2013.11.09 Saturday/23:37 |
【13-119】ルームメイト(ネタバレあり) ★★★★☆ |
category: 2013年の映画レビュー | author: moeru-movie |
公開初日のルームメイトを早速鑑賞。
派遣社員として勤務する春海(北川)は、ある日交通事故に遭い、しばらくの間入院生活を送ることになる。そんな彼女をいたわり、親切に接してくれた看護師の麗子(深田)と春海はすっかり仲良くなり、二人は退院後にルームシェアを開始する。彼女たちの共同生活はスムーズに見えたが、春海が偶然、麗子の不可解な行動を目にしたことで……。
※この記事は、超絶にネタバレしています。これから映画を観る方は、事前には読まない事をお勧めします。
あ゛〜〜〜っ!!くっそー、悔しいな。この映画の「真実」「トリック」をもっと早く見抜けたはずなのに、かなりの時間騙されてたよ。全くポンコツだな。。。。。
そうだよな、麗子が二重人格だなんて誰でも最初っから気付くし、それだけで終わったんじゃあ面白くないよね。
もう「凶暴な人格を表した深田恭子VS北川景子」って勝手に決めつけていたのが間違いの元でした。
冒頭は、怪我をしているある男女(何となく高良&北川と分かる)が救急車で搬送される場面から始まる。
そしてそこから遡る事3ヵ月前・・・って事で話しが進み、そして冒頭の場面の直前に繋がっていくと言う作りです。
この「何となく高良&北川と分かる」と思っちゃった(まあ実際その通りなのだが)時点で、「じゃあ犯人は深田恭子じゃん」とミスリードされてたんだよなぁ。
思い返すと、どうも自分はこういった「誰それと誰は同一人物でした」的なネタに騙されやすいと思い知らされました・・・。
そんな訳で、物語の4分の3くらいまでは「邪悪なマリの人格を現した麗子と、逃げる春海」なんですよね。しかしこれはミスリードだったんです。
自分が「ん?」と思い、間もなく「あっ!もしや!?」と気付いたのは、保険屋が「麗子と連絡がつかない」と言っていた時でした。
※確か2回くらいそんな事言ってたような気がするが、最初は気付かなかった。
この時に「麗子は存在しない」のでは?・・・・・という事は、「麗子が二重人格」なのでなく、「春海が三重人格!?」という所に頭が行ったのです。
「でも待てよ?あのシーンはどうやって説明が・・・・・って、つくやんけ!」ってな感じで、一応はきちんと「麗子は存在していなかった」という所の辻褄は合っているのです(詳しくはパンフ末尾のネタバレ封印ページに出てる)
ただねぇ・・・「2人目のマリ」って必要だったの?
まああってもいいんだけど、何となく「取って付けた」感が満載で、ちょっと興醒めした印象でした。
もっとも、この「2人目のマリ」という設定のおかげで、乃木坂46星野みなみ似の「萩原みのり」という美少女が発見でしたのは収穫でした。
ついでに言うと、北川景子の幼少期役は、知る人ぞ知る子役の実力者「吉田里琴」がキャスティングされています。
ちょっと話が逸れてしまった。
とにかく、「二重人格もの」ではなく「多重人格もの」です。
自分はこういうのは好きなので、けっこう採点は行ってます。
その多重な役者さん。
本編中では「実在しない」設定ですが、麗子&マリの深田恭子は自分はなかなか良かったと思いますよ。
別に性悪女を演じるのはこれが初めてでは無いし、もうアイドルじゃないからね。ああいうダークサイドを見せる芝居も必要でしょ。
普段のふんわりキャラだったり、おっぱいどーん!と言うような「武器」は使わずに勝負している(但し、看護婦の服はデブに見えたな・・・)のもいいね。
対する北川景子だが、あそこまで「ちょっと弱そうなキャラ」で行ったなら、マリの人格を現すシーンではもっと豹変して「春海」の欠片も出さないような凶暴別人格まではっちゃけて欲しかったかな。
最後に、この映画は何箇所か「痛い!」というシーンがありますが、それはまだ大丈夫です。
しかし、ある動物に対するあるシーン(直接では無く間接表現だが)は、「おぇぇぇぇぇ〜っ!」となる事必至ですので覚悟していて下さい。
(ちょっとアレはやり過ぎと思った)
映画未見なのに、うっかりここまで読んでしまった人は、「麗子は本当に実在していなかったのか?」を検証する事も兼ねて観れば、それも楽しみの1つになるでしょう。
(自分もWOWOWオンエアでいいので、もう1回観たい!)
◆パンフレット:B5判・28頁・700円(後半4頁はネタバレにつき封印シール付き)
よろしければポチっと投票お願いします。⇒
派遣社員として勤務する春海(北川)は、ある日交通事故に遭い、しばらくの間入院生活を送ることになる。そんな彼女をいたわり、親切に接してくれた看護師の麗子(深田)と春海はすっかり仲良くなり、二人は退院後にルームシェアを開始する。彼女たちの共同生活はスムーズに見えたが、春海が偶然、麗子の不可解な行動を目にしたことで……。
※この記事は、超絶にネタバレしています。これから映画を観る方は、事前には読まない事をお勧めします。
あ゛〜〜〜っ!!くっそー、悔しいな。この映画の「真実」「トリック」をもっと早く見抜けたはずなのに、かなりの時間騙されてたよ。全くポンコツだな。。。。。
そうだよな、麗子が二重人格だなんて誰でも最初っから気付くし、それだけで終わったんじゃあ面白くないよね。
もう「凶暴な人格を表した深田恭子VS北川景子」って勝手に決めつけていたのが間違いの元でした。
冒頭は、怪我をしているある男女(何となく高良&北川と分かる)が救急車で搬送される場面から始まる。
そしてそこから遡る事3ヵ月前・・・って事で話しが進み、そして冒頭の場面の直前に繋がっていくと言う作りです。
この「何となく高良&北川と分かる」と思っちゃった(まあ実際その通りなのだが)時点で、「じゃあ犯人は深田恭子じゃん」とミスリードされてたんだよなぁ。
思い返すと、どうも自分はこういった「誰それと誰は同一人物でした」的なネタに騙されやすいと思い知らされました・・・。
そんな訳で、物語の4分の3くらいまでは「邪悪なマリの人格を現した麗子と、逃げる春海」なんですよね。しかしこれはミスリードだったんです。
自分が「ん?」と思い、間もなく「あっ!もしや!?」と気付いたのは、保険屋が「麗子と連絡がつかない」と言っていた時でした。
※確か2回くらいそんな事言ってたような気がするが、最初は気付かなかった。
この時に「麗子は存在しない」のでは?・・・・・という事は、「麗子が二重人格」なのでなく、「春海が三重人格!?」という所に頭が行ったのです。
「でも待てよ?あのシーンはどうやって説明が・・・・・って、つくやんけ!」ってな感じで、一応はきちんと「麗子は存在していなかった」という所の辻褄は合っているのです(詳しくはパンフ末尾のネタバレ封印ページに出てる)
ただねぇ・・・「2人目のマリ」って必要だったの?
まああってもいいんだけど、何となく「取って付けた」感が満載で、ちょっと興醒めした印象でした。
もっとも、この「2人目のマリ」という設定のおかげで、乃木坂46星野みなみ似の「萩原みのり」という美少女が発見でしたのは収穫でした。
ついでに言うと、北川景子の幼少期役は、知る人ぞ知る子役の実力者「吉田里琴」がキャスティングされています。
ちょっと話が逸れてしまった。
とにかく、「二重人格もの」ではなく「多重人格もの」です。
自分はこういうのは好きなので、けっこう採点は行ってます。
その多重な役者さん。
本編中では「実在しない」設定ですが、麗子&マリの深田恭子は自分はなかなか良かったと思いますよ。
別に性悪女を演じるのはこれが初めてでは無いし、もうアイドルじゃないからね。ああいうダークサイドを見せる芝居も必要でしょ。
普段のふんわりキャラだったり、おっぱいどーん!と言うような「武器」は使わずに勝負している(但し、看護婦の服はデブに見えたな・・・)のもいいね。
対する北川景子だが、あそこまで「ちょっと弱そうなキャラ」で行ったなら、マリの人格を現すシーンではもっと豹変して「春海」の欠片も出さないような凶暴別人格まではっちゃけて欲しかったかな。
最後に、この映画は何箇所か「痛い!」というシーンがありますが、それはまだ大丈夫です。
しかし、ある動物に対するあるシーン(直接では無く間接表現だが)は、「おぇぇぇぇぇ〜っ!」となる事必至ですので覚悟していて下さい。
(ちょっとアレはやり過ぎと思った)
映画未見なのに、うっかりここまで読んでしまった人は、「麗子は本当に実在していなかったのか?」を検証する事も兼ねて観れば、それも楽しみの1つになるでしょう。
(自分もWOWOWオンエアでいいので、もう1回観たい!)
◆パンフレット:B5判・28頁・700円(後半4頁はネタバレにつき封印シール付き)
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