2013.02.04 Monday/01:02 |
【13-013】ストロベリーナイト ★★☆☆☆ |
category: 2013年の映画レビュー | author: moeru-movie |
公開から1週経過してからストロベリーナイトを鑑賞。
警視庁捜査一課の刑事として活躍する玲子(竹内)が率いる姫川班は、管轄内で起きた4人の殺人事件を担当することになる。警察が合同特別捜査本部を設けて捜査に臨む中、犯人を名指しした匿名情報が寄せられるが、上層部からはすべてを黙殺しろとの命令が下る。玲子は単独で捜査を続け、その過程でマキタ(大沢)と出会う。
わたくしは最初のドラマ「ストロベリーナイト」の放送を見て、その後原作も読んでいる。
そしてその後の連続ドラマも当然観てて、最近のSPも含めてかなり気に入っているシリーズでもある。
そんな「ストロベリーナイト」だが、本来の「ストロベリーナイト」は最初のドラマだけで、後は姫川シリーズではあるものの、原作タイトルは別の物になっている。
この映画も、「ストロベリーナイト」として公開されてはいるが、見落としが無ければ劇中で「ストロベリーナイト」と言うタイトルは出てこず、原作タイトルでもある「インビジブルレイン」がクレジットされている。
と、前置きが長くなってしまったが、とにかくお気に入りシリーズでもあり、姫川班をはじめとする登場人物のキャラもしっかり頭に入っているわけです。
そんな自分が観た感想としては、ズバリ「気に入らない。不満」である。
そもそも原作の「インビジブルレイン」(これは未読)自体が姫川シリーズとしては異質な内容だと思うのですよ。
それまでの作品のように、異常な、もしくは猟奇的な犯罪をベースに姫川班のチームとしての活動や人間関係、そして警察組織の中での軋轢を感じ、日下やガンテツとやりあいながらも解決に導くと言う「定番」じゃないんですよ。
何も映画にまで「定番」を持ち込まず、新しい展開を見せるって言うのも分からなくはないんだけど、それにしても姫川班の面々の影が薄いのは非常にガッカリです。
そして日下やガンテツもTVシリーズほどのアクの強さは薄れ、ちょっとイイ人になっちゃってる感じもするし、何よりもねぇ、菊田との関係があんな形になったり、牧田になびいちゃう展開はシリーズをずっと観てきた者からはなかなか受け止められない内容なんじゃないかな。
と、そこで思ったのが「TVシリーズを観ていない人はどれだけ理解できているのだろう?」と言う事。
特に姫川の過去(赤いバッグを持つ理由にもなっている)が牧田や柳井とシンクロしている点なんてかなり重要だと思うんだよね。。。
そんな人物背景もさる事ながら、内容自体も少し不満が残ります。
ざっと書いてしまうと・・・・
・「柳井を追うな」と言う理由が、分かってみれば意外とスケールの小さい話でつまらない。
・一連の連続殺人も、結局はヤクザの内紛がメインで、あまり意外性が感じられなかった。
・何よりも、徹底的に自分の欲求を通すばかりの姫川の頑固さに、少々イラっとしてしまった。
⇒それが結果的に姫川班を解体させてしまった。
どうもこの姫川シリーズの映像化作品もここで打ち止めになりそうな感じだが、もし「ブルーマーダー」で復活と言う事があれば、それがTVであれ映画であれ、キャストが変わってもまた観てしまうと思います。。。。
◆パンフレット:A4判・36頁・600円
よろしければポチっと投票お願いします。⇒
警視庁捜査一課の刑事として活躍する玲子(竹内)が率いる姫川班は、管轄内で起きた4人の殺人事件を担当することになる。警察が合同特別捜査本部を設けて捜査に臨む中、犯人を名指しした匿名情報が寄せられるが、上層部からはすべてを黙殺しろとの命令が下る。玲子は単独で捜査を続け、その過程でマキタ(大沢)と出会う。
わたくしは最初のドラマ「ストロベリーナイト」の放送を見て、その後原作も読んでいる。
そしてその後の連続ドラマも当然観てて、最近のSPも含めてかなり気に入っているシリーズでもある。
そんな「ストロベリーナイト」だが、本来の「ストロベリーナイト」は最初のドラマだけで、後は姫川シリーズではあるものの、原作タイトルは別の物になっている。
この映画も、「ストロベリーナイト」として公開されてはいるが、見落としが無ければ劇中で「ストロベリーナイト」と言うタイトルは出てこず、原作タイトルでもある「インビジブルレイン」がクレジットされている。
と、前置きが長くなってしまったが、とにかくお気に入りシリーズでもあり、姫川班をはじめとする登場人物のキャラもしっかり頭に入っているわけです。
そんな自分が観た感想としては、ズバリ「気に入らない。不満」である。
そもそも原作の「インビジブルレイン」(これは未読)自体が姫川シリーズとしては異質な内容だと思うのですよ。
それまでの作品のように、異常な、もしくは猟奇的な犯罪をベースに姫川班のチームとしての活動や人間関係、そして警察組織の中での軋轢を感じ、日下やガンテツとやりあいながらも解決に導くと言う「定番」じゃないんですよ。
何も映画にまで「定番」を持ち込まず、新しい展開を見せるって言うのも分からなくはないんだけど、それにしても姫川班の面々の影が薄いのは非常にガッカリです。
そして日下やガンテツもTVシリーズほどのアクの強さは薄れ、ちょっとイイ人になっちゃってる感じもするし、何よりもねぇ、菊田との関係があんな形になったり、牧田になびいちゃう展開はシリーズをずっと観てきた者からはなかなか受け止められない内容なんじゃないかな。
と、そこで思ったのが「TVシリーズを観ていない人はどれだけ理解できているのだろう?」と言う事。
特に姫川の過去(赤いバッグを持つ理由にもなっている)が牧田や柳井とシンクロしている点なんてかなり重要だと思うんだよね。。。
そんな人物背景もさる事ながら、内容自体も少し不満が残ります。
ざっと書いてしまうと・・・・
・「柳井を追うな」と言う理由が、分かってみれば意外とスケールの小さい話でつまらない。
・一連の連続殺人も、結局はヤクザの内紛がメインで、あまり意外性が感じられなかった。
・何よりも、徹底的に自分の欲求を通すばかりの姫川の頑固さに、少々イラっとしてしまった。
⇒それが結果的に姫川班を解体させてしまった。
どうもこの姫川シリーズの映像化作品もここで打ち止めになりそうな感じだが、もし「ブルーマーダー」で復活と言う事があれば、それがTVであれ映画であれ、キャストが変わってもまた観てしまうと思います。。。。
◆パンフレット:A4判・36頁・600円
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