映画感想を中心とした管理人の戯言です。
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【09-132】パレード ★★★★☆
category: 2009年の映画レビュー | author: moeru-movie
劇場では2010年2月に公開のパレードクリスマス・プレミア上映@新宿バルトに行ってきました。

「嫌なら出てくしかなくて、居たければ笑ってればいい」都内のマンションに暮らす男女4人の若者たち。
几帳面で健康オタクの直輝(藤原)、自称イラストレーターだが酒癖が悪い未来(香里奈)、昼ドラ主演男優との恋愛に依存している無職の琴美(貫地谷)、先輩の彼女に恋をする大学生の良介(小出)。
それぞれが不安や焦燥感を抱えながら「本当の自分」を装う事で優しく怠惰に続く共同生活。
ある日から、その部屋に男娼のサトル(林)が加わる事になった。
町では女性を狙う連続暴行事件が起こっている。
穏やかだった日常は歪み始め、やがて思いもよらない結末が彼らに訪れる。


いや〜、これは評価が分かれそうな1本だな。
4人の共同生活を描きながら、サトルの登場と謎の隣人を絡めて描く中盤まではかなり興味深い。
いや、それほど大きな起伏が話にあるわけでは無いのだが、4人のキャラがしっかり描かれているので観ていて飽きない。
中盤以降、少し物語が停滞気味になった感はあるが、それでもサトルが加わった5人それぞれの心理描写も程々に散りばめられ、行定監督が言う所の「一見青春映画」そのもののように映るのだ。
ただ、一見青春映画と言いつつも、各キャラが少しずつ何か深い心の闇を抱えている所からして不穏な感じがするのだが、そこに持ってきて連続暴行魔のニュースだ。

当然、この登場人物のうちの誰かが連続暴行魔な訳なんだが、はっきり言って、けっこうバレバレというか分かりやすいと思いますよ。
いかにもサトルと思わせておいて・・・ですからね。
そしてその「犯人」に向けられる残り4人からの視線(ラストシーン)。
これが監督の語る「恐怖映画」の極みですね。
いや、ホントに、こんなに冷ややかで恐ろしい視線はありませんよ。
みんなどこまでルームメイトの事を知っているのだろう?何を考えてるんだろう?本当はどんな人なんだろう?
ルームシェアまでしていながら、お互いを知っているようで全く知らないようで、本当は見透かしていそうな若者たち。
最初は、4人が部屋をシェアするきっかけの描写なんかも欲しいなと感じてたんですけど、そんなシーンはあまり意味が無いなとも思えてきました。
きっとあまり深く考えずに気軽にシェアし始めたんでしょう。

この映画は、兎にも角にも主要キャスト5人のキャラが最大の見所です。
まず藤原竜也くん。
唯一ちゃんとした社会人で、分別もありそうなキャラは、藤原くんにまずまず合っていました。
相変わらず台詞が一部聞き取りにくい発声なのが気になりますが・・・・

そして香里奈。
正直言って、この映画での香里奈は個人的にはかなりヒットです。
酒癖悪くて(サトルも酒の勢いで連れ込んでおきながら全く覚えてない)、かなりアバズレてて、どこか精神も病んでいる所がある、いわゆる「ヨゴレ」っぽい役は香里奈の新境地ではないでしょうか。
メガネ顔も美しいし、さりげなくお洒落なファッションも注目です。

そして貫地谷しほりは「スウイング・ガールズ」的な恋に生きる女の子。だけどどこかグダグダしている感じも出しつつ、意外と全て悟っちゃってるんじゃないか?と思わせるミステリアスな所と少々の不思議系も混じった面白いキャラを実に自然に演じていました。
香里奈とは対象的に、部屋でダラダラしてるシーンが多い故に、スエット姿が多いのも面白いです。
(スエット越しに見えるかなり肉付きのいい身体にも注目?)

それと同じくらい自然に演じていたのが小出恵介くん。
これがホントにどこにでも居そうな、ある意味この映画で一番の普通っぽい(けど、それなりに激動の日常を送ってる)キャラは、このルームシェア4人組の格好のストーリー・テリング的な存在です。

最後に林遣都くん。
いやいや、こりゃまた随分とイメージ変えてきたなーという印象。
全裸にはなるわ、その股間を貫地谷しほりに凝視されるわのシーンはファン驚愕じゃないっすかね?
ただ、根がカワイイ少年系なだけに、ミステリアス度はちょっと不足気味か。

ある意味難解。
ある意味オチ無し。
ある意味とっても深い。
ある意味とっても怖い。

この映画を観た人それぞれが自分の感じ方・解釈の仕方・面白い・つまらない・・・といった議論が盛り上がりそうな1本です。

◆パンフレット:今日の上映では販売無し

パレード

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