2009.10.13 Tuesday/01:44 |
【09-100】エスター ★★★★★ |
category: 2009年の映画レビュー | author: moeru-movie |
続いて本日2本目はエスターだ。
3人目の赤ちゃんを死産で失い悲しみにくれるケイトとジョン夫婦は、女の子を養子にしようと孤児院を訪れる。
その孤児院で出合ったエスターと言う9歳の少女を気に入った夫妻はエスターを我が家に迎え入れる事に。
しかし、やがてエスターの回りで事故が相次ぎ、実子のダニエルとマックスもエスターの悪意に染まっていく。
エスターの不審な所を訴えるケイトだったが、過去にアルコールに溺れ、マックスを事故に合わせた過去を持つケイトの方がおかしいと思われてしまう。
やがて、エスターが元々居たロシアの施設には彼女の記録が無い事が判明。いったいエスターは何者なのか?
過去にも「邪悪な子供」(古くは「悪い種子」など)や「悪魔の子」(「オーメン」など)といったホラーはあったので、この映画もそれ系のホラーかなと思ってました。
が!
これが予想以上にハラハラドキドキで、非常に良くできたスリラー映画でした。
このエスターという子。
最初に出ていた時は、やたらと利口で愛想も良く頭のいい子のように描かれます。
ところが、程なくして彼女の邪悪な行いが次々と描かれる。
その邪悪な振る舞いを映画を見ている人は全て分かっているのに、劇中の人々は気付かない。
やがてそれに気付いたケイトだったが、「いたいけな子供の言う事」と「アル中の過去がある情緒不安定な成人女性」では、当然の如く前者の方が支持される事で、劇中のケイト同様にかなりもどかしい展開となる。
(このへんは「ザ・チャイルド」的でもある)
正確には、ケイトだけでなくダニエルとマックスもエスターの悪事を知る事となるのだが、怖いエスターに脅されて言うに言えないのは仕方の無いところか。
それにしても、この序盤から終盤までのジョン(ダンナの方ね)の鈍感っぷりにもかなりイライラさせられる。
(それは恐らく製作者の思うツボ)
そして終盤になって、エスターの「正体」と「目的」が明らかになる。
エスターが何らかの精神病なんだろうとは誰もが思うところだが、この真相は完全に読みきれませんでした。
なるほど〜!
だからお風呂の時もああいう事をし、歯医者も拒否し、4文字言葉なんかも知ってたのね。。。とかなり納得。
完全に正体を現したエスター対ケイトの戦いもストレートな描写ながら緊張感は十分。
ラストは見てのお楽しみですが、本当にあれで終わりなのか・・・・と色々考えられます。
なお、R-15なのでそこそこの残酷描写はありますが、血とかよりも個人的には万力シーンが見ていられなかったです。
キャストの方ですが、日本では無名な方々で占められてはいたものの、皆さんなかなか見応えがあります。
エスター役の子も上手かったし、お母さんも真に迫ってました。
そして個人的に拍手したいのがマックスちゃん。
この子は聾唖と言う設定であり、かなり早くからエスターの本性を目の当たりにする役柄。
その終始何かに怯えたような目の演技と、とってもカワイイ外見は、ピンチになると「逃げて!」って教えたくなります。
冒頭に書いた通り、想像以上に面白く、ホラー初心者はもちろん、ホラー通の人でも十分に楽しめる(怖くなれる)1本としてオススメします。
※見て欲しいので、内容に触れるレビューはかなり割愛しました。
よろしければポチっと投票お願いします。⇒
3人目の赤ちゃんを死産で失い悲しみにくれるケイトとジョン夫婦は、女の子を養子にしようと孤児院を訪れる。
その孤児院で出合ったエスターと言う9歳の少女を気に入った夫妻はエスターを我が家に迎え入れる事に。
しかし、やがてエスターの回りで事故が相次ぎ、実子のダニエルとマックスもエスターの悪意に染まっていく。
エスターの不審な所を訴えるケイトだったが、過去にアルコールに溺れ、マックスを事故に合わせた過去を持つケイトの方がおかしいと思われてしまう。
やがて、エスターが元々居たロシアの施設には彼女の記録が無い事が判明。いったいエスターは何者なのか?
過去にも「邪悪な子供」(古くは「悪い種子」など)や「悪魔の子」(「オーメン」など)といったホラーはあったので、この映画もそれ系のホラーかなと思ってました。
が!
これが予想以上にハラハラドキドキで、非常に良くできたスリラー映画でした。
このエスターという子。
最初に出ていた時は、やたらと利口で愛想も良く頭のいい子のように描かれます。
ところが、程なくして彼女の邪悪な行いが次々と描かれる。
その邪悪な振る舞いを映画を見ている人は全て分かっているのに、劇中の人々は気付かない。
やがてそれに気付いたケイトだったが、「いたいけな子供の言う事」と「アル中の過去がある情緒不安定な成人女性」では、当然の如く前者の方が支持される事で、劇中のケイト同様にかなりもどかしい展開となる。
(このへんは「ザ・チャイルド」的でもある)
正確には、ケイトだけでなくダニエルとマックスもエスターの悪事を知る事となるのだが、怖いエスターに脅されて言うに言えないのは仕方の無いところか。
それにしても、この序盤から終盤までのジョン(ダンナの方ね)の鈍感っぷりにもかなりイライラさせられる。
(それは恐らく製作者の思うツボ)
そして終盤になって、エスターの「正体」と「目的」が明らかになる。
エスターが何らかの精神病なんだろうとは誰もが思うところだが、この真相は完全に読みきれませんでした。
なるほど〜!
だからお風呂の時もああいう事をし、歯医者も拒否し、4文字言葉なんかも知ってたのね。。。とかなり納得。
完全に正体を現したエスター対ケイトの戦いもストレートな描写ながら緊張感は十分。
ラストは見てのお楽しみですが、本当にあれで終わりなのか・・・・と色々考えられます。
なお、R-15なのでそこそこの残酷描写はありますが、血とかよりも個人的には万力シーンが見ていられなかったです。
キャストの方ですが、日本では無名な方々で占められてはいたものの、皆さんなかなか見応えがあります。
エスター役の子も上手かったし、お母さんも真に迫ってました。
そして個人的に拍手したいのがマックスちゃん。
この子は聾唖と言う設定であり、かなり早くからエスターの本性を目の当たりにする役柄。
その終始何かに怯えたような目の演技と、とってもカワイイ外見は、ピンチになると「逃げて!」って教えたくなります。
冒頭に書いた通り、想像以上に面白く、ホラー初心者はもちろん、ホラー通の人でも十分に楽しめる(怖くなれる)1本としてオススメします。
※見て欲しいので、内容に触れるレビューはかなり割愛しました。
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