映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【13-014】脳男(ネタバレあり) ★★★★★
category: 2013年の映画レビュー | author: moeru-movie
楽しみにしていた脳男を初日から鑑賞。

残忍な手口の無差別連続爆破事件を追う刑事の茶屋(江口)は、犯人の居所を突き止めるが、身柄を確保できたのは身元不明の鈴木一郎(生田)だけ。共犯者と見なされた一郎は犯行が常軌を逸したものだったため、精神鑑定を受けることに。
担当となった精神科医・鷲谷真梨子(松雪)は感情を表さない一郎に興味を持ち、彼の過去を調べ始めるが……。


※ネタバレ記事あり。注意!※
「連続殺人」に江口洋介&松雪泰子と言うと「アナザヘヴン」を思い出してしまうが、この映画は別に「猟奇殺人」って訳でも無い。(PG12にしてはグロ系が多いが)
と、そんな事はさておき、結論から言うと、とても面白かった!自分の好みに合ってたし、色々な所で「刺さった」と感じた作品でした。

映画の方は、開始早々のバス爆破シーンでガッチリと興味を惹いておいて、さほど間を置かずに一郎くん確保。
すると警察署で同部屋の殺人犯の目をくり抜くというショックシーンとグイグイと繋げてきます。
この掴みもいいけど、この時点では一郎くんは冷酷な殺人マシーンであるかのように印象付けられます。
しかし、それから徐々に明らかになっていく一郎像は、殺人を意思を持って行っている訳では無く、それどころか食欲・排泄欲・性欲など、人間が生まれつき、あるいは本能的に持っているべき欲求や意思すらまるで無い事が明らかになる。
もちろん、そんな人間は現実的には居ないだろう事も分かっているのだが、それでも完全に「架空の世界の中の男」として観られなかったんだよね。

そんな一郎くんが「入陶大威」として生きていた頃の体験を通じて「今」の姿に行き着く訳だけど、この生い立ちはもう少し詳しく知りたいと思う反面、映画の尺を考えると精一杯かなとも思えます。
むしろ、緑川らとの接点が曖昧というか説明がほとんど無かったような気がするが・・・・

そして、中盤以降は、大威の事を「正義の味方」として見るようになり、終盤の展開なんて、涙すら浮かびました。
真梨子は最後に「ロボットじゃない、人間なの!」と叫びます。自分もそう思いましたよ。
重度の鬱を患った真梨子の母は、大威を「神様」と呼びます。自分もそう思いましたよ。
大威に対して涙を流してくれた真梨子に対して、ほんの少しではあるけど「心」を開いた大威。
その大威がラストで微かに笑みを浮かべたのは、真梨子に対する優しさか、愛情、いや恋愛感情なのか・・。

その一郎こと大威のキャラは、単独でも強烈に印象付けられる上に、真梨子や茶屋(江口)らと関わる事で更にキャラが立っており、映画自体への興味も倍増された事も良かったです。
その反面、大威と同じくらいの強烈なキャラである緑川紀子や水沢ゆりあについての描き込みの浅さが気になる所ではありましたが、あくまでも主役は入陶大威だからね。バランスを考えると致し方ないか。
(それにしても、ダークナイトを意識しまくりの描写も微妙)

まあね、終盤の病院シーンでの爆破しまくり(どれだけ外部の者にセキュリティ甘いんだよ!)とか、大威不死身過ぎ!とか、色々と有り得ないシーンが多過ぎちゃってるのはご愛嬌だけど、それも松雪さんの素敵なブラで勘弁してあげます(何じゃそりゃ)。

さてさて、キャストの芝居の方ですが、2人に絞りましょう。
まずは当然の生田くん。
「所詮ジャニタレ」と思ってはいけません。正直、見くびってましたよ。
この映画での生田くんは完璧でした。感情の無い姿、瞬き一つしない表情、美しい肉体と顔と、まさに入陶大威です。素晴らしいの一言。

そしてもう1人は二階堂ふみ。
一言で言えば、日本映画史に残るキチガイ女です。
何をどうしたらこんなキチガイファンキー爆弾魔が出来上がるのか、スピンオフで見たいくらいですよ。
キチガイ教師から生き延びたと思ったら(言わずと知れた「悪の教典」ですよ)、こんどは己が・・・。
最後は茶屋に蜂の巣にされる壮絶な殺されっぷりも良く、やり切り感が凄いね。

ん〜、観終った直後は色々と語りたい事がぐるぐると頭を巡っていたけど、いざ書こうとすると整理が付かず、書き漏らしている事がありそうな気がします。
(どうしても書きたい事を思い出したら追加するかも)
キャストの方々も舞台挨拶で語っていた通り、映画館で観るのが良い(爆破シーンのド迫力!)ので、ぜひ映画館で!(ステマじゃないよ)

はい。素直に面白かったので、惜しげもなく5つ星進呈します。

◆パンフレット:A4判・52頁・700円

脳男

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