2013.12.24 Tuesday/00:13 |
【13-132】麦子さんと ★★★★★ |
category: 2013年の映画レビュー | author: moeru-movie |
公開初日の麦子さんとを早速鑑賞。
声優を目指して奮闘中の麦子(堀北)が、兄・憲男(松田)と暮らすところに、かつて二人を捨てた母・彩子(余)が戻ってくるが、間もなく病のために、帰らぬ人となる。麦子は、納骨のため母がかつて青春を謳歌した田舎を訪れると、町の人気者だった彩子に似ている麦子の登場に町の人々は活気づく。そんな彼らと交流するうちに、麦子は自分の知らない母の一面を垣間見ることになり……。
もう何度も書いているが、自分の採点基準は実にテキトーで、何か1つ心に深く残ると、他の小さな不満は吹っ飛び、思わず5つ星を付けてしまう事が年に数回あります。
まあ今年で言うと「箱入り息子の恋」なんかはその最たるものでした。
この映画にもそういう所があっての5つ星です。
元々この吉田恵輔監督の作品が好きというか、自分のツボに合うと感じているわけですよ。
(純喫茶磯辺/さんかく/ばしゃ馬さんとビッグマウス全て星4つ)
これらの作品に共通して言えるのが、どれも「主人公はどこかダメ人間の要素がある」というもので、この映画はさしずめ堀北が「ダメ女」(もしくはダメ娘)なのか?と勝手に予想してました。
しかし、結果的に今までの作品に居たようなダメ人間は少なく、主役級の人たちも、どこかちょっと変わってはいるけどダメ人間という程でもありません。
さて、その「何か1つ心に深く残る」場面ですが、ズバリ!ラストの堀北ですよ。
あの母の墓前でミチルさん(麻生祐未)相手に独白するシーンです。
良く考えると、麦子にあそこまで言わせる動機は弱い所もあるような気はしますが、単純に「堀北いい芝居するじゃん!泣ける!!」と琴線に触れまくったわけです。
次いで、「飲み屋でミチルさん相手に愚痴るシーン」も良かった。
自分の子供と離れて暮らし、会いにもいかないミチルさんに自らの母の姿を重ね、思わず責めてしまうシーンです。
ま、「酔っ払い堀北」が良かったという事です。
※この酔っぱらった堀北愚痴シーンでの温水さんの芝居も良かったです。
そんな訳で、特段「堀北ファン」と言う訳では無い自分がここまで「堀北可愛いな」「堀北いい芝居するじゃん」「堀北面白い!」とすっかり虜になってしまうくらいなので、ファンは絶対必見です。
※惜しむらくは、遂に最後まで堀北による「赤いスイートピー」歌唱が無かった事か。
更に言うと、麻生祐未もとてもいい脇役芝居を見せているのに感動しました。
※午前中観た「赤々煉恋」の秋本奈緒美、そしてこの映画の麻生祐未と、オールナイト・フジ世代の自分には感慨深いものがあります。
そしてそして、上映前の舞台挨拶でも語られた「ちょいちょい面白いシーンが入る」という点ですが、確かに何かちょっと可笑しいシーンが色々出てきます。
個人的なベスト3は・・・
3位:声優志望のアニヲタで、バイト先のアニメショップでの田代さやかとのアニメ声芝居に萌える。
2位:何で田代さやかがキャスティング?と思ったら、期待通り胸の谷間チラを入れてくれた監督は分かってる!
1位:洗濯した可愛い赤いブラを干している時に、その眼下に温水が現れ「ちょっといい?」と声をかけられた時のちょっと動揺した姿が可笑しい!(まさかあれがミチルさんのブラなはず無いよな・・・)
※次点:兄(松田)と母が言い合ってる時に背後で流れるアニメの「お兄ちゃん〜・・・」という台詞
最後に、この映画は、エンドロール後に何気ない1ショットが映し出されて終わります。
これはぜひ観て欲しいな・・・・。
◆パンフレット:B5判・24頁・700円
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声優を目指して奮闘中の麦子(堀北)が、兄・憲男(松田)と暮らすところに、かつて二人を捨てた母・彩子(余)が戻ってくるが、間もなく病のために、帰らぬ人となる。麦子は、納骨のため母がかつて青春を謳歌した田舎を訪れると、町の人気者だった彩子に似ている麦子の登場に町の人々は活気づく。そんな彼らと交流するうちに、麦子は自分の知らない母の一面を垣間見ることになり……。
もう何度も書いているが、自分の採点基準は実にテキトーで、何か1つ心に深く残ると、他の小さな不満は吹っ飛び、思わず5つ星を付けてしまう事が年に数回あります。
まあ今年で言うと「箱入り息子の恋」なんかはその最たるものでした。
この映画にもそういう所があっての5つ星です。
元々この吉田恵輔監督の作品が好きというか、自分のツボに合うと感じているわけですよ。
(純喫茶磯辺/さんかく/ばしゃ馬さんとビッグマウス全て星4つ)
これらの作品に共通して言えるのが、どれも「主人公はどこかダメ人間の要素がある」というもので、この映画はさしずめ堀北が「ダメ女」(もしくはダメ娘)なのか?と勝手に予想してました。
しかし、結果的に今までの作品に居たようなダメ人間は少なく、主役級の人たちも、どこかちょっと変わってはいるけどダメ人間という程でもありません。
さて、その「何か1つ心に深く残る」場面ですが、ズバリ!ラストの堀北ですよ。
あの母の墓前でミチルさん(麻生祐未)相手に独白するシーンです。
良く考えると、麦子にあそこまで言わせる動機は弱い所もあるような気はしますが、単純に「堀北いい芝居するじゃん!泣ける!!」と琴線に触れまくったわけです。
次いで、「飲み屋でミチルさん相手に愚痴るシーン」も良かった。
自分の子供と離れて暮らし、会いにもいかないミチルさんに自らの母の姿を重ね、思わず責めてしまうシーンです。
ま、「酔っ払い堀北」が良かったという事です。
※この酔っぱらった堀北愚痴シーンでの温水さんの芝居も良かったです。
そんな訳で、特段「堀北ファン」と言う訳では無い自分がここまで「堀北可愛いな」「堀北いい芝居するじゃん」「堀北面白い!」とすっかり虜になってしまうくらいなので、ファンは絶対必見です。
※惜しむらくは、遂に最後まで堀北による「赤いスイートピー」歌唱が無かった事か。
更に言うと、麻生祐未もとてもいい脇役芝居を見せているのに感動しました。
※午前中観た「赤々煉恋」の秋本奈緒美、そしてこの映画の麻生祐未と、オールナイト・フジ世代の自分には感慨深いものがあります。
そしてそして、上映前の舞台挨拶でも語られた「ちょいちょい面白いシーンが入る」という点ですが、確かに何かちょっと可笑しいシーンが色々出てきます。
個人的なベスト3は・・・
3位:声優志望のアニヲタで、バイト先のアニメショップでの田代さやかとのアニメ声芝居に萌える。
2位:何で田代さやかがキャスティング?と思ったら、期待通り胸の谷間チラを入れてくれた監督は分かってる!
1位:洗濯した可愛い赤いブラを干している時に、その眼下に温水が現れ「ちょっといい?」と声をかけられた時のちょっと動揺した姿が可笑しい!(まさかあれがミチルさんのブラなはず無いよな・・・)
※次点:兄(松田)と母が言い合ってる時に背後で流れるアニメの「お兄ちゃん〜・・・」という台詞
最後に、この映画は、エンドロール後に何気ない1ショットが映し出されて終わります。
これはぜひ観て欲しいな・・・・。
◆パンフレット:B5判・24頁・700円
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