映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【10-130】ばかもの ★★★★☆
category: 2010年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開初日のばかものを鑑賞。

三流大学に通い、中途半端な大学生活を送る大学生・ヒデ(成宮)は、強気な年上の女・額子(内田)の体にのめり込む毎日。
だがある日突然、額子から「結婚を決めた」と別れを告げられる。ヒデは大学を卒業し就職するが、日々の虚しさからアルコールに溺れていく。
一方の額子も事故に遭い、人生を変える大怪我を負う。別れから数年後、共に変わり果てた姿で2人は再会する――。


簡単に言えば「10年愛」という映画。
一応は、ヒデと額子の10年愛なのだが、ストーリーの中心はヒデの方。

この2人の関係は、これまた簡単に言っちゃうと、「童貞を奪われたヒデと、奪った年上のワイルド額子」ってな感じ。
ヒデからすると、額子との初体験はよっぽど良かったんだろうね。
その後もヤリまくる・ヤリまくるの猿のような日々。
※内田有紀は、下着姿まではあるが、裸はありません。
そんな快楽生活から突如別れを告げられてからはヒデの転落ストーリーだ。

ちょっと待て!

その後、お互いがお互いの事を忘れられないというストーリーなんだが、観終わってからふと考えた。
何が彼らをそこまで深く繋いでいたのか?
ヒデの方は、画面を見ている限りは年上女のカラダの虜になってるだけで、心の根っこに何かあったのかと言うと、そこまでの物は感じられなかった。
一方の額子の方も、結婚相手が居ながらも(その相手はさえない感じの男だったが)年下童貞クンのエキスを欲する肉食系という以上の物までは感じられなかった。
この2人の根っこがこの序盤でもっと匂わされていれば、後半のストーリーももう一つ厚みが出てきたのでは?と思えて残念でした。
それとも、そんな理屈じゃなく本能的なものだったり、あえて画面上は相手への『好き』というストレートな感情を見せないでおくのが狙いだったのか!?うーむ、それならそれもアリですけどね。

まあ、根っこは何であれ、酒に溺れ、仕事も適当になり、新しい彼女の白石美帆(真面目で美人でとってもいい娘です)をも泣かせるばかり。
この転落人生の中盤は、本当に痛々しいし、哀れでどうしようもない。
そしてヒデの大学の友人であった中村ゆり(個人的に、超好みなのだが、『ララピポ』の組み合わせと同じになった成宮&ゆりは感慨深い)の方は、宗教に溺れた挙句にxxxxxなんて!

ここで額子の母親(古手川さん)をメッセンジャー的に使って、再び額子と再会するヒデ。
※お母さんと頻繁に会いながらも、なかなか『額子はどうしてる?』と言い出せないヒデの心情表現は良かった。
予告編にもあるのでネタバレするが、額子は事故で左腕を失い、頭髪は白髪交じりの変わり果てた姿になっていた。

この再開後の終盤は、ネタバレを伏せておこう。
アルコール依存症だったヒデに対する額子の思い。
愛情をどう表現していいか分からなくて苦しい額子。

そんな額子がヒデに頼む。
「右手を洗ってほしい。自分じゃできない」「脇も剃って欲しい」と。
この後の入浴場面(しつこいですが、脱ぎはありません)での『額子の脇を剃るヒデ』の画は、何とも言えない愛情と悲しさと微妙なエロと、色々な物が混ざったいいシーンです。

そしてこの映画のもう一つの隠れた見所は「母子の関係」です。
古手川祐子と内田有紀母子の、距離を保ちながらも通じ合ってる感。
そして浅田美代子と成宮寛貴母子の間の、泣かされ・困らされながらも最終的には息子を信じる母の愛の強さ。

他の共演者も、それぞれいい味を出してました。
欲を言えば、白石美帆がいい思い出が無いままフェードアウトしたのが可哀想でした。
中村ゆりもねぇ・・・・もう少し見たかったよ(個人的好みで)

あとは、額子がヒデを誘ってエロ映画を見に行くシーンで、さりげなく自身の監督作である「ガメラ」のポスターを見せる(成宮くんもボソっと『ガメラ・・・』って呟いてたな)所や、年代の切れ目で挿入される俳句は、監督の作品(文字も監督のもの)だったりと、ちょっと遊んでます。
あ、犬の「ホシノ」の名演技も見逃せません。

成宮&内田(この2人も、月9『イノセント・ラブ』での共演経験あり)の渾身の芝居も見所なのは言うまでもないが、果たして誰が『ばかもの』なのか、何が『ばかもの』なのか、見終わってから良く反芻してみましょう。

◆パンフレット:B5版・28頁・700円

ばかもの

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by ヤナセの木下守 (2011/07/01 6:13 AM)






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