映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【14-096】トリハダ -劇場版2-(ネタバレあり) ★★★☆☆
category: 2014年の映画レビュー | author: moeru-movie
前作はこのブログで★5つを獲得したほどお気に入りのトリハダ -劇場版2-を当然初日から鑑賞。

今回も、基本は短編集で、冒頭や短編と短編の間、そして最後にメインヒロインの石橋杏奈(前作のヒロインは谷村美月)のエピソードが入ると言う構成。
それでは1つ1つレビューしてみます。

<メインストーリー>

OLの山内しおり(石橋)は、前の住人らしき“三浦玲子”宛の手紙がマンションのポストに入っていることに気付く。好奇心から手紙を開けてみると、そこには「君に会いたい、愛している。」と書かれていた。後日届いた手紙には「今日、久しぶりに会いに行きます。」と書いてあり、恐ろしくなったしおりはインターネットで“三浦玲子”を検索する。すると、三浦玲子は1年半前に起こった未解決ストーカー殺人事件の被害者だった…

基本的には「主人公帰宅」⇒「毎回毎回ポストに変な手紙が」⇒「そのうち部屋に変な奴が来る」という繰り返しです。
ただ、冒頭のシーンと、その後のシーンでは時間軸が逆転してる(左手の包帯で分かる)ので、ちょっと注意が必要です。
まあ、言ってみれば「理不尽なストーカー殺人」に繋がるわけですが、そのきっかけとなる事件は後のエピソードで描かれるので、ここは「身に覚えのないストーカーに悩まされる杏奈ちゃん」という感じで観ていればいいです。

<所有の不確かさが招く悪魔の結末>
帰宅途中で立ち寄ったコンビニで間違えて他人のビニ傘を持って帰ってきてしまった佳奈(足立)。その傘には「マモル」と書いてあったので、翌日そのコンビニの傘立てに返却し、別のビニ傘を持ち帰る。すると、その傘には「シ」という文字が・・・。

えーっと、とっても尺は短いです。
この「シ」と書いたビニ傘がとんでもないモノなんですが、ネタ的には前作の石橋杏奈エピソードに似てます。
ただ、ちょっとこの話はトリハダにしては「日常的」感が薄いですね。
なお、この佳奈(足立)は後で1シーンだけまた出てきます。

<思いつきの遊戯と不条理な愛着>

彼氏とラブホを訪れた女(役名失念・大島麻衣)。ホテルでコスプレのセーラー服を借りてうきうきしていた所、繰り返しフロントから変な電話が鳴る。怒った彼氏がフロントに文句を言いに行くが・・・

うーん、これって「日常に潜む恐怖」ってよりは、少し前に観た「東京伝説」っぽい話で、恐怖じゃなく「変な人」の話なんだよね。
まあ、そんなキチガイじみた変人がフロントと称して出てくりゃあ怖いのかもしれないけど、現実感は限りなくゼロに近い感じで、ゾクっとはしませんね。
大島麻衣は、ちょいエロな感じが出てていいキャスティングだと思いましたが、当時は今より3キロ太ってたという事で、シャツ越しに見えるブラ線からハミ出た背中肉やらパンツからハミ出たケツがかえって生々しいです。
それも含めて、谷間チラ、パンチラといった微エロもお楽しみいただけます。

<執着の真意と末路の現実>
コインランドリーで洗濯していた雅也(前田)のスマホに公衆電話からの着信が繰り返し入る。
何度目かのコールに出ると、女の「早く終わらせてよ」「遊ぼうよ」という変な声が入る。


このパートは、トリハダの代名詞とも言える「笹野さんのストーカー話」です。
もはやパッケージ化されている感もあり安定していますが、逆に新鮮味はゼロです。特に語る事もありません。

<憎悪の応酬と紙一重の勝利者>
学校の屋上で話す加奈美(優希)と佑香(茜音)。佑香は加奈美から茜(桃瀬)がムカつくと相談され、それに同意するが、その瞬間、当の茜が現れる。口論から掴み合いになる佑香と茜だが・・・。

「やっぱ女同士のいざこざは怖いわ」という日常恐怖感は高いエピソードです。
タイトルの「紙一重の勝利者」ですが、ネタバレしちゃうと、それは優希ちゃんです。
清純そのものの優希ちゃんですが、ハッキリ言って「ブラック優希」が見られます。
ただ、今イチ捻りが無いんだよな。。。。

<負け組の嫉妬と共通の思惑>
店でナンバー1のキャバ嬢のアン(佐津川)は、店が終わった後にレイ(入来)と共に車で帰宅する。そのドライバーが前とは変わっている事に気付くアンだが、冴えないオヤジ運転手(森下)に悪態をつきまくる。
先に家に着いたレイが下車した後うとうとしていたアンは、告げてもいない自宅前に車が着いた事で起こされる。


いや〜、このパートは個人的には好きだな。またしても「女同士のドロドロ」系だけど、さっきの優希ちゃんパートはJKだったのに対してこっちはオトナ(しかもナンバーワンキャバ嬢)を巡るドロドロなのでえげつないです。
えげつないと言っても特に残酷描写は無いんですが、ここでも「変なオヤジ」が大活躍です。
せっかく気に入ったパートではありますが、このオヤジをパン1にさせた事で何だか色物感が増してしまったのは減点です。(確かにある意味怖いけど、これも「東京伝説」同様に日常感はかなり薄まったよ)
キャストの方は「ドSのキャバ嬢」さっつん(佐津川愛美)と「腹黒ナンバー2」の入来茉里という「前作にも出てました(但し共演はしてない)」という2人で、共にキャバ嬢感も出ていて良かったです。

<軽微な出来心に忍び寄る悪意>
帰りに行きつけの喫茶店に立ち寄ったサラリーマン(白石)は、そばにいた女性客が忘れて行ったスマホを自宅まで持ち帰る。
そこに謎のメッセージの着信があり、それを読み続けるが、次第にその内容が過激なものに変わっていく。


この話は色々と繋がっています。
まず、スマホの落とし主というのが石橋杏奈です。
そのスマホのメッセージを読んでしまう白石くんですが、既読になるのに返事が無い事で「無視された」と怒る送り主。それがどんどんエスカレートして行き、遂には「殺しに行く」というメッセージが入ります。
そう、それによって杏奈チャンは殺されてしまったのです。
そして白石くんも実は杏奈チャンと同じマンションのフロア違いに住んでおり、「杏奈殺害」に騒然となる現場にも立ち会うとまたメッセージが・・・。
それを読むと「お前誰だ?」という着信が・・。という流れ。
前作では「他人のケータイを盗み見る」事で怒る恐怖のパート(それが一番のお気に入りパートだった)があったが、今回は他人のスマホを覗くという行為が悲劇を招きます。
(パスワードに誕生日を使うのがいけない事だと言う事も知らしめられます)
そして杏奈チャンの後に引っ越してくるのが足立チャンという事や、杏奈チャンの前に同じように殺されていた「三浦玲子」が谷村美月と言う事が繋がりとしては面白いです。
(但し、前作での谷村美月の役名は三浦玲子じゃないので、単にカメオ出演的に写真を使っただけでしょう)

まあ、度重なる着信に恐怖を感じた白石くんがスマホを冷蔵庫に入れる描写に「そんな事するより電源切れや!」と思ったり、「結局あの"指"は誰のもの?」とかモヤっとする所はあるんですが、最後は足立チャンの郵便ポストに「山内しおり宛」の手紙が届くという事で先頭に戻るという構成になってます。
他人のスマホを覗き見てしまった自分のせいで落とし主が命を落とすという話は今回のエピソードの中では一番「ゾクっ」とします。
あと、足立梨花のプリケツはやっぱり堪らんな!というエロオヤジ本能でのゾクっと感も味わえます(?)

と言う事で、佐津川パートと白石パートはなかなか良かったですが、その他が平凡(と言うか、期待が大きかったぶん、ガッカリ感を持ちました)だったので、寛大に満点を出した前作とは違って厳し目に3点とします。
でも、ぜひ第3弾も出来て欲しい(無理なら深夜TVドラマ復活でももちろんいい)ので、みなさん、上映館数は少ないけど観てやってください。。。

◆パンフレット:「YOUPRESS」という全面カラーの新聞がパンフ代わりか。32頁・800円。
         (いちおう主要キャストのインタビュー記事はあります。

トリハダ -劇場版2-

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comments(3) | trackbacks(0) |PAGE TOP↑ -
管理人 様 

佐津川さんが出ているエピソードの、ドライバーとのやりとりについてですが、これって、「ホラーアクシデンタル」の「存在の耐えられない軽さ」とよく似てるような気がしませんか?かでなれおんさんが高慢チキな風俗嬢の役で出ているアレです。
by 仁 (2016/06/23 9:13 PM)
管理人 様 

「憎悪の応酬と紙一重の勝利者」 
これって、茜音さんがユカ役で、桃瀬さんがアカネ役なんですよね… なんかまぎらわしいというか、茜音さんがアカネ役やったほうがわかりやすいような気が…
by 仁 (2016/06/23 9:17 PM)
管理人 様 
たびたびすみません。佐津川さんのエピソードですが、本人ものすごくイヤな奴の役ですね。車で送ってもらってお礼も言わないで罵詈雑言ばかり・・・ 入来さんとはえらい違いですよね。イタイメに遭うがイイ気味だなぁと感じさせる内容でした! 前作ではカワイソーな役だったですけど
by 仁 (2016/06/23 9:22 PM)






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