2013.10.27 Sunday/22:31 |
【13-110】人狼ゲーム(ネタバレあり) ★★☆☆☆ |
category: 2013年の映画レビュー | author: moeru-movie |
公開初日の人狼ゲームを早速鑑賞。
高校2年生の仁科愛梨(桜庭)は、帰り道で突然何者かに拉致され、気が付くと10人の男女が円形に横たわっていた。一同は不可解な状況に戸惑うが、村人と村人に化けた人狼に分かれ相手チームを全滅させる「人狼ゲーム」に強制的に参加させられることに。彼らはなぜここに集められたのか理由もわからぬまま、生死を懸けたゲームに巻き込まれていく。
この『人狼ゲーム』ってのは流行りなのかね?TVでもやってるし、映画でもつい最近『リアル人狼ゲーム』というのも公開(なんと都内での上映は無し)されてたな。。。。
まあ、『×ゲーム』『王様ゲーム』『ビンゴ』『ジョーカーゲーム』『生贄のジレンマ』など、拉致からの殺人ゲームと言った映画が大流行りだが、好意的に言ってしまうと『ソウ』を起点とした不条理ホラーの流れに乗ってるんだろうけど、実際はギャラの安いアイドルを使って短期間で作れるというのが旨味なんでしょうね。
で、このゲーム。
誰が人狼なのかを探るという事で、色々な心理戦が見られるものと思っておりました。
手がかりゼロから始めて、各自の発言や行動から正体を導こうというのが王道の流れでしょう。
しかし実際は、さほど「心理戦」と呼べるほどの駆け引きも無く、何だか淡々と人が殺されていくように見えます。
人狼と思う人を選ぶ所や、夜中に誰かが人狼に殺されるという点は一つの盛り上がり所とも思えますが、これが実にアッサリと過ぎて行くんだよね。
こういった映画ではそれぞれのキャラが立っているかどうかという点も重要なんだけど、それはまずまず満たしていたと思うのよ。
だけど、せっかく立ったキャラを何も生かさず、あっという間に抹殺してしまうのでは拍子抜け激し過ぎです。
そういう訳で、最後は4人が残ります。
キャストの序列通り、桜庭・竹富・藤井・太賀の4人です。(注:そうでは無いとのコメントあり。私には事実確認できていません)このうち2人が人狼という事です。
そこで桜庭ななみが実は人狼だったとか、「カメラアイ」とか言って人狼指名のシーンを覚えていたおかげで解決に貢献した竹富聖花が実は大嘘つきだったとかなら自分の評価も変わったでしょう。
しかし、まさにキャストの序列&イメージ通り、桜庭&武富は村人で、残る2人を殺して・・・と言いたいけど、あまり自分の手は汚していない気もするが、とにかく無事に生き残ります。
うーん、何か全然意外性が無い・・・・
と思っていたら、これは前半戦で、まだ後半戦があるとか。
つまり、生き残った2人は「2週目」として、今度は「人狼」になって再びゲームに参加させられると言う・・・。
先ほどの前半戦で最後まで残った人狼の藤井&太賀も、実は2週目だったってさ。
おい!
こういう映画で細かい整合性を突っついても仕方ないが、このゲームは全滅かもしれないし、1人残りかもしれないし、3人以上が残る可能性すらある。
そんなに2週連続で2人が残るって都合良すぎじゃね?
今度こそ2週目は武富がカメラアイの嘘をかませば勝てそうだしな。。
そしてそして、この映画での消化不良要素というと、結局「誰が何のためにこのゲームをしたのか?」が一切語られないという事だ。
不条理と言いながら、多くのゲーム映画には、何らかの主催者と目的があるケースが多かったよ。
それが全く無いんじゃあね・・・・。そういう事が分からないから恐怖なんだって事なんですかね。
はい。そんなわけで採点は辛めです。
桜庭ななみは、ドラマ「リミット」と若干キャラが被り気味だったし、竹富聖花に至っては「生贄のジレンマ」に続いてと言う事でマンネリ状態。
そして個人的に注目していた『冷たい熱帯魚』の梶原ひかりは早々に死んじゃうし、キャスト加点もありませんでした。
残念です・・・・
◆パンフレット:B5判・16頁・500円
※しかし『ジョーカーゲーム -脱出-』と瓜二つのチラシビジュアルです。
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高校2年生の仁科愛梨(桜庭)は、帰り道で突然何者かに拉致され、気が付くと10人の男女が円形に横たわっていた。一同は不可解な状況に戸惑うが、村人と村人に化けた人狼に分かれ相手チームを全滅させる「人狼ゲーム」に強制的に参加させられることに。彼らはなぜここに集められたのか理由もわからぬまま、生死を懸けたゲームに巻き込まれていく。
この『人狼ゲーム』ってのは流行りなのかね?TVでもやってるし、映画でもつい最近『リアル人狼ゲーム』というのも公開(なんと都内での上映は無し)されてたな。。。。
まあ、『×ゲーム』『王様ゲーム』『ビンゴ』『ジョーカーゲーム』『生贄のジレンマ』など、拉致からの殺人ゲームと言った映画が大流行りだが、好意的に言ってしまうと『ソウ』を起点とした不条理ホラーの流れに乗ってるんだろうけど、実際はギャラの安いアイドルを使って短期間で作れるというのが旨味なんでしょうね。
で、このゲーム。
誰が人狼なのかを探るという事で、色々な心理戦が見られるものと思っておりました。
手がかりゼロから始めて、各自の発言や行動から正体を導こうというのが王道の流れでしょう。
しかし実際は、さほど「心理戦」と呼べるほどの駆け引きも無く、何だか淡々と人が殺されていくように見えます。
人狼と思う人を選ぶ所や、夜中に誰かが人狼に殺されるという点は一つの盛り上がり所とも思えますが、これが実にアッサリと過ぎて行くんだよね。
こういった映画ではそれぞれのキャラが立っているかどうかという点も重要なんだけど、それはまずまず満たしていたと思うのよ。
だけど、せっかく立ったキャラを何も生かさず、あっという間に抹殺してしまうのでは拍子抜け激し過ぎです。
そういう訳で、最後は4人が残ります。
キャストの序列通り、桜庭・竹富・藤井・太賀の4人です。(注:そうでは無いとのコメントあり。私には事実確認できていません)このうち2人が人狼という事です。
そこで桜庭ななみが実は人狼だったとか、「カメラアイ」とか言って人狼指名のシーンを覚えていたおかげで解決に貢献した竹富聖花が実は大嘘つきだったとかなら自分の評価も変わったでしょう。
しかし、まさにキャストの序列&イメージ通り、桜庭&武富は村人で、残る2人を殺して・・・と言いたいけど、あまり自分の手は汚していない気もするが、とにかく無事に生き残ります。
うーん、何か全然意外性が無い・・・・
と思っていたら、これは前半戦で、まだ後半戦があるとか。
つまり、生き残った2人は「2週目」として、今度は「人狼」になって再びゲームに参加させられると言う・・・。
先ほどの前半戦で最後まで残った人狼の藤井&太賀も、実は2週目だったってさ。
おい!
こういう映画で細かい整合性を突っついても仕方ないが、このゲームは全滅かもしれないし、1人残りかもしれないし、3人以上が残る可能性すらある。
そんなに2週連続で2人が残るって都合良すぎじゃね?
今度こそ2週目は武富がカメラアイの嘘をかませば勝てそうだしな。。
そしてそして、この映画での消化不良要素というと、結局「誰が何のためにこのゲームをしたのか?」が一切語られないという事だ。
不条理と言いながら、多くのゲーム映画には、何らかの主催者と目的があるケースが多かったよ。
それが全く無いんじゃあね・・・・。そういう事が分からないから恐怖なんだって事なんですかね。
はい。そんなわけで採点は辛めです。
桜庭ななみは、ドラマ「リミット」と若干キャラが被り気味だったし、竹富聖花に至っては「生贄のジレンマ」に続いてと言う事でマンネリ状態。
そして個人的に注目していた『冷たい熱帯魚』の梶原ひかりは早々に死んじゃうし、キャスト加点もありませんでした。
残念です・・・・
◆パンフレット:B5判・16頁・500円
※しかし『ジョーカーゲーム -脱出-』と瓜二つのチラシビジュアルです。
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