映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【13-047】シー・トレマーズ(ネタバレ) ★★★★☆
category: 2013年の映画レビュー | author: moeru-movie
普通なら上映されないようなクオリティのB級映画のシー・トレマーズを横浜で鑑賞。

はるか昔の生命体の調査と研究に没頭する海洋生物学者のスカイラー・ジェーン(ジャナ・ファサート)は、調査のために北スマトラ海沖へと足を運ぶ。その途中、幼い少年が密漁団によって強引に労働をさせられているのを見掛けた彼女は地元の警察に通報するが、一味とグルの警察は相手にしてくれない。一方漁場では、海中から出現する謎の巨大モンスターが密漁者たちを血祭りに上げていた。

まず、早いうちに書いておこう。
星4つ付けてるが、もちろんそれだけ出来がいいという意味では無い。
B級ぽんこつパニック映画として、その予想を上回るぽんこつぶりに降参してしまったが故の採点である。

製作年は2010年。今まで寝かされてたのか、売り物にならんと思われていたのか。
都内の上映館は1館なのに、何故か神奈川県は2館。但しいずれもレイトのみ。
主演はあのマイケル・パレ!(既に50オーバー)。
上映時間はたった82分。前売り券は1000円。
なのに、しっかりと「公開記念イベント」は開催され、ゲストには今、旬なバカことAKB川栄を起用するというアンバランスさ。
どうですか。この時点でもう何か胸騒ぎがする展開でしょ。

はい。「シー・トレマーズ」という日本で勝手に付けた邦題(もちろん本家「トレマーズ」とは何の関係も無い。足元から何かが襲ってくると言うシチュエーションだけで拝借した)ですが、序盤は全くその「シー・トレマーズ」(面倒臭ぇ・・シートレで行こう!)は出てきません。
実年齢30ちょいにしては老けた感じで魅力の薄い女教授とやらと、「ストリート・オブ・ファイヤー」の頃と比べると、単なる中年のオッサン化が進んだ(年相応なんだから仕方なし)パレとが島で変な儀式を見たり、何だかどうでもいいシーンが重なります。

一方、海上に建てられた密漁団の漁場(何じゃそりゃ)で奴隷の如くこき使われている子供たち。
そのうち1人の男の子が密漁者に殴られて死んでしまう。
「そんなに強く殴ってねーよ」とうそぶく密漁者だが、確かに死ぬほどには見えない。
その亡くなった男の子に懐いてた弟のような子(タマール)が「アンカラ・ムルカ」と唱えて何故か自分の腹を切り裂くと(こっちは死なないwww)その血を嗅ぎつけてシートレが登場。
既にその前のシーンで尻尾の先の針状のものを武器に1人殺しているシートレ。
続いては、癖のように自分の股間をもしょもしょと触る男の子の下半身をバクリ!
その前だったかな?(もう記憶もいい加減)のシーンでは、ウンコをしてた男の子(海の上にボットンするタイプの簡易トイレ)も下から(きっとクソまみれ?)グサっと行くシートレは、男の子の下半身が好きなのかしら?あぶねーなwww

そんな所に、奴隷の子たちを救出しに来るパレと女教授。
さあ、ここから盛り上がる所!と思いきや、パレは船から降りずに遠巻きに見てるだけで何もしないという意味不明な展開。
女教授の方は海上の漁場(板切れで作られたショボい小屋)に乗り込み、子供を救出しようとするが、シートレも襲いに来ます。
※「ミクソプテルスよ!」みたいな事を言い、「何のこっちゃ?」と思ったら「海サソリ」という意味だったのね。

そしてその海サソリが全貌を表すと・・・・ショボい・・・猛烈にショボい・・・・(; ̄Д ̄)
しかも、あんなに暴れてたのに、全身を映すと全然動かないwww(動くハリボテを作れなかったのね)
漁場のオッサンたちは、何やかんやで海サソリに全員殺され(お約束だね)、さあパレ率いる勇者たちに退治されるぞ!と楽しみにしてましたよ。どうやって倒すのかってね。

しかし、その攻撃たるや「斧で斬りつける」「銛で刺す」「ナイフで突く」というバイオハザードで言うと初期装備みたいな戦闘力で挑むのだ!
あ、その前に、パレの相棒の「サソリの周りに火をつけたら自分で自分を刺して死んだ」というホンマかいなと言う話を鵜呑みにして、サソリの周りにガソリン撒いて(その間も動かないサソリwww)火をつける!
と思いきや、引きの画で見ると、全然炎が環になってないし、先の「自分を刺して死んだ」話をした相方は、ボーっと見てたんか何か知らんが、勝手に引火したあげくサソリに刺されてポイっと洋上に投げ出されてあぼーん。

結局、戦の方はサソリから受けた致命傷には程遠い傷で死亡するヘタレなパレを尻目に、腹を切ってサソリを呼び込んだタマール(実は女の子だった)のバイオハザード初期装備(ナイフ1本)で勝利!!!

はぁ〜、どこかほんの少しだけ「風の谷のナウシカ」のオームっぽいサソリでしたが、最後は呆気なかったです。
その後、例の女教授が救出された女の子の家を訪ねるが面会させてくれない・・・・。
勝手に裏口から侵入し、タマールを発見すると、切り裂かれた腹から・・・・・というこれまたお約束なオチ。

そんな訳で、最初っから「ジョーズ」や本家「トレマーズ」のようなクオリティを期待しておらず、どんだけのぽんこつ映画だよ!という点を楽しむつもりで観てた自分にはまずまずの満足度となりました。
観終ってから、公開イベントに川栄にオファーが行った理由が分かりますよ。(「お馬鹿つながり」って事ね)

くれぐれもご注意ですが、こういったB級(いやC級以下か)映画のチープさを笑い飛ばせずにマジレスしてしまうような真面目な方は観ない方がいいです。
(そういう自分はたった82分の上映なのに序盤の15分前後を寝飛ばしてた事は秘密です)

う〜ん、むしろ観終って日が経つ毎にジワジワ来るな・・・www

◆パンフレット:販売無し

シー・トレマーズ

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