映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【13-130】ゼロ・グラビティ(ネタバレあり) ★★★★★
category: 2013年の映画レビュー | author: moeru-movie
楽しみにしていたゼロ・グラビティをIMAX 3D(字幕)で鑑賞。

地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)。すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。

先に書いておくが、洋画久々の5つ星にした理由は、映画自体も良かった所もあるが、IMAXで観た事も相まって「体験する映画」としての秀逸な出来を評価した為だ。

ストーリー自体は至ってシンプルである。
大破したシャトルから宇宙に放り出された2人の運命を描いただけである。
冒頭から長回しノーカットでの宇宙遊泳シーンから、程無くしてシャトルが大破してしまうわけだが、普通なら大破と言えばかなりの音響で圧倒する所をあえて「無音」にするシーンすらあり、これがまた別次元の恐怖感を生んでいる。
そしてソユーズ号に移動しようとする過程で、頼りのクルーニー氏は遠くに飛ばされて帰還不能に。
ここからサンドラ・ブロックの一人芝居が延々と続く。

終盤は、中国の宇宙ステーションに向かったり、展開には起伏を持たせているが、一人芝居ゆえに台詞は少なく、呼吸音だけでその精神状態を表しているとも感じられる。観ている方は何だかすごく疲れる展開だ。
そして、ソユーズの脱出ポッド内での「死を覚悟したシーン」。これがまた秀逸過ぎて涙が出る。
どこかの民間人の無線と偶然繋がったけど、いくらメーデーを発信しても「メーデーさん」と思われる始末。
無線の向こうから聞こえる犬の声。赤ちゃんの泣き声。子守唄。
そんな中、先に逝ってしまった娘に会えると目を閉じた。その瞬間・・・・。

ジョージ・クルーニー再登場!!!

えええぇぇぇぇぇ!!そりゃあ無いだろ!!!と、一瞬テンションがダダ下がりになり、「うわ!最悪!!今まで良かったのに、ここで都合よくクルーニー復帰なんて・・・何が奇想天外だよ!!」とガッカリしたその瞬間、もうクルーニー氏は画面から消えてます。
そうです。それはサンドラ・ブロックが死を決意した直後に見た幻でした。
その幻の励ましにもう一度気持ちを奮い立たせて、「絶対帰る!」と行動し始める姿にこっちも心を奪われます。

普通なら宇宙の中でステーションが破壊され、どこに何があるか良く分からないあんな大宇宙の中にポーンと放り出されたら、絶対帰って来れないですよ。
ましてやライアン博士は「宇宙の素人」に近いわけですよ。
それが最後には何と地球に帰還するんだから、「はやぶさ」帰還以上の奇跡ですよ。

そんな訳で、ちょいちょいと都合のいいシーンとか、有り得ねぇ〜と思うシーンはあるものの、IMAXで観る圧倒的な宇宙模様の美しさと「無重力で人間はどうなるのか?」という疑問に対してのアンサーシーン(ほとんど何も出来ないんだね)の興味深さ、そして「カット割」「音による盛り上げ」を排除し、「役者の表情すら宇宙服で隠してしまう」という普通の映画の「演技・演出の肝」をも使わない演出と、時折挟み込まれるサンドラ・ブロック視点の画は個人的にはとてもハマった。(そこが「体験する映画」としての評価を高めた要因)

「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」と言う『エイリアン』のコピーは、この映画にこそ相応しいと感じ、その「宇宙」を少しだけ体感できた事に大満足しての5つ星です。
あ、その5つ星のうち、「IMAX 3D」だからという部分も星0.5個分くらいあります。
IMAXは無理でも、なるべく大きなスクリーンの劇場で、やや前目に座って(少し観辛くなるかもしれないが、宇宙に包まれる感を出すには前目の席の方がいい)、3Dで観る事をお勧めします。

◆パンフレット:A4判弱・52頁・800円

ゼロ・グラビティ

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