映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【10-128】ノルウェイの森 ★★★☆☆
category: 2010年の映画レビュー | author: moeru-movie
公開初日のノルウェイの森を早速鑑賞。

高校時代の唯一の親友キズキ(高良)を突然の自殺で喪ったワタナベ(松山)は、新しい生活を求め東京の大学に行くが、あるときキズキの恋人だった直子(菊地)と偶然再会する。同じ悲しみを背負った二人は、大切なものを喪った者同士付き合いを深めていく。
しかし付き合いを深めるほど、次第に直子のもつ喪失感は深くなり、20歳になった直子は京都の療養所に入院することになる。
そんな折にワタナベは大学で、春を迎えて世界に飛び出したばかりの小動物のように瑞々しい女の子・緑(水原)と出会う。


えーっと、この映画の原作ですが、読んでません・・・どーん。
そんな人がこの映画を見たらどうなるのでしょう??

一言で言えば、訳が分かりません。
出てくる人は、多くの人は誰かを愛しながらも傷つき、壊れています。
そして、どいつもこいつも変人・変態に見えます(; ̄Д ̄)
何たって、普通の時の会話がエロ。エロ。そしてまたエロ。
そんなに付き合いが深くない男女の間の会話なのに、内容は股間の膨らみだったりヤリコンの話だったりしますww
なので、リアリティとか現代劇だとか思って見ると、完全に置いてけぼりを食らいます。
※ちなみに、SEXシーンとかもふんだんにありますが、誰も乳は見せてません。

この映画に限りませんが(「白夜行」のレビューでも書いたが)そもそも長編原作を綺麗に映画の尺に完全に収めるのは不可能なんですよね。
きっと原作では、登場人物の背景とか、話の流れとか、いろいろあった上での1シーンだろうに、ブッタ切って見せるから単なる変人のシーンに見えちゃう。全く罪作りなもんです。

恐らく、原作の方も独特の世界観が有った事が推測できますよ。
それを映像化するもんだから、映画の方も独特の間(これは松ケンが舞台挨拶でも語ってた通り)があり、しかし全体的には暗く、重い映画だとも言える。
正直、色んな意味で見てるのが辛くなってくる1本です。

しかし、絵は綺麗だ。
風景や空気はアートだし、1960年代終盤〜1970年くらいにかけての時代背景も実に細かい。
衣装や小道具もバッチリです。
「何だか良く分からないけど、独特の世界観を持ったお洒落な映画」って感じでしょうか。

何だか、ちっともレビューになってない駄文だと我ながら感じてきたので、キャスト話の方に移ってみよう。

まずは松ケン。
全体的には、少なくとも映画の雰囲気にはマッチしていたと思う。
肉食と草食を兼ね備えたキャラは、まさに松ケンならでは。
そして、序盤の菊地凛子と顔を向き合わせての長回しシーンに注目してほしい。
自分が観た限りでは、全く(もしくはそれに近いくらい)瞬きをしていないのである。
対する菊地凛子の方は、パチパチと瞬きをして、瞳もクリクリとせわしなく動いている(それが直子の心情を表わしていると理解した)のとは対照的な真っ直ぐなワタナベ。本当に印象的なシーンです。

次にその菊地凛子。
作品の中の「直子」に対して自分がイメージする女性像とはちょっと異なる感じがするし、冒頭のJK姿には無理があるが、中盤の草原での超長回しシーンは見応え充分。
5分以上は長回しだったんじゃないかな?しかも、ほとんど喋りっ放しなのは素晴らしい。

次いで水原希子。
水原本人の演技力といい、劇中の「緑」というキャラといい、何だか掴み所が無い感じである。
「小動物」と例えられている「緑」だけど、水原本人はあまり小動物にような感じはしませんね・・・・
あ、全然映画とは関係ないけど、「水原希子」で検索すると、やたらと「流出画像」にヒットします・・・(黒歴史?)

と、ここまでなら、映画の採点としては星2つです。しかし、実際は3つ付けてます。Why?
それは。。。。
初音映莉子です!

出番は少ないけど、監督が舞台挨拶で語ってた「オススメシーン」でもあるレストランでのシーン。

初音映莉子

これが個人的には、鳥肌立つくらい痺れるような「凄ぇぇっ!初音ちゃん、上手いっ!!」という芝居でした。

自分の彼氏(玉山)と一緒に「女を交換して寝た」というワタナベを追求するハツミ(初音)。
最初は冷静に淡々と話を聞いていたハツミの表情が、みるみるうちに不快感や怒りでいっぱいになる・・・、いや、顔は怒ってない。しかし、目だ。その目に痺れたよ。
何と言うか、その時の彼女の目に宿る「これ以上無い不快感」は、彼女の表情を実際にスクリーンで見てもらわないと、文章では上手く伝えられないよ。
このシーンもかなりの長回し(松ケンの激白中も、ずっと彼女の氷のような顔のアップのままです)なんだけど、その冷たく、凄まじいパワーを発する目線は、やっぱり瞬きをほとんどしていないのである。(そう考えると、これって演出なのかな?)
正直、このシーンだけを見たさに、もう1回映画を観てもいいくらい個人的にはドツボな名演技でした。

どうやら、というか案の定というか、賛否が分かれてる(「否」の方が多いみたい)1本ですが、挑戦してみたい方、初音映莉子の目の芝居を確かめたい方は、ぜひどうぞ。

◆パンフレット:ジャケットサイズ(LPレコードサイズで、実際にレコードケース的なものが付いてる)・44頁・700円

ノルウェイの森

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