映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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赤々煉恋 【上映後】舞台挨拶レポ
category: 2013年の舞台挨拶 | author: moeru-movie
色々舞台挨拶が行われている日だが、その中から、あえてこの映画を1本目に指名です。

■会場:角川シネマ新宿
■座席:B列(A列マスコミ席)
■MC:八雲ふみね
■登壇者:土屋太鳳、清水富美加、吉沢亮、有森也実、小中和哉監督

それではまずはご挨拶です。

土屋「忙しくて寒い中ようこそおいで下さいました。舞台から良く見えるように眼鏡を持ってきてるので(と言って眼鏡を目の前にかざして客席を見回す)、たくさんの顔を拝見出来て、今日は心を通わせたいです」
清水「上映後で、どんなテンションや気持ちになっているのか気になってます。もう挨拶出来そうにありません・・・。でも頑張ります」
吉沢「寒い中ありがとうございます。短い時間ですが宜しくお願いします」
有森「映画は『観て楽しんで』と『映画の話をして楽しむ』の2つの楽しみがあるので、お楽しみに」
監督「1回目の上映に朝からありがとうございます。映画は観て頂いて完成ですが、ようやく世に出たと思います」

(幽霊と言う事で普段と違う芝居でしたか?)
土屋「演じている時の孤独感を生かす事が出来ました。普段はスタッフが居て『映画してます!』の現場ですが、今回は遠くから撮ったり静かに撮ったりしてドキュメンタリーを撮っているようでした」
監督「スタッフも少なかったし、ドキュメンタリーっぽく撮ってました」
土屋「道の真ん中に座っているシーンは車がクラクションを鳴らしてくれたり、気を遣ってくれてるみたいでした。人の優しさが感じられました」
監督「ずいぶん危険な事をやらせました」
(カメラが無い状態はどうでしたか?)
土屋「1人で居ると不安でした。道路の時も不安でしたが、その寂しさや孤独感を樹里に生かせました」

(清水さんは喜怒哀楽が激しいキャラ?)
清水「特に『哀』の泣きのシーンは手紙のシーンで泣こうとして全然泣けずにダメダメでしたが、試写の後にあのシーンは良かったと言ってもらえました」
監督「涙が出る出ないじゃなく、気持ちが出るかどうか。そういう意味でいいシーンだった。清水さんはいい女優だなと思いました」
清水「監督も時間がかかったのを待って空気を作ってくれたし、土屋さんも助けてくれました。本当に(土屋は)いい子で、死んじゃって悲しかったです」

(笑いの絶えない現場でしたか?)
吉沢「下らない事やったり、エチュード(即興)のシーンや河原のシーンでは、ザリガニ食べられる?とかハトが食べられるかとかwww」
清水「パッと思いついたのが『ハトが食べられるか?』で・・・・」
吉沢「でも面白かったですよ」
監督「何度も笑うように指示しました」
吉沢「そんなに面白くない事でも無理矢理爆笑してました」
監督「スローで見せるので、ずっと笑って欲しかった」
土屋「何もしないで爆笑してたら、何か話してって言われました」

(監督とは28年ぶりですね)
有森「この赤々のあたりから原点回帰の年で、監督から話を頂いて、いいも悪いも色々経験して、タイムリーな時にまた組めました」

(25年前の『四月怪談』以来の霊映画ですが、『小中らしさ』とは?)
監督「『星空のむこうの国』がデビューで『四月怪談』が次。赤々のきっかけにもなった大島弓子さんの原作で幽霊は女子高生。それが生き返ろうとするのを止める話ですが、死んだことを通して生きる事を知るというテーマは同じだけど展開や世界観は違います。同じテーマでも切り口が違う事で今の子にも伝わりやすいテーマになりました。原点回帰と言う話がありましたが、今回がチャンスでやりました」

(現場はいかがでしたか?)
土屋「私は特撮が好きなんですけど、2人を見て『ライダー部だ!』って。私はウルトラ出身なので人数では負けてるけど、気持ちでは負けないぞって。私は女子高だったので、学校で恋愛と言う事はなかったですが、吉沢さんが好青年で有難かったです」
吉沢「嬉しい!普段そんな事言われない!」
土屋「有森さんは公園でのロケの時に、忘れ物をお母さんに届けてもらったんですが、現場が撮影っぽくないので見つけられなくて、でも輝いている人が居ると思ったら有森さんだったそうです。役に入るとガラっと変わるのが感動しました」
有森「怖いお母さん役で、子役の瑠菜ちゃんが泣いちゃって・・・。テストの時に「そんなに跳ねたら落っこちるに決まってるでしょ!!」っていう所でこんなに(と泣き顔の真似)なって、その後みんなで遊んでね。監督からは『抑え目でお願いします』って言われました。監督はもうイメージは出来てて、あとは役者がハマるように、小中色に・・・。少女はハマるけど、おばさんはハマらないですよねwww」

(それでは自殺に悩む人に最後のメッセージを)
土屋「10代って大変で、教室でも踏んばらないといけない。悩んでる時は目の前が全てと思ってしまうが、本当は世界は広いんです。ぜひ心の中に眠ってる自由の扉を開けて居るべき場所を見つけてください」
清水「自殺したい・死にたいって思う時は気持ちが憂鬱になってるので、今終わらせたいとか今逃げたいって思うけど、辛い事に耐えないといけないし、その先に行かないといけないのは本当に疲れると思う。でも、おいしい事がその後に残ってるので、生きていた方が絶対トクです」
吉沢「何でも1人で考え込まず、人に頼ってみるのも手です。10代は敏感に孤独を感じる時期ですが、友達や家族や支えてくれる人は必ず居ます。人を頼るのって難しいですが、勇気を出して心の内をさらけ出す事で消える物だったりします」

(それでは最後にメッセージを)
監督「『四月怪談』の頃にも岡田有希子さんの自殺がありました。今の時代、自殺者が増えてる状況ですが、コミュニケーションツールが発達しているので逆に人と繋がっていないと心配と言う傾向がある。この映画の幽霊は、自殺者の霊でもあるし、孤独感を表現した物でもある。何か感じたら話して広げて下さい」
土屋「私は18年しか生きてないですが、それでも『生きていく』って大変と思うんです。ちょっと辛いと思う時、この映画が記憶の中に光ってくれたら嬉しいです」

以上で終了です。
最後の「自殺ダメ」メッセージは、下記の日本映画専門情報サイトの記事が濃いので、そちらも合わせて見て下さい。

さて、だいぶ舞台挨拶にも慣れてきた土屋太鳳チャン。
この日の舞台挨拶の前夜、公式ブログにアップした記事がこれまたしっかりしてるじゃないですか!
「だからわざわざ眼鏡を持ってきて客席を見てたのか!」とちょっと感動しました。

一方の減点要素は監督。
本文中ではだいぶカットしてますが、まあとにかく人の話に割り込んで持っていく事!
せっかくの登壇者の話が「潰される」という状況もしばしば見え、個人的にはかなりイライラしました。

うーむ、これらのプラスマイナスで、この舞台挨拶はイーブンという事で!お疲れ様でした。

◆日本映画専門情報サイトの舞台挨拶記事
◆芸能ニュースラウンジの舞台挨拶記事
◆映画.comの舞台挨拶記事
◆シネマトゥデイの舞台挨拶記事

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