映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【13-090】タワーリング・インフェルノ ★★★★☆
category: 2013年の映画レビュー | author: moeru-movie
今年の午前十時の映画祭で新たにラインナップされたタワーリング・インフェルノを鑑賞。

サンフランシスコの新名所、地上138階建ての超高層ビル“グラス・タワー”落成式当日。ボヤが発生し、電気系統の手抜き工事が発覚。設計者のロバーツ(ポール・ニューマン)は、社長のダンカン(ウィリアム・ホールデン)に、最上階で開催する落成式の一時中止を進言するが一笑に付される。巨大な炎がビルを飲み込んでいくとは夢にも思わずに。消防隊のオハラハン隊長(スティーブ・マックイーン)は決死の救出作戦を展開していくが…。

既にこの映画はTV地上波やBSで何度も観ているが、劇場では観た事が無いので、スクリーンを通して観てみる事に。
この作品が封切られた1970年代中盤と言えば、空を飛べば「エアポート」シリーズ、船に乗れば「ポセイドン・アドベンチャー」、地上に居ても「大地震」という具合に、パニック映画が流行りだった。
この作品も、当時は渋谷パンテオンや新宿ミラノ座といった大劇場で上映され、それに見合うだけの迫力とオールスター総出演という事でヒットしたもんです。
TVオンエアでは、確か「ゴールデン洋画劇場」で前編/後編と2週に分けて放送されたっけな。
(何たって尺が2時間45分だからね)

そんなタワーリングは、ストーリーは今さら語るまでも無いくらい覚えていたので、今回は色々と突っ込みながら、それでも真剣にこの映画が持つメッセージ性なんかも感じてみようと思って観ました。

冒頭のポール・ニューマン登場シーンからこの映画は何かおかしいですね。。。www
屋上にヘリで降りるのはいいけど、その屋上にもけっこうな剥き出し加減でエレベーターのドアがあり、それに乗って自分のオフィスがある階で降りると・・・いや、降りた瞬間から既にオフィスの部屋なんです!
廊下とかエントランスじゃないんです。オフィスの部屋の中にエレベーターのドアがあるのです!
この映画、全編に渡ってエレベーターがヘンなんですよね・・・・・

そしてオフィス奥の自室に入ると、愛人のフェイ・ダナウェイがお出迎え。
まあ、その時点でちょっとおかしいのだが、更に奥の部屋に入るとそこはベッドルーム(笑)
部下が仕事の話で押し寄せているというのに、帰って来るなりこのベッドで愛人とぱこぱこしちゃうという・・・(爆)
そんな事しているが為に神様がバチを与えたのか知らんが、ちょっと電力供給を上げただけであちこちから火花を散らす電源BOX。こりゃ相当酷いわ。
そして並行して81階の倉庫でも電源BOXが吹っ飛び、ちょうど散らかしてあった布に速攻で引火。あっという間に火の手が上がる。
そんな風に火の手が上がっているのに、防災システムがまともに稼働していないのは当時のコンピュータ描写が日本のウルトラシリーズ並みのクオリティ〜な事も一因かもしれません。
何たって「動いてないのか?」と思ったら、カチカチと電源を付けたり消したりとすると言う雑さです。(家電か!)

そして王道のストーリー展開として、ビルのオープン記念イベントを取り止める事を主張するポール・ニューマンの訴えを一笑に付すウィリアム・ホールデン社長。
「ジョーズ」でも海開きの中止を進言しても聞き入れない事が大惨事に繋がってたので、映画的には普通の流れです。
火事の原因は自分の娘婿(チャード・チェンバレン)の「コストカット」と言う名のピンハネなのにね。

と、炎に包まれた部屋を尻目に、何故か場面は夜の記念式典にまで急に時間が経過します。
夜と言う事で館内の照明をいっせいにONにした事も重なってあちこちで火の手があがる羽目に。
何か凄いビルだなぁ。。。まるでお隣の巨大人口国のクオリティ〜みたいです。
昼間に出火していたはずの倉庫は、火の手は強まっているけどまだ大丈夫と言う弱いのか強いのか良く分からない状態になってますけどね。
でも、居住棟に取り残されたksgk2名を救出したり、同僚や消防隊員を火に奪われながら、ニューマンやマックイーンは最上階のパーティ会場を目指します。
おっと、その救助されたksgkの男の子の方は、火災を知らせる様々な事にも気づかないくらいのシャカシャカ大音量ヘッドホンをを序盤からしていましたが(だから逃げ遅れた)救出された時も相変わらずヘッドホンしたままと言うのも有り得なさすぎですね。。。

そんな枝葉の人間模様も色々描かれながらも死ぬ人はどんどん死んでいきます。
ポール・ニューマンと似たような乳繰り合いをしていた男女もいつのまにか煙にまかれ、一か八か部屋の外に飛び出した男(ロバート・ワグナー)も数歩ダッシュした時点で既に火だるまになる有様です。

そして追い詰められた感が出てきている最上階の人たちは、10人ずつとかいう単位でエレベーターに乗ったり(火が迫っていた為にあっという間に使用不能に)、ヘリコプターで脱出しようとするのですが、待機するように静止するポール・ニューマンの手を振り切ってヘリの前に飛び出したバカ女2人のおかげでヘリは大破。
こういう役所って必ず女なんだよな。いざっていう時に取り乱す生き物・それは人間(♀)。
脱出に際して「女と子供から」なんて優遇されながらこの有様です。だから男女平等でいいっていう話です。

じゃあ今度は展望エレベーターで降りようとするのだが、順番は「まずはさっき(ヘリ脱出に失敗した女たち)の10人から」だって。
少なくともヘリを大破させたバカ女は除外だろーと思いながらも「死亡フラグ立たせたか?」と思って観続けますが、死んだのは死亡フラグが立ってないように見えた夫人でした。。。バカ女を殺せよな・・・・。
そしてそして、この火事の張本人でもあるホールデン社長の娘婿は、当然死亡フラグが立っていたが、最後になっても自分勝手な行動をとったせいもあって「ざまーみろ」的な死に方をするのは爽快です。

そんなこんなでオールスターそれぞれのキャラや脱出・パニック・人間ドラマなどを重ねて行き、最後は有名な「2階上にある貯水タンクを爆破して鎮火させよう」という突拍子も無いアイディアです。
いやね、ちょっと考えれば有り得ない解決法なんだけど、もう勢いで納得させちゃう感じなんですよね。
せっかく1階まで引き上げてきたマックイーンはこの爆破作戦の爆弾を持っていくために再び最上階へ。

そして・・・・・・

爆破と同時に押し寄せる水・水・水。
階上のタンクを爆破しただけなのに、何故か真横から噴出される水はどういうこっちゃ?とか、みんな体をキツく縛ったはずの紐が何であんなにアッサリとほどけるのか?といった突っ込みはナンセンスです(突っ込んどるやんけ!)。
何と、火事はあっという間に鎮火しました。

あれだけ途中階や階段、エレベータ類が爆発しまくって降りる手段が無かったはずなのに、爆破成功後のラスト前のシーンではみんな無事に1階に下りているイリュージョンもいいじゃないですか。
とにかく圧倒的なスケールと勢いとオールスターが魅せるグランドホテル形式のドラマで夢中にさせるのです!
これこそが「ザ・ハリウッド映画!」ですよ。
色々チープな所も多く見られるけど、今から40年も前に作られた映画です。大目に見てあげましょう。
高さを競うかのようなビル建築、そして過剰なコストカットが招く惨劇は40年経った現代社会にも十分に伝わるテーマじゃないですか。
でも、ポール・ニューマンさん、「人間の愚かさの象徴としてこのビルはこのまま残した方がいい」みたいな事を言ってましたが、それは危ないですって!

まあ、とにかく尺も長いので疲れますが、見所・突っ込み所は満載で、飽きずに最後まで楽しめます。
なまじCGに頼っていない分、かえって生々しく見える火事描写も頑張っていますよ。
いや〜、映画って本当にいいモンですね(誰かさんのパクリ失礼)


タワーリング・インフェルノ

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