映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【14-097】猿の惑星:新世紀 ライジング ★★★★☆
category: 2014年の映画レビュー | author: moeru-movie
前作の創世記は拙レビューにて満点(2011年ベスト)だったのを受けて猿の惑星:新世紀 ライジングを鑑賞。

自らが生み出したウイルスによって、人類の90パーセントが死滅した2020年代の地球。サンフランシスコでは、かろうじて生存している人類と驚異的な遺伝子進化を遂げた猿たちのコミュニティーがゴールデンゲートブリッジを挟んで存在していた。人類のコミュニティーでは、衰退を食い止めるためにも、猿たちと対話すべきだとする者、再び人類が地球を支配するべきだとする者たちが、それぞれの考えに従って動き出す。一方、猿たちを率いるシーザー(アンディ・サーキス)は、人類と接触しようとせずに文明を構築していた。

原題は「DAWN OF THE PLANET OF THE APES」という「ゾンビ」みたいな韻になってますが、内容的には「DAWN」(夜明け)と言うよりも、旧作シリーズの「最後の猿の惑星」原題である「BATTLE OF THE PLANET OF THE APES」の方がちょっと近いのかも。
と言っても、時間軸としては、旧作で言う所の「征服」と「最後」の間なのか・・??という微妙な所。

とにかく、この「新世紀」では、最初は微妙な緊張関係のもと、何とか共存していた猿と人間が、些細な事から全面抗争に突入する様を描いております。
ただ、個人的には今回の作品には「猿の惑星」感がかなり弱いなと感じてしまいましたよ。

と言うのも、この作品での抗争ってのは、結局のところ人間同士でも散々行ってきた愚かな事なんだよね。
「争いに勝つこと 土地を仕切ること 色で分けること 血を選ぶこと」というglobeの『FREEDOM』じゃないけど、白人と黒人の間の差別とか国ごとの戦争とかが今回は「猿VS人間」になっただけでしょ。
これを見ちゃうと、人間も「気に入らない他者を排除しようとする」という本能を持った猿人に見えましたよ。

猿側は「ハト派のシーザーVSタカ派のコバ」だし、人間側だって何とかシーザーと上手く和解しようとするマルコムに対して人類を守る為に猿を排除しようとするドレイファスという具合に、形は違えども皆自分たちの種族を守る為に行動しているだけなんだよ。
映画では、コバが徹底的にヒール(悪役)キャラとして描かれているが、そんなの人類にだって過去幾らでも居たでしょ。
だから「コバは悪い」と思いながらも「=猿が悪い」という風には結び付かないのですよ。

そんな感じで、心は暗くなってしまう内容ですが、それを支える展開としては・・・ちょっと前半は物足りなかったかな。
何か人間側のキャラや行動が映画的に見るとパンチ不足というか見所が少なく思え、対する猿側も、シーザーとコバに話が寄り過ぎてて、シーザーの息子やモーリスの存在はまだしも、その他大勢の猿は目立ったキャラ立ちもしておらず、やや深みに欠ける印象でした。
結局は「猿はいつも強い枝に群がる」という劇中の台詞が大勢の猿の行動を表してるって事なんでしょうか。

「創世記」「新世紀」と来た新・猿の惑星シリーズですが、この後はどう展開していくのでしょうか?
旧「最後」では、やはりタカ派のアルドーがシーザーによって消される事で「猿は猿を殺してはならない」という禁を破ってしまうプロットが今作でのシーザーとコバに当てはまる事から、流れ的にはほぼ「最後」を踏襲している形にもなりつつある。
ただ、「最後」では文字通り最後と言う事で「人類と共存して円満終了」となったけど、ぜひ次回作で旧シリーズとは別の展開になって欲しいです。
と言っても、結局は共存に向かうか、敵対して破滅の道を進むのかの2択になるのもつまらない。
難しいねぇ。もう終わりって事にはならないと思うけど、次回作が出来たらどんな話になるのか、期待と不安を抱きながら楽しみにします。

「いちいち旧作を引き合いにするなや!」と感じるかもしれませんが、自分はそれなりに旧作を評価しております。
4作目と5作目はもうかなり苦しい内容だったけど、その時代の話が今回リブートされている訳だからやはり比べてしまいます。
そして本当の「猿の惑星」(旧作の1作目)に至って欲しいとすら思っております。
(それはすなわり人類が滅亡してなければならない事になるのだが)
言葉的には「創世記」「新世紀」と来たら次は何なんでしょうね?
原題の方は「RISE」「DAWN」と「何かが始まる」事を意味する単語が使われて来ただけに、何か色々起こる事になるのかな・・・。

◆パンフレット:A4判・32頁・720円

猿の惑星:新世紀

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『猿の惑星:新世紀』 〜出来すぎた兄をもったほどほどの弟〜
2014年/アメリカ/131分 監督:マット・リーヴス 出演:アンディ・サーキス    ジェイソン・クラーク    ゲイリー・オールドマン ■概要 原題は『Dawn of the Planet of the Apes』。リブート版『猿の惑星』の第2作目にあたる、アメリカ製作による20
偏愛映画自由帳 (2014/10/05 11:01 AM)
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