2013.01.05 Saturday/23:38 |
【13-001】007 スカイフォール ★★★★☆ |
category: 2013年の映画レビュー | author: moeru-movie |
グータラ正月もお終いにして、ようやく新年一発目の映画鑑賞は007 スカイフォールです。
MI6のエージェントのジェームズ・ボンド(D・クレイグ)は、NATOの諜報部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵のアジトを特定し、トルコのイスタンブールに降り立つ。その組織をあと少しのところまで追い詰めるも、同僚のロンソンが傷を負ってしまう。
上司のM(J・デンチ)からは、敵の追跡を最優先にとの指令が入り、後から駆け付けたアシスタントエージェントのイヴ(N・ハリス)と共に、敵を追跡するボンドだったが……。
だいぶ評価が分かれている・・・・と言うか、酷評も目立つ007。
結論から言うと、自分はまあまあ楽しめました。
酷評が多い理由も十分に分かるのですよ。
明らかに今までの007には無い作風。もっと言えば、全編通じてどこか陰鬱、地味に暗い感じであり、「これでスパイアクションなんかい!?」と思いますよ。
「ダークナイト・ライジング」の世界観を意識したとの情報もあるので「そういう事か」とは思うが、どうも調子は狂うよね。
それでもオープニングの派手なアクションは007らしく、いきなり高揚感を得られるんですよ。
ボンドが味方に撃たれて・・・と言う描写を挟んで、不死鳥の如く復活、と思いきや、どこかポンコツな感じが出ちゃうボンドらしからぬ格好悪さ。
その一方で、ストーリーの方は、M対シルヴァというストーカー的なシンプルな追跡(付き纏い)劇を中心に進む。
と、「中心」と書きはしたが、その間のボンドは軍艦島での銃撃戦やロンドンでの鬼ごっこで何とか見せ場を繋いでる感じです。
そしてクライマックスはボンドの生家(スカイフォール)を舞台にした「ボンド軍3人」対「シルヴァ軍たくさん」という対決なんだけど、3人のうちの2人は老人のボンド軍が明らかに不利なのに、シルヴァ軍の取り巻きが揃いも揃ってショッカー状態なので、今イチ緊迫感が希薄な所とか、筋としてはシンプルなのに、やってる事は何だか回りくどい所は「何じゃこりゃ」状態なんですが、実は自分は途中からシルヴァに肩入れして観ていたような所があります。
それは単に「Mってムカつく婆さんだな」と思った感情とか、レクター博士みたいな脱出劇やその個性的な風貌とか、とにかくシルヴァ目線で観るようになっていたのです。
結果として、Mはあのような事になり、アストン・マーチンは破壊され、代わりに・・・・と言う具合に、50周年を機に、古い事を壊し(終わらせ)、新章の始まりとも思えます。
「ボンド主役のスパイ・アクション」として観ると、決して褒められる内容でも無いし、受け入れ難い作品かもしれませんが、巷で言われるほどダメダメな作品とも思えないんだけどなぁ・・・。
こういう作品は、ぜひ周りの声に惑わされずに、自分の目で見て自分で感じたまま受け止めればいいのです。
皆さんの目に今回のボンドはどう映ったのでしょうか??
◆パンフレット:A4判・44頁・700円
よろしければポチっと投票お願いします。⇒
MI6のエージェントのジェームズ・ボンド(D・クレイグ)は、NATOの諜報部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵のアジトを特定し、トルコのイスタンブールに降り立つ。その組織をあと少しのところまで追い詰めるも、同僚のロンソンが傷を負ってしまう。
上司のM(J・デンチ)からは、敵の追跡を最優先にとの指令が入り、後から駆け付けたアシスタントエージェントのイヴ(N・ハリス)と共に、敵を追跡するボンドだったが……。
だいぶ評価が分かれている・・・・と言うか、酷評も目立つ007。
結論から言うと、自分はまあまあ楽しめました。
酷評が多い理由も十分に分かるのですよ。
明らかに今までの007には無い作風。もっと言えば、全編通じてどこか陰鬱、地味に暗い感じであり、「これでスパイアクションなんかい!?」と思いますよ。
「ダークナイト・ライジング」の世界観を意識したとの情報もあるので「そういう事か」とは思うが、どうも調子は狂うよね。
それでもオープニングの派手なアクションは007らしく、いきなり高揚感を得られるんですよ。
ボンドが味方に撃たれて・・・と言う描写を挟んで、不死鳥の如く復活、と思いきや、どこかポンコツな感じが出ちゃうボンドらしからぬ格好悪さ。
その一方で、ストーリーの方は、M対シルヴァというストーカー的なシンプルな追跡(付き纏い)劇を中心に進む。
と、「中心」と書きはしたが、その間のボンドは軍艦島での銃撃戦やロンドンでの鬼ごっこで何とか見せ場を繋いでる感じです。
そしてクライマックスはボンドの生家(スカイフォール)を舞台にした「ボンド軍3人」対「シルヴァ軍たくさん」という対決なんだけど、3人のうちの2人は老人のボンド軍が明らかに不利なのに、シルヴァ軍の取り巻きが揃いも揃ってショッカー状態なので、今イチ緊迫感が希薄な所とか、筋としてはシンプルなのに、やってる事は何だか回りくどい所は「何じゃこりゃ」状態なんですが、実は自分は途中からシルヴァに肩入れして観ていたような所があります。
それは単に「Mってムカつく婆さんだな」と思った感情とか、レクター博士みたいな脱出劇やその個性的な風貌とか、とにかくシルヴァ目線で観るようになっていたのです。
結果として、Mはあのような事になり、アストン・マーチンは破壊され、代わりに・・・・と言う具合に、50周年を機に、古い事を壊し(終わらせ)、新章の始まりとも思えます。
「ボンド主役のスパイ・アクション」として観ると、決して褒められる内容でも無いし、受け入れ難い作品かもしれませんが、巷で言われるほどダメダメな作品とも思えないんだけどなぁ・・・。
こういう作品は、ぜひ周りの声に惑わされずに、自分の目で見て自分で感じたまま受け止めればいいのです。
皆さんの目に今回のボンドはどう映ったのでしょうか??
◆パンフレット:A4判・44頁・700円
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