映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【15-052】アイズ(ネタバレあり) ★★★☆☆
category: 2015年の映画レビュー | author: moeru-movie
今年46本目の映画だったら良かったのに・・・と思ってしまった万理華主演のアイズを完成披露試写で鑑賞。

マンションの表札に、何者かの手によってFの文字が書かれているのを見つけた平凡な女子高生・山本由佳里(万理華)。その奇怪なマークの存在に気付いてから間もなく、友人が事故で命を落としたり、母親が自殺を図ったり、父親が姿を消したりと、彼女と周囲で不穏な出来事が相次ぐように。さらにマーキングは増え続け、由佳里は少女の幻覚に襲われる。マーキングをした人物、幻覚として現れる少女の正体を突き止めようとする由佳里。次々と怪現象に襲われながら、彼女は一連の事件に隠されていた思わぬ真実に近づく。

原作は『リング』でお馴染みの鈴木光司氏の小説です。
と言っても、僅か30頁程の『しるし』という短編で、その『しるし』を含む短編集の小説名が『アイズ』なのです。
自分はこの原作を読んでいたわけですが、「原型を留めてないな」というのが率直な感想です。

原作の方は割とシンプルなんですよ・・・・。
ある日、由佳里は玄関の外に人気を感じ、ドアレンズから外を覗くと男とも女とも分からない人影を見る。
そして表札には「F」のマーキングが残されている。
マーキングはその後「A」「T」「E」と続くが、それを「運命(FATE)」と読んだ父は突然失踪する。
18年後、失踪していた父と再会した由佳里は、父が他の女の元に逃げ、異母弟ができている事を知る。
しかしその弟は癌で入院中との事。その子の写真を見せてもらった由佳里は、18年前にドアレンズの外に居た人影と同じ子である事に息を呑む。
その子は、自分が11歳で死ぬ運命を知りながらもこの世に生を受ける事を望み、未来の父に対して「FATHER」というメッセージを残しに来たのだった。


映画を観た人なら分かると思うが、「マーキング」と「父失踪」というパーツは生かされているものの、その他の描写が映画オリジナルなんですよね。
で、そのオリジナルを組み込んだ事により、正直言って難解と言うか意味不明と言うか、分かりにくい話になってます。
それぞれのピースは分かるのよ。
でも、それを紡いで1つの筋が通る話に出来るかって言うと、これがけっこう難しい。
・由佳里はたびたび少女の霊?幻?が見える事がある。
・ある日、表札にマーキングの文字があるのに気付く。
・クラスメートの女の子がバス事故で死亡。それを機にますます霊を見る事が増えてくる。
・情緒不安定な母、由佳里と幼い弟の翔太を残して父が失踪。
・母が自殺未遂。
・残された父のPCから「FAITH」という製薬会社の株を買い漁っていた事が分かる。
・FAITHに乗り込み、父と会わせろと直談判する由佳里。
・現れる父。
・父は昔、FAITHに勤めていた事がある。
・そのFAITH勤務時代に女社長(?)社長の娘に気に入られていたが、その仲を誤解した母ともみ合ううちに女社長は車に轢かれてお腹の子を失う。
・由佳里が見た霊は、女社長社長娘の怨念にも見えるし、この世に生まれなかった女の子の霊にも思える(このへんが相当あやふや)
・父はマーキングを「FATE(運命)」と読み、FAITHに戻る事を決意していた。
・しかし、失われた女の亡き子供の霊は、翔太の命を引き換えにもらおうとする。
・その翔太だが、実は何年も前に行方不明になっており、由佳里が見ていた翔太は、行方不明を受け入れられない由佳里が作りだした幻想であった。
・たびたび見ていた女の子の幻は、実は翔太が行方不明になった当時の自分の姿であった。

う〜ん、全く話を理解できていないので、支離滅裂だよね。
劇中、マーキングの文字を解明するシーンで「I」と「EYE」を並べて「あっ!」なんていうシーンも、無理矢理タイトルの「アイズ」と結び付けようとしているように見えるし、もう最後なんて、翔太は幻想だし、女の子は(たぶん)幼い由佳里だし、襲う方も事故で失われた霊みたいだし、もうカオス極まりないです。
色々伏線みたいなものもあったけど、回収されずに終わってるもの多数と言う気もするんだよ。
どうせ6月6日の初日にまた万理華の舞台挨拶を見るので、また改めて理解しに観てこようと思います。。。。。

いずれにせよ、単なる「怖がらせホラー」というよりも、「家族の絆」というテーマも多分に入ってるので、怖いと言う事もありながら、何かちょっと目頭が熱くなるシーンもあります。
前田敦子の「クロユリ団地」を観た事がある人なら、ちょうどあんな感じのテイストだと思ってもらえればいいです。
「何かこの家族、変だ」って最初から思わせる(自分は母と翔太が存在しない(幻)なんだろうと思っていました。ちょっとハズレたね)所も「クロユリ団地」的だったしね。

さて、問題の(?)万理華の演技だけど、推しメンとしての贔屓が多少入ってるかもしれないけど上手かったですよ。
何よりもホラー映画には欠かせない「叫びシーン」が最高です。
「スクリーム・ヒロイン」と言う言葉があるように、ホラーに女性の叫び声は必須なんですよ。
予告編にもバッチリ収まっちゃってる「教室での叫び」「母が飛び降り自殺をしてしまったのを見ての悲鳴」のシーンはホントに素晴らしい出来です。
もっとも、万理華の悲鳴が素晴らしいのは、乃木ヲタにとっては『バレッタ』MVで既に分かっている事でしょうけどね・・・。
で、叫ぶシーンだけでなく、泣くシーンも実に自然で良いです。
弟の翔太くんの「子供泣き」も完全にマジに見える事もあり、万理華の泣きも見所ですよ。
もっとも、万理華の泣きが素晴らしいのは、乃木ヲタのとっては『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』MVで既に分かっている事でしょうけどね。

他にも泣きながら鼻水は垂らすわ、ゲロは吐くわと「それは要らんやろ!」と言いたくもなる事まで一生懸命やりつつも、可愛いパジャマシーンが多かったり、冒頭からして万理華顔面ドアップから入ったりして「監督分かってるなぁ・・・」と個人的には大満足です。

それでは、また初日に再レビューしますので、その時こそ少しは理解度が上がるように頑張って観てきます。
★公開初日にまた観ました!よろしければそちらの記事もどうぞ。

◆パンフレット:A4判・12頁・1000円(コスパ非常に悪し)

アイズ

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