映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【13-043】相棒シリーズ X DAY ★☆☆☆☆
category: 2013年の映画レビュー | author: moeru-movie
フリーパスが無ければ確実に見送っていた相棒シリーズ X DAYを鑑賞。

インターネット上に謎のデータがばらまかれ、削除された直後、とある銀行のシステム担当の男が死体で発見される。男を不正アクセス容疑で追っていた警視庁サイバー犯罪対策課の岩月彬(田中)と殺人事件として調べる捜査一課の伊丹憲一(川原)、そして捜査に巻き込まれた杉下右京(水谷)が事件を追っていくと、政官財の権力構造と“X DAY”という金融封鎖計画の存在が浮上する。

思い返すと、過去の映画(2作)とスピンオフ(米沢ナントカのやつ)全て観ているが、全体的に評価は悪い。
別にアンチ相棒なわけでもなく、アンチ水谷なわけでもない。でも映画はダメだと思った訳です。
今回も、嫌な予感はしていたが、あえて主役(水谷、及川)を外して骨太なストーリーを持ってきた所に期待したのです。
結果はどうだったか。。。。。。。はぁ、またダメでした。何じゃこりゃです。

「国債暴落」「空売り」「金融危機」「預金封鎖」と、それぞれは絵空事で無く、現実に発生する可能性もある事柄ばかりで、これらを組み合わせる事で「これは大変だ」「考えさせられる」というふうに誘導されるが、そもそもきっかけは、銀行のいちシステム部社員の殺人だったはずだ。
この若造が機密情報をネットに流して・・・という所から始まった事なのに、様々な金融ネタに広げていって、だんだんと分からなくしているように見えてしまいます。
いったいこの映画を観た人のうちの何割が正しくこの金融危機話を理解できているんでしょうか?「何か細かい事は良く分かんないけど、日本でも銀行が破綻したりするんだから有り得る話なんだろう」とぼんやりと抽象的にイメージしているだけなんじゃないかい??

で、そんな大事な「X DAY」だか何だかのデータを流した件のシステム部の若造は何を目的にそんな事をしたんだか、今イチ良く分からない。
恐らく、金融危機への警笛を鳴らす正義の心がそうさせた的なものに見えたが、それだったら何であんな「全銀データのダンプリスト」みたいな訳が分からない形状で情報を流すのかが分からんだろうがと思うのです。
しかもだ、普通に考えると、こういった生データを流すならWinnyを始めとするファイル共有ソフトだろうに、若造が使ったのは動画サイトだとよ!「You DOUGA」という動画サイトwww動画ってwwwww

しかも、この生データ(「全銀データ」)なんて、普通の人が見れば、それが何なのかまず分からないよ。
(銀行システムの経験者が見ても、パッとは分からんよ、普通・・・)
なのに、刑事たちはのっけからこのデータを「銀行の情報」と決め付けて(裏付けは後回し)銀行に突入。
しかし「これはマニュアルです」と言われても反論できないというIT音痴っぷり。
(あのダンプリストのどこがマニュアルじゃ!)
どうやら「捜査2課」だと分析可能らしいけど、だったら最初から捜査2課に分析してもらえばいいのに。。。あ、この映画は警察のセクショナリズムにもメスを入れてるって事なのか?ならそれはそれでいいんだけど。。

で、分かった事は「わざとシステムエラーを起こすシミュレーションデータです」だってwww爆笑wwww。
もうね、細かい事は言わんが、全銀データの何を解析したらシステムエラーを起こすデータと結論付けられるんだか、この映画の製作者たちはIT音痴だらけだろ。

でももっと凄いのはその謎を解いた右京さん。
さすが唯一の登場シーンです。
及川ミッチーからメールで送られたデータを観て、休暇先の外国であるにも関わらず全銀データを解析できちゃうんだから凄い。
ぜひ大手都市銀行のシステム開発のプロジェクトマネージャに欲しい人材です。

でもさ、話を元に戻すと、システムエラーを起こすシミュレーションデータだとして、それをシステム部の若造が何でネットで流すんだ?という「目的」は置いてけぼりで、ひたすら「どこそこのサーバを経由して・・」とか「結局は若造のパソコンに行き着く」とか、「手段」ばかりに目をやるのもおかしくないかい?
更に重箱の隅を突くと、「これらのIPアドレスにアクセスしてますか?」と言われ、カタカタとちょっとパソコンを打ち込んだだけで「あ、アクセスしてますね」とか、もう無茶苦茶なような・・・・・

そして極めつけは、多くの人が感じたであろう終盤の「札束飛び散りシーン」のコントである。
100歩譲って大袈裟な金融パニック描写は許しましょう。実際に自分の預金がおろせないかもと思ったら、ああなるかもしれないからね。
でも、あの札束シャワーは無い。何万歩譲ってもあれは無いです。

で、結局殺人事件のオチはアレだけですか。
何かスケールの小さいオチですね。広げ過ぎた風呂敷は、政府と警察上層部で握りつぶされたって事ですか。まあある意味定番のオチでしたね。

そんなわけで、内容の方は、金融知識やシステムの知識を多少なりとも持ち合わせていると興ざめしてしまう所があり、せっかくの骨太なテーマもコントに見えてしまう所が失敗だと自分は感じました。

そしてもう一つ、この映画の「主役」である伊丹刑事。
自分は相棒を観ていないので、この人のキャラを全く知らないで出会ったキャラですが、劇中の田中圭の台詞を借りれば「何なんですか?あの人は??」「性格に問題のある刑事」ですよね。
何でのっけからあんなに上から目線で、人を小馬鹿にし、意味も無く喧嘩を売る口の聞き方なんでしょう?
少なくとも自分は、あの人相の悪いコミュ障親父には1ミリも好印象は持てず、ただただ不愉快でした。

最後に、国仲涼子のお部屋。
畳敷きの超和風の部屋に丸いちゃぶ台(しかも家具や室内装飾品も昭和テイスト)って、今時のアラサー女子の部屋じゃねーだろwwww

そんなわけで、結構真面目に観てやろうと思っていただけに、細部の適当さが見えてしまった途中から急激に馬鹿馬鹿しくなってきて脱力して終わりました。
これは多分に「相棒ワールド」を知らない者に対するハードルと言う事なんでしょうか。
正直、この内容だと相棒マンセーな盲目ファン向けと言わざるを得ません。

今回はフリーパスだったので無理矢理見ましたが、今後少なくとも相棒のスピンオフ映画は観るつもりはありませんので、相棒信者の方々、ご安心下さい。
スピンオフだけじゃなく、もう本編も観るんじゃねーよと思っている信者の方・・・・うーん、どうしよっかなーww。

◆パンフレット:小型冊子状・52頁・700円

相棒シリーズ X DAY

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