚するはずであったであろう娘の黒木華と、夫婦の母となったであろう吉永さん。
浩二亡き後でも続く「母と義娘の関係」がとても興味を惹かれる。

「そうなると、町子ちゃんに新しい男ができて、浩二くんは成仏するのかな?」と予想してましたよ。
確かにそんな感じの展開になりましたよ。
町子ちゃんは、浩二に申し訳ない、お母さんにも顔向けできないというような後ろめたさをどこかに感じながらも新たな一歩を踏み出します。
対する吉永母の気持ち。
口では「いつまでも浩二の事を引きずっていないで、新しい人を見つけて幸せになりなさい」と言い、現実にそうなったとしても、どこか寂しい心理。
実際に、半分は町子ちゃんを祝福してはいるものの、「何であの娘だけ幸せに?」「これで浩二の事も少しずつ忘れて行くんだ」という事を思うと、寂しくて涙に暮れてしまう。
ここは切ないねぇ・・・・・。

そしてそして、色々と賛否が分かれるラスト。
自分はこれを「ハッピーエンド」と評価しました。
だって、あれで浩二くんが成仏して去って行ってしまったら、完全に母一人孤独人生じゃないですか。
そうなるくらいなら、亡き夫や子供が居るあの世に旅立つ方が幸せなんじゃないかなと。
そりゃあ浩二くんは死神って事になっちゃうけど、あんな母を置いていけないでしょ。
と言う事で、各所に評価すべき見所はあったのですが、やはり全体的に平凡で冗長と感じた事もあり、平均点に落ち着きました。

しかし黒木華って人は本当に昭和(特に戦時中)が良く似合う。
正直、今の時代の20代中ごろの娘さんとは思えない地味顔で、一部で「ブス」とハッキリ書かれているようだけど、女優としては内面外見問わず存在価値は高いでしょう。
まあ、どこか蒼井優とキャラが被ってる感じもしますが、自分はこの人のお芝居は好きなので、これからも活躍して欲しいです。

最後に・・・・この映画の最後の合唱の画は何なんだ!?
何か分からんが、とても異様な画に見えたんだが・・・・??

◆パンフレット:A4判・60頁・820円

母と暮せば

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