映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【13-048】クロユリ団地(2回目) ★★★★☆
category: 2013年の映画レビュー | author: moeru-movie
沖縄国際映画祭で既に観ているクロユリ団地を再見した。
※別に今年48本目の鑑賞だから前敦映画を選んだ訳では無いwww。

老朽化したクロユリ団地へと移り住んできた明日香(前田)は、隣室から聞こえる何かを引っかくような音にへきえきしていた。ある日、鳴りやまない目覚まし時計の音を発端に、隣室で亡くなっている老人を見つけてしまう。それを機に周囲で頻発する怪現象に対する恐怖、老人を救えなかったという罪悪感から、精神的疲労を募らせていく明日香。老人が何かを伝えようとして音を立てていたのではないかと思った彼女は、遺品整理で隣室を訪れる特殊清掃員・笹原(成宮)とその真意を探ろうとするが・・・。

沖縄で観た時は、前夜ほぼ一睡もしていないという悪コンディションだったおかげで序盤何度か意識が飛ぶと言う状態だった。
そんな有様で付けた点数は3点
そして今回も寝不足は寝不足だが、とりあえず体調は良い。
そして当然ネタを分かった上での再見となる。

今回改めて思ったのは「実はこの映画はホラーじゃないな」である。
明日香も笹原も大切な人を失い、それが自分のせいだと自分を責め、孤独の中で生きている。
そんな孤独を認めたくない心理と、受け入れて前に進まなければと言う思いが交錯する葛藤。
前半は一見普通に生活している様を見せながらも、家族が偶像だった事に改めて気付いてからは徐々に孤独に負けて堕ちて行く明日香の姿は何とも痛々しい。
この映画は、そんな孤独につけこまれて怖い目に遭う話ではあるが、本質的には「人間が孤独に負けるドラマ」なんだなと理解した訳です。
負けないように、一生懸命自分の中で何かを偽って誤魔化し、無理して前に進もうとしてたのに。。。。
あの家族が実在しないという事は、2度目の鑑賞となるとハッキリと分かるね。
夜になると全く人気がしなかったり、帰宅した明日香は普通に鍵をあけて家に入ろうとしていた(母は専業主婦っぽかったし、小さい弟もいるから不在は有り得ない)というシーンで既に「実は誰も居ないんだな」という事が分かる。

そんな孤独な人物に憑くミノルくん。
1回目の鑑賞時には「地縛霊」と理解していたが、今回再見すると「土地に憑いているのではない。人の心に憑くのだ」という意味の台詞がある。
うん。地縛霊かと思いながらも「心の弱さを持つ人間に憑く」とも思っていただけに、これは納得だけど、やはり「家にあげる」事の意味が弱いんだよなー・・・・・。

1回目の鑑賞時には「ホラー」を期待したばかりに3つ星としたが、内容が分かっている今回は「孤独ドラマ」として観た為に4つ星という変わった結果となった。
「リング」のようなホラーを期待すると、きっと失望感が出てしまうかもしれないが、登場人物の悲しい生い立ちをじっくり観ると、それはそれで楽しめると思いますよ。

さて、前田敦子だが、かねがね思っていた事なんだが、前敦って幸薄い感じがするよね。←
元気はつらつつとした子とか、しっかりと仕事が出来る子よりも、この映画のように精神的に弱い子とかぽんこつな感じの方が合ってると思うのよ。
そういう意味では、この映画では全く違和感は無い。
1回目のレビュー同様、最後はもっと壊れた方がいいという見方は変わらないが、少なくともYahoo!レビューにうじゃうじゃいるアンチ前田による叩きほど悪くは無い。
そんな偏見の目から語られるレビュー(ココには偏見は無いと思うが・・・・)は信じずに、ぜひ自分の目でお確かめ下さい。
※ホラー描写に対する過度な期待は厳禁です。

◆パンフレット:B5判・36頁・700円

クロユリ団地

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お久しぶりです。

中田監督は「リング」のせいかホラー映画の監督としての印象が強いですが、実は心理面の描写にすごく長けている監督だなと思っていて、管理人さんの仰る孤独の描き方が個人的には上手いなという印象です。
イギリス製作の「チャットルーム」なんかはチャットで知り合った鬱の青年を自殺に追い込もうとする主人公の姿は恐ろしくもあり、それしかすることが無いのかという切なさも感じられました。

前田敦子は確かにアイドルにしては元々どこか幸薄い感じがするなと思ってましたが、逆手に取って難役に挑戦しても面白いかもしれませんね。
日本のホラーも何気に若手女優の登竜門的ポジションにあるので、これをきっかけにどう成長するのかを見守るのもちょっと楽しみです。

最近はなかなか映画館に見にいけず、CS放送で「あの胸にもう一度」と「ゼロ時間の謎」の2本見たぐらいです。
前者は峰不二子のモデルになったといわれる、マリアンヌ・フェイスフルのレザースーツ姿でのバイクの滑走が美しかったです。(後、アラン・ドロンもどうにも「太陽がいっぱい」のイメージが強かったので、艶っぽい役柄はちょっと新鮮でした)
後者はアガサ・クリスティの原作を仏で映画化という不可思議さが、返って面白かったです(でも事件解決にきっかけは無理がありすぎ。)後、キアラ・マストロヤンニはどう見てもお父さんの方の遺伝子を強く継いじゃったなという顔立ちでした。
by キネマ (2013/05/19 6:07 PM)






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