2011.12.18 Sunday/23:13 |
【11-136】王様ゲーム ★☆☆☆☆ |
category: 2011年の映画レビュー | author: moeru-movie |
公開初日の王様ゲームを早速鑑賞。
ある夜、本多智恵美(熊井)と幼なじみの金沢伸明(桜田)のところに、「王様からの命令に24時間以内に従わなければ罰を与える」というメールが“王様”なる送信者から届く。
そのメールはクラス全員に届いていたらしく、最初は遊び半分で命令を実行していた生徒たちだったが、内容が段々エスカレートしていき……。
これって「王様ゲーム」となってるけど、「着信アリ Final」とか「チェーン」とか「END CALL」とか、いわゆる「携帯メール」を題材としたホラー的な映画なのね。
って事は、既に出涸らしのようなネタでもあり、そこにどれだけのオリジナル要素を乗せられるかがポイントだと思うのです。
しかしこの映画は、ひたすら「王様からのメールが来る」⇒「誰かがやられる」の繰り返しで、オリジナル要素どころか、肝心な「誰が」「何の為に」というサスペンス要素が抜け落ちてるために、短い尺でテンポ良く見せてるようで、実は物語自体はちっとも展開していないように思えてなりません。
「誰が」は、一応は明らかになる感じなんですけどね・・・・
その「誰かさん」も、最後は自ら幕引き(つまり自殺)を選んで終わった・・・と思わせておいて、やっぱりまだ居るーーっていうオチなんだけど、結局アイツは何者なのか不明なまま。
そしてその誰かさん自らが「何の為に!?」と台詞で語っていたが、最後まで「目的」は明かされず。
要するに、やる方もやられる方も、何でなのか良く分からないまま映画は終わるという有様。
そして、過去同じように行方不明になったクラス写真に必ず写ってる金沢くんの謎も放置。
最初と2番目の「指令」に服従して助かったはずのクラスメートもいつのまにか居ない。
意味ありげに再三出てきてキーパーソン臭プンプンだった岩村さん(鈴木愛理)も、結局「ゲームを妨害する可能性がある」という無茶苦茶な理由でアッサリあぼーん。
もうね、本来は「王様ゲーム」は、何らかの目的を達成する為の手段であるはずなのに、完全に「手段が目的になってる」状態なわけです。
クラスが数人になっても、担任は「はい。今日も欠席は居ませんね」って普通に授業を始めようとするズッコケシーンはいいです。
死体が消えたり、写真から人が消えたりっていうイリュージョン自体が非現実的なんですから、リアリティなんてこれっぽっちも求めません。
それを差し引いても酷すぎる出来でした。
正直、「ま、いつものアイドルホラーだし、ハードル下げて見よう」と思って見てたのですが、あまりにも話が雑過ぎる。
有名らしい原作がどうかは知らないが、鶴田監督よ、この作品は酷いと思うぞ。
さて、前述の通り、この映画はアイドル映画です。
内容はクソですが、Berryz工房や℃-uteが大挙出演という状況なので、ファンにとっては見応えもあるでしょう。
しかし、わたくしのようにBerryz工房と℃-uteにほぼ興味が無い人にとっては、鮮度の高い大根がたくさん登場する、そしてその大根さんがクソ脚本を一生懸命に演じているという痛々しい場面を見せられる以外の何物でもありません。
我ながら酷い書きっぷりですが、出演者ファン以外には全くお勧めできないという気持ちを分かってください。
ファンでない人が見ると、本編のテイストとはまるでマッチしないベリキューの曲で最後にずっこけます。
色んな意味で、衝撃作とも言えますが・・・・
最後に、衝撃と言えば、舞台挨拶レポの記事で書いたキモヲタですが、当然の様に映画のエンドロール(ベリキューの曲)にも振り付けを合わせて踊っていました。
自分的には、それが一番のホラーだったよ。。。。。
◆パンフレット:A4判・8頁・500円
よろしければポチっと投票お願いします。⇒
ある夜、本多智恵美(熊井)と幼なじみの金沢伸明(桜田)のところに、「王様からの命令に24時間以内に従わなければ罰を与える」というメールが“王様”なる送信者から届く。
そのメールはクラス全員に届いていたらしく、最初は遊び半分で命令を実行していた生徒たちだったが、内容が段々エスカレートしていき……。
これって「王様ゲーム」となってるけど、「着信アリ Final」とか「チェーン」とか「END CALL」とか、いわゆる「携帯メール」を題材としたホラー的な映画なのね。
って事は、既に出涸らしのようなネタでもあり、そこにどれだけのオリジナル要素を乗せられるかがポイントだと思うのです。
しかしこの映画は、ひたすら「王様からのメールが来る」⇒「誰かがやられる」の繰り返しで、オリジナル要素どころか、肝心な「誰が」「何の為に」というサスペンス要素が抜け落ちてるために、短い尺でテンポ良く見せてるようで、実は物語自体はちっとも展開していないように思えてなりません。
「誰が」は、一応は明らかになる感じなんですけどね・・・・
その「誰かさん」も、最後は自ら幕引き(つまり自殺)を選んで終わった・・・と思わせておいて、やっぱりまだ居るーーっていうオチなんだけど、結局アイツは何者なのか不明なまま。
そしてその誰かさん自らが「何の為に!?」と台詞で語っていたが、最後まで「目的」は明かされず。
要するに、やる方もやられる方も、何でなのか良く分からないまま映画は終わるという有様。
そして、過去同じように行方不明になったクラス写真に必ず写ってる金沢くんの謎も放置。
最初と2番目の「指令」に服従して助かったはずのクラスメートもいつのまにか居ない。
意味ありげに再三出てきてキーパーソン臭プンプンだった岩村さん(鈴木愛理)も、結局「ゲームを妨害する可能性がある」という無茶苦茶な理由でアッサリあぼーん。
もうね、本来は「王様ゲーム」は、何らかの目的を達成する為の手段であるはずなのに、完全に「手段が目的になってる」状態なわけです。
クラスが数人になっても、担任は「はい。今日も欠席は居ませんね」って普通に授業を始めようとするズッコケシーンはいいです。
死体が消えたり、写真から人が消えたりっていうイリュージョン自体が非現実的なんですから、リアリティなんてこれっぽっちも求めません。
それを差し引いても酷すぎる出来でした。
正直、「ま、いつものアイドルホラーだし、ハードル下げて見よう」と思って見てたのですが、あまりにも話が雑過ぎる。
有名らしい原作がどうかは知らないが、鶴田監督よ、この作品は酷いと思うぞ。
さて、前述の通り、この映画はアイドル映画です。
内容はクソですが、Berryz工房や℃-uteが大挙出演という状況なので、ファンにとっては見応えもあるでしょう。
しかし、わたくしのようにBerryz工房と℃-uteにほぼ興味が無い人にとっては、鮮度の高い大根がたくさん登場する、そしてその大根さんがクソ脚本を一生懸命に演じているという痛々しい場面を見せられる以外の何物でもありません。
我ながら酷い書きっぷりですが、出演者ファン以外には全くお勧めできないという気持ちを分かってください。
ファンでない人が見ると、本編のテイストとはまるでマッチしないベリキューの曲で最後にずっこけます。
色んな意味で、衝撃作とも言えますが・・・・
最後に、衝撃と言えば、舞台挨拶レポの記事で書いたキモヲタですが、当然の様に映画のエンドロール(ベリキューの曲)にも振り付けを合わせて踊っていました。
自分的には、それが一番のホラーだったよ。。。。。
◆パンフレット:A4判・8頁・500円
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