映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【14-104】ある優しき殺人者の記録 ★★★★★
category: 2014年の映画レビュー | author: moeru-movie
先月、「殺人ワークショップ」も観たけど、またしても白石晃士作品のある優しき殺人者の記録を桜木町上映を待って鑑賞。

障害者施設から逃げ出し18人を惨殺した容疑が掛かっている男パク・サンジュン(ヨン・ジェウク)。いまだ身柄が確保されていない彼からの電話を受けたジャーナリストのキム・ソヨン(キム・コッビ)とカメラマンの田代(白石晃士)は、廃屋マンションの一室に呼び出される。彼らを待ち受けていたパク・サンジュンは、これから起きる全ての出来事を記録してほしいと頼み、あるカップルが部屋にやって来ると予言。そして、予言通りに日本人男女の凌太(米村亮太朗)とツカサ(葵つかさ)が部屋に現れる。

「この結末は、誰にも予測できない」

そんなコピーが踊っています。
結論から言うと、本当に予測しない結末に唖然としました。
「おいおい、何だそりゃー!」と納得いかない人も居るでしょう。賛否両論上等な結末です。
自分はこの衝撃のラストは受け入れられました。
以下、その衝撃ラストのネタバレはしない形でギリギリまで突っ込んでいきます。

物語は、1人のキチガイ連続殺人者サンジュンへの取材カメラ映像という形でずっと撮られます。
韓国女記者とカメラマンの田代(白石監督本人)がサンジュンから呼び出された廃マンションの一室に向かう所からずっとカメラは回しっ放しです。
つまり、「映画1本ノーカット」という体ですが、まあ実際はどこかで絶妙に割っているのでしょう。
(でも、それを感じさせません)

サンジュンは、幼い頃に目の前で友達の女の子が轢き殺されたのを見てトラウマになっているようで、「首にアザのある男女2人を殺せば彼女は復活する」と信じて疑わないキチガイ状態です。
幼い頃の事故現場に居合わせた女記者が呼ばれ、自分のする事を記録するように言われるっていう掴みですよ。

廃マンションの一室を訪ねる記者&田代をいきなり出刃包丁で威嚇して部屋に押し込める気狂いサンジュンは、記者の書いた記事を縦読みしたり、無理矢理なこじつけで「2人殺せ」みたいなメッセージがある!って目が血走っちゃってる。
既に2人を捕まえたものの、アザが無く「ハズレ」だったので、半殺しのまま別室に放置。
そんな中、電話が鳴って、それを取ると、電波状況が悪いのか、途切れ途切れにしか聞こえないにも関わらず、その声が、やっぱり「コ・ロ・セ」みたいに聞こえると言う神のお告げコンボ。
「偶然よ!」と必死に説明する女記者をよそに、予告時間通りに日本のチンピラ&ビッチの「自称夫婦」が登場。

いやね、その前に、出刃包丁⇒バットと手にする凶器を変えてたサンジュンが、その後何も手にしない状態になっても田代は何もしないんよ。
(女記者は椅子に縛られ、腕を刺されているので何もできないのは仕方ない)
「タシロ、何やってんだ!?このポンコツが!!」とフラストレーションが溜まりますが(何たって刃物を手にしても、サンジュンに向かわずに女記者の拘束を解くのに夢中になっちゃうというwww)、その後もっとカオスになります。

話し戻ってチンピラ夫妻。
サンジュンと格闘になって勝ちそうになるも、何故かアッサリ逆転されて縛られちゃうチンピラ。
ビッチ妻も縛られますが、そうなるとやる事は1つ。服をやぶいてを乳を露出⇒パンツも剥ぐという流れですよ。
「やれるもんならやってみろよ」「この童貞野郎が!」「穴がどこにあるのか分かんねーのか?」と散々毒づくチンピラですが、サンジュンが犯そうとズボンを脱ぐと「何だおめー!ギンギンじゃねーか!」と正反対の事を言い始めますwwww

無事に貫通・発射(かなりの早漏)したサンジュンですが、女の捨て身の「耳食いちぎり攻撃」等もあって形勢逆転します。
※何気にこのビッチ女は頑張って戦ってました。個人的には戦闘MVPです。
ところが、犯されたはずのビッチ女(チンピラの妻)のお股が濡れ濡れなのに気付き、急にムラムラしたのか、今度はチンピラの方がバックからF■CKを始めます。もうカオスです。それより前にサンジュンにボコられて青息吐息だったはずのチンピラは下半身は元気だったみたいです(但し、フィニッシュまではやっぱり早いwww)。

ここから例の「予測できない結末」に至るまでも1つのクライマックスなので、この先の顛末は伏せておきます。
その頃にようやく気付きました。田代がなぜサンジュンを襲わないのかを。
単純な話です。あの各場面で田代が包丁奪うとかバットで殴っちゃうと、そこで映画が終わっちゃうからでしょう。
この後の顛末の中で、更に血迷った行動が出てきますが、特異な人には違いありません。
特異な人と言えば、女記者も大部分を縛られていた割には、終盤にショッキングな行動を起こしたりします。
大人しそうでオドオドした感じだけど、やっぱ女ってやる時はやるんですね。

そんなこんながある終盤の展開を経て、最終的にサンジュンはマンションの屋上に上がります。
「あぁ、こりゃ最後に飛び降り自殺して終わるんだな」と思いましたよ。(その時は「予測できない結末」の事は忘れてました)
そうです。ここからです!!!
「!!!!!」「???」「何じゃそりゃー!!」「いやいや、むしろ破天荒でおもろいぞ!!」「これは*****(伏字)なのか!?」と短時間に色んな思いが頭の中をぐるぐる回ります。
なるほどねぇ。あのまま飛び降りて終わったんじゃあ、単なる後味の悪いキチガイ殺人者映画で終わっちゃうからね。
あのラストがあってこその「ある優しき殺人者」って事ですよ。

はい。本当はもっとネタバレ全開で書きたかったんですが、今回は我慢しました。
ここ数本、ロクな点数にもならない作品ばかり続いていた事もあり、完全に予想の斜め上を飛んで行った衝撃の結末に敬意を表して満点付けます。

賛否両論ある衝撃の結末をぜひその目で確認せよ!!

◆パンフレット:A4判・12頁・500円(プロダクション・ノートの頁が、小さい文字でビッシリで超読み辛い)

ある優しき殺人者の記録

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